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JP2000225804A - キャスター - Google Patents

キャスター

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Publication number
JP2000225804A
JP2000225804A JP11025338A JP2533899A JP2000225804A JP 2000225804 A JP2000225804 A JP 2000225804A JP 11025338 A JP11025338 A JP 11025338A JP 2533899 A JP2533899 A JP 2533899A JP 2000225804 A JP2000225804 A JP 2000225804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
caster
rotating shaft
wheel
plastic
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11025338A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3452826B2 (ja
Inventor
Tsuruo Yamashita
鶴夫 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinkigosei Co Ltd
Original Assignee
Shinkigosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinkigosei Co Ltd filed Critical Shinkigosei Co Ltd
Priority to JP02533899A priority Critical patent/JP3452826B2/ja
Publication of JP2000225804A publication Critical patent/JP2000225804A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3452826B2 publication Critical patent/JP3452826B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
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  • Legs For Furniture In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく、組み立て容易なキャスタ
ーとする。 【解決手段】 上方に回動軸2を突設したプラスチック
製のキャスター本体1の下方に垂設した壁体4に壁体下
端を開放側とした円状の切り欠き溝5を設けると共にこ
の切り欠き溝の開放側6の幅を溝を構成する円の直径よ
り小さく設定する。切り欠き溝の円の直径より小にして
開放側の幅より大なる直径を有するプラスチック製の回
転軸13により固定されたプラスチック製の双輪の車輪
10を、その回転軸を上記切り欠き溝内に圧入・通過さ
せることによりキャスター本体に回転自在に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は各種の家具や什器
の移動のために使用するキャスターに関する。
【0002】
【従来の技術】被取り付け体に対する回動軸を備えたキ
ャスター本体に対し車輪を回転自在に保持したキャスタ
ーが広く使用されている。この種のキャスターとして
は、キャスター本体下方に間隙を開けて垂設した一対の
壁体の軸孔間に車輪の回転軸を架け渡すものと、キャス
ター本体下方に垂設した壁体の軸孔に双輪の車輪の回転
軸を貫通させるものの2種が存する。
【0003】又、キャスターの材質としては金属が一般
的であり、それに補助的にプラスチックやゴムが使用さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
キャスターにおいては一対の壁体間に車輪を位置させな
がら回転軸を軸孔に架け渡なくてはならず、又、後者の
キャスターにおいては垂設した壁体の軸孔に回転軸を貫
通させると共に、この回転軸に車輪を固定しなくてはな
らず組み立てが複雑であった。即ち、キャスターは最低
でもキャスター本体の他に車輪と回転軸が別部材として
存在することとなり、これらの3種の部材を組み立てな
くてはならないと共にこれらの部品管理の手間も生じ
た。又、従来技術のキャスターにおいては被取り付け体
に対する回動軸や車輪の回転軸には金属部品を使用して
おり、製造にあたって樹脂成形と金属加工の異なる工程
を必要とし作業効率が悪かった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は以上の従来技
術の問題点に鑑みて創作され、作業効率が良く、低コス
トで製造可能なキャスターを提供することを目的とする
ものであり、ここでは次の2つの発明を開示することと
する。
【0006】即ち、第1の発明のキャスターは、上方に
回動軸を突設したプラスチック製のキャスター本体の下
方に垂設した壁体に壁体下端を開放側とした円状の切り
欠き溝を設けると共にこの切り欠き溝の開放側の幅を溝
を構成する円の直径より小さく設定し、切り欠き溝の円
の直径より小にして開放側の幅より大なる直径を有する
プラスチック製の回転軸により固定されたプラスチック
製の双輪の車輪を、その回転軸を上記切り欠き溝内に圧
入・通過させることにより車輪をキャスター本体に回転
自在に保持したことを特徴とする。
【0007】又、第2の発明のキャスターは、上方に回
動軸を突設したプラスチック製のキャスター本体の下方
に垂設した壁体に壁体下端を開放側とした円状の切り欠
き溝を設け、切り欠き溝の円の直径より小なる直径を有
するプラスチック製の回転軸により固定されたプラスチ
ック製の双輪の車輪の回転軸を切り欠き溝内に挿入後、
切り欠き溝の開放側を加熱により車輪の回転軸より幅狭
とすることにより車輪をキャスター本体に回転自在に保
持したことを特徴とする。
【0008】この発明のキャスターの最大の特徴は車輪
の回転軸をキャスター本体の軸孔に貫通させるという従
来技術の前提を捨てたことである。この発明のキャスタ
ーがその使用を想定するのは家具や什器である。通常、
これらの物品は設置場所への搬入の際は床面から持ち上
げられるが、それ以降の使用の場面においては常に床面
に位置する。よって、キャスターの軸孔においては軸孔
の上方部には常に回転軸から大きな荷重が加わるが、下
方部には荷重は勿論、回転軸が接触する機会さえないこ
ととなる。即ち、キャスターにおいては、通常の軸受け
における軸孔のように、軸孔の360度全周方向への回
転軸からの荷重を考慮する必要がなく、単純に上方部へ
の荷重のみ考慮すれば足りる。
【0009】本願発明者は以上の事実に着目してこの発
明に及んだものであり、この発明の最大の特徴は車輪の
回転軸を回転自在に保持するのに際し軸孔を採用するこ
とを止め、代わりに円状の切り欠き溝としたことであ
る。この場合、切り欠き溝の溝底側はキャスターの上方
に向けられるのだから、キャスターの車輪が床面に接し
ている前記の通常の使用状況においては、従来の軸孔と
作用においては何らの相違はない。一方、何らかの理由
によってキャスターが床面から離れた場合はキャスター
本体からの車輪の脱落防止のみを考慮すればよいのであ
り、この発明においては、これを切り欠き溝の開放側の
幅を車輪の回転軸より幅狭とすることに求めている。そ
して、前記の第1発明においては回転軸を予め幅狭とし
た開放側に圧入・通過させる手段を採用し、第2発明に
おいては回転軸を切り欠き溝内に挿入後、開放側を加熱
により幅狭とする手段を採用している。
【0010】次に、この発明の第2の特徴は車輪の回転
軸も含めてキャスターの構成部材をプラスチックで構成
したことである。そして、この発明においては、この素
材の選択は単に製造工程の一本化や成形加工の容易性と
いった一義的な作用のみでなく、次の複合的な作用を生
じさせている。第1にある程度の弾性を期待できるプラ
スチックの特質より、第1発明における切り欠き溝の開
放側への回転軸の圧入・通過を可能とする。第2に熱可
塑性を有するプラスチックの特質より、第2発明におけ
る切り欠き溝の開放側を加熱して軟化又は溶融による幅
狭方向への変形を可能とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明のキャスターの具
体的実施例を添付図面に基づいて説明する。図1は第1
発明のキャスターの実施例を示す図である。図中符号1
はキャスター本体であり、このキャスター本体1の上方
には被取り付け体の軸孔等に挿入されるための回動軸2
が一体に成形されると共に、下方には車輪の外形に沿っ
てそれを覆うための車輪カバー3を介して、壁体4が一
体に成形され、ここには壁体下端を開放側とした円状の
切り欠き溝5が設けられる。この実施例においてはキャ
スター本体1は強度も考慮し、ポリカーボネートにより
一体成形される。尚、図中符号7は複数種の被取り付け
体の軸孔径に対応させるために回動軸2に対し用意され
るスリーブである。
【0012】次に図中符号10は双輪状の車輪であり、
この車輪10は一対の車輪11、12を回転軸13で連
結した構成よりなる。そして、前記のキャスター本体1
の切り欠き溝5の円の直径は車輪10の回転軸13の直
径より大に構成されると共に、切り欠き溝の開放側6の
幅は回転軸の直径より小に構成される。この実施例にお
いては車輪10は弾性を考慮し、ポリプロピレンにより
一体成形される。尚、この車輪10は例えば車輪12と
回転軸13を一体成形したものに車輪11を接合或いは
嵌合したものであってもよいことは勿論である。
【0013】以上の実施例のキャスターにおいては、構
成部材は一体に成形されたキャスター本体1と、一体に
成形又は組み立てられた車輪10の2部材のみであり、
組み立てにあたっては、車輪10の回転軸13をキャス
ター本体1の切り欠き溝5に対し開放側6から圧入すれ
ば両者の変形により回転軸は開放側を通過して切り欠き
溝内に遊嵌・保持されることとなる。
【0014】一方、第2発明のキャスターの実施例にお
いては、キャスター本体1の切り欠き溝5の開放側6の
幅が車輪10の回転軸13の直径より大きいこと以外は
前記の実施例と共通する。そして、第2発明の場合は、
車輪の回転軸を切り欠き溝内に挿入後、切り欠き溝の開
放側を加熱して軟化又は溶融により幅狭とすることによ
り回転軸は開放側を通過して切り欠き溝内に遊嵌・保持
されることとなる。
【0015】
【発明の効果】以上の構成よりなるこの発明は次の特有
の効果を奏する。 キャスターをキャスター本体と車輪のみの2部材で組
み立てることが可能となるので、組み立て工程が効率化
すると共に部品管理も楽になる。 前記したようにプラスチックにより製造することに適
した構成を有するので、成形性に優れ、上記の組み立て
効率の容易さと相まって低コストのキャスターを実現す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のキャスターの分解斜視図。
【図2】 同上、側面図。
【図3】 同上、一部切り欠き正面図。
【符号の説明】
1 キャスター本体 2 回動軸 4 壁体 5 切り欠き溝 6 (切り欠き溝)の開放側 10 車輪 13 回転軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に回動軸を突設したプラスチック製
    のキャスター本体の下方に垂設した壁体に壁体下端を開
    放側とした円状の切り欠き溝を設けると共にこの切り欠
    き溝の開放側の幅を溝を構成する円の直径より小さく設
    定し、切り欠き溝の円の直径より小にして開放側の幅よ
    り大なる直径を有するプラスチック製の回転軸により固
    定されたプラスチック製の双輪の車輪を、その回転軸を
    上記切り欠き溝内に圧入・通過させることにより車輪を
    キャスター本体に回転自在に保持したことを特徴とする
    キャスター。
  2. 【請求項2】 上方に回動軸を突設したプラスチック製
    のキャスター本体の下方に垂設した壁体に壁体下端を開
    放側とした円状の切り欠き溝を設け、切り欠き溝の円の
    直径より小なる直径を有するプラスチック製の回転軸に
    より固定されたプラスチック製の双輪の車輪の回転軸を
    切り欠き溝内に挿入後、切り欠き溝の開放側を加熱によ
    り車輪の回転軸より幅狭とすることにより車輪をキャス
    ター本体に回転自在に保持したことを特徴とするキャス
    ター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6637072B2 (en) * 2000-09-29 2003-10-28 Formway Furniture Limited Castored base for an office chair
US7546662B2 (en) 2007-05-07 2009-06-16 Jacob Holtz Company Caster with weight transferring tab
USD602769S1 (en) 2008-05-05 2009-10-27 Jacob Holtz Company Caster
US9027204B2 (en) 2007-05-07 2015-05-12 Jacob Holtz Company Casters having weight transferring tab

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