JP2001079493A - 建設混合廃棄物の選別処理設備 - Google Patents
建設混合廃棄物の選別処理設備Info
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Abstract
可能物ごとの選別回収を連続的に行うとともに、機械力
及び電気力を利用することによって前記選別回収精度を
高めることができる建設混合廃棄物の選別処理設備を提
供する。 【解決手段】建設混合廃棄物選別処理設備(1) であっ
て、風力篩併用選別装置(2) と、前記風力篩併用選別装
置(2) の下流に磁力選別装置(3) 、静電選別装置(4) 、
不燃物精選装置(6) 及び風力選別装置(7) とを備え、前
記各選別装置によって建設混合廃棄物を可燃物、不燃物
及び再生可能物に精度よく選別し回収する。前記再生可
能物については、その嵩を減少させるために、前記建設
混合廃棄物選別処理設備(1) 内に配された減容固化装置
(9) に供給され減容固化される。
Description
選別処理設備に関し、より詳しくは、建設混合廃棄物か
ら効率的に可燃物、不燃物及び再生可能物を連続選別す
る建設混合廃棄物の選別処理設備に関する。
建設混合廃棄物には、コンクリート塊、金属、木材、
紙、プラスチック類、土砂類等といった多種の材料が混
合しており、これらは廃棄物の減量化或いは省資源化と
いった観点から最終的に、廃棄処分するものと再生利用
するものに選別し、廃棄処分するものについては、更に
焼却或いは埋立処分用に選別処理される。
は、一部焼却可能なプラスチック類とともに焼却処理さ
れる場合が多いが、これらは発熱量の差が大きく、前記
焼却処理時に投入される焼却物の混合率が逐次変化し、
その結果、焼却炉の収熱特性が変化して熱応力変化が過
大となり、炉の寿命を短くしてしまう。更には、最近の
プラスチック類燃焼時のダイオキシン発生による人体へ
の様々な影響から、一部焼却場においては、プラスチッ
ク類の焼却処理を制限している場合が多い。
は、埋立て処理されることが多いが、この際に紙・木材
が混入していると長い年月固まらず、処分場の地盤の安
定性を損なうことがあるので、処分場によっては、受け
入れを拒否するところもでている。また、近年では処理
廃棄物の減量化を目的に、コンクリート塊、土砂類は、
土木工事の埋戻し材として再利用されることもあるが、
このような場合に、木材、紙が混入していると再利用で
きないこともあり、結局埋立処分することを余儀なくさ
れて前記と同様に処分場での受け入れの問題を生じるこ
とになる。
から鉄系金属と軽金属類とに分別して、再利用可能なも
のとして回収されるが、この場合にあっても、製錬所で
効率よく製錬するためには土砂類やコンクリート塊とい
った不純物が混入しないようにする必要がある。
は、目的物ごとに精度よく且つ効率的に選別することが
必要不可欠であり、従来においては、特開平5−337
456号公報或いは特開平10−211444号公報に
開示される廃棄物の処理システムが提案されている。
た処理システム10は、図6に示すように、予め所定の
寸法以下に粗選別された廃棄物を小メッシュ及び中メッ
シュの篩目をもつ2つの篩が配された篩装置101によ
り、大塊、中塊、小塊に選別し、その後小塊は、更に篩
風力分離選別装置102によって土砂類、コンクリート
等の細粒と紙、木クズ、プラスチック類等の可燃物を主
とする軽量物とに選別される。そのとき、篩上には、主
に可燃物の小塊と小石が残り、それらの小塊や小石は前
記篩の下流側に設置されたサイクロン103に送られ、
前記篩上の可燃物と小石等に選別する。
うに所定の重量を持った重り105をチェーン部106
に取付けた重量選別装置104によって、前記チェーン
部106を回転させ、大塊或いは中塊に前記重り105
を接触させ、同重りを通過する重量物と同重りにより払
い除かれる軽量物とに選別される。前記重量物は、更に
図示せぬ磁力選別装置と手選別とによって鉄系金属類、
コンクリート塊等に選別される。
処理システム10は、図8に示すようにはじめに破砕機
111により混合廃棄物を破砕し、その後破砕された混
合廃棄物を風力選別装置112により鉄類、軽金属類及
び土砂類等の重量物と紙、木材、プラスチック等の可燃
軽量物とに選別する。そして、前記重量物については、
磁力選別装置113、粒度選別装置114、非鉄選別装
置115により鉄類、軽金属類及び土砂類を選別し、次
いで風力選別装置116により、石、針金等が多く含ま
れる残渣中の石、針金等と可燃軽量物とを選別する。
流に乗ってサイクロン117aに送られるとともに、破
砕直後に選別された先の可燃軽量物も風力選別時の空気
流に乗ってサイクロン117bに送られ、各サイクロン
117a、117bにより可燃軽量物と各種の粉体とに
選別される。各サイクロン117a、117bの粉体出
口の後流側にはバグフィルタ118a、118bが配さ
れている。こうして可燃軽量物を精選し、この精選され
た可燃軽量物は減容成形機119により減容されて処分
場へ輸送される。
5−337456号公報の処理システムにあっては、既
述したとおり先ず篩による選別がなされるが、例えば廃
棄物中に釘或いはボルト等の細長い鉄類が含まれる場合
には、前記釘類が横たわった状態であれば、その大部分
は前記振動篩装置によって大塊或いは中塊として選別さ
れる。しかし、篩の振動によっては、前記釘類の先端が
篩目を通過し、小塊として選別されることもある。ここ
で、前記処理システムにあっては小塊の選別後は、土砂
類と可燃物を分別するための篩とサイクロンを有するの
みで磁力選別装置がないので、土砂或いは可燃物に鉄類
が混入したままで最終処分場に搬出されることになる。
このように、土砂類に鉄類が混入すると、本来再利用さ
れるべき鉄類が土砂類と一緒に埋立て処理されて有効利
用されない。
装置によって軽量物と重量物とに分別されるが、その際
にも前記釘或いはボルト類は比較的軽量である上に、他
の軽量物の形態は大きいので軽量物側に紛れることがあ
る。しかしながら、前記軽量物を分別した後も磁力選別
はされないため、軽量物に鉄類が混入したままになって
しまう。
められるので最終的に焼却処分されるが、焼却の前処理
として、所定の焼却量を確保し、且つ焼却物を扱い易く
するため、各焼却処分場では、様々な形状或いは寸法の
前記可燃物を減容成形することが多い。しかしながら、
前記減容成形の際に前記軽量物に硬質の鉄類が混入した
のでは、減容成形機内に備えられた機器を損傷してしま
い、焼却処分場での軽量物の処理に支障をきたす恐れが
ある。
重量の軽金属類やプラスチック類が混入しているので、
篩選別或いは重量選別によって最終的に選別された前記
重量物、軽量物、可燃物、或いは細粒物のそれぞれに混
入する可能性がある。これら軽金属類及びプラスチック
類は、通常は廃棄物から回収して再利用されることが多
いが、上述の先行技術にあっては、その機械的な選別回
収手段がない。
ック類を選別するには、人力による選別、すなわち手選
別に頼らざるを得ない。しかしながら、手選別では、大
量の廃棄物から前記軽金属類、プラスチック類を連続選
別処理するには、人手が多く必要となり費用がかさみ、
しかも選別作業に客観性がないので選別精度も期待でき
ない。
ト、鉄骨で主に構成されるほか、外壁に石材が使われて
いたり或いは窓ガラスや窓枠あったり、更には、内部に
は電線ケーブルが配設されたりするので各部位ごとに様
々な建築材料が使われる。したがって、建築構造物の建
設中或いは解体時に排出される混合廃棄物の構成物は、
採取場所や採取時期によって、当然異なることになる。
て、廃棄物処理設備の選別性能を変更する必要が生じ
る。しかしながら、上記先行技術にあっては、風力選別
部においては、風量設定を変更することにより比較的容
易に選別性能を変更することができるが、前記重量選別
装置にあっては、重りの一部を交換したり、追加したり
することが必要になるので、前記交換、追加のために装
置を止めることを余儀なくされる。また、前記重量選別
装置は、逐次重量物と接触することになるので磨耗や損
傷が激しく、このような場合にも重りの交換が必要にな
るので、廃棄物の連続処理に支障をきたしてしまう。
処理システムでは、風力により重量物と軽量物とに選別
された後は、磁力選別装置により鉄類が選別されるの
は、重量物選別系統の篩選別による細粒物の選別以前に
なされているに過ぎず、また非鉄金属類も前記細粒物の
選別直後になされるに過ぎないため、最初になされる風
力選別装置の設定風量や篩選別時の篩目の寸法によって
は小径の鉄類或いは非鉄金属類が、最終分別物である土
砂類やコンクリート屑からなる細粒やプラスチック類、
紙、木屑などに混入したまま搬出されてしまうことにな
る。また、前記土砂類やコンクリート屑からなる不燃物
がプラスチック類、紙、木屑などの可燃物に混入するこ
とは好ましくないにも関わらず、これらを完全に分離す
ることは困難である。
物を選別工程に供給する前に破砕機に投入し所定の寸法
に破砕するため、破砕機には、細粒物から大塊物或いは
軟質材から硬質材に至るまで多種の廃棄物が投入される
ことになる。この破砕機には、破砕室内に備えられた円
筒ドラムの周面に破砕刃が取り付けられた形式が採用さ
れており、前記円筒ドラムを回転させることによって、
破砕室に投入された廃棄物が前記破砕刃と連続的に接触
して破砕される。このとき、前記廃棄物に混入している
軟質材が前記破砕刃に付着するため、材料のつまりが発
生し破砕性能が低下しやすい。また、廃棄物には各種の
金属類やセラミック等の硬質材が混入していることも多
く、破砕刃の損傷が激しく、その管理が煩雑化する。
めになされたものであり、その具体的な目的は、可燃
物、不燃物及び再生可能物ごとの選別を連続的に、しか
も効率よく且つ精度よく行うとともに、各選別装置の損
傷の少ない建設混合廃棄物の選別処理設備を提供するこ
とにある。
本件請求項1〜9に記載された各発明により達成され
る。前記建設混合廃棄物は、あらかじめ寸法の大きい構
成物を粗選別して取り除き、粗選別後の廃棄物を概ね5
00mm以下にしてから、本発明の建設混合廃棄物処理
設備に投入し、前記請求項1〜9記載の各選別装置によ
り各構成物に選別される。
塊、金属、木材、紙、プラスチック類、土砂類等を含む
建設混合廃棄物から可燃物、不燃物及び再生可能物を複
数の選別装置を経て建設混合廃棄物を連続的に選別する
選別処理設備であって、第1番目の選別装置が篩及び送
風選別機を備えてなり、始めに細粒物、重量物及び軽量
物を同時に選別することを特徴とする建設混合廃棄物の
選別処理設備にある。
によって先ず篩分けされて、細粒物が篩下、大塊及び中
塊が篩上に分別される。そして前記篩上の大塊及び中塊
は、前記選別装置内に備えられた送風選別機による選別
空気によって更に重量物、軽量物に分別される。本件発
明にあっては、前記第1の選別装置において、はじめに
細粒物の分別が行われるため、前記軽量物、重量物への
細粒物の混入が抑えられ、本選別装置下流で行われる重
量物及び軽量物の選別が精度よく行える。
ることなく同一装置内に備えられているので、結果的に
建設混合廃棄物選別処理設備のコンパクト化が図られ
る。更には、前記送風選別機の設定風量を変更すれば選
別性能を変えることができるので、前記廃棄物の構成物
が変化する場合であっても容易に対応が可能である。
第1番目の選別装置により選別された細粒物、重量物及
び軽量物のそれぞれから金属類を選別するために第2番
目の選別装置として磁力選別装置を配置するものであ
る。
骨片のような大型のものから、釘、ボルトのような細長
い軽量のものまで存在するので、前記鉄骨片は重量物と
して選別される一方で、前記釘類については、先端が前
記第1番目の選別装置の篩を潜って細粒物として選別さ
れたり、或いは前記風力選別の際に軽量物に紛れて吹き
飛ばされ軽量物として選別されることがある。したがっ
て、前記鉄類は、前記重量物、軽量物或いは細粒物のい
ずれにも混入する可能性がある。
に係る発明によれば、前記重量物、軽量物或いは細粒物
の選別工程のいずれにも磁力選別装置が備えられている
ので、鉄類の選別回収が確実に行える。
棄物中に様々な寸法で混入し、しかも前記プラスチック
類には、軟質で軽いものから硬質で比較的重いものまで
幅広く存在するので、前記重量物、軽量物或いは細粒物
のそれぞれに混入することがある。このような場合にあ
っても、資源の有効利用の観点から前記プラスチック類
を回収することが必要であったり、或いはプラスチック
類の焼却時の発生する環境への悪影響を考慮して軽量物
中の可燃物を回収する際にプラスチック類を分別するこ
とを余儀なくされることがある。このときに、プラスチ
ック類のみを前記廃棄物から選別回収するには、廃棄物
中の他の構成物とは違ったプラスチック類に特有の性質
を利用するのが得策である。
としては帯電性があげられ、廃棄物中のプラスチック類
以外の構成物のうち、金属類、木材及び紙については帯
電しづらいのに対して、プラスチック類は非常に帯電し
易いという性質を有する。これら廃棄物中構成物の帯電
性の相違を利用すれば前記重量物、軽量物或いは細粒物
のそれぞれからプラスチック類を精度よく回収すること
が可能となる。
明にあっては、前記第1番目の選別装置により選別され
た細粒物、重量物及び軽量物のそれぞれから帯電物を選
別するために、細粒物、重量物及び軽量物ごとに静電選
別装置を配置するものである。静電選別装置は上部に廃
棄物の受け入れホッパが配され、その受け入れホッパの
下方に金属製の有底円筒を挟んで帯電物排出ホッパと非
帯電物排出ホッパとが設けられている。前記金属製の有
底円筒の周面に対向して放電電極が設置されており、前
記有底円筒の底部中心に接地線が接続されている。
た各廃棄物は、対応するそれぞれの前記廃棄物受け入れ
ホッパに供給された後、各廃棄物受け入れホッパの下部
に配され、円筒中心を水平にして回転する金属円筒周面
に落下する。前記金属円筒の近傍に設置された放電電極
に所定の電圧を印加すると、金属円筒は負の電荷を帯び
るが、前記金属円筒の底部中心に接続された接地線を通
して負の電荷が流れる。これによって、前記金属円筒の
周面上にはプラスの電荷を帯びるようになり、前記廃棄
物のうち帯電し易いプラスチック類は負の電荷を帯び
て、前記金属円筒の周面に付着する。
等のプラスチック類以外の構成物も前述のごとく廃棄物
受け入れホッパを通って回転する前記金属円筒の周面上
に落下するが、それらの廃棄物は帯電しづらいため、前
記金属円筒の周面に沿って同金属円筒の回転方向に滑り
落ちる。従って、金属類或いは木材等のプラスチック類
以外の廃棄物のほとんどは、前記金属円筒の下部に配さ
れた非帯電物排出ホッパに落下し分別される。このと
き、前記帯電したプラスチック類は、前記金属円筒に付
着したまま同円筒の回転に沿ってさらに移動し、前記円
筒の下部周面に備えられたスクレーパによって掻き取ら
れ、前記スクレーパ下部の帯電物排出ホッパに落下し分
別される。
収は、従来は人力に頼ることが多かったが、上述の如く
電気力及び機械力を組み合わせた静電気選別装置を配す
れば連続的且つ精度よくプラスチック類を分別回収する
ことが可能となる。
磁力選別装置及び/又は静電選別装置による選別後の鉄
類及びプラスチック類以外の重量物を破砕するための破
砕機を配置するものである。
磁力選別装置及び/又は静電選別装置の下流に破砕機を
配置しているので、鉄類或いはプラスチック類等が取り
除かれ、コンクリート塊を多く含んだ重量物が破砕機に
供給されることになる。このため、従来のように軟質の
プラスチック類が、破砕刃に付着して、材料のつまりが
発生し破砕性能を低下させることが少ない。また、破砕
刃が硬質の鉄類と接触することも少なくなるため、前記
破砕刃の損傷を抑制できる。
磁力選別装置及び/又は静電選別装置による選別後の軽
量物から可燃物を選別するための風力選別装置を配置す
るものである。前記磁力選別装置では、磁性のある鉄類
が、また前記静電選別装置では、帯電性のあるプラスチ
ック類が回収される一方で、木材、紙或いは軽金属類に
ついては基本的に回収されない。
/又は静電選別装置による選別後の軽量物から木材、紙
の可燃物と軽金属類とを分別するには、前記可燃物が、
軽金属類よりも比重が小さく、しかも両者の比重差が比
較的大きいので、本件請求項5に係る発明のように軽量
物選別系統の前記磁力選別装置或いは静電選別装置の下
流に風力選別装置を配して前記可燃物の選別を行うのが
有利である。
射ノズル、風力選別用選別板及び可燃物/軽金属類排出
ホッパを備えている。前記選別板は、前記磁力選別装置
及び/又は静電選別装置による選別後の軽量物の搬送コ
ンベアの下流側端部の下方に配置されており、前記コン
ベアにより搬送されコンベア端に達した軽量物は前記選
別板に落下する。前記送風機からは選別空気が選別空気
噴射ノズルを介して前記軽量物に噴射され、軽量の木
材、紙の可燃物を前方に吹き飛ばして前記選別板の前方
下方に設置された可燃物排出ホッパに貯留される。前記
選別板は前方に上傾斜する傾斜板からなり、前記選別空
気に吹き飛ばされない軽金属類はその自重によって同選
別板から転がり落ちて、同選別板の後端下方に配された
軽金属類排出ホッパに送られる。
上流に配された第1の選別装置である上記風力篩併用選
別装置と、磁力選別装置或いは静電選別装置とによって
選別される軽量物中の構成物の材質はかなり限定される
ので、このような比較的簡易な風力選別装置であって
も、前記軽量物中の可燃物の選別回収を精度よく行うこ
とが可能である。
を減容機を用いて減容するといった場合にあっても、前
記可燃物を精選回収することによって、前記減容機への
軽金属類の混入が抑えられ、減容機の磨耗及び損傷を防
止することができる。
の選別装置の篩と細粒物用の前記磁力選別装置との間の
細粒物搬送手段に、前記破砕機により破砕された破砕物
の搬送手段が合流し、前記磁力選別装置により前記細粒
物及び破砕物に含有する鉄類を選別するものである。
クリート塊のほかに、コンクリート塊に紛れて磁力選別
装置を通過する鉄屑、或いはコンクリート塊中に残存す
る建築補強材としての鉄芯が含まれることがあるので、
破砕機によって破砕された破砕物に鉄類が含まれること
がある。しかして、これらのいわゆる残留鉄分のために
別個に磁力選別装置を設置したのでは、過剰設備となっ
てしまい経済的でない。一方で、磁力選別装置は前記重
量物、軽量物或いは細粒物の選別系統のいずれにも設置
されているので、前記いずれかの磁力選別装置に供給す
れば、余分に磁力選別装置を設けずとも前記鉄類の選別
回収が可能である。
ト塊は、コンクリートがらとなり、最終的には、前記第
1番目の選別装置によって篩分けされた細粒物の主たる
構成物である土砂類と一緒に埋立てられたり、或いは土
木工事の埋戻し材として利用されることが多い。したが
って、このような場合にあっては、かかる構成のよう
に、前記破砕後の破砕物搬送経路と前記細粒物の磁力選
別装置上流の搬送経路とを合流させて、前記破砕物を細
粒物と共に細粒物用の磁力選別装置に供給し、前記残留
鉄分の回収をした方がより経済的である。
物には、コンクリートがら及び土砂類が多く含まれる一
方で、第1番目の選別装置の篩目の寸法或いは送風選別
機の設定風量によっては、磁力選別及び静電選別されな
い木材及び紙が混入する場合がある。前記コンクリート
がら及び土砂類は、最終的には、埋立て処理されたり、
或いは土木工事の埋戻し材として利用されることが多い
が、こうした利用の際に木材及び紙が混入したのでは、
前記埋戻し材等が長い年月固まらないことがあるので、
利用者側は、前記土砂類等の分別回収に際しては、前記
木材等の混入がないようにかなりの精度が要求される。
しかも、前記土砂類を土木工事の埋戻し材に使用する場
合には、建築物の所定の強度を確保するために、前記埋
戻し材を寸法ごとに分けて使用することが多いので、そ
の利用者側が、更に廃棄物処理設備側に前記細粒物及び
破砕物を寸法の異なるコンクリートがらと土砂類とに分
別することを要求されることもある。
ためには、分別工程が多工程を要し、しかも前記木材等
と土砂類等との分別精度を高めるために、選別装置が必
然的に大型化してしまい、従来は前記選別装置の設置ス
ペースの問題を引き起こすことが多かった。そこで、こ
のような課題を解決する手段が必要であると考えた。
明にあっては、磁力選別された鉄類以外の前記細粒物及
び破砕物から、コンクリートがら、土砂類を選別するた
めの不燃物精選装置を有している。
は、篩選別装置と送風機を備えた風力選別装置とを一体
に備えており、磁力選別装置により磁力選別されなかっ
た土砂類やコンクリートがらを多く含んだ細粒物及び破
砕物は、先ず篩選別装置に送られる。前記篩選別装置で
は、細粒の土砂類が篩下、小塊のコンクリートがらが篩
上になるように分別されるが、このとき、前記細粒物等
には、上流の選別装置で完全に回収できなかった木材、
紙といった可燃物が少量ながら含まれている。
下部側から前記風力選別装置からの選別空気の一部が供
給され、篩上の可燃物を浮遊させる。そして、前記浮遊
した可燃物は、前記不燃物精選装置の上部に開けられた
浮遊可燃物排出口から、同装置とは別に設けられた集塵
装置へと送られ回収される。
選別空気によって比較的軽量の土砂類が浮遊して可燃物
と一緒に回収されることのないように、前記選別空気の
風量は相対的に低く設定される。
トがらには、微量ながら木材、紙などの可燃物が含まれ
ることになるため、前記篩上のコンクリートがら等は、
更に、篩選別装置に隣接する風力選別装置へと送られ
る。このとき、前記篩選別装置は幾分傾斜し、しかも同
装置下部には振動機が取り付けられているため、前記コ
ンクリートがら等は風力選別装置に速やかに供給され
る。
送風機の作用によって浮遊し、コンクリートがらとは分
別され、そして、前記不燃物精選装置の下部に設けられ
た可燃物排出口に吹き飛ばされ回収される。
は、それぞれが篩選別装置下方の土砂類排出口と風力選
別装置下方のコンクリートがら排出口に排出され、回収
される。
ば、前記土砂類とコンクリートがらとを精度よく分別回
収でき、しかも、木材、紙などの可燃物が混入量が僅か
なため、前記回収された土砂類等を利用性や安定性に優
れた土木工事の埋戻し材として再生することができる。
更には、これ程の分別回収機能を有していても篩選別装
置と風力選別装置とが一装置内に配されるため、結果的
に廃棄物選別処理設備のコンパクト化が図られる。
選別機による風力選別後の軽量物から再生可能物を選別
する再生可能物選別装置を有するものである。前記第1
番目の選別装置である送風選別後の軽量物に含まれる軽
金属類及びプラスチック類は、最終選別された後、再生
可能物として再生工場に送られて、工業用材料として或
いはこれらを利用した製品として再生される。このとき
に、基本的には前記再生可能物を構成材料ごと、すなわ
ち金属類ごと或いはプラスチック類ごとに選別回収する
ことが必要になる。ところが一方で、この選別回収を前
記再生工場にて行う場合、例えば、再生工場側で再生可
能物中の各構成物の融点の違いを利用して溶融分別する
ときには、廃棄物選別処理設備側で異種材料が混在する
再生可能物をわざわざ分別する必要はない。
記軽量物から再生利用されずに焼却処理される木材、紙
のみを選別し、残りの再生可能物を一体として回収すれ
ばよいことになる。この際には、非再生可能物である木
材及び紙と再生可能物である金属類及びプラスチック類
に比重差があることを利用して、第1番目の選別装置に
よって選別された軽量物の選別系統に風力選別装置を配
するのみで前記再生可能物の回収が可能である。
再生可能物選別装置による選別後の再生可能物を減容す
るための減容固化装置を有するものである。前記再生可
能物選別装置から選別されたプラスチック類、金属類の
再生可能物は、異種材料が様々な形状或いは寸法で混じ
り合っている。このため、前記再生工場への輸送の際
に、そのままの状態で前記再生可能物を荷積み或いは梱
包したのでは、余計な空隙が含まれて前記荷積み或いは
梱包物の嵩を単に増やして輸送効率を低下させてしま
う。
選別回収した前記再生可能物の構成物間の空隙を減らし
て減量化するために、前記再生可能物選別装置の下流に
減容固化装置を備えたものである。前記減容固化装置
は、装置内部にスクリュウを配しており、これを回転す
ることによって同装置内に供給された前記再生可能物を
圧縮して減容及び固化する。前記再生可能物の主な構成
物であるプラスチック類、軽金属類は軟質であるため、
外力によって容易に減容することができ、比較的少ない
動力でも容易に行うことができる。しかも、前記減容の
際には、前記スクリュウと前記再生可能物との摩擦によ
り前記減容装置内部に摩擦熱が発生するので、前記プラ
スチック類が軟化し、このため、前記プラスチック類の
接着効果が働いて前記減容物の安定した固定状態が得ら
れる。
について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、
本実施形態は、廃棄物から可燃物、不燃物或いは再生可
能物を選別する廃棄物処理設備であれば、建設混合廃棄
物に限らず、その他の産業廃棄物或いは都市ごみの選別
処理設備としても適用できる。
建設混合廃棄物選別処理系統を示したものである。前記
建設混合廃棄物は、あらかじめ寸法の大きい構成物を粗
選別して取り除き、前記粗選別後の廃棄物を概ね500
mm以下にしてから、選別処理設備1に供給する。前記
廃棄物は、先ず図2に示す風力篩併用選別装置2に同装
置2の上部にある混合廃棄物受入口21から供給され
て、最初に篩22によって篩下となる細粒物と篩上の大
塊及び中塊とに選別される。前記細粒物は、前記篩22
の下部にある細粒物排出口27aに落下し、一方で前記
大塊及び中塊は、前記篩22に隣接する風力選別板23
に移動する。
うに、前記篩22と前記風力選別板23は幾分傾斜し、
さらに前記篩22と前記風力選別板23の下部には、そ
れぞれに振動機28a、28bが備えられている。
機24aが備えられており、また前記選別板23の後部
には、前記送風機24aからの空気を噴出させるための
スリット25が設けられている。このため、前記大塊及
び中塊が前記選別板23の後部に達すると、前記送風機
24aから送られる空気によって、前記大塊及び中塊の
うち軽量物が浮遊する。更に、風力選別板23下部に
は、第2送風機24bが備えられており、また前記風力
選別板23の先端部には選別空気噴射ノズル26が配さ
れている。前記第2送風機24bと前記ノズル26の間
には通風通路が設けられており、第2送風機24bから
の空気はノズル26から噴出される。このとき、前記ノ
ズル26は、前方の斜め上方に向けられており、前記浮
遊した軽量物を前記風力篩併用選別装置2の前方に吹き
飛ばす。前記選別装置2の前方下方には、軽量物排出口
27cがあって、前記吹き飛ばされた軽量物は前記排出
口27cを介して下流の軽量物選別系統に送られる。
よって浮遊せず吹き飛ばされない廃棄物、すなわち重量
物は、前記選別板23の傾斜及び振動によってその先端
部まで移動し落下する。前記選別板23の先端部下方に
は重量物排出口27bが配され、その先端部から落下し
た前記重量物は前記排出口27bを介して下流の重量物
選別系統に供給される。
たっては、細粒物に土砂類が多く含まれるように篩22
の目寸法を決定する。また前記送風機24a、24bの
風量は、選別する重量物と軽量物の種類と重量により決
定される。本発明では、重量物としてコンクリート塊及
び鉄類が、軽量物としては木材、紙、プラスチック類や
軽金属類が多く含まれるように前記風量を設定する。前
記軽量物については、第1及び第2の送風機24a、2
4bを使って、上述のように浮遊と吹き飛ばしを別々に
行って選別しているので、前記各選別空気の設定風量を
適正に調整すればかなりの選別精度が確保できる。しか
も、前記風力篩併用選別装置2によれば篩選別後に重量
物及び軽量物の選別を行うので前記重量物等への土砂類
の混入が抑えられる。
の下流で行われる目的物ごとの更なる選別が効率よく且
つ精度よく行われる。しかも、篩と風力選別装置が一体
となっているので、結果として廃棄物選別処理設備1の
コンパクト化が図られ、設置場所に限りのある処理場に
あっては特に有効である。
が異なると建設工事或いは解体工事の内容が異なって、
廃棄物の構成物が変わることがある。例えば、建設物の
解体当初は、建設物の外壁を覆うコンクリート塊や石材
或いは窓枠材が多かったりするが、解体がある程度進む
と建設物の骨組材としての鉄骨片や前記建設物内部に敷
設された電線ケーブル、或いは木屑、紙屑が多くなる。
変更できた方が都合がよい。例えば、軽金属を重量物側
に含ませるといった場合にあっては、前記選別対象を変
えるほうが下流側の選別操作を効率的に行える。本発明
にあっては、前述の如く軽量物及び重量物の選別は、前
記送風機24a、24bにより行われるので、その風量
を調整することによって容易にその選別性能を変更する
ことができる。
記細粒物、重量物及び軽量物は、コンベアによってそれ
ぞれの選別系統に搬送される。各選別系統には、磁力選
別装置3が備えられており、これによって、前記各選別
物中の鉄類を選別回収する。建設現場から廃棄される鉄
類には、鉄骨の切断片のような大塊で且つ重いものか
ら、釘、ボルト或いは鉄くずなどの小径で比較的軽量の
ものまで幅広く含まれている。こうした鉄類が、前記重
量物以外にも、篩目を潜って細粒物に含まれたり、軽量
物に紛れて選別空気の気流に乗って軽量物側に混入した
りする。この細粒物或いは軽量物への鉄類の混入は相当
量となるので、前記鉄類を選別回収することは、近年の
省資源、省エネルギーの観点から有用である。
て選別された軽量物には、木材、紙或いはプラスチック
類といった可燃物が多く含まれるため、基本的には最終
的に焼却場にて焼却処理されることが多いが、焼却前に
処理物の体積量を減らすために通常は前記可燃物は減容
される。前記減容のための減容機は、一般にスクリュウ
圧縮形式や破砕減容形式が採用されるが、このときに、
前記減容機は、木材、紙及びプラスチック類の減容を対
象に選定される場合が多いので、硬質の鉄類が混入して
いると、スクリュウや破砕刃が損傷してしまう。このた
め磁力選別装置を軽量物選別系統に配置し、軽量物から
鉄類を回収することは、前記減容機の損傷防止の観点か
らも有効である。
類と同様に、混合廃棄物中には様々な寸法のものが混入
し、しかも前記プラスチック類は硬質のものになると比
重が比較的大きくなるので、前記プラスチック類は、前
記鉄類と同様に第1番目の選別装置2で選別された重量
物、軽量物或いは細粒物のそれぞれに混入することがあ
る。プラスチック類は、焼却処理すると人体に有害な場
合が多いので、木材及び紙の可燃物とは分別して再生物
として利用されることが多い。このため、混合廃棄物か
らの前記プラスチック類の分別回収も必要不可欠であ
る。
スチック類を選別するために、例えば、プラスチック類
の幅広い比重を考慮して風力選別装置を多段にしたり、
或いは人力に頼ることが多かった。しかしながら、前記
風力選別装置を多段にすると設置スペースの問題が生じ
たり、或いは人力による選別すなわち手選別では、コス
トアップにつながるばかりでなく、選別に作業員の主観
が入ってしまい客観性が担保されないため、選別精度を
確保できないことが多かった。更に手選別では、夜間に
は選別作業を中止せざるを得ない場合があって、廃棄物
の連続処理に支障をきたすことも少なくなかった。
スチック類の廃棄物中における他の構成物とは異なる性
質を利用することによって、前記混合廃棄物からプラス
チック類のみを分別回収する方法を採用することが得策
である。プラスチック類の他の廃棄物と異なる性質とし
ては、混合廃棄物中のプラスチック類以外の廃棄物のう
ち、金属類、木材及び紙については帯電しづらいのに対
して、プラスチック類は非常に帯電し易いという性質を
有する。このような混合廃棄物中の各廃棄物の帯電性の
相違を利用すれば、前記重量物、軽量物或いは細粒物の
それぞれからプラスチック類を精度よく回収することが
可能となる。
選別装置3の下流に図3に示す静電選別装置4が前記細
粒物、重量物及び軽量物の各選別物の系統ごとに配置さ
れている。各静電選別装置4は、上部に廃棄物受け入れ
ホッパ41が配され、その受け入れホッパの下方には、
その周面にスクレーパ46を備えた金属製の有底円筒4
2を挟んで帯電物排出ホッパ45a及び非帯電物排出ホ
ッパ45bが設けられている。更には、前記金属製の有
底円筒42の周面に対向して放電電極43が設置されて
おり、前記有底円筒42の底部中心に接地線44が接続
されている。
分別回収されなかった鉄類以外の各廃棄物は、それぞれ
に対応する前記廃棄物受け入れホッパ41に供給された
後、同ホッパ41の下部にあって円筒中心を水平にして
回転する金属円筒42の周面に落下する。前記金属円筒
42と前記放電電極43との間には電圧が印加されてお
り、金属円筒42及び同円筒42の周面上の廃棄物は負
の電荷に曝される。このとき、前記金属円筒42には、
その底部中心に接地線44が接続されているため金属円
筒42から接地線44に負の電荷が流れて、同円筒42
の円周上はプラスの電荷を帯びるようになる。一方、前
記円筒42の円周上にある廃棄物のうちプラスチック類
は帯電して負の電荷を帯びやすいので、前記プラスの電
荷を帯びた金属円筒42の周面上に付着する。
材等のプラスチック類以外の構成物も前述のごとく廃棄
物受け入れホッパ41を通って回転する前記金属円筒4
2の円周上に落下するが、それらの廃棄物は帯電しづら
いため、金属円筒42の周面上に付着しない。したがっ
て、金属円筒42の周面に沿って同金属円筒42の回転
方向に滑り落ちる。このため、軽金属類及び木材等のプ
ラスチック類以外のほとんどは、前記金属円筒42の回
転側下部に配された非帯電物排出ホッパ45bに落下し
分別される。
筒42の周面上に付着したまま同円筒42の回転に沿っ
て周回し、前記金属円筒42の周面に対向して備えられ
たスクレーパ46により掻き取られ、前記スクレーパ4
6下部の帯電物排出ホッパ45aに落下し分別される。
械力とを組み合わせることによって客観的且つ連続的に
プラスチック類の選別処理が可能となるので、従来の手
選別や風力選別と比較して選別精度が確保できるほか、
廃棄物の処理量が多い場合であっても前記金属円筒42
の回転数を変えることによって容易に対応できるので、
前記装置が大型化することも少ない。
された重量物には、金属類のほかにもコンクリート塊が
多く含まれていて、このコンクリート塊は最終的には、
土木工事の埋戻し材として利用されたり或いは埋立て処
理される。しかしながら、前記コンクリート塊は、寸法
が比較的大きいのでそのままの状態では、扱いづらかっ
たり或いは埋め立て容量が大きくなってしまう。このた
め、通常のこの種の廃棄物選別処理設備には、前記大き
なコンクリート塊を破砕して小塊とするために破砕機が
取り付けられている。
に廃棄物を破砕することが多く、このため軟質のものか
ら硬質のものまで、様々な廃棄物が混合した状態で破砕
機に投入されていた。前記破砕機には、回転ドラム式や
シュレッダー式或いはハンマー式が採用されるが、いず
れの形式においても、軟質のプラスチック類が、破砕刃
やハンマー表面に付着して材料のつまりが発生し破砕性
能を低下させたり、或いは前記破砕刃等が硬質の鉄類と
接触して損傷することが多く、前記破砕機の管理が煩雑
化していた。
統の前記静電選別装置4の下流側に破砕機5を設置し、
前記磁力選別或いは静電選別により鉄類及びプラスチッ
ク類の分別回収を行った後の重量物を破砕処理すること
とした。これによって、前記破砕機には、通常の破砕対
象物であるコンクリート塊が多く含まれた重量物が供給
されることになり、前記破砕機5は破砕性能を低下させ
たり或いは破砕刃を損傷することも少なくなる。更に
は、破砕対象物が特定されるので比較的安価な破砕機を
採用することができる。
ンクリート塊のほかに、コンクリート塊に紛れて磁力選
別装置を通過する鉄屑が含まれたり、或いは前記コンク
リート塊には、建築補強材としての鉄芯が含まれること
があるため、破砕機によって破砕された破砕物には、な
お少量の鉄類が含まれることがある。こうした場合に
は、前記の如く資源の有効利用の観点から、鉄類を回収
する方が好ましいが、これらのいわゆる残留鉄類のため
に、別個に磁力選別装置を設けたのでは経済的に好まし
くないし、また敷地に限りのある処分場では、この更な
る磁力選別装置の設置に支障をきたすこともある。
施形態のごとく細粒物、重量物或いは軽量物のそれぞれ
の選別系統に配置した磁力選別装置3のいずれかに前記
破砕物を供給すれば、余計に設備を増やさずとも前記鉄
類の回収が可能となる。その際には、前記破砕物の主た
る構成物はコンクリートがらであり、最終的には前記コ
ンクリートがらは、細粒物である土砂類と一緒に埋め立
てられたり或いは土木工事の埋戻し材として再利用され
ることが多いので、本実施形態にあっては、前記細粒物
の搬送経路に前記破砕物を供給して、細粒物用の磁力選
別装置3aにより前記破砕物に混入した鉄類も含めて選
別回収することとしている。
が除かれた細粒物及び破砕物には、土砂類及びコンクリ
ートがらが多く含まれる一方で、第1の選別装置2の篩
22の篩目寸法或いは送風選別機24の設定風量によっ
ては、磁力選別及び静電選別によっては選別しきれない
軽金属類、木材及び紙が混入する場合がある。
たように、最終的には埋立て処理されたり、或いは土木
工事の埋戻し材として利用されることが多いが、その際
に木材及び紙が混入したのでは、前記木材等が長い年月
固まらないので、埋立て処分場や埋戻し材の安定性が損
なわれてしまう。このため、前記細粒物及び破砕物を埋
立て処理材や埋戻し材として利用しようとすると、前記
細粒物等に木材等が極力混入しないような分別精度を要
求されることが多い。また、土砂類及びコンクリート類
を埋戻し材として使用する場合に、所定の強度を確保す
るために前記埋戻し材を寸法ごとに分けてから所定の割
合に混合して使用することがあるので、廃棄物処理設備
側は前記細粒物等を所定の寸法ごとに分別することを余
儀なくされることもある。
しようとすると当然ながら選別装置が大型化したり、多
段になってしまうことが多く、従来は、廃棄物選別処理
設備の設置スペースの制約から前記分別精度の要求を満
足する風力選別装置を設置できないことが多かった。こ
のため、従来は手選別による木材等の回収を余儀なくさ
れることが少なくなかった。しかも、前記細粒物等の寸
法分別を利用者側に要求される場合にあっては、前記設
置スペースの問題が更に助長されることになる。
物及び破砕物から木材等の可燃物を回収し、更に細粒の
土砂類と小塊のコンクリートがらとを寸法分別する機能
を備え、しかもコンパクトな選別装置として図4に示す
不燃物精選装置6を前記細粒物用磁力選別装置3aの下
流に配置する。
と第1及び第2送風機63a、63bを備えた風力選別
装置62とを一体に備えており、前記細粒物及び破砕物
は、先ず不燃物精選装置6に同装置6の上部にある廃棄
物受入口64から供給されて、最初に篩選別装置61に
よって篩下となる細粒の土砂類と篩上の小塊のコンクリ
ートがらとに選別される。前記土砂類は、前記篩選別装
置61の下部にある細粒物排出口65aに落下し、一方
でコンクリートがらは、前記篩選別装置61に隣接する
風力選別装置62の風力選別板66に移動する。
送風機63aからの選別空気の一部が前記篩選別装置6
1に同装置61の下部から送られて、前記細粒物及び破
砕物中の木材等の可燃物を浮遊させる。前記浮遊した可
燃物は、前記不燃物精選装置6の上部であって、前記廃
棄物受入口61に隣接した浮遊可燃物排出口67a、6
7bから図示せぬ集塵装置へと送られ回収される。
空気によって比較的軽量の土砂類が浮遊して可燃物と一
緒に回収されることのないように、前記選別空気の風量
は相対的に低く設定される。
らには、微量ながら木材、紙などの可燃物が含まれるこ
とになるため、前記篩上のコンクリートがら等は、更
に、篩選別装置61に隣接する風力選別装置62の風力
選別板66へと移動する。
うに、前記篩選別装置61と前記風力選別板66は幾分
傾斜し、さらに前記篩選別装置62と前記風力選別板6
6の下部には、それぞれに振動機68a、68bが備え
られている。
66の下部に備えられており、また前記選別板66の後
部には、前記送風機63aからの空気を噴出させるため
のスリット68が設けられている。このため、前記コン
クリートがら等が選別板66の後部に達すると、前記送
風機63aから送られる空気によって、コンクリートが
らに含まれる木材等の可燃物が浮遊する。更に、風力選
別板66の下部には、第2送風機63bが備えられてお
り、また前記風力選別板66の先端部には選別空気噴射
ノズル69が配されている。前記第2送風機63bと前
記ノズル69の間には通風通路が設けられており、第2
送風機63bからの空気はノズル69から噴出される。
このとき、前記ノズル69は、前方の斜め上方に向けら
れており、前記浮遊した軽量物を前記不燃物精選装置6
の前方に吹き飛ばす。前記選別装置6の前方下方には、
可燃物排出口65cがあって、前記吹き飛ばされた可燃
物は前記排出口65cから排出される。
よって浮遊せず吹き飛ばされないコンクリートがらは、
前記選別板66の傾斜及び振動によってその先端部まで
移動し落下する。前記選別板66の先端部下方にはコン
クリートがら排出口65bが配され、その先端部から落
下した前記コンクリートがらは前記排出口65bから排
出される。
別と風力選別とを組み合わせることによって、一装置に
て前記細粒物及び破砕物から土砂類とコンクリートがら
とを分別して回収するとともに、前記土砂類及びコンク
リートがらの双方に少量ながら含まれる木材等の可燃物
をも分別することができるため、装置規模を比較的小さ
くすることができ、結果として廃棄物選別処理設備1の
コンパクト化が図られて、設置場所に限りのある処理場
にあっては特に有効である。
きめ細かく調整することによって、前記分別をかなりの
精度で行うことができるため、前記土砂類及びコンクリ
ートがら等を安定した土木工事の埋戻し材として再生す
ることが可能である。
された軽量物は、軽量物の選別系統に配された前記磁力
選別装置3c及び静電選別装置4cによって鉄類及びプ
ラスチック類が分別回収される。この鉄類及びプラスチ
ック類が分別された軽量物には、木材、紙等の可燃物が
多く含まれるため、最終的には焼却場にて焼却処理され
ることが多い。しかしながら、前記鉄類等が分別された
後の軽量物には、木材、紙の可燃物のほかに磁性や帯電
性を有しない軽金属類が相当量含まれおり、軽金属類を
含んだまま前記軽量物を可燃物として焼却場に引き渡す
ことになる。
を減量するために焼却前処理として前記軽量物の減容処
理を行うが、前記減容処理を行う減容機或いは破砕機
は、軽金属類の混入を考慮した設計を行っていないこと
が多い。こうした場合にあっては、前記軽量物に混入し
た軽金属類が前記減容機或いは破砕機と接触して、前記
機器が磨耗したり或いは損傷することがあるので、その
後の焼却場での焼却処理に支障をきたすことがある。
を分別回収した後の軽量物から、更に軽金属類と木材及
び紙の可燃物とを分別する必要がある。この場合には、
軽金属類と木材、紙の可燃物とは比重差が比較的大きい
ので、図5に示すような比較的簡易な風力選別装置7で
も、前記軽量物からの可燃物の回収を精度よく行うこと
が可能である。
なっている風力選別用選別板71を有し、前記選別板7
1の近傍には、送風機72及び前記送風機72と連結し
ている選別空気噴射ノズル73が設置されていて、前記
選別板71の前端下方には可燃物排出ホッパ74aが、
同選別板71の後端下方には軽金属排出ホッパ74bが
備えられている。前記静電選別後の軽量物は、軽量物搬
送コンベア75によって運ばれて、前記コンベア75の
端に達すると、同端の下方に配された前記選別板71に
落下する。そして、前記選別板71の近傍に設置した前
記送風機72からの選別空気が、前記空気ノズル73を
介して前記選別板71上の軽量物に向って噴射される。
材及び紙は、前記選別空気の噴射によって吹き飛ばされ
て傾斜した選別板71を這い上がり、前記選別板71の
前端達すると、同端の下方にある可燃物排出ホッパ74
aに落下する。一方で、これよりも比重の大きい軽金属
類は前記選別空気によって吹き飛ばされず、自身の自重
によって前記選別板71の後端下方にある軽金属類排出
ホッパへ74bに落下する。
物は、混合廃棄物の前処理として篩選別、風力選別、磁
力選別或いは静電選別が行われるために、かなり限定さ
れるので、このような比較的簡易な風力選別装置7であ
っても、前記軽量物中の可燃物と軽金属類との分別回収
を精度よく行うことが可能である。
用選別装置2で選別された直後の軽量物には、前述のご
とく軽金属類及びプラスチック類の再生可能物が相当量
含まれている。前記再生可能物は、廃棄物処理設備で選
別回収した後、再生工場に持ち込まれて工業用材料とし
て或いはこれを利用した製品として再生利用されること
が多いが、前記再生利用の際には、再生工場では、軽金
属類或いはプラスチック類の前記再生可能物を溶融精選
してから利用するのが一般的である。
材料が混合していても、再生工場によっては、材料ごと
の融点の違いを利用して、材料ごとに溶融分別する溶融
炉を有していたり、或いは鉄類回収のための磁力選別装
置を備えていることも多い。したがって、こうした場合
にあっては、廃棄物選別処理設備側で異種材料が混在し
ている前記軽量物中の再生可能物をわざわざ分別回収す
る必要はなく、前記再生可能物を一体として回収するた
めに、前記軽量物から再利用されない木材、紙のみを分
別除去してやれば十分である。
うちプラスチック類及び金属類を個々に分別せずに再生
可能物として一体に回収する場合の選別装置として、前
記第1の選別装置2の軽量物排出側に再生可能物選別装
置8を設置する。この場合、前記再生可能物選別装置8
の形式は、本実施形態のごとく非再生可能物である木
材、紙と金属類或いはプラスチック類の再生可能物との
比重差を利用して、図5に示す簡易型の風力選別装置と
するのが好適である。なお、前記再生可能物と木材、紙
とを分別する際の設定風量は、比較的比重の小さい軟質
のプラスチック類が木材、紙の非再生可能物側に混入し
ないように調整する。そうすることによって、再生物側
には少量ながら木材、紙が混入することがあるが、前記
溶融炉を備える再生工場では、非再生可能物が少量混入
していても、前記再生可能物の溶融精選に支障をきたす
ことはなく、廃棄物選別処理設備側が厳密な回収精度を
要求されることは少ない。ここで、前記再生可能物選別
装置8から選別回収された再生可能物は最終的には前記
の如く再生工場に輸送されて再生処理されるが、前記再
生可能物は、様々な形状或いは寸法で混じり合ってい
て、しかもプラスチック類及び軽金属類といった軽量の
ものが主な構成物なので嵩が多くなってしまう。こうし
た場合に、前記輸送のために、そのままの状態で再生可
能物を荷積み或いは梱包したのでは、余計な空隙が含ま
れて、前記荷積み或いは梱包物の嵩を単に増やして輸送
効率を低下させてしまう。
回収した前記再生可能物を減容するために再生可能物選
別装置8の下流に減容固化装置9を備えている。本実施
形態による前記減容固化装置9は、その内部にスクリュ
ウを配しており、同スクリュウを回転することによって
同装置9内に供給された前記再生可能物を圧縮して減容
する。
較的軟質であるため容易に変形し、変形した後はその形
状を保持し、そのまま放置しただけでは元の形状には戻
らない。しかも、前記減容圧縮操作の際には、前記スク
リュウと再生可能物との摩擦によって摩擦熱が発生し、
同装置9内はプラスチック類が軟化する温度にまで達す
る。このため、前記プラスチック類が前記圧縮した軽金
属類を固定するためのバインダーとして働くので前記減
容物の安定した固定状態が得られる。
別後のプラスチック類或いは前記風力選別後の軽金属類
の減容を目的に、前記静電選別装置4のプラスチック類
排出側或いは前記風力選別装置7の軽金属類排出側にも
設置される場合がある。
説明図である。
示す構造説明図である。
造説明図である。
構造説明図である。
造説明図である。
説明図である。
造説明図である。
説明図である。
おける篩選別装置 102 篩風力分離装置 103 サイクロン 104 重量選別装置 105 重量物選別用重り 106 回転チェーンカーテン 111 従来第2の廃棄物処理システムに
おける破砕機 112 第1風力選別装置 113 磁力選別装置 114 粒度選別装置 115 非鉄選別装置 116 第2風力選別装置 117a、117b サイクロン 118a、118b バグフィルタ 119 減容成形機
Claims (9)
- 【請求項1】 コンクリート塊、金属、木材、紙、プラ
スチック、土砂類等を含む建設混合廃棄物から可燃物、
不燃物及び再生可能物を複数の選別装置を経て建設混合
廃棄物を連続的に選別する選別処理設備であって、 第1番目の選別装置が篩及び送風選別機を備えてなり、
始めに細粒物、重量物及び軽量物を同時に選別すること
を特徴とする建設混合廃棄物の選別処理設備。 - 【請求項2】 第2番目の選別装置が、前記第1番目の
選別装置により選別された細粒物、重量物及び軽量物の
それぞれから鉄類を選別するための磁力選別装 置を有
してなる請求項1記載の建設混合廃棄物の選別処理設
備。 - 【請求項3】 第2番目の選別装置が、前記第1番目の
選別装置により選別された細粒物、重量物及び軽量物の
それぞれから帯電物を選別するための静電選別装置を有
してなる請求項1又は2記載の建設混合廃棄物の選別処
理設備。 - 【請求項4】 前記磁力選別装置及び/又は静電選別装
置による選別後の鉄類及びプラスチック類以外の重量物
を破砕するための破砕機を有してなる請求項2又は3記
載の建設混合廃棄物の選別処理設備。 - 【請求項5】 前記磁力選別装置及び/又は静電選別装
置による選別後の軽量物から可燃物を選別するための風
力選別装置を有してなる請求項2又は3記載の建設混合
廃棄物の選別処理設備。 - 【請求項6】 前記第1選別装置の篩と細粒物用の前記
磁力選別装置との間の細粒物搬送手段に、前記破砕機に
より破砕された破砕物の搬送手段が合流し、前記磁力選
別装置により前記細粒物及び破砕物に含有する鉄類を選
別する請求項4記載の建設混合廃棄物の選別処理設備。 - 【請求項7】 磁力選別された鉄類以外の前記細粒物及
び破砕物からコンクリートがら、土砂類を選別するため
の不燃物精選装置を有してなる請求項6記載の建設混合
廃棄物の選別処理設備。 - 【請求項8】 送風選別機による風力選別後の軽量物か
ら再生可能物を選別する再生可能物選別装置を有してな
る請求項1記載の建設混合廃棄物の選別処理設備。 - 【請求項9】 前記再生可能物選別装置による選別後の
再生可能物を減容するための減容固化装置を有してなる
請求項8記載の建設混合廃棄物の選別処理設備。
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