JP2000355377A - 電子レンジ加熱用包装材料 - Google Patents
電子レンジ加熱用包装材料Info
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- JP2000355377A JP2000355377A JP11165309A JP16530999A JP2000355377A JP 2000355377 A JP2000355377 A JP 2000355377A JP 11165309 A JP11165309 A JP 11165309A JP 16530999 A JP16530999 A JP 16530999A JP 2000355377 A JP2000355377 A JP 2000355377A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スパークを発生させることなく、漬物等を常
温に維持することのできる電子レンジ用包装材料を提供
することを目的とするものである。 【解決手段】 漬物などに対応する部位を、外側から順
に、導電性粉末を分散させた材料から構成され、マイク
ロ波エネルギーを減衰させるマイクロ波減衰層11、プ
ラスチックフィルムなどから構成された断熱層12、金
属膜から構成され、かつ、減衰したマイクロ波を反射す
るマイクロ波反射層13を備える材料で構成した。
温に維持することのできる電子レンジ用包装材料を提供
することを目的とするものである。 【解決手段】 漬物などに対応する部位を、外側から順
に、導電性粉末を分散させた材料から構成され、マイク
ロ波エネルギーを減衰させるマイクロ波減衰層11、プ
ラスチックフィルムなどから構成された断熱層12、金
属膜から構成され、かつ、減衰したマイクロ波を反射す
るマイクロ波反射層13を備える材料で構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱すべき第1の
内容物と常温に保つべき第2の内容物との両者を包装し
て電子レンジ中でマイクロ波を照射し、上記第1の内容
物を選択的に誘電加熱する包装材料に関する。
内容物と常温に保つべき第2の内容物との両者を包装し
て電子レンジ中でマイクロ波を照射し、上記第1の内容
物を選択的に誘電加熱する包装材料に関する。
【0002】
【従来の技術】電子レンジは、飲食物を簡単に加熱する
ことができ、しかも、その原理がマイクロ波照射に伴う
内容物自体の発熱に起因するため、内容物の外側表面と
内部とを均一な温度に加熱できることから、急速に普及
している。
ことができ、しかも、その原理がマイクロ波照射に伴う
内容物自体の発熱に起因するため、内容物の外側表面と
内部とを均一な温度に加熱できることから、急速に普及
している。
【0003】このような内容物として、例えば、市販の
弁当類があるが、これら弁当類は、ごはん、肉類、煮魚
など、加熱による風味の向上が期待される第1の内容物
を含む反面、漬物、野菜サラダ、ソースやドレッシング
等の液体調味料、刺し身など、加熱によって却ってその
風味を損なう第2の内容物を同封していることが多い。
弁当類があるが、これら弁当類は、ごはん、肉類、煮魚
など、加熱による風味の向上が期待される第1の内容物
を含む反面、漬物、野菜サラダ、ソースやドレッシング
等の液体調味料、刺し身など、加熱によって却ってその
風味を損なう第2の内容物を同封していることが多い。
【0004】このような内容物にあっては、上記第2の
内容物を常温に維持したまま、第1の内容物を選択的に
加熱することが望ましい。
内容物を常温に維持したまま、第1の内容物を選択的に
加熱することが望ましい。
【0005】これを実現するため、上記第1の内容物に
対応する部位をマイクロ波透過性の樹脂フィルムや紙等
で構成し、他方、第2の内容物に対応する部位をマイク
ロ波反射性の材料で構成した包装材料が提案されてい
る。この包装材料により包装して電子レンジ中でマイク
ロ波を照射すると、マイクロ波の直進性のため、上記第
1の内容物に対応する部位においてはマイクロ波が包装
材料を透過して第1の内容物に到達し、第1の内容物を
発熱させる。他方、第2の内容物に対応する部位におい
てはマイクロ波が反射されて第2の内容物に到達せず、
このため、第2の内容物をマイクロ波から保護して常温
に保つことが可能になるのである。マイクロ波反射性の
材料としては、金属箔や金属蒸着膜等の金属材料が利用
されることが通常である。金属材料は理論上その導電率
が無限大であり、マイクロ波の全エネルギーを吸収して
渦電流に変え、この渦電流に基づいて再度マイクロ波を
発振して、見かけ上、上記マイクロ波を反射する。
対応する部位をマイクロ波透過性の樹脂フィルムや紙等
で構成し、他方、第2の内容物に対応する部位をマイク
ロ波反射性の材料で構成した包装材料が提案されてい
る。この包装材料により包装して電子レンジ中でマイク
ロ波を照射すると、マイクロ波の直進性のため、上記第
1の内容物に対応する部位においてはマイクロ波が包装
材料を透過して第1の内容物に到達し、第1の内容物を
発熱させる。他方、第2の内容物に対応する部位におい
てはマイクロ波が反射されて第2の内容物に到達せず、
このため、第2の内容物をマイクロ波から保護して常温
に保つことが可能になるのである。マイクロ波反射性の
材料としては、金属箔や金属蒸着膜等の金属材料が利用
されることが通常である。金属材料は理論上その導電率
が無限大であり、マイクロ波の全エネルギーを吸収して
渦電流に変え、この渦電流に基づいて再度マイクロ波を
発振して、見かけ上、上記マイクロ波を反射する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな包装材料にあっては、電子レンジのマイクロ波エネ
ルギーは極めて大きいため、この大きい電気エネルギー
を吸収した金属材料と電子レンジとの間でスパークを発
生することがある。このスパークの発生は、電子レンジ
使用者を驚かせるばかりでなく、包装材料、内容物、あ
るいは電子レンジに損傷を与えることもある。
うな包装材料にあっては、電子レンジのマイクロ波エネ
ルギーは極めて大きいため、この大きい電気エネルギー
を吸収した金属材料と電子レンジとの間でスパークを発
生することがある。このスパークの発生は、電子レンジ
使用者を驚かせるばかりでなく、包装材料、内容物、あ
るいは電子レンジに損傷を与えることもある。
【0007】本発明は、以上のような事情に鑑みてなさ
れたもので、スパークを発生させることなく、上記第2
の内容物を常温に維持することのできる電子レンジ用包
装材料を提供することを目的とするものである。
れたもので、スパークを発生させることなく、上記第2
の内容物を常温に維持することのできる電子レンジ用包
装材料を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、加熱すべき第1の内容物と常温に保つべき第
2の内容物との両者を包装して電子レンジ中でマイクロ
波を照射し、上記第1の内容物を選択的に誘電加熱する
包装材料において、上記第1の内容物に対応する部位を
マイクロ波透過性の材料で構成すると共に、上記第2の
内容物に対応する部位を、上記マイクロ波照射源側を外
側とし内容物側を内側として、外側から順に、マイクロ
波エネルギーを減衰させるマイクロ波減衰層、金属膜か
ら構成され、かつ、減衰したマイクロ波を反射するマイ
クロ波反射層を備える材料で構成したことを特徴とする
ものである。
る発明は、加熱すべき第1の内容物と常温に保つべき第
2の内容物との両者を包装して電子レンジ中でマイクロ
波を照射し、上記第1の内容物を選択的に誘電加熱する
包装材料において、上記第1の内容物に対応する部位を
マイクロ波透過性の材料で構成すると共に、上記第2の
内容物に対応する部位を、上記マイクロ波照射源側を外
側とし内容物側を内側として、外側から順に、マイクロ
波エネルギーを減衰させるマイクロ波減衰層、金属膜か
ら構成され、かつ、減衰したマイクロ波を反射するマイ
クロ波反射層を備える材料で構成したことを特徴とする
ものである。
【0009】請求項1記載の発明においては、上記第2
の内容物に対応する部位に照射されたマイクロ波は、ま
ず、マイクロ波減衰層に入射してそのエネルギーの一部
が吸収され、熱に変換される。吸収されなかったマイク
ロ波エネルギーの残部は、その一部が反射され、また、
他の一部は透過する。いずれにしても、このマイクロ波
減衰層を透過するマイクロ波は大幅にエネルギーの減衰
したものである。
の内容物に対応する部位に照射されたマイクロ波は、ま
ず、マイクロ波減衰層に入射してそのエネルギーの一部
が吸収され、熱に変換される。吸収されなかったマイク
ロ波エネルギーの残部は、その一部が反射され、また、
他の一部は透過する。いずれにしても、このマイクロ波
減衰層を透過するマイクロ波は大幅にエネルギーの減衰
したものである。
【0010】そして、マイクロ波減衰層を透過してエネ
ルギーの減衰したマイクロ波は、マイクロ波反射層に入
射する。このマイクロ波反射層は金属膜から構成される
ため、理論上、入射したマイクロ波の全エネルギーを反
射して、第2の内容物の加熱を防止する。
ルギーの減衰したマイクロ波は、マイクロ波反射層に入
射する。このマイクロ波反射層は金属膜から構成される
ため、理論上、入射したマイクロ波の全エネルギーを反
射して、第2の内容物の加熱を防止する。
【0011】なお、上記マイクロ波減衰層で発生した熱
による内容物の加熱を防止するため、上記包装材料は断
熱層を有することが望ましい。この場合には、上記熱は
断熱層に遮られて第2の内容物に伝わることがないから
である。こうして、第2の内容物は、マイクロ波による
加熱を免れ、常温に保たれる。断熱層は、マイクロ波減
衰層の内側に配置されておればよく、マイクロ波反射層
の内側と外側のいずれにあってもよい。
による内容物の加熱を防止するため、上記包装材料は断
熱層を有することが望ましい。この場合には、上記熱は
断熱層に遮られて第2の内容物に伝わることがないから
である。こうして、第2の内容物は、マイクロ波による
加熱を免れ、常温に保たれる。断熱層は、マイクロ波減
衰層の内側に配置されておればよく、マイクロ波反射層
の内側と外側のいずれにあってもよい。
【0012】請求項2に係る発明はこのような理由に基
づいてなされたもので、すなわち、請求項2に係る発明
は、請求項1に係る発明を前提とし、上記包装材料がマ
イクロ波減衰層の内側に断熱層を備えることを特徴とす
るものである。
づいてなされたもので、すなわち、請求項2に係る発明
は、請求項1に係る発明を前提とし、上記包装材料がマ
イクロ波減衰層の内側に断熱層を備えることを特徴とす
るものである。
【0013】次に、上記マイクロ波減衰層としては、空
間インピーダンスがマイクロ波反射層の空間インピーダ
ンスと空気の空間インピーダンスのほぼ中間にあるもの
が好ましく、導電材料と磁性材料のいずれをも適用する
ことができるが、導電材料が入手し易く、また、その減
衰能力の制御が容易である。
間インピーダンスがマイクロ波反射層の空間インピーダ
ンスと空気の空間インピーダンスのほぼ中間にあるもの
が好ましく、導電材料と磁性材料のいずれをも適用する
ことができるが、導電材料が入手し易く、また、その減
衰能力の制御が容易である。
【0014】請求項3に係る発明はこのような理由に基
づいてなされたもので、すなわち、請求項3に係る発明
は、請求項1又は2に係る発明を前提とし、前記マイク
ロ波減衰層として、表面抵抗率103 〜10-1Ω/□の
導電材料層を適用することを特徴とするものである。
づいてなされたもので、すなわち、請求項3に係る発明
は、請求項1又は2に係る発明を前提とし、前記マイク
ロ波減衰層として、表面抵抗率103 〜10-1Ω/□の
導電材料層を適用することを特徴とするものである。
【0015】また、請求項4に係る発明は、上記導電材
料層を特定したものである。すなわち、請求項4に係る
発明は、請求項1〜3に係る発明を前提とし、前記導電
材料層として、導電性粉末を電気絶縁性樹脂中に分散さ
せた樹脂組成物を適用することを特徴とするものであ
る。
料層を特定したものである。すなわち、請求項4に係る
発明は、請求項1〜3に係る発明を前提とし、前記導電
材料層として、導電性粉末を電気絶縁性樹脂中に分散さ
せた樹脂組成物を適用することを特徴とするものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。本発明は、加熱すべき第1の内容物と常温に保つ
べき第2の内容物との両者を包装して電子レンジ中でマ
イクロ波を照射し、上記第1の内容物を選択的に誘電加
熱する包装材料に関するものである。
する。本発明は、加熱すべき第1の内容物と常温に保つ
べき第2の内容物との両者を包装して電子レンジ中でマ
イクロ波を照射し、上記第1の内容物を選択的に誘電加
熱する包装材料に関するものである。
【0017】第1の内容物としては、ごはん、カツレツ
や焼肉などの肉料理類、八方菜などの野菜料理が例示で
きる。また、第2の内容物としては、漬物、刺し身など
が例示できる。これら第1の内容物と第2の内容物との
両者を包装する場合としては、例えば、駅弁などの弁当
類が代表例として挙げられる。
や焼肉などの肉料理類、八方菜などの野菜料理が例示で
きる。また、第2の内容物としては、漬物、刺し身など
が例示できる。これら第1の内容物と第2の内容物との
両者を包装する場合としては、例えば、駅弁などの弁当
類が代表例として挙げられる。
【0018】本発明に係る包装材料の形状としては、箱
状、袋状などのいずれの形状であってもよいが、第1の
内容物の加熱に伴って大量の水蒸気が発生し、包装材料
で包装された包装体内部の気圧又は体積が大きく増大す
るから、この気圧又は体積の増大に対応できるフレキシ
ブルな袋状であることが望ましい。また、上記気圧又は
体積の増大を解消するため、その一部に水蒸気を透過さ
せる透過孔を有するものであることが望ましい。
状、袋状などのいずれの形状であってもよいが、第1の
内容物の加熱に伴って大量の水蒸気が発生し、包装材料
で包装された包装体内部の気圧又は体積が大きく増大す
るから、この気圧又は体積の増大に対応できるフレキシ
ブルな袋状であることが望ましい。また、上記気圧又は
体積の増大を解消するため、その一部に水蒸気を透過さ
せる透過孔を有するものであることが望ましい。
【0019】次に、本発明に係る包装材料は、図面の図
4に示すように、第1の内容物Aに対応する部位1Aが
マイクロ波透過性の材料から構成され、第2の内容物に
対応する部位1Bがマイクロ波遮断性の材料から構成さ
れるものである。
4に示すように、第1の内容物Aに対応する部位1Aが
マイクロ波透過性の材料から構成され、第2の内容物に
対応する部位1Bがマイクロ波遮断性の材料から構成さ
れるものである。
【0020】なお、「第1の内容物Aに対応する部位1
A」とは、第1の内容物Aとマイクロ波照射源との間に
位置する部位をいい、一般に、第1の内容物に密着又は
近接して配置される部位である。「第2の内容物に対応
す部位」とはとは、第2の内容物Aとマイクロ波照射源
との間に位置する部位をいい、一般に、第2の内容物に
密着又は近接して配置される部位である。
A」とは、第1の内容物Aとマイクロ波照射源との間に
位置する部位をいい、一般に、第1の内容物に密着又は
近接して配置される部位である。「第2の内容物に対応
す部位」とはとは、第2の内容物Aとマイクロ波照射源
との間に位置する部位をいい、一般に、第2の内容物に
密着又は近接して配置される部位である。
【0021】次に、マイクロ波透過性の材料としては、
紙、プラスチックフィルム、無機酸化物、有機化合物な
どが例示できる。プラスチックフィルムとしては、ポリ
エチレン系プラスチックフィルム、ポリプロピレン系プ
ラスチックフィルム、塩化ビニル系プラスチックフィル
ム、ポリエステル系プラスチックフィルム、アクリル系
プラスチックフィルム、ポリアミド系プラスチックフィ
ルムなどが利用でき、その他のプラスチックフィルムも
そのほとんどがマイクロ波透過性である。
紙、プラスチックフィルム、無機酸化物、有機化合物な
どが例示できる。プラスチックフィルムとしては、ポリ
エチレン系プラスチックフィルム、ポリプロピレン系プ
ラスチックフィルム、塩化ビニル系プラスチックフィル
ム、ポリエステル系プラスチックフィルム、アクリル系
プラスチックフィルム、ポリアミド系プラスチックフィ
ルムなどが利用でき、その他のプラスチックフィルムも
そのほとんどがマイクロ波透過性である。
【0022】また、無機酸化物としては、酸化珪素、酸
化アルミニウム、酸化マグネシウムなどが例示できる。
フェライトなどの例外を除けば、無機酸化物のほとんど
すべてがマイクロ波透過性である。これら無機酸化物
は、粉末の形状で樹脂などの結着材中に分散して使用し
ても良いし、真空蒸着やスパッタリングなどの方法によ
り薄膜として利用することもできる。薄膜として利用し
た場合、マイクロ波を透過するばかりでなく、水蒸気や
酸素ガスの透過を防止して、内容物の酸敗を防止し、そ
の保存性を高めることが可能となる。
化アルミニウム、酸化マグネシウムなどが例示できる。
フェライトなどの例外を除けば、無機酸化物のほとんど
すべてがマイクロ波透過性である。これら無機酸化物
は、粉末の形状で樹脂などの結着材中に分散して使用し
ても良いし、真空蒸着やスパッタリングなどの方法によ
り薄膜として利用することもできる。薄膜として利用し
た場合、マイクロ波を透過するばかりでなく、水蒸気や
酸素ガスの透過を防止して、内容物の酸敗を防止し、そ
の保存性を高めることが可能となる。
【0023】また、有機化合物としては、上記プラスチ
ックフィルムの他、塗料や印刷インキに利用されている
ビヒクル(例えば、植物油、あるいは、食品の調理に利
用した後これを再生した植物油)、印刷インキに配合さ
れている有機顔料などが挙げられる。
ックフィルムの他、塗料や印刷インキに利用されている
ビヒクル(例えば、植物油、あるいは、食品の調理に利
用した後これを再生した植物油)、印刷インキに配合さ
れている有機顔料などが挙げられる。
【0024】次に、上記マイクロ波遮断性の材料1B
は、図1に示すように、上記マイクロ波照射源側を外側
とし内容物側を内側として、外側から順に、マイクロ波
エネルギーを減衰させるマイクロ波減衰層11、断熱層
12、金属膜から構成され、かつ、減衰したマイクロ波
を反射するマイクロ波反射層13の少なくとも三層を備
える材料をいう。これら三層の順序は重要であるが、こ
れら三層の内側、外側、あるいは三層の間に、別の層が
あってもよい、
は、図1に示すように、上記マイクロ波照射源側を外側
とし内容物側を内側として、外側から順に、マイクロ波
エネルギーを減衰させるマイクロ波減衰層11、断熱層
12、金属膜から構成され、かつ、減衰したマイクロ波
を反射するマイクロ波反射層13の少なくとも三層を備
える材料をいう。これら三層の順序は重要であるが、こ
れら三層の内側、外側、あるいは三層の間に、別の層が
あってもよい、
【0025】マイクロ波減衰層11としては、導電性カ
ーボンブラックの粉末や金属粉末などの導電性粉末を結
着材中に分散したものが利用できる。これら粉末の材
質、形状、含有量によりその減衰性能が大幅に異なる
が、一般的に表面抵抗率が小さいものほど減衰性能が高
い。好ましくは、表面抵抗が103 〜10-1Ω/□に調
整したものである。
ーボンブラックの粉末や金属粉末などの導電性粉末を結
着材中に分散したものが利用できる。これら粉末の材
質、形状、含有量によりその減衰性能が大幅に異なる
が、一般的に表面抵抗率が小さいものほど減衰性能が高
い。好ましくは、表面抵抗が103 〜10-1Ω/□に調
整したものである。
【0026】なお、マイクロ波減衰層11として、複数
の層を適用することもできる。この場合、外側から内側
に向かうに従って、すなわち、マイクロ波照射源から内
容物側に向かうに従って、その表面抵抗率が低下するよ
うに、上記複数のマイクロ波減衰層を配置することが望
ましい。そのマイクロ波吸収性能が増大し、マイクロ波
の反射エネルギーと透過エネルギーとを共に低下させる
からである。
の層を適用することもできる。この場合、外側から内側
に向かうに従って、すなわち、マイクロ波照射源から内
容物側に向かうに従って、その表面抵抗率が低下するよ
うに、上記複数のマイクロ波減衰層を配置することが望
ましい。そのマイクロ波吸収性能が増大し、マイクロ波
の反射エネルギーと透過エネルギーとを共に低下させる
からである。
【0027】また、導電性粉末を結着材中に分散させ、
塗工して乾燥する際に、導電性粉末を沈降させることに
より、断面方向に表面抵抗率が漸減するマイクロ波遮断
層とすることもできる。この場合もそのマイクロ波吸収
性能が増大し、マイクロ波の反射エネルギーと透過エネ
ルギーとを共に低下させることができる。
塗工して乾燥する際に、導電性粉末を沈降させることに
より、断面方向に表面抵抗率が漸減するマイクロ波遮断
層とすることもできる。この場合もそのマイクロ波吸収
性能が増大し、マイクロ波の反射エネルギーと透過エネ
ルギーとを共に低下させることができる。
【0028】次に、断熱層12としては、紙の他、プラ
スチックフィルムを利用することができる。この断熱層
12自体の発熱を防止するため、電気絶縁性材料から構
成することが望ましい。
スチックフィルムを利用することができる。この断熱層
12自体の発熱を防止するため、電気絶縁性材料から構
成することが望ましい。
【0029】次に、マイクロ波反射層13としては、金
属箔や金属薄膜が利用できる。材質は任意の金属であっ
て良いが、アルミニウムが安価でかつ加工し易い。金属
薄膜の形成は、真空蒸着、スパッタリング、CVDなど
の薄膜形成方法で可能である。
属箔や金属薄膜が利用できる。材質は任意の金属であっ
て良いが、アルミニウムが安価でかつ加工し易い。金属
薄膜の形成は、真空蒸着、スパッタリング、CVDなど
の薄膜形成方法で可能である。
【0030】また、マイクロ波反射層13は、一様に設
ける必要がない。照射されるマイクロ波の波長又はそれ
以下のピッチの網目状に設けられたものであってもよ
い。勿論、ピンホールやクラックのある金属箔又は金属
薄膜であってもよい。
ける必要がない。照射されるマイクロ波の波長又はそれ
以下のピッチの網目状に設けられたものであってもよ
い。勿論、ピンホールやクラックのある金属箔又は金属
薄膜であってもよい。
【0031】なお、マイクロ波反射層13は、包装材料
端部から露出していないことが望ましい、マイクロ波反
射層13の端部が露出している場合、この端部に照射さ
れるマイクロ波は減衰することなくマイクロ波反射層端
部に照射されるため、マイクロ波反射層の吸収するエネ
ルギーが増大し、この端部からスパークを生じることが
ある。この端部がマイクロ波減衰層11に被覆されてい
ることが望ましいが、必ずしもその必要はない。
端部から露出していないことが望ましい、マイクロ波反
射層13の端部が露出している場合、この端部に照射さ
れるマイクロ波は減衰することなくマイクロ波反射層端
部に照射されるため、マイクロ波反射層の吸収するエネ
ルギーが増大し、この端部からスパークを生じることが
ある。この端部がマイクロ波減衰層11に被覆されてい
ることが望ましいが、必ずしもその必要はない。
【0032】次に、第2の内容物に対応する部位に適用
できるその他の層としては、プラスチックフィルム、
紙、無機酸化物層、有機化合物(印刷インキ、接着剤層
など、)などが例示できる。
できるその他の層としては、プラスチックフィルム、
紙、無機酸化物層、有機化合物(印刷インキ、接着剤層
など、)などが例示できる。
【0033】図2に示すものは、本発明に係る包装材料
の具体例の断面構造を示したものである。すなわち、プ
ラスチックフィルムを断熱層12とし、第2の内容物に
対応する部位の外側にマイクロ波減衰層11を設け、そ
の外側に均一にプラスチック材料から成る保護層14と
印刷インキ層15を設け、他方、第2の内容物に対応す
る部位の内側にマイクロ波反射層13を設け、さらにそ
の内側に均一にプラスチック材料から成るシーラント層
16を設けて製袋可能としたものである。
の具体例の断面構造を示したものである。すなわち、プ
ラスチックフィルムを断熱層12とし、第2の内容物に
対応する部位の外側にマイクロ波減衰層11を設け、そ
の外側に均一にプラスチック材料から成る保護層14と
印刷インキ層15を設け、他方、第2の内容物に対応す
る部位の内側にマイクロ波反射層13を設け、さらにそ
の内側に均一にプラスチック材料から成るシーラント層
16を設けて製袋可能としたものである。
【0034】また、図3に示すものは、プラスチックフ
ィルムを支持体17としてこれに酸化アルミニウム蒸着
膜18を設けて水蒸気や酸素の遮断層とし、第2の内容
物に対応する部位の外側にマイクロ波反射層13、断熱
層12、マイクロ波減衰層11をこの順に設け、さらに
その外側に均一にプラスチック材料から成る保護層14
と印刷インキ層15を設けたものである。
ィルムを支持体17としてこれに酸化アルミニウム蒸着
膜18を設けて水蒸気や酸素の遮断層とし、第2の内容
物に対応する部位の外側にマイクロ波反射層13、断熱
層12、マイクロ波減衰層11をこの順に設け、さらに
その外側に均一にプラスチック材料から成る保護層14
と印刷インキ層15を設けたものである。
【0035】
【発明の効果】請求項1、3、4に係る発明によれば、
第1の内容物はマイクロ波の照射を浴びて十分に加熱さ
れる。他方、第2の内容物に対応する部位に照射された
マイクロ波は、まず、マイクロ波減衰層に入射し、減衰
して透過する。そして、エネルギーの減衰したマイクロ
波はマイクロ波反射層に入射して反射され、第2の内容
物の加熱を防止する。
第1の内容物はマイクロ波の照射を浴びて十分に加熱さ
れる。他方、第2の内容物に対応する部位に照射された
マイクロ波は、まず、マイクロ波減衰層に入射し、減衰
して透過する。そして、エネルギーの減衰したマイクロ
波はマイクロ波反射層に入射して反射され、第2の内容
物の加熱を防止する。
【0036】また、請求項2、3、4に係る発明によれ
ば、なお、上記マイクロ波減衰層で発生した熱は断熱層
に遮られて第2の内容物に伝わることがない。このた
め、第2の内容物は、マイクロ波による加熱を免れ、常
温に保たれるのである。このため、スパークを生じるこ
となく、上記第2の内容物を常温に維持することが可能
となる効果を奏する。
ば、なお、上記マイクロ波減衰層で発生した熱は断熱層
に遮られて第2の内容物に伝わることがない。このた
め、第2の内容物は、マイクロ波による加熱を免れ、常
温に保たれるのである。このため、スパークを生じるこ
となく、上記第2の内容物を常温に維持することが可能
となる効果を奏する。
【図1】 本発明の第2の内容物に対応する部位の包装
材料の断面説明図。
材料の断面説明図。
【図2】 本発明の包装材料の具体例の断面説明図。
【図3】 本発明の包装材料の他の具体例の断面説明
図。
図。
【図4】 本発明の包装材料で包装した包装体の断面説
明図。
明図。
1─包装材料,11─マイクロ波減衰層,12─断熱
層,13─マイクロ波反射層,14─保護層,15─印
刷インキ層,16─シーラント層,1A─第1の内容物
に対応する部位,1B─第2の内容物に対応する部位
層,13─マイクロ波反射層,14─保護層,15─印
刷インキ層,16─シーラント層,1A─第1の内容物
に対応する部位,1B─第2の内容物に対応する部位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA11 AB01 AC05 AC06 BA12A BB01A BB12A BB14A BB25A BB26A CA14 CA18 CA21 CA24 GB02 4B055 AA10 AA17 BA06 BA62 CA01 CB16 CC43 CC52 FA01 FB02 FB15 FB35 FB46 FC05 FC07 FC11 FD03 FE01
Claims (4)
- 【請求項1】加熱すべき第1の内容物と常温に保つべき
第2の内容物との両者を包装して電子レンジ中でマイク
ロ波を照射し、上記第1の内容物を選択的に誘電加熱す
る包装材料において、 上記第1の内容物に対応する部位をマイクロ波透過性の
材料で構成すると共に、 上記第2の内容物に対応する部位を、上記マイクロ波照
射源側を外側とし内容物側を内側として、外側から順
に、マイクロ波エネルギーを減衰させるマイクロ波減衰
層、金属膜から構成され、かつ、減衰したマイクロ波を
反射するマイクロ波反射層を備える材料で構成したこと
を特徴とする電子レンジ加熱用包装材料。 - 【請求項2】上記包装材料がマイクロ波減衰層の内側に
断熱層を備えることを特徴とする請求項1記載の電子レ
ンジ加熱用包装材料。 - 【請求項3】前記マイクロ波減衰層として、表面抵抗率
103 〜10-1Ω/□の導電材料層を適用することを特
徴とする請求項1又は2記載の電子レンジ加熱用包装材
料。 - 【請求項4】前記導電材料層として、導電性粉末を電気
絶縁性樹脂中に分散させた樹脂組成物を適用することを
特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子レンジ
加熱用包装材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11165309A JP2000355377A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 電子レンジ加熱用包装材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11165309A JP2000355377A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 電子レンジ加熱用包装材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000355377A true JP2000355377A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15809895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11165309A Pending JP2000355377A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 電子レンジ加熱用包装材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000355377A (ja) |
-
1999
- 1999-06-11 JP JP11165309A patent/JP2000355377A/ja active Pending
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