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JP2000509965A - 繊維芽細胞増殖因子相同因子―3(fhf―3)および使用方法 - Google Patents

繊維芽細胞増殖因子相同因子―3(fhf―3)および使用方法

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JP2000509965A
JP2000509965A JP09533753A JP53375397A JP2000509965A JP 2000509965 A JP2000509965 A JP 2000509965A JP 09533753 A JP09533753 A JP 09533753A JP 53375397 A JP53375397 A JP 53375397A JP 2000509965 A JP2000509965 A JP 2000509965A
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ザ ジョンズ ホプキンス ユニバーシティー スクール オブ メディシン
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Abstract

(57)【要約】 新規なタンパク質である繊維芽細胞増殖因子相同因子−3(FHF−3)、FHF−3をコードするポリヌクレオチド配列、および推定されるアミノ酸配列を開示する。さらに、FHF−3ポリペプチド、FHF−3ポリヌクレオチド配列、およびFHF−3と特異的に結合する抗体を用いる診断および治療方法を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】 繊維芽細胞増殖因子相同因子−3(FHF−3)および使用方法 発明の背景 1.発明の利用分野 本発明は、一般的には増殖因子に関するものであり、より特定的には繊維芽細 胞増殖因子相同因子−3(fibroblast growth factor homologous factor-3:F HF−3)と称する繊維芽細胞増殖因子ファミリーの新規なメンバーおよびFH F−3をコードするポリヌクレオチドに関するものである。 2.関連技術の説明 繊維芽細胞増殖因子ファミリーは、in vivoおよびin vitroにおいて広範囲の 増殖促進、生存および/または分化活性を有する、構造的に関係のあるタンパク 質の一群を包含する(Baird,A.and Gospodarowicz,D.,Ann N.Y.Acad.Sci. ,638:1,1991;Eckenstein,F.P.,J.Neurobiology 25:1467,1994;Mason,I. ,J.Cell,78:547,1994に論評されている)。1994年12月現在で、この ファミリーの9つのメンバーが分子クローニングにより特性付けられている。特 性付けられた最初の2つのメンバーである、酸性繊維芽細胞増殖因子(aFGF /FGF−1)と塩基性繊維芽細胞増殖因子(bFGF/FGF−2)は、例え ば脳、眼、腎臓、胎盤、副腎を含めて、多数の組織で見いだされている(Jayeら ,Science 233:541,1986;Abrahamら,Science 233:545,1986)。これらの因子 は、繊維芽細胞、内皮細胞、海馬および大脳皮質ニューロン、大グリア細胞を含 めて、中胚葉および神経外胚葉由来のさまざまな組織の強力な分裂促進因子およ び生存因子であることが判明している(Burgess,W.H.and Maciag,T.,Ann.R ev.Biochemistry 58:575,1989)。FGFファミリーの追加のメンバーとして は、マウス乳癌ウイルスの通常の組込み部位の1つとして同定され、それゆえ発 癌因子であると推定されるint−2/FGF−3(Smithら,EMBO J.7:1013, 1988);NIH 3T3トランスフェクションアッセイで形質転換遺伝子として同定され たFGF−4(Delli-Boviら,Cell 50:729,1987)およびFGF −5(Zhanら,Mol.Cell Biol.8,3487,1988);FGF−4に対する相同性に基 づいて分子クローニングにより単離されたFGF−6(Maricsら,Oncogene 4:33 5,1989);ケラチノサイトの分裂促進因子として同定されたケラチノサイト増殖 因子/FGF−7(Finchら,Sclence 245:752,1989);乳癌細胞のアンドロゲン 誘導分裂促進因子として同定されたFGF−8(Tanakaら,Proc.Natl.Acad.S ci.USA 89:8928,1992);および一次神経膠星状細胞の分裂促進因子としてのF GF−9(Miyamotoら,Mol.Cell Biol.13:4251,1993)などがある。aFG FおよびbFGFを含めて数種のFGFは古典的なシグナル配列をもたず、それ らの分泌機構は不明である。 FGFファミリーの全メンバーはおよそ25%またはそれ以上のアミノ酸配列 同一性を有し、この相同度はそれらがほぼ同一の三次元構造を共有するらしいこ とを示唆する。この推論はX線回折により測定されたbFGFとインタ.ロイキ ン1−βの三次元構造の比較により支持される(Erikssonら,Proc.Natl.Acad .Sci.USA 88:3441,1991;Zhangら,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 88:3446,19 91;Agoら,J.Biochem.110:360,1991)。これらのタンパク質はアミノ酸同一 性が10%しかないが、2つの結晶構造のα炭素バックボーンは2オングストロ ーム未満の二乗平均の平方根の偏差でもって重ね合わせることができる(Zhangら ,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 88:3446,1991)。両タンパク質はほとんど完全 にβシートから成っていて、3コピーの四本鎖β曲折モチーフから構成されたバ レルを形成している。ヘパリン結合性およびレセプター結合性と思われる両領域 が該タンパク質の一面上の近接した領域に位置づけられる。 aFGF、bFGFおよびFGF−7/KGFは、細胞表面のチロシンキナー ゼ受容体への高親和性結合を介して生物学的活性の一部または全部を発揮するこ とがわかっている(例えば、Lee,P.L.ら,Science 245:57,1989;Johnson,D.E .and Williams,L.T.,Adv.Cancer Res.60:1,1993)。また、FGFファミリ ーの多くのメンバーはヘパリンに強固に結合し、ヘパリンとFGFと膜貫通受容 体の三成分複合体は生物学的に有意義なシグナル伝達種であり得る。これまでに 、FGFファミリーのメンバーの受容体をコードする4種類の遺伝子が同定され ている。最近の研究から、細胞外リガンド結合ドメイン内の示差的mRNA スプライシングにより受容体多様性が増加することがわかり、異なるリガンド結 合特性をもつ複数の受容体イソ型が同一の遺伝子によってコードされ得るという 結果をもたらした(Johnson,D.E.and Williams,L.T.,Adv.Cancer Res.60: 1,1993)。組織培養系において、aFGFまたはbFGFのその細胞表面受容 体への結合はホスホリパーゼC−γを活性化し(Burgess,W.H.ら,Mol.Cell Biol.10:4770,1990)、このホスホリパーゼC−γはさまざまな分裂促進シグ ナルを統合することが知られている経路である。 FGFファミリーの新メンバーを同定し特性決定することにより、細胞や臓器 がその増殖、生存、老化、分化、損傷からの回復をコントロールする作用機構を 洞察することができよう。発明の概要 本発明は細胞の増殖、生存、分化因子としてのFHF−3および該因子をコー ドするポリヌクレオチド配列を提供する。この因子は中枢神経系(CNS)およ び末梢組織の細胞の増殖、生存および/または分化に関与している。 本発明は、神経変性疾患または腫瘍性疾患の診断に役立つFHF−3遺伝子発 現における変化を検出する方法を提供する。もう一つの態様において、本発明は FHF−3の発現または活性を調節することにより神経変性疾患または腫瘍性疾 患を治療する方法を提供する。図面の簡単な説明 図1は、ヒトFHF−3のヌクレオチド配列および推定アミノ酸配列を示す( 配列番号1および2)。 図2は、ヒトFHF−3のアミノ酸配列と、FGFファミリーの他の9つのメ ンバーのそれぞれのアミノ酸配列とのアライメント(並列化)を示す。保存され た残基を強調してある。FGFファミリーのメンバーは次のとおりである:aF GF/FGF−1(Jayeら,Science 233:541,1986)、bFGF/FGF−2( Abrahamら,Science 233:545,1986)、int−2/FGF−3(Smithら,EMB O J.7:1013,1988)、FGF−4(Delli-Boviら,Cell 50:729,198 7)、FGF−5(Zhanら,Mol.Cell Biol.8,3487,1988)、FGF−6(Mar icsら,Oncogene 4:335,1989)、ケラチノサイト増殖因子/FGF−7(Finch ら,Science 245:752,1989)、FGF−8(Tanakaら,Proc.Natl.Acad.Sci .USA 89:8928,1992)、およびFGF−9(Miyamotoら,Mol.Cell Blol.13:4 251,1993)。 図3は、FGFファミリーのメンバーの任意の対をつなぐ直線の長さがその対 のアミノ酸配列の分岐度に比例する樹状図を示す。 図4は、FHF−3をコードする遺伝子がヒト17番染色体上に位置することを 示す。ヒト特異的ハイブリダイゼーションが17番染色体上に見いだせる。 図5は、FHF−3発現の組織特異性を示す。図示したマウスの組織由来の全 RNA10μgを調製し(Chomczinski & Sacchi.Anal.Biochem.162:156,194 87)、5'非翻訳配列の70塩基とコード領域の最初の130塩基を含むクローン化c DNAの200塩基に及ぶマウスFHF−3アンチセンスプローブを用いるRNア ーゼプロテクションに使用した(Ausabelら,Current Protocols in Molecular Biology;New York:Wiley Interscience,1987)。脳および眼由来のRNAでは 、予想されたサイズ(矢印)で最も強くRNアーゼプロテクションが観察され、 肺および精巣由来のRNAでは弱いプロテクションが見られた。 図6は、一時的にトランスフェクトしたヒト胚腎細胞(細胞系293)にて産生 されたFHF−3の免疫ブロットを示す。FHF−3でトランスフェクトした細 胞(右レーン)は、見掛けの分子量が30kDの免疫反応性ポリペプチドを合成する 。この免疫反応性ポリペプチドは、関連のFGFファミリーメンバー(FHF− 2)でトランスフェクトした細胞(中央レーン)または偽トランスフェクトした 細胞(左レーン)では見られないものである。前もって染色したタンパク質サイ ズ標品の見掛けの分子量(kD)を左側に示す。 図7aおよび7bは、各々FHF−1およびFHF−2のヌクレオチド配列お よび推定アミノ酸配列を示す(配列番号6〜9)。発明の詳細な説明 本発明は増殖因子FHF−3およびFHF−3をコードするポリヌクレオチド 配列を提供する。FHF−3は脳と眼の組織で高レベルに発現され、肺および精 巣で低レベルに発現される。一つの態様において、本発明は、FHF−3の発現 または機能と関連がある中枢神経系の細胞増殖性疾患または細胞変性疾患を検出 する方法を提供する。もう一つの態様において、本発明は、FHF−3の発現ま たは活性を抑制または増強する薬剤を用いることにより細胞増殖性疾患または免 疫学的疾患を治療する方法を提供する。 本発明のFHF−3タンパク質とFGFファミリーのメンバーとの構造相同性 は、FHF−3がこの増殖因子ファミリーの新メンバーであることを示す。多く の他のメンバーの公知の活性に基づくと、FHF−3も診断および治療用の薬剤 として有用な生物学的活性を保持することが期待される。 多くの増殖因子は神経系の機能に関係する発現パターンまたは活性を有する。 例えば、TGFファミリーの一つの増殖因子、すなわちGDNFはドーパミン作 動性ニューロンの生存を促進することができる強力な神経栄養因子であることが わかった(Linら,Science 260:1130)。もう一つのファミリーメンバーであるド ーサリン−l1は神経冠細胞の分化を促進することが可能である(Baslerら,Ce ll 73:687,1993)。インヒビンおよびアクチビンは脳において発現されること が明らかになり(Meunierら,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,85:247,1988;Sawc henkoら,Nature,334:615,1988)、アクチビンは神経細胞生存分子として機能 する能力をもつことがわかった(Schubertら,Nature,344 868,1990)。別のT GFファミリーメンバーであるGDF−1はその発現パターンが神経系特異的で あり(Lee,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,88:4250,1991)、また、いくつかの他 のファミリーメンバー、例えばVgr−1(Lyonsら,Proc.Natl.Acad.Sci.U SA,86:4554,1989;Jonesら,Development,111:581,1991)、OP−1(Ozkayna kら,J.Biol.Chem.,267:25220,1992)およびBMP−4(Jonesら,Developme nt,111:531,1991)も神経系で発現されることが知られている。 脳内でのFHF−3の発現は、神経系の機能に関係する活性がFHF−3にも ありうることを示唆する。FHF−3は、各種ニューロン集団の神経栄養活性を もつのかもしれない。それゆえ、FHF−3は筋萎縮性側索硬化症のような神経 変性疾患を治療したり、移植に先立って細胞または組織を培養下で維持するとい ったin vitroおよびin vivo用途をもつ可能性がある。 第一の態様において、本発明は、還元性SDS−PAGEで測定したときの分 子量が約26〜28kDでありかつ本質的に配列番号2(図1)のアミノ酸配列を有す ることにより特性付けられる、実質的に純粋な繊維芽細胞増殖因子相同因子−3 (FHF−3)を提供する。本明細書中で用いる「実質的に純粋な」とは、他の タンパク質、脂質、炭水化物またはFHF−3が天然で結合している他の物質を 実質的に含まないFHF−3のことである。当業者であれば、標準的なタンパク 質精製法を用いてFHF−3を純化することが可能である。実質的に純粋なポリ ペプチドは非還元性ポリアクリルアミドゲル上で単一の主要バンドをもたらすだ ろう。FHF−3ポリペプチドの純度はアミノ末端アミノ酸配列解析により測定 することもできる。FHF−3の活性が残っている限り、FHF−3ポリペプチ ドにはこのポリペプチドの機能性断片も含まれる。FHF−3の生物学的活性を 有する小型のペプチドは本発明に含まれる。 本発明はFHF−3ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを提供する。 これらのポリヌクレオチドとして、FHF−3をコードするDNA、cDNAお よびRNA配列がある。FHF−3の全部または一部をコードする全てのポリヌ クレオチドは、それらがFHF−3活性をもつポリペプチドをコードする限り、 本発明に含まれることを理解すべきである。このようなポリヌクレオチドとして は、天然に存在するポリヌクレオチド、合成ポリヌクレオチド、意図的に操作さ れたポリヌクレオチドがある。例えば、FHF−3ポリヌクレオチドを部位特異 的突然変異誘発にかけることができる。FHF−3のポリヌクレオチド配列には アンチセンス配列も含まれる。本発明のポリヌクレオチドは遺伝子コードの結果 として縮重している配列を包含する。20種類の天然アミノ酸があり、そのうち の大部分は2以上のコドンにより規定されている。したがって、あらゆる縮重ヌ クレオチド配列は、そのヌクレオチド配列によりコードされるFHF−3ポリペ プチドのアミノ酸配列が機能的に変化していない限りでは、本発明に含まれる。 ヒトFHF−3ポリペプチドをコードするDNA配列がここに詳細に開示され る。この配列は長さが225アミノ酸からなるポリペプチドをコードする読取り枠 (オープンリーディングフレーム)を含有する。図1の位置74に示されるヒトF HF−3の開始メチオニンコドンは読取り枠の合った最初のATGコドンであり、 良好なコンセンサスリボソーム結合部位(GCGCTATGG;Kozak,Nucleic Acids Re s.,15:8125,1987)がこの位置に存在する。読取り枠内の次のメチオニンコド ンは、推定上の開始メチオニンコドンの124コドン3'側に見られる。aFGFと bFGFの場合に観察されるように、FHF−3の一次翻訳産物のアミノ末端は 、小胞体の膜を通過する同時翻訳挿入(cotranslational insertion)を指令する シグナルペプチドのコンセンサス配列と一致しない。FHF−3配列は、潜在的 なアスパラギン結合グリコシル化のためのasn-X-ser/thr部位を欠く。好ましく は、ヒトFHF−3ヌクレオチド配列は配列番号1であり、推定アミノ酸配列は おそらく配列番号2である(図1参照)。 FHF−3をコードするポリヌクレオチドは配列番号1だけでなく配列番号1 に相補的な核酸配列も含む。相補的配列にはアンチセンスヌクレオチドが含まれ 得る。この配列がRNAであるときは、配列番号1のデオキシヌクレオチドA、 G、CおよびTがそれぞれリボヌクレオチドA、G、CおよびUにより置き換え られる。鎖長が少なくとも15塩基である上記核酸配列の断片も本発明に含まれ、 この15塩基という鎖長は、断片が生理的条件下で配列番号2のタンパク質をコー ドするDNAに選択的にハイブリダイズすることを可能にするに十分である。特 に、これらの断片は中程度のストリンジェント条件下でFHF−3タンパク質を コードするDNAにハイブリダイズすべきである。 FHF−3に対して最も相同性が高いFGFファミリーメンバーはFGF−9 であり、FGF−9は8個のギャップを加えてアライメントするとき、FHF− 3と30%のアミノ酸同一性を共有する。FHF−3の一次アミノ酸配列のわずか な修飾により、本明細書に記載するFHF−3ポリペプチドと実質的に同等の活 性を有するタンパク質が得られる。このようなタンパク質には、「本質的に配列 番号2のアミノ酸配列を有する」という表現で規定されるタンパク質が含まれる 。こうした修飾は、例えば部位特異的突然変異誘発によるように、意図的であっ ても、自然発生的であってもよい。これらの修飾により産生されるポリペプチド はすべて、FHF−3の生物学的活性がまだ存在する限り、本発明に含まれる。 さらに、1以上のアミノ酸を欠失させることによっても、その生物学的活性を有 意に変えることなく、得られた分子の構造を修飾することができる。これはよリ 広範な有用性を有する小型の活性分子の開発へとつながる。例えば、FHF−3 の生物学的活性にとって必要でないアミノ末端またはカルボキシ末端のアミノ酸 を除くことができる。 本発明のポリヌクレオチドによってコードされる本発明のFHF−3ポリペプ チドには、開示された配列(配列番号2)およびその保存的変異が含まれる。本 明細書中で用いる「保存的変異」という用語は、あるアミノ酸残基を生物学的に 類似した別のアミノ酸残基と置換することをいう。保存的変異の例として、イソ ロイシン、バリン、ロイシン、メチオニンのような、ある疎水性残基の他の疎水 性残基による置換、または、ある極性残基の他の極性残基による置換、例えばア ルギニンのリシンによる置換、グルタミン酸のアスパラギン酸による置換、グル タミンのアスパラギンによる置換などが挙げられる。「保存的変異」という用語 はまた、無置換の親アミノ酸の代わりに置換アミノ酸を使用することを含むが、 この置換ポリペプチドに対して誘導された抗体は無置換ポリペプチドと免疫反応 しなければならない。 本発明のDNA配列はいくつかの方法により得ることができる。例えば、当該 技術分野で周知のハイブリダイゼーション技法を用いてDNAを単離することが できる。これらの技法として、1)相同なヌクレオチド配列を検出するためのプ ローブとゲノムDNAまたはcDNAライブラリーとのハイブリダイゼーション 、2)目的のDNA配列にアニーリングすることができるプライマーを用いるゲ ノムDNAまたはcDNAに対するポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、および3 )構造的特徴を共有するクローン化DNA断片を検出するための発現ライブラリ ーの抗体スクリーニングがあるが、これらに限らない。 本発明のFHF−3ポリヌクレオチドは好ましくは哺乳動物に由来するもので あり、ヒトに由来するものが最も好ましい。核酸ハイブリダイゼーションによる スクリーニング法は、適当なプローブが入手可能であるという前提で、どのよう な生物からも任意の遺伝子配列を単離することを可能にする。問題のタンパク質 をコードする配列の一部に対応するオリゴヌクレオチドプローブを化学的に合成 することができる。それには、短いオリゴペプチド領域のアミノ酸配列が既知で ある必要がある。タンパク質をコードするDNA配列は遺伝子コードから推測す ることができるが、遺伝子コードの縮重を考慮しなければならない。配列が縮重 するときは混合付加反応を行うことが可能である。これは変性した二本鎖DNA の異種混合物を含む。このようなスクリーニングの場合、一本鎖DNAまたは変 性二本鎖DNAに対してハイブリダイゼーションを実施することが好ましい。ハ イブリダイゼーションは、目的のポリペプチドに関係するmRNA配列の量が極 端に少ない供給源に由来するcDNAクローンを検出する際に特に有用である。 換言すると、非特異的結合を回避するように設定したストリンジェントなハイブ リダイゼーション条件を用いることにより、例えば、混合物中の単一プローブ( 標的DNAの完全な相補鎖である)への標的DNAのハイブリダイゼーションに より特定のcDNAクローンのオートラジオグラフによる可視化が可能である(W allaceら,Nucl.Acid Res.,9:879,1981;Maniatisら,Molecular Cloning:A L aboratory Manual,Cold Spring Harbor,N.Y.1988)。 FHF−3をコードする特定のDNA配列は、1)ゲノムDNAからの二本鎖 DNA配列の単離、2)目的のポリペプチドの必要なコドンを提供するDNA配 列の化学合成、および3)真核ドナー細胞から単離したmRNAの逆転写による 二本鎖DNA配列のin vitro合成、によっても得ることができる。後者の場合、 結局mRNAの二本鎖DNA相補体が形成され、これは一般的にcDNAと呼ば れている。 組換え法で使用する特定のDNA配列を得るための上記3つの方法のうち、ゲ ノムDNA分離物の単離は最も一般的でない。このことは、イントロンが存在す るために、哺乳動物ポリペプチドの微生物による発現を得ることが望まれる場合 には特に当てはまる。 DNA配列の合成は、しばしば、所望のポリペプチド産物のアミノ酸残基の全 配列が既知である場合には最上の方法である。所望のポリペプチドのアミノ酸残 基の全配列が不明である場合には、DNA配列の直接合成は不可能であって、最 上の方法はcDNA配列の合成である。目的のcDNA配列を単離するための標 準的な方法は、中でも、高レベルの遺伝子発現を有するドナー細胞内に豊富に存 在するmRNAの逆転写から誘導されるプラスミドまたはファージに担持される cDNAライブラリーの作製である。ポリメラーゼ連鎖反応の技術と組み合わせ て用いると、稀な発現産物でさえもクローニングすることができる。ポリペプチ ドのアミノ酸配列のかなりの部分が知られている場合には、標的cDNA中に存 在すると推定される配列を複製する一本鎖または二本鎖の標識DNAまたはRN Aプローブ配列を作製して、一本鎖の形に変性しておいたcDNAのクローン化 コピーに対して実施されるDNA/DNAハイブリダイゼーション法において使 用する(Jayら,Nucl.Acid Res.,11:2325,1983)。 FHF−3に特異的な抗体を用いて、少なくとも1つのエピトープを有するF HF−3ペプチドに関して、ラムダgt11のようなcDNA発現ライブラリーを間 接的にスクリーニングすることができる。このような抗体はポリクローナル的に 誘導されてもモノクローナル的に誘導されてもよく、FHF−3のcDNAの存 在を示す発現産物の検出に用いられる。 FHF−3をコードするDNA配列は適当な宿主細胞へのDNA移入によりin vitroで発現させることができる。「宿主細胞」はベクターを増やすことができ かつそのDNAを発現させることができる細胞である。この用語はその宿主細胞 のあらゆる子孫をも包含する。複製中に突然変異が起こることがあるので、全部 の子孫が親細胞と同一であるとは限らないことを理解すべきである。しかしなが ら、用語「宿主細胞」が用いられるときは、このような子孫も含まれる。安定し た移入法(外来DNAが宿主中に連続して維持されることを意味する)は当技術 分野で公知である。 本発明において、FHF−3ポリヌクレオチド配列は組換え発現ベクター中に 挿入される。「組換え発現ベクター」という用語は、FHF−3遺伝子配列の挿 入または組込みにより操作されたプラスミド、ウイルスまたは当技術分野で公知 の他の運搬体を意昧する。このような発現ベクターは宿主の挿入遺伝子配列の効 率的な転写を促進するプロモーター配列を含有する。発現ベクターは典型的には 複製起点、プロモーター、さらに形質転換細胞の表現型選択を可能にする特定の 遺伝子を含有する。本発明で使用するのに適したベクターとしては、細菌発現用 のT7ベースの発現ベクター(Rosenbergら,Gene,56:125,1987)、哺乳動物 細胞発現用のpMSXND発現ベクター(Lee and Nathans,J.Biol.Chem.,263:352 1,1988)および昆虫細胞発現用のバキュロウイルス由来のベクターがあるが、こ れらに限らない。DNAセグメントは調節要素、例えばプロモーター(例:T7 、メタロチオネインIまたはポリヘドリンプロモーター)に機能的に連結された 状態でベクター中に存在する。 FHF−3をコードするポリヌクレオチド配列は原核または真核生物内で発現 させることができる。宿主として、微生物、酵母、昆虫および哺乳動物が挙げら れる。原核生物内で真核生物またはウイルスの配列を有するDNA配列を発現さ せる方法は当技術分野で公知である。宿主内で発現および複製する能力を有する 、生物学的に機能性のウイルスおよびプラスミドDNAベクターは当技術分野で 公知である。本発明のDNA配列を組み入れるためにこの種のベクターが用いら れる。 組換えDNAによる宿主細胞の形質転換は、当業者に公知であるような慣用の 技術により行われる。宿主が大腸菌のような原核生物である場合、DNAを取リ 込む能力があるコンピテント細胞を調製するには、指数増殖期後に細胞を回収し 、その後当技術分野で公知の手順を用いるCaCl2法により処理する。また、MgCl2 やRbClを使用してもよい。所望により、宿主細胞のプロトプラストを形成した後 で形質転換を行うこともできる。 宿主が真核生物である場合は、リン酸カルシウム共沈、マイクロインジェクシ ョンやエレクトロポレーションなどの通常の機械的方法、リポソーム内に封入し たプラスミドの挿入、またはウイルスベクターのようなDNAトランスフェクシ ョン法が用いられる。また、真核細胞は本発明のFHF−3をコードするDNA 配列および選択可能な表現型をコードする第二の外来DNA分子(例えば、単純 ヘルペスウイルスのチミジンキナーゼ遺伝子)により同時形質転換することもで きる。もう一つの方法は、シミアンウイルス40(SV40)やウシ乳頭腫ウイ ルスのような真核生物ウイルスベクターを用いて真核細胞を一時的に感染または 形質転換し、タンパク質を発現させるものである(例えば、Eukaryotic Viral V ectors,Cold Spring Harbor Laboratory,Gluzman編,1982を参照されたい)。 本発明により提供される、微生物において発現されたポリペプチドまたはその 断片の単離および精製は、分離用クロマトグラフィー、モノクローナルまたはポ リクローナル抗体を用いる免疫学的分離を含めて慣用の手段により行うことがで きる。 本発明のFHF−3ポリペプチドはまた、FHF−3ポリペプチドのエピトー プと免疫反応するまたは結合する抗体を産生するためにも使用される。エピトー プ特異性が異なるモノクローナル抗体のプールから成る抗体、および明確に区別 されるモノクローナル抗体調製物が提供される。モノクローナル抗体は当技術分 野で公知の方法によりタンパク質の抗原含有断片から作られる(Kohlerら,Natu re,256:495,1975;Current Protocols in Molecular Biology,Ausubelら編,1 989)。 本発明で用いる「抗体」という用語は、完全な分子だけでなく、エピトープ決 定基と結合する能力があるFab、F(ab')2、Fvなどのそのフラグメントも含む。こ れらの抗体フラグメントはその抗原または受容体と選択的に結合する能力をいく らか保持しており、次のように定義される。 (1)Fab、抗体分子の一価の抗原結合性フラグメントを含むこのフラグメン トは、完全な抗体を酵素パパインで消化して無傷のL鎖とH鎖の一部を生成する ことにより得られる。 (2)Fab’、抗体分子のこのフラグメントは完全な抗体をペプシンで処理し た後に還元して無傷のL鎖とH鎖の一部を生成することにより得られる。抗体1 分子につき2個のFab’フラグメントが得られる。 (3)F(ab')2、この抗体フラグメントは完全な抗体を酵素ペプシンで処理す る(後続の還元を行わない)ことにより得られる。F(ab')2は2つのFab’フラグ メントが2つのジスルフィド結合により一緒に結合した二量体である。 (4)Fv、2本の鎖として発現されたL鎖可変部とH鎖可変部を含む遺伝子工 学的に作製されたフラグメントとして定義される。 (5)単鎖抗体(single chain antibody:SCA)、遺伝的に融合された単鎖 分子として適当なポリペプチドリンカーにより連結された、L鎖可変部とH鎖可 変部を含む遺伝子工学的に作製された分子として定義される。 これらのフラグメントの調製方法は当技術分野で公知である(例えば、参考と してここに組み入れられるHarlow and Lane,Antibodies:A Laboratory Manual ,Cold Spring Harbor Laboratory,New York(1988)を参照されたい)。 本発明で用いる「エピトープ」という用語は、抗体のパラトープが結合する抗 原上の抗原決定基を意味する。エピトープ決定基はアミノ酸や糖側鎖のような分 子の化学的に活性な表面グルーピング(groupings)から成り、特定の三次元構造 特性および特定の電荷特性をもつのが普通である。 本発明のFHF−3ポリペプチドと結合する抗体は、無傷のポリペプチドまた は目的の小型ペプチドを含む断片を免疫用抗原として用いて調製することができ る。動物の免疫化に用いられるポリペプチドまたはペプチドは、翻訳されたcD NA(例えば実施例4および6参照)から、または所望により担体タンパク質に 結合させることができる化学合成により誘導される。ペプチドに化学的に結合さ れる慣用の担体として、キーホールリンペットヘモシアニン(KLH)、チログ ロブリン、ウシ血清アルブミン(BSA)、破傷風毒素などがある。その後、結 合したペプチドを用いて動物(例:マウス、ラット、ウサギ)を免疫する。 所望により、ポリクローナルまたはモノクローナル抗体は、例えば、抗体の誘 導に使用したポリペプチドまたはペプチドを結合させたマトリックスに結合させ て、そのマトリックスから溶出することにより、さらに精製することができる。 当業者であれば、ポリクローナルおよびモノクローナル抗体の精製および/また は濃縮に関する、免疫学の分野で公知のさまざまな技法を熟知しているだろう( 例えば、参考として組み入れられるColiganら,Unit 9,Current Protocols in Immunology,Wiley Interscience,1994を参照されたい)。 抗イディオタイプ技法を用いて、エピトープを模倣するモノクローナル抗体を 作製することも可能である。例えば、第一のモノクローナル抗体に対して作製さ れた抗イディオタイプモノクローナル抗体は、第一のモノクローナル抗体が結合 するエピトープの「イメージ」である結合ドメインを超可変部にもつだろう。 「細胞増殖性疾患」という用語は、しばしば形態も遺伝子型も周囲の組織と違 っているような、悪性細胞と非悪性細胞の集団を表す。悪性細胞(すなわち、癌 )は複数の過程を経て発生する。アンチセンス分子であるFHF−3ポリヌクレ オチドは種々の器官系の悪性疾患、特に、神経組織を含む中枢神経系、精巣、 眼の細胞の悪性疾患を治療するのに有用である。本質的に、FHF−3発現の変 化と病因的に関連がある疾患はどれも、FHF−3抑制剤を用いる治療に感受性 であると考えられる。このような疾患の一つが例えば悪性の細胞増殖性疾患であ る。 本発明の目的のため、FHF−3に特異的な抗体または核酸プローブを用いて 生物学的液体または組織中のFHF−3ポリペプチド(抗体を使用)またはFH F−3ポリヌクレオチド(核酸プローブを使用)を検出することができる。本発 明は、例えば、抗FHF−3抗体または核酸プローブを、FHF−3関連疾患が 疑われる細胞と接触させ、前記抗体または核酸プローブへの結合を検出すること を含んでなる、神経組織または精巣の細胞増殖性疾患の検出方法を提供する。F HF−3に反応性の抗体または核酸プローブはFHF−3への結合の検出を可能 にする化合物で標識することが好ましい。検出可能な量の抗原またはポリヌクレ オチドを含有するどのような検体を使用してもよい。本発明の好適なサンプルは CNS、例えば神経組織または脳脊髄液または眼の組織である。前記疾患が疑わ れる細胞中のFHF−3のレベルを正常細胞におけるそのレベルと比較して、被 験者がFHF−3関連細胞増殖性疾患をもつかどうか判定することができる。好 ましくは被験者はヒトである。 細胞成分が核酸である場合、FHF−3特異的プローブとの結合に先立って核 酸を増幅することが必要になるかもしれない。ポリメラーゼ連鎖反応(PCR) を使用することが好ましいが、他の核酸増幅法、例えばリガーゼ連鎖反応(LC R)、連結活性化転写(ligated activated transcription:LAT)および核酸 配列に基づく増幅(nucleic acid sequence-based amplification:NASBA) を使用してもよい。 本発明の抗体は、in vitroまたはin vivo免疫診断または免疫治療を施すこと が望まれるどのような患者にも使用することができる。本発明の抗体は、例えば 抗体を液相中でまたは固相担体に結合させて利用するイムノアッセイにおいて使 用するのに適している。さらに、これらのイムノアッセイでは抗体をさまざまな 方法で検出可能に標識することができる。本発明の抗体を利用しうるイムノアッ セイの種類としては、直接または間接フォーマットでの競合および非競合イム ノアッセイがある。このようなイムノアッセイの例はラジオイムノアッセイ(R IA)およびサンドイッチ(イムノメトリック)アッセイである。本発明の抗体 を用いる抗原の検出は、生理学的サンプルに対する免疫組織化学的アッセイを始 めとする、フォワード、リバースまたは同時モードで実施されるイムノアッセイ を用いて行うことができる。当業者であれば、他のイムノアッセイのフォーマッ トを熟知しており、また、過度の実験を行わなくとも他のフォーマットを容易に 見つけ出すことができよう。 本発明の抗体は、多種多様な担体に結合させて、本発明のポリペプチドを含む 抗原の存在を検出するために使用される。公知の担体の例として、ガラス、ポリ スチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、デキストラン、ナイロン、アミラー ゼ、天然および改質セルロース、ポリアクリルアミド、アガロース、磁鉄鋼が挙 げられる。担体の性質は本発明においては可溶性であっても不溶性であってもよ い。当業者であれば、抗体を結合させるのに適した他の担体について熟知してい るか、ルーチンな実験操作を用いてそのような担体を確認できるだろう。 さまざまな標識および標識化方法が当業者に公知である。本発明において使用 できる標識の種類として、酵素、放射性同位元素、蛍光化合物、コロイド金属、 化学発光化合物、リン光化合物、生物発光化合物が挙げられる。当業者は抗体に 結合させるのに適した他の標識を熟知しているか、ルーチンな実験操作を用いて そのような標識を確認できるだろう。 より高い感度をもたらし得るもう一つの技法は、抗体を低分子量のハプテンに カップリングさせることから成る。その後これらのハプテンは第二の反応手段に より特異的に検出される。例えば、アビジンと反応するビオチン、または特異的 な抗ハプテン抗体と反応し得るジニトロフェニル、ピリドキサール、フルオレセ インのようなハプテンを用いることが一般的である。 抗原のin vivo検出のために本発明のモノクローナル抗体を用いるにあたって 、検出可能に標識された抗体は診断的に有効な用量で投与される。「診断的に有 効」という用語は、検出可能に標識されたモノクローナル抗体の量が、本発明の ポリペプチド(これに対してモノクローナル抗体は特異的である)を含む抗原を 有する部位の検出を可能とするのに十分な量で投与されることを意味する。 検出可能に標識されたモノクローナル抗体の投与濃度は、該ポリペプチドを有 する細胞への結合がバックグラウンドに対して検出可能であるように十分なもの とすべきである。さらに、最良の標的対バックグラウンドのシグナル比を与える ために、検出可能に標識されたモノクローナル抗体はすみやかに循環系から排出 されることが望ましい。 一般に、検出可能に標識されたモノクローナル抗体のin vivo診断用の投与量 は個体の年齢、性別、疾患の重症度といった要因に応じて変化するだろう。例え ば、このような投与量は、注入が複数回行われるのか、抗原の負担量、当業者に 公知の他の要因に応じて変化しうる。 in vivo診断映像化の場合は、利用可能な検出装置のタイプが特定のラジオア イソトープを選択する際に主な要因となる。選択されたラジオアイソトープは所 定の装置で検出できるタイプの崩壊を示す必要がある。in vivo診断用のラジオ アイソトープを選択する上でさらに重要な要因は、宿主に対して有害な放射線を 最小限にすることである。理想的には、in vivo映像化に用いるラジオアイソト ープは、粒子を発生しないが、通常のγカメラで容易に検出できる140〜250keV の範囲で多数の光子を発生するものである。 in vivo診断のために、ラジオアイソトープを直接、または中間官能基を用い て間接的に、免疫グロブリンに結合させることができる。金属イオンとして存在 するラジオアイソトープを免疫グロブリンに結合させるためにしばしば用いられ る中間官能基は二官能性キレート剤、例えばジエチレントリアミン五酢酸(DT PA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)および類似の分子である。本発明 のモノクローナル抗体に結合させることができる金属イオンの代表的な例は111 In、97Ru、67Ga、68Ga、72As、89Zrおよび201Tlである。 本発明のモノクローナル抗体は、磁気共鳴映像化(MRI)または電子スピン 共鳴(ESR)のようなin vivo診断のために常磁性アイソトープで標識するこ ともできる。一般的に、診断用画像を可視化する従来の方法はどれも利用できる 。通常、カメラ映像化のためにはγ線および陽電子発生ラジオアイソトープが、 そしてMRIのためには常磁性アイソトープが用いられる。こうした技術におい て特に有用な元素としては157Gd、55Mn、162Dy、52Crおよび56Feが挙 げ られる。 本発明のモノクローナル抗体またはポリヌクレオチドは、被験者のFHF−3 関連疾患の回復過程をモニターするためにin vitroおよびin vivoで使用するこ とができる。こうして、例えば、本発明のポリペプチドを含む抗原を発現する細 胞の数の増加または減少を測定するか、または種々の体液中に存在する前記抗原 の濃度の変化を測定することにより、FHF−3関連疾患を軽減することに目標 を定めた特定の治療計画が果して有効であるのか否かを調べることができるだろ う。「軽減する」という用語は、治療を受ける被験者においてFHF−3関連疾 患の有害作用が減少することを意昧する。 本発明により、正常細胞における発現と比べて変化した方法で発現されるヌク レオチド配列を同定することができ、それゆえ、この配列に向けられた適当な治 療法または診断法を設計することが可能である。FHF−3の上昇した発現レベ ルの検出は、FHF−3関連増殖性疾患が疑われる細胞から単離した核酸を、本 発明のFHF−3ポリヌクレオチドとハイブリダイズさせることにより達成され る。ノーザンブロット分析のような分析を用いてFHF−3の発現を定量する。 その他の標準的な核酸検出法は当業者に公知である。 FHF−3関連細胞増殖性疾患の治療として、FHF−3遺伝子発現およびF HF−3活性を調節することが含まれる。「調節する」という用語は、FHF− 3が過剰発現されるときはFHF−3の発現を抑制し、FHF−3が過小発現さ れるときはFHF−3の発現を増強することを意味する。細胞増殖性疾患がFH F−3の発現と関連がある場合、FHF−3の発現を翻訳レベルで妨害する核酸 配列が使用される。このアプローチは、例えば、アンチセンス核酸、リボザイム またはトリプレックス(三重らせん)薬剤を利用するもので、特定のFHF−3 mRNAをアンチセンス核酸またはトリプレックス薬剤でマスクするか、または それをリボザイムで切断することにより、そのmRNAの転写または翻訳をブロ ックする。この種の疾患としては例えば神経変性疾患がある。 アンチセンス核酸は特定のmRNA分子の少なくとも一部に相補的なDNAま たはRNA分子である(Weintraub,Scientific American,262:40,1990)。細 胞において、アンチセンス核酸は対応するmRNAにハイブリダイズして二本鎖 分子を形成する。この細胞は二本鎖であるmRNAを翻訳しないであろうから、 アンチセンス核酸はmRNAの翻訳を妨害することとなる。約15ヌクレオチドの アンチセンスオリゴマーが好適である。なぜならば、それらを容易に合成するこ とができ、しかも標的FHF−3産生細胞に導入するとき、より大きな分子より も問題を引き起こす可能性が少ないからである。遺伝子のin vitro翻訳を阻害す るアンチセンス法の使用は当技術分野で公知である(Marcus-Sakura,Anal.Bio chem.,172:289,1988)。 転写を停止させるためのオリゴヌクレオチドの使用は、そのオリゴマーが二本 鎖DNAの回りに巻きついて三重らせんを形成することから、トリプレックス戦 略として知られている。したがって、これらのトリプレックス化合物は所定の遺 伝子のユニークな部位を認識するように設計される(Maherら,Antisence Res.a nd Dev.,1(3):227,1991;Helene,C.,Anticancer Drug Design,6(6):569,19 91)。 リボザイムはDNA制限エンドヌクレアーゼと類似した方法で他の一本鎖RN Aを特異的に切断する能力があるRNA分子である。これらのRNAをコードす るヌクレオチド配列の修飾により、RNA分子の特定のヌクレオチド配列を認識 して切断する分子を作製することが可能である(Cech,J.Amer.Med.Assn.,26 0:3030,1988)。このアプローチの主な利点は、それらが配列特異的であるので 特定の配列をもつmRNAのみが不活性化されるという点である。 リボザイムの基本的なタイプには2種類あり、すなわちテトラヒメナ型(Hasse lhoff,Nature,334:585,1988)と「ハンマーヘッド」型である。テトラヒメナ 型リボザイムは長さが4塩基である配列を認識し、一方「ハンマーヘッド」型リ ボザイムは長さが11〜18塩基の配列を認識する。認識配列が長くなればなるほど 、その配列が標的mRNA種中に独占的に存在する可能性が高くなる。その結果 、特定のmRNA種を不活性化するにはハンマーヘッド型リボザイムの方がテト ラヒメナ型リボザイムよりも好ましく、18塩基の認識配列の方がより短い認識配 列よりも好ましい。 本発明はまた、FHF−3タンパク質により媒介される細胞増殖性疾患または 免疫疾患を治療するための遺伝子治療を提供する。このような治療は、増殖性疾 患にかかっている細胞にFHF−3アンチセンスポリヌクレオチドを導入するこ とによりその治療効果を奏するだろう。アンチセンスFHF−3ポリヌクレオチ ドの送達は、キメラウイルスのような組換え発現ベクターまたはコロイド分散系 を用いて達成される。アンチセンス配列の治療的送達には標的化リポソームの使 用が特に適している。 本明細書において教示されるような遺伝子治療に利用できる種々のウイルスベ クターとしては、アデノウイルス、ヘルペスウイルス、ワクシニア、または好ま しくは、レトロウイルスのようなRNAウイルスがある。好ましくは、レトロウ イルスベクターはマウスまたはトリのレトロウイルスの誘導体である。単一の外 来遺伝子を挿入し得るレトロウイルスベクターの例は、モロニーマウス白血病ウ イルス(MoMuLV)、ハーベイマウス肉腫ウイルス(HaMuSV)、マウ ス乳癌ウイルス(MuMTV)およびラウス肉腫ウイルス(RSV)であるが、 これらに限らない。患者がヒトであるときは、テナガザル(gibbon ape)白血病ウ イルス(GaLV)のようなベクターを利用することが好ましい。多数の追加の レトロウイルスベクターは複数の遺伝子を組み入れることができる。これらのベ クターはどれも、形質導入された細胞を同定して増やせるように、選択マーカー の遺伝子を組み入れることができる。目的のFHF−3配列を、特定の標的細胞 上の受容体に対するリガンドをコードする別の遺伝子とともにウイルスベクター に挿入することにより、このベクターはまさに標的特異性となる。例えば、糖、 糖脂質またはタンパク質を結合させることで、レトロウイルスベクターを標的特 異性とすることができる。好適な標的化(ターゲッティング)は抗体を用いてレ トロウイルスベクターを標的特異性とすることにより達成される。当業者であれ ば、FHF−3アンチセンスポリヌクレオチドを含有するレトロウイルスベクタ ーの標的特異性送達を可能にするようにレトロウイルスゲノムに挿入し得るまた はウイルスエンベロープに結合し得る特定のポリヌクレオチド配列を熟知してい るか、または過度の実験操作を行うことなく容易に確認できるだろう。 組換えレトロウイルスは欠損ウイルスであるので、感染性のベクター粒子を産 生するには介助が必要である。この介助は例えばLTR内の調節配列の制御下に レトロウイルスの全構造遺伝子をコードするプラスミドを含むヘルパー細胞系を 用いることにより提供される。これらのプラスミドはパッケージング機構に包膜 用のRNA転写物を認識できるようにするヌクレオチド配列を欠失している。パ ッケージングシグナルを欠失しているヘルパー細胞系としては、例えばΨ2、P A317およびPA12があるが、これらに限らない。これらの細胞系はゲノム がパッケージされないので中空ビリオンを産生する。レトロウイルスベクター( パッケージングシグナルが無傷であるが、構造遺伝子が目的の他の遺伝子で置き 換えられている細胞)をこのような細胞に導入すると、そのベクターはパッケー ジされて、ベクタービリオンを産生する。 あるいは、NIH 3T3または他の組織培養細胞を、慣用のリン酸カルシウムトラ ンスフェクションによりレトロウイルス構造遺伝子gag、polおよびenvをコード するプラスミドで直接トランスフェクトすることもできる。次に、これらの細胞 を目的の遺伝子を含有するプラスミドでトランスフェクトする。得られた細胞は 培地中にレトロウイルスベクターを放出する。 FHF−3アンチセンスポリヌクレオチドの別の標的送達系はコロイド分散系 である。コロイド分散系として、巨大分子複合体、ナノカプセル、微小球、ビー ズ、水中油型エマルジョンを含む脂質ベースの系、ミセル、混合ミセルおよびリ ポソームを挙げることができる。本発明の好適なコロイド分散系はリポソームで ある。リポソームはin vitroおよびin vivoでの送達用ビヒクルとして有用な人 工膜小胞である。サイズが0.2〜4.0μmである大型の単ラメラ小胞(LUV)は 大きな巨大分子を含有する水性バッファーを十分な割合でカプセル化することが できる。RNA、DNAおよび無傷のビリオンを水性の内部にカプセル化して、 生物学的に活性な形で細胞に送達することができる(Fraleyら,Trends Biochem .Sci.,6:77,1981)。哺乳動物細胞に加えて、植物、酵母および細菌細胞内に ポリヌクレオチドを送達するためにもリポソームが使用されている。リポソーム が効率的な遺伝子移入ビヒクルであるためには、次の特性が存在する必要がある 。すなわち、(1)目的の遺伝子を高効率的にカプセル化するが、その生物学的 活性を損なわない;(2)非標的細胞と比べて標的細胞に優先的にかつ強固に結 合する;(3)小胞の水性内容物を標的細胞の細胞質に高効率的に送達する;お よび(4)遺伝情報を正確かつ効率よく発現させる、ことである(Mann inoら,Biotechniques,6:682,1988)。 リポソームの組成は、通常ステロイド(特にコレステロール)と組み合わせた 、リン脂質(特に相転移温度が高いリン脂質)類の混合物である。他のリン脂質 や他の脂質を使用してもよい。リポソームの物理的特性はpH、イオン強度およ び二価のカチオンの存在に影響を受ける。 リポソームの調製に有用な脂質の例として、ホスファチジル化合物、例えば、 ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、 ホスファチジルエタノールアミン、スフィンゴ脂質、セレブロシドおよびガング リオシドが挙げられる。特に有用なものはジアシルホスファチジルグリセロール であり、脂質成分が14〜18個の炭素原子、特に16〜18個の炭素原子を含み、飽和 であるものである。リン脂質の例には卵のホスファチジルコリン、ジパルミトイ ルホスファチジルコリンおよびジステアロイルホスファチジルコリンが含まれる 。 リポソームの標的化(ターゲッティング)は解剖的および機械的要因に基づい て分類することができる。解剖的分類は選択性のレベル、例えば器官特異性、細 胞特異性およびオルガネラ(細胞小器官)特異性のレベルに基づいている。機械 的ターゲッティングはそれが受動的であるか能動的であるかに基づいて区別する ことができる。受動的ターゲッティングはリポソームが洞様毛細血管を含む器官 の細網内皮系(RES)の細胞に分布しやすいという傾向を利用するものである 。一方、能動的ターゲッティングはリポソームを特定のリガンド(例えば、モノ クローナル抗体、糖、糖脂質またはタンパク質)に結合させることによるか、ま たは天然に存在する局在部位以外の器官または細胞型へのターゲッティングを達 成するためにリポソームの組成またはサイズを変えることによる、リポソームの 変更を含むものである。 標的送達系の表面をさまざまな方法で修飾してもよい。リポソーム標的送達系 の場合には、ターゲッティング用のリガンドをリポソームニ重層との安定した結 合状態に維持するために、リポソームの脂質二重層に脂質基を組み込むことがで きる。脂質鎖をターゲッティング用のリガンドに結合させるために種々の連結基 を用いることができる。 FHF−3が精巣、眼および脳、または神経組織において発現されるため、こ れらの組織に関係した、本発明のポリペプチド、ポリヌクレオチドおよび抗体を 用いるさまざまな用途が存在する。そのような用途として、これらの組織と他の 組織に係わる細胞増殖性疾患および免疫疾患の治療がある。加えて、FHF−3 は各種の遺伝子治療法にも有用でありうる。 FHF−3は精巣で高レベルに発現されるため、この組織に関連する本発明の ポリペプチド、ポリヌクレオチド、および抗体を使用する用途は広範囲にわたる 。このような用途には、精巣でのFHF−3発現と関連がある細胞増殖性疾患の 治療が含まれる。各種の精巣発育異常または後天性疾患にFHF−3を適用する ことが可能である。これらの疾患には、ウイルス感染症(例えば、ウイルス性精 巣炎)、自己免疫疾患、精子産生または機能不全、外傷、および精巣腫瘍が含ま れるが、これらに限らない。精巣における高レベルのFHF−3の存在は、FH F−3またはFHF−3の類似体を使用して男性の生殖能力を増加または低下さ せ得ることを示唆する。 FGFファミリーの新規メンバーの同定はFHF−3媒介疾患の診断、予後お よび治療戦略のための有用なツールを提供する。抗FHF−3抗体を用いてFH F−3レベルを測定することは、癌、卒中、神経変性疾患(例えば、パーキンソ ン病、アルツハイマー病)、網膜疾患(例えば、色素性網膜炎)またはウイルス 脳炎を含めて、神経系の疾患の進行または回復をモニターするのに有用である。 中枢神経系における高レベルのFHF−3の存在は、多くの末梢組織で観察され た低レベルのFHF−3が末梢神経におけるFHF−3および後根神経節や3叉 神経節における感覚ニューロンでの存在を反映するため、抗FHF−3抗体を用 いるFHF−3レベルの測定が末梢神経疾患の診断に役立つことを示唆する。精 巣における高レベルのFHF−3の存在は、抗FHF−3抗体を用いるFHF− 3レベルの測定が精巣癌の診断に有用であることを示唆する。 FGFファミリーの他のメンバーと同様に、FHF−3は分裂促進活性および /または細胞生存活性をもつようであり、それゆえ、FHF−3またはFHF− 3作用を模倣する類似体を用いて組織の修復または置換を促進することができる だろう。CNSにおけるFHF−3の存在は、卒中、神経変性疾患(例えば、パ ーキンソン病、アルツハイマー病)を含めた神経系の疾患、網膜変性疾患(例え ば、色素性網膜炎または黄斑変性)または末梢神経疾患におけるこのような治療 的役割を示唆する。反対に、抗FHF−3抗体またはFHF−3アンタゴニスト を用いてFHF−3の作用をブロックすることは、過度の細胞増殖が病因となる 疾患(最も明白には癌)を遅延させたり軽減させたりするかもしれない。 以下の実施例は本発明を例示するためのもので、本発明を制限するものではな い。それらは使用可能な手順の代表であり、当業者に公知の他の手順を代わりに 使用することができる。 実施例1 FGFファミリーの新しいメンバーであるFHF−3の同定 ヒト網膜で発現する新規な遺伝子産物を同定するために、ヒト網膜cDNAク ローンのランダムなセグメントを部分的に配列決定し、得られた部分配列を公の データベースで利用できる配列と比較した。 詳細には、ラムダgt10で構築した成人網膜cDNAライブラリー(Nathansら, Science,232:193,1986)を増幅し、EcoRIでの開裂によりcDNAインサートを 大量に切除し、アガロースゲル電気泳動によって精製してベクターを除いた。こ うして精製したcDNAインサートを熱変性した後、5’端にEcoRI部位をもち 3’端に6つのランダムなヌクレオチドを含有する合成オリゴヌクレオチド(5' GACGAGATATTAGAATTCTACTCGNNNNNN)(配列番号3)をプライマーとして用いて大 腸菌DNAポリメラーゼのKlenow断片の存在下で連続して二回DNA合成を行な った。得られた二重鎖分子の増幅を、独特な5’フランキング配列に対応するプ ライマー(5'CCCCCCCCCGACGAGATATTAGAATTCTACTCG)(配列番号4)を用いたポ リメラーゼ連鎖反応(PCR)を利用して行なった。元のcDNAインサートの ランダムなサンプル採取に相当するこれらのPCR産物をEcoRIで開裂し、分取 用アガロースゲル電気泳動によりサイズ分画して長さが約500bpのセグメン トのみとし、ラムダgt10にクローン化した。この誘導体ライブラリーに由来する 3000個の単一プラークを96ウェルのトレーに並べ、これらのクローンから、フラ ンキングベクタープライマーを用いたPCRによりインサートを増幅し た後、ジデオキシ法と自動化蛍光検出(Applied Biosystems)を用いて配列決定し た。各インサートの一端から一回配列決定したものを3つの読取り枠(リーディ ングフレーム)すべてにおいて両方の鎖上で概念的に翻訳し、得られた6つのア ミノ酸配列を使用して、BLASTX検査アルゴリズムを用いた重複のないGenBankタ ンパク質データベースで相同性を検査した。 すでに記載されているFGFファミリーのメンバーに対して統計的に有意な相 同性を示す部分cDNA配列がひとつ見つかった。この部分cDNAをプローブ として使用して、読取り枠(オープンリーディングフレーム)全体を含むもの2 つを含めて多数の独立したcDNAクローンをヒト網膜cDNAライブラリーか ら単離し、この2つにつき、完全なヌクレオチド配列を決定した。この配列はF GFスーパーファミリーの新規かつ高度に分岐したメンバーをコードしており、 繊維芽細胞増殖因子相同因子−1(FHF−1)と命名されている。続いて、2 番目の密接に関連する配列(FHF−2)がそのFHF−1配列に対する類似性 に基づいて特性決定された(配列番号6〜9、図7aおよび7b)。 FHF−1およびFHF−2アミノ酸配列を使用して、統計的に有意な類似性 を有するアミノ酸配列について概念的に翻訳したDNA配列(DBEST)の公 的利用可能なGenbankデータベースをスクリーニングした。ヒトゲノムDNAの 短い領域(DBEST受け入れ番号76387)が、FHF−1およびFHF−2ア ミノ酸配列の約25%に対して有意な相同性を有する翻訳配列を有することを見出 した。このゲノムセグメントは、17番染色体上の乳癌感受性遺伝子の検索の際に ランドマークとして使用された多くのゲノムセグメントのうちの一つであった。 配列76387に基づく合成DNAプライマーを使用して、ヒトゲノムDNAおよび ヒト網膜由来のcDNAからこの領域部分を増幅した。次いでこれらのPCR産 物をプローブとして使用し、前記ヒト網膜cDNAライブラリーから全長cDN Aクローンを単離した。 実施例2 FHF−3の推定一次構造 2つの独立したヒト網膜cDNAクローンのヌクレオチド配列から推定された ヒトFHF−3の配列を図1に示す。ヒトFHF−3の一次翻訳産物は長さが2 25個のアミノ酸であると予想される。図1の位置74に示したヒトFHF−3開始 メチオニンコドンは、読取り枠が合った最初のATGコドンである。この位置に良 好なコンセンサスリボソーム結合部位(GCGCTATGG(配列番号5);Kozak,Nuclei c Acids Res.,15:8125,1987)が見られる。読取り枠内にある次のメチオニンコ ドンは推定開始メチオニンコドンの124コドン3’側に見られる。aFGFとb FGFに対して観察されているように、FHF−3の一次翻訳産物のアミノ末端 は、シグナルペプチドの小胞体膜を横切る同時翻訳挿入を指令するためのコンセ ンサス配列と一致しない。FHF−3配列は、アスパラギン結合グリコシル化の ための潜在的なasn-X-ser/thr部位を欠く。 FHF−3をFGFファミリーの公知の他のメンバーと並べて図2に示し、ま た、アミノ酸の類似度を示す樹状図を図3に示す。最も相同性の高いFGFファ ミリーのメンバーは、8個のギャップをもって並べたときにFHF−3と30%の アミノ酸が同一であるFGF−9である。各々のポリペプチドの中央領域で、F HF−3も含めたすべてのFGFファミリーのメンバーが約50%のアミノ酸同一 性を共有していることに注目されたい。 実施例3 FHF−3の染色体位置決定 各々が異なるヒト染色体(Oncor,Gaithersburg,MD)を含有している24のヒト ‐マウスおよびヒト‐ハムスター細胞系のパネルから誘導され制限酵素で消化し たDNAを含有するサザンブロットを探査することによってFHF−3の染色体 位置を決定した。図4に示されているように、ヒトFHF−3プローブとヒト、 マウスおよびハムスターのゲノムDNAとのハイブリダイゼーションによって異 なるサイズのハイダリダイズ断片が生成する。ハイブリッドパネルのうち、ヒト 特異的ハイブリダイゼーションパターンはヒト17番染色体を担持するハイブリッ ド細胞系に相当するレーンのみに見られる。 実施例4 FHF−3mRNAの組織分布 FHF−3のmRNAの組織分布を決定するために、マウスの脳、眼、心臓、 腎臓、肝臓、肺、脾臓および精巣に由来する全RNAならびに酵母tRNA陰性 対照に対してRNアーゼプロテクション解析を実施した。使用したプローブは、 全長ヒトFHF−3cDNAとのハイブリダイゼーションによってマウス眼cD NAライブラリーから単離したマウスFHF−3遺伝子のセグメントから誘導し たものである。図5に示されているように、FHF−3の発現は脳および眼で最 も高レベルである。肺および精巣では、オートラジオグラムをさらに長く露出さ せて検出されたFHF−3の発現レベルは低かった。 実施例5 図6は、一時的にトランスフェクトしたヒト胚腎細胞(細胞系293)にて産生 されたFHF−3の免疫ブロットを示す。完全FHF−3タンパク質にカルボキ シ末端で結合したバクテリオファージT7由来の遺伝子10タンパク質を含む融合タ ンパク質に対して抗FHF−3抗体を誘導させた(Studier and Moffatt,J.Mo lec.Biol.189:113,1986)。得られた融合タンパク質を分取用ポリアクリルア ミドゲル電気泳動にて精製し、ウサギに注射した。FHF−3をヒト細胞で発現 させるために、完全な読取り枠(オープンリーディングフレーム)を真核細胞用 発現ベクターpCISへ挿入した(Gormanら,DNA Protein Eng.Tech.,2:3,1990 )。翻訳の効率を向上させるために、開始メチオニンコドンのすぐ5'側の領域を 、所望の配列を担持したプライマーを用いるPCR増幅によって適切なリボソー ム結合部位(CCACCATGG)へ変換した。この発現構築物およびシミアンウイルス4 0(SV40)ラージT抗原を発現するプラスミド(pRSV-TAg;Gormanら,DNA Protei n Eng.Tech.,2:3,1990)でヒト胚腎細胞を一時トランスフェクトした24時間 後に、細胞を回収し、タンパク質をポリアクリルアミドゲル電気泳動にかけ、1: 5000の希釈率のウサギ抗FHF−3抗血清を用いて免疫ブロットした。図6に示 すように、FHF−3でトランスフェクトした細胞(右レーン)は、見掛けの分 子量が30kDの免疫反応性ポリペプチドを合成する。この免疫反応性ポリペプチド は、関連のFGFファミリーメンバー(FHF−2)でトラン スフェクトした細胞(中央レーン)または偽トランスフェクトした細胞(左レー ン)では見られないものである。前もって染色したタンパク質サイズ標品の見掛 けの分子量(kD)を左側に示す。組換えFHF−3の見掛けの分子量は一次翻訳産 物の推定分子量(25kD)よりも5kD多く、この不一致はおそらくこのタンパク質 の等電点(10.275)が高いことを反映している。 現状で好ましい態様に関して本発明を説明してきたが、本発明の範囲から逸脱 することなくさまざまな修正をすることができるものと理解されたい。したがっ て、本発明は請求の範囲によってのみ制限されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/76 A61K 35/76 48/00 48/00 49/00 49/00 A 51/00 C07K 14/50 C07K 14/50 16/22 16/22 C12N 1/15 C12N 1/15 1/19 1/19 1/21 1/21 C12P 21/02 C 5/10 21/08 15/02 C12N 5/00 A C12P 21/02 B 21/08 15/00 C A61K 49/02 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ, VN (72)発明者 スモールウッド,フィリップ,エム. アメリカ合衆国 21797―9621 メリーラ ンド州,ウッドバイン,ウッドバイン ロ ード 5022 (72)発明者 トング,パトリック アメリカ合衆国 21210―1522 メリーラ ンド州,ボルティモア,ハムレット ヒル ロード 111,1209番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.実質的に純粋な繊維芽細胞増殖因子相同因子−3(FHF−3)ポリペプチ ド。 2.a.還元性SDS−PAGEで測定したときの分子量が約30kDであり、 b.17番染色体上に染色体位置を有するポリヌクレオチドによってコード される ことを特徴とする請求項1記載のポリペプチド。 3.配列番号2(図1)に示したアミノ酸配列を有する請求項2記載のポリペプ チド。 4.請求項1記載のFHF−3ポリペプチドをコードする、単離されたポリヌク レオチド配列。 5.FHF−3ヌクレオチド配列が、 a.配列番号1(図1)(ここでTはUでもよい); b.配列番号1に相補的な核酸配列; c.鎖長が少なくとも15塩基であり、かつ中程度のストリンジェント条件 下で配列番号2(図1)のFHF−3タンパク質をコードするDNAに 選択的にハイブリダイズする、aまたはbの断片; よりなる群から選択される、請求項4記載のポリヌクレオチド。 6.前記ポリヌクレオチドが哺乳動物細胞から単離されたものである、請求項4 記載のポリヌクレオチド配列。 7.哺乳動物細胞がヒト細胞である、請求項6記載のポリヌクレオチド。 8.請求項4記載のポリヌクレオチドを含有する発現ベクター。 9.前記ベクターがプラスミドである、請求項8記載のベクター。 10.前記ベクターがウイルスである、請求項8記載のベクター。 11.請求項8記載のベクターで安定に形質転換された宿主細胞。 12.前記細胞が原核細胞である、請求項11記載の宿主細胞。 13.前記細胞が真核細胞である、請求項11記載の宿主細胞。 14.FHF−3ポリペプチドと結合する抗体またはその免疫反応性フラグメント 。 15.前記抗体がポリクローナルである、請求項14記載の抗休。 16.前記抗体がモノクローナルである、請求項14に記載の抗体。 17.FHF−3関連細胞増殖性疾患が疑われる被験者の検体を、FHF−3と結 合する薬剤と接触させ、この薬剤のFHF−3への結合を検出することを含 んでなる、細胞増殖性疾患の検出方法。 18.前記細胞が脳、精巣、肺または眼の細胞よりなる群から選択される、請求項 17記載の方法。 19.前記薬剤がFHF−3と結合する抗体である、請求項17記載の方法。 20.前記薬剤がFHF−3ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドまたはそ の断片である、請求項17記載の方法。 21.前記検出をin vivoで行う、請求項17記載の方法。 22.前記検出をin vitroで行う、請求項17記載の方法。 23.前記薬剤が検出可能に標識されている、請求項19または20記載の方法。 24.検出可能な標識が放射性同位元素、蛍光化合物、生物発光化合物および化学 発光化合物よりなる群から選択される、請求項23記載の方法。 25.FHF−3の発現と関連した細胞増殖性疾患を有するかまたは該疾患が疑わ れる細胞を、FHF−3活性を抑制する薬剤と接触させることを含んでなる 、 FHF−3関連細胞増殖性疾患の治療方法。 26.前記薬剤が抗FHF−3抗体である、請求項25記載の方法。 27.前記薬剤がFHF−3アンチセンス配列である、請求項25記載の方法。 28.前記細胞が精巣、脳、肺、または眼の細胞である、請求項25記載の方法。 29.FHF−3活性を抑制する薬剤がベクターを使って細胞に導入される、請求 項25記載の方法。 30.前記ベクターがコロイド分散系である、請求項29記載の方法。 31.前記ベクターがウイルスである、請求項29記載の方法。 32.前記RNAウイルスがレトロウイルスである請求項31記載の方法。
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