JP2000289051A - Lim用添加剤供給ユニット、lim用射出成形装置、及びlim用添加剤供給方法 - Google Patents
Lim用添加剤供給ユニット、lim用射出成形装置、及びlim用添加剤供給方法Info
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- JP2000289051A JP2000289051A JP11098890A JP9889099A JP2000289051A JP 2000289051 A JP2000289051 A JP 2000289051A JP 11098890 A JP11098890 A JP 11098890A JP 9889099 A JP9889099 A JP 9889099A JP 2000289051 A JP2000289051 A JP 2000289051A
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2083/00—Use of polymers having silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only, in the main chain, as moulding material
- B29K2083/005—LSR, i.e. liquid silicone rubbers, or derivatives thereof
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 添加剤の添加量を高精度にコントロールで
き、広範囲の粘度、形態の添加剤を使用できるLIM用
添加剤供給ユニット、LIM用射出成形装置、及びLI
M用添加剤供給方法を提供する。 【解決手段】 添加剤をシリンダ3内に供給するのに、
流動する主材料に対して吐出シリンダ21から添加剤を
押し出す一方で、吐出シリンダ21の吐出口22の直前
に貫通孔28,28…が穿孔された円盤27を回転させ
て断続的に吐出口22を開閉する。この円盤27の回転
速度を制御することにより添加剤の供給量を制御する。
き、広範囲の粘度、形態の添加剤を使用できるLIM用
添加剤供給ユニット、LIM用射出成形装置、及びLI
M用添加剤供給方法を提供する。 【解決手段】 添加剤をシリンダ3内に供給するのに、
流動する主材料に対して吐出シリンダ21から添加剤を
押し出す一方で、吐出シリンダ21の吐出口22の直前
に貫通孔28,28…が穿孔された円盤27を回転させ
て断続的に吐出口22を開閉する。この円盤27の回転
速度を制御することにより添加剤の供給量を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は射出成形装置に係
り、更に詳細には、原材料として液状樹脂を用いるLI
M(リキッド・インジェクション・モールディング)用
射出成形装置用添加剤供給ユニット、このLIM用射出
成形装置用添加剤供給ユニットを備えたLIM用射出成
形装置ならびにLIM用添加剤供給方法に関する。
り、更に詳細には、原材料として液状樹脂を用いるLI
M(リキッド・インジェクション・モールディング)用
射出成形装置用添加剤供給ユニット、このLIM用射出
成形装置用添加剤供給ユニットを備えたLIM用射出成
形装置ならびにLIM用添加剤供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液状シリコーンゴムなどの成
形品を成形する作業には、成形品の原材料A成分、B成
分をスクリューが回転するシリンダー内に投入して室温
下で混練し、その後に加熱された金型内に射出して成形
する射出成形装置が用いられている。
形品を成形する作業には、成形品の原材料A成分、B成
分をスクリューが回転するシリンダー内に投入して室温
下で混練し、その後に加熱された金型内に射出して成形
する射出成形装置が用いられている。
【0003】図8は代表的な射出成形装置の概略構成を
示した垂直断面図である。
示した垂直断面図である。
【0004】図8に示したように、従来型の射出成形装
置100では射出成形装置本体101内のシリンダ10
2内に混練用のスクリュー103が配設されている。シ
リンダ102の根元付近、即ち図8中の右端付近には原
材料をシリンダ102内に投入するための投入口104
が配設されており、この投入口104の上流部にはLI
M材料のA成分、B成分を供給するための原料ポンプ1
06、107が配設されており、これらLIM材料供給
用の原料ポンプ106、107の先と投入口104との
間がホース108、109で繋がれている。
置100では射出成形装置本体101内のシリンダ10
2内に混練用のスクリュー103が配設されている。シ
リンダ102の根元付近、即ち図8中の右端付近には原
材料をシリンダ102内に投入するための投入口104
が配設されており、この投入口104の上流部にはLI
M材料のA成分、B成分を供給するための原料ポンプ1
06、107が配設されており、これらLIM材料供給
用の原料ポンプ106、107の先と投入口104との
間がホース108、109で繋がれている。
【0005】LIM成形システムで主成分であるA成
分、B成分の他に第三成分として、添加剤、顔料(着色
剤)を混合しようとする場合には、図8の投入口104
に原料ポンプ106或いは107と連動して動く計量ポ
ンプ105を配設して、添加剤或いは顔料を110の配
管(ライン)を用いて成形機スクリューへ投入してい
た。 ところで、上記のようなLIM用射出成形装置で
は、製品の品質を一定に保つため、添加剤や顔料などの
添加量を正確に計量して原材料A成分、B成分に添加す
る必要がある。
分、B成分の他に第三成分として、添加剤、顔料(着色
剤)を混合しようとする場合には、図8の投入口104
に原料ポンプ106或いは107と連動して動く計量ポ
ンプ105を配設して、添加剤或いは顔料を110の配
管(ライン)を用いて成形機スクリューへ投入してい
た。 ところで、上記のようなLIM用射出成形装置で
は、製品の品質を一定に保つため、添加剤や顔料などの
添加量を正確に計量して原材料A成分、B成分に添加す
る必要がある。
【0006】しかるに、A成分及びB成分は、原料ポン
プ106、107で高圧で投入口104へ供給されるた
め、添加剤或いは顔料のように配合比がA成分、B成分
に対して少ない比率で配合するような場合には、添加剤
或いは顔料ポンプ105を原料ポンプ106、107と
連動させておいても、計量ポンプ105の送り量が原料
ポンプ106、107に比べて1/100〜10/10
0程度と小さいために圧力が伝わらず、脈動を生じて色
ムラや配合量のバラツキによる色違いなどの混合不良が
発生していた。
プ106、107で高圧で投入口104へ供給されるた
め、添加剤或いは顔料のように配合比がA成分、B成分
に対して少ない比率で配合するような場合には、添加剤
或いは顔料ポンプ105を原料ポンプ106、107と
連動させておいても、計量ポンプ105の送り量が原料
ポンプ106、107に比べて1/100〜10/10
0程度と小さいために圧力が伝わらず、脈動を生じて色
ムラや配合量のバラツキによる色違いなどの混合不良が
発生していた。
【0007】また、計量ポンプ105を独立で動かした
場合には、原料ポンプ106、107の送り量との連動
性が保てないこと、また、原料ポンプ106,107の
高圧移送に打ち勝つだけの圧力を必要とするため送り量
にムラが生じていた。
場合には、原料ポンプ106、107の送り量との連動
性が保てないこと、また、原料ポンプ106,107の
高圧移送に打ち勝つだけの圧力を必要とするため送り量
にムラが生じていた。
【0008】更に、成形品の彩色を換えるためには、そ
の都度計量ポンプ105とその長いライン110を洗浄
しなければならないという工程管理上の問題がある。
の都度計量ポンプ105とその長いライン110を洗浄
しなければならないという工程管理上の問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題を解決するためになされたものである。即ち、本発明
は、添加剤の添加量を高精度にコントロールすることの
できるLIM用添加剤供給ユニット、LIM用射出成形
装置、及びLIM用添加剤供給方法を提供することを目
的とする。
題を解決するためになされたものである。即ち、本発明
は、添加剤の添加量を高精度にコントロールすることの
できるLIM用添加剤供給ユニット、LIM用射出成形
装置、及びLIM用添加剤供給方法を提供することを目
的とする。
【0010】また、本発明は広範囲の添加剤を使用する
ことができるLIM用添加剤供給ユニット、LIM用射
出成形装置、及びLIM用添加剤供給方法を提供するこ
とを目的とする。
ことができるLIM用添加剤供給ユニット、LIM用射
出成形装置、及びLIM用添加剤供給方法を提供するこ
とを目的とする。
【0011】更に、本発明は色換えなどの操作を簡便に
行うことのできるLIM用添加剤供給ユニット、LIM
用射出成形装置、及びLIM用添加剤供給方法を提供す
ることを目的とする。
行うことのできるLIM用添加剤供給ユニット、LIM
用射出成形装置、及びLIM用添加剤供給方法を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のLIM用添加剤供給ユニットは、吐出口か
ら添加剤を吐出する吐出シリンダと、前記吐出口に略垂
直に当接しつつ回転可能に配設された円盤であって、こ
の円盤を回転させたときに前記吐出口を断続的に解放す
る複数の貫通孔が穿孔された円盤と、前記円盤を回転さ
せるモータと、前記吐出シリンダ及び前記モータを制御
することにより添加剤の供給量を制御する制御部と、を
具備する。
め、本発明のLIM用添加剤供給ユニットは、吐出口か
ら添加剤を吐出する吐出シリンダと、前記吐出口に略垂
直に当接しつつ回転可能に配設された円盤であって、こ
の円盤を回転させたときに前記吐出口を断続的に解放す
る複数の貫通孔が穿孔された円盤と、前記円盤を回転さ
せるモータと、前記吐出シリンダ及び前記モータを制御
することにより添加剤の供給量を制御する制御部と、を
具備する。
【0013】本発明のLIM用射出成形装置は、射出材
料を金型に射出する射出成形装置本体と、前記射出成形
装置本体に射出材料を供給する原料ポンプと、前記射出
材料に添加剤を供給する添加剤供給ユニットであって、
吐出口から添加剤を吐出する吐出シリンダ、前記吐出口
に略垂直に当接しつつ回転可能に配設された円盤であっ
てこの円盤を回転させたときに前記吐出口を断続的に解
放する複数の貫通孔が穿孔された円盤、及び、前記円盤
を回転させるモータ、を備えた添加剤供給ユニットと、
前記射出成形装置本体、モータ、及び吐出シリンダを制
御する制御部と、を具備する。
料を金型に射出する射出成形装置本体と、前記射出成形
装置本体に射出材料を供給する原料ポンプと、前記射出
材料に添加剤を供給する添加剤供給ユニットであって、
吐出口から添加剤を吐出する吐出シリンダ、前記吐出口
に略垂直に当接しつつ回転可能に配設された円盤であっ
てこの円盤を回転させたときに前記吐出口を断続的に解
放する複数の貫通孔が穿孔された円盤、及び、前記円盤
を回転させるモータ、を備えた添加剤供給ユニットと、
前記射出成形装置本体、モータ、及び吐出シリンダを制
御する制御部と、を具備する。
【0014】上記LIM用添加剤供給ユニット及びLI
M用射出成形装置において、上記吐出シリンダとは、添
加剤を所定の圧力で吐出できる装置であればどのような
ものでもよい。例えば、円筒管の底部に吐出口としての
開口部を備えたシリンダと、このシリンダ内をピストン
が往復移動して中に収容された添加剤を吐出できるよう
にしたものや、圧縮空気や機械的圧力を用いて添加剤を
吐出する装置などが挙げられる。
M用射出成形装置において、上記吐出シリンダとは、添
加剤を所定の圧力で吐出できる装置であればどのような
ものでもよい。例えば、円筒管の底部に吐出口としての
開口部を備えたシリンダと、このシリンダ内をピストン
が往復移動して中に収容された添加剤を吐出できるよう
にしたものや、圧縮空気や機械的圧力を用いて添加剤を
吐出する装置などが挙げられる。
【0015】また、吐出シリンダとしては添加剤の吐出
圧力を調節できるものが好ましい。吐出シリンダの吐出
圧力を調節することにより多種類の添加剤を使用でき、
また、吐出圧力を変化させることにより添加剤の供給量
を制御できるからである。
圧力を調節できるものが好ましい。吐出シリンダの吐出
圧力を調節することにより多種類の添加剤を使用でき、
また、吐出圧力を変化させることにより添加剤の供給量
を制御できるからである。
【0016】上記LIM用添加剤供給ユニットやLIM
用射出成形装置では、前記円盤の回転数を調節するだけ
で添加剤供給量を高精度に制御することができる。
用射出成形装置では、前記円盤の回転数を調節するだけ
で添加剤供給量を高精度に制御することができる。
【0017】更に、吐出シリンダとして添加剤の吐出圧
力を調節できるものを使用し、吐出シリンダの吐出圧力
と、前記円盤の回転数とを調節することにより更に高精
度に添加剤供給量を制御することができる。
力を調節できるものを使用し、吐出シリンダの吐出圧力
と、前記円盤の回転数とを調節することにより更に高精
度に添加剤供給量を制御することができる。
【0018】上記LIM用添加剤供給ユニットやLIM
用射出成形装置で用いる添加剤とは、上記吐出シリンダ
から所定の圧力で吐出でき、前記円盤を回転させること
により添加剤の吐出を断続させることのできるものであ
ればよい。例えば、顔料や硬化剤などペースト状や液
状、粉体、ペレット状、カプセル状、錠剤等が挙げられ
る。 上記LIM用射出成形装置では、前記制御部は、
前記射出成形装置本体に主材料が投入されるときに前記
添加剤供給ユニットから添加剤を供給するように前記射
出成形装置本体、モータ、及び吐出シリンダを制御する
制御部であることが望ましい。
用射出成形装置で用いる添加剤とは、上記吐出シリンダ
から所定の圧力で吐出でき、前記円盤を回転させること
により添加剤の吐出を断続させることのできるものであ
ればよい。例えば、顔料や硬化剤などペースト状や液
状、粉体、ペレット状、カプセル状、錠剤等が挙げられ
る。 上記LIM用射出成形装置では、前記制御部は、
前記射出成形装置本体に主材料が投入されるときに前記
添加剤供給ユニットから添加剤を供給するように前記射
出成形装置本体、モータ、及び吐出シリンダを制御する
制御部であることが望ましい。
【0019】LIM成形装置本体の投入口9に近い場所
で添加剤を供給することにより、成形品の色換えの際に
長いラインを洗浄する必要がないという効果が得られ
る。
で添加剤を供給することにより、成形品の色換えの際に
長いラインを洗浄する必要がないという効果が得られ
る。
【0020】本発明のLIM用添加剤供給方法は、添加
剤を吐出する吐出シリンダの吐出口の前を、円周上に複
数の貫通孔が穿孔された円盤を回転させることにより前
記吐出口を開閉して前記添加剤を断続的に供給する方法
であって、前記円盤の回転数を制御することにより添加
剤供給量を制御することを特徴とする。
剤を吐出する吐出シリンダの吐出口の前を、円周上に複
数の貫通孔が穿孔された円盤を回転させることにより前
記吐出口を開閉して前記添加剤を断続的に供給する方法
であって、前記円盤の回転数を制御することにより添加
剤供給量を制御することを特徴とする。
【0021】このLIM用添加剤供給方法では、前記円
盤の回転数を調節するだけで添加剤供給量を高精度に制
御することができる。
盤の回転数を調節するだけで添加剤供給量を高精度に制
御することができる。
【0022】また、本発明のLIM用添加剤供給方法
は、主材料に対して添加剤を吐出する吐出シリンダの吐
出口の直前部を、円周上に複数の貫通孔が穿孔された円
盤を回転させることにより前記吐出口を開閉して前記添
加剤を断続的に供給する方法であって、前記吐出口の添
加剤吐出方向下流側を主材料が移動するときに添加剤を
吐出させることを特徴とする。
は、主材料に対して添加剤を吐出する吐出シリンダの吐
出口の直前部を、円周上に複数の貫通孔が穿孔された円
盤を回転させることにより前記吐出口を開閉して前記添
加剤を断続的に供給する方法であって、前記吐出口の添
加剤吐出方向下流側を主材料が移動するときに添加剤を
吐出させることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従う実施の形態に
ついて図面を用いて説明する。
ついて図面を用いて説明する。
【0024】図1は本発明の実施形態に係るLIM用射
出成形装置(以下、LIM用射出成形装置を単に「射出
成形装置」という。)1の概略構成を示した垂直断面図
である。
出成形装置(以下、LIM用射出成形装置を単に「射出
成形装置」という。)1の概略構成を示した垂直断面図
である。
【0025】図1に示したように、この射出成型装置1
では、射出成型装置本体2のほぼ中央に中空円筒管状の
シリンダ3が配設されており、このシリンダ3の周囲に
は冷水を循環させてシリンダ3を冷却するためのジャケ
ット4が内蔵されている。このジャケット4には冷水配
管6を介して冷水ユニット5で温調された冷水が供給さ
れジャケット4内を循環する。
では、射出成型装置本体2のほぼ中央に中空円筒管状の
シリンダ3が配設されており、このシリンダ3の周囲に
は冷水を循環させてシリンダ3を冷却するためのジャケ
ット4が内蔵されている。このジャケット4には冷水配
管6を介して冷水ユニット5で温調された冷水が供給さ
れジャケット4内を循環する。
【0026】シリンダ3の内部には射出材料を混合する
ためのスクリュー7が内蔵されており、このスクリュー
7の根元部分、即ち図中右端部分はスクリュー駆動装置
8に固定されている。このスクリュー駆動装置8には油
圧モータと歯車列(図示省略)とが内蔵されており、ス
クリュー7を回転駆動させる。
ためのスクリュー7が内蔵されており、このスクリュー
7の根元部分、即ち図中右端部分はスクリュー駆動装置
8に固定されている。このスクリュー駆動装置8には油
圧モータと歯車列(図示省略)とが内蔵されており、ス
クリュー7を回転駆動させる。
【0027】シリンダ3の根元部分には射出材料をシリ
ンダ3内部に投入するための射出材料投入口9が設けら
れている。この射出材料投入口9には射出材料供給管1
2が取り付けられ、主材料のA成分、B成分を送る原料
ポンプからラインとが繋がっている。この原料ポンプと
材料供給管12との間に、本発明に係る添加剤供給ユニ
ット20が配設されている。なお、この添加剤供給ユニ
ット20の詳細については後述する。
ンダ3内部に投入するための射出材料投入口9が設けら
れている。この射出材料投入口9には射出材料供給管1
2が取り付けられ、主材料のA成分、B成分を送る原料
ポンプからラインとが繋がっている。この原料ポンプと
材料供給管12との間に、本発明に係る添加剤供給ユニ
ット20が配設されている。なお、この添加剤供給ユニ
ット20の詳細については後述する。
【0028】スクリュー駆動装置8の図中右隣には射出
用油圧シリンダ15が配設されており、スクリュー7を
その軸方向即ち、図中左右に移動させる。射出時にはス
クリュー7を図中左に押圧し、スクリュー7の先端とシ
リンダ3内側先端との間に溜められた混練後の射出材料
をシリンダ3の左側に配設される金型(図示省略)の湯
口に向けてシリンダ3先端の射出口10から射出する。
用油圧シリンダ15が配設されており、スクリュー7を
その軸方向即ち、図中左右に移動させる。射出時にはス
クリュー7を図中左に押圧し、スクリュー7の先端とシ
リンダ3内側先端との間に溜められた混練後の射出材料
をシリンダ3の左側に配設される金型(図示省略)の湯
口に向けてシリンダ3先端の射出口10から射出する。
【0029】次に、本発明に係る添加剤供給ユニット2
0について説明する。
0について説明する。
【0030】図2は、射出材料供給管12途中の添加剤
供給ユニット20取付部を部分的に拡大した垂直断面図
である。
供給ユニット20取付部を部分的に拡大した垂直断面図
である。
【0031】図2に示したように、射出材料供給管12
の途中には水平方向の開口部13が設けられており、こ
の開口部13の図中右側に添加剤供給ユニット20が取
り付けられている。
の途中には水平方向の開口部13が設けられており、こ
の開口部13の図中右側に添加剤供給ユニット20が取
り付けられている。
【0032】この添加剤供給ユニット20は、添加剤を
吐出する吐出シリンダ21と、吐出シリンダ21の吐出
口22に略垂直に当接しつつ回転可能に配設された円盤
27とから構成されている。吐出シリンダ21内にはこ
の吐出シリンダ21内を軸方向、即ち、図中左右に移動
可能にピストン23が配設されており、このピストン2
3のロッド23aは吐出駆動ドライバ24によって図中
左右に駆動される。また吐出シリンダ21の吐出口22
近傍の側面には添加剤補充用配管26が取り付けられて
いる。この添加剤補充用配管26の先は添加剤容器(図
示省略)とこの添加剤を送り出す供給系(図示省略)に
接続されており、吐出シリンダ21内の添加剤量が少な
くなったときに添加剤を補充するようになっている。添
加剤補充用配管26の途中にはバルブ25が配設されて
おり、吐出シリンダ21内に添加剤を補充するとき以外
はバルブ25が閉じて添加剤補充用配管26内を添加剤
が移動しないようになっている。
吐出する吐出シリンダ21と、吐出シリンダ21の吐出
口22に略垂直に当接しつつ回転可能に配設された円盤
27とから構成されている。吐出シリンダ21内にはこ
の吐出シリンダ21内を軸方向、即ち、図中左右に移動
可能にピストン23が配設されており、このピストン2
3のロッド23aは吐出駆動ドライバ24によって図中
左右に駆動される。また吐出シリンダ21の吐出口22
近傍の側面には添加剤補充用配管26が取り付けられて
いる。この添加剤補充用配管26の先は添加剤容器(図
示省略)とこの添加剤を送り出す供給系(図示省略)に
接続されており、吐出シリンダ21内の添加剤量が少な
くなったときに添加剤を補充するようになっている。添
加剤補充用配管26の途中にはバルブ25が配設されて
おり、吐出シリンダ21内に添加剤を補充するとき以外
はバルブ25が閉じて添加剤補充用配管26内を添加剤
が移動しないようになっている。
【0033】一方、吐出シリンダ21の吐出口22の直
前には、この吐出口22対して略垂直に当接するように
円盤27が配設されている。この円盤の中心には回転軸
29が取り付けられており、この回転軸29の回りに回
転できる。この回転軸29はモータ30の回転軸に繋が
っており、このモータ30を回転することにより円盤2
7が回転する。
前には、この吐出口22対して略垂直に当接するように
円盤27が配設されている。この円盤の中心には回転軸
29が取り付けられており、この回転軸29の回りに回
転できる。この回転軸29はモータ30の回転軸に繋が
っており、このモータ30を回転することにより円盤2
7が回転する。
【0034】図3は、添加剤供給ユニット20の概略構
成を示した斜視図である。
成を示した斜視図である。
【0035】図3に示すように、円盤27には回転軸2
9を中心とする円周上に複数の貫通孔28,28,…が
等間隔で穿孔されている。この貫通孔28,28,…の
大きさは等しく、吐出シリンダ21の吐出口22とほぼ
同じ大きさに作られている。円盤27は貫通孔28が吐
出口22の正面に対向する位置を通過するように取り付
けられており、モータ30を回転させると、貫通孔2
8,28,…が順次吐出口22の直前を通過して吐出口
22を断続的に開閉する。
9を中心とする円周上に複数の貫通孔28,28,…が
等間隔で穿孔されている。この貫通孔28,28,…の
大きさは等しく、吐出シリンダ21の吐出口22とほぼ
同じ大きさに作られている。円盤27は貫通孔28が吐
出口22の正面に対向する位置を通過するように取り付
けられており、モータ30を回転させると、貫通孔2
8,28,…が順次吐出口22の直前を通過して吐出口
22を断続的に開閉する。
【0036】従って、モータ30を定速で回転させなが
ら吐出駆動ドライバ24を駆動してピストン23を定速
で移動させると、吐出口22から添加剤が一定圧力で吐
出しようとするが、円盤27の回転により吐出口22は
断続的に開閉されるので、添加剤は一定の容積ごとの塊
に分断された状態で吐出される。
ら吐出駆動ドライバ24を駆動してピストン23を定速
で移動させると、吐出口22から添加剤が一定圧力で吐
出しようとするが、円盤27の回転により吐出口22は
断続的に開閉されるので、添加剤は一定の容積ごとの塊
に分断された状態で吐出される。
【0037】即ち、吐出口22の前を一つの貫通孔28
が通過し始めてから通過し終わるまでの時間tだけ吐出
口22が解放された状態となるので、この時間tの間に
吐出口22から吐出される添加剤だけが射出材料供給管
12内に供給される。
が通過し始めてから通過し終わるまでの時間tだけ吐出
口22が解放された状態となるので、この時間tの間に
吐出口22から吐出される添加剤だけが射出材料供給管
12内に供給される。
【0038】円盤の回転数を上げると、吐出口22の前
を一つの貫通孔28が通過し始めてから通過し終わるま
での時間tは短くなるが、単位時間あたりに吐出口22
の前を通過する貫通孔28の個数は増えるため、吐出口
22が解放される時間は増大する。そのため、ピストン
23の移動速度を一定にすると、円盤27の回転数が高
いほど吐出口22が解放される時間が増大し、添加剤供
給ユニット20から射出材料供給管12内に供給される
添加剤量は増大する。一方、円盤27の回転数が低いほ
ど吐出口22が解放される時間が減少し、添加剤供給ユ
ニット20から射出材料供給管12内に供給される添加
剤量は減少する。
を一つの貫通孔28が通過し始めてから通過し終わるま
での時間tは短くなるが、単位時間あたりに吐出口22
の前を通過する貫通孔28の個数は増えるため、吐出口
22が解放される時間は増大する。そのため、ピストン
23の移動速度を一定にすると、円盤27の回転数が高
いほど吐出口22が解放される時間が増大し、添加剤供
給ユニット20から射出材料供給管12内に供給される
添加剤量は増大する。一方、円盤27の回転数が低いほ
ど吐出口22が解放される時間が減少し、添加剤供給ユ
ニット20から射出材料供給管12内に供給される添加
剤量は減少する。
【0039】この原理を利用して本実施形態の射出成形
装置1では添加剤供給量を制御する。即ち、添加剤の添
加量を多くするときは円盤27の回転数を上げ、反対に
添加量を少なくする時は円盤の回転数を下げる。
装置1では添加剤供給量を制御する。即ち、添加剤の添
加量を多くするときは円盤27の回転数を上げ、反対に
添加量を少なくする時は円盤の回転数を下げる。
【0040】実際には、吐出シリンダ21内のピストン
23の圧力、円盤27の回転数、及び実際に射出材料供
給管12内に吐出される添加剤の供給量との関係を実測
値から求めてデータベースを作成しておき、そのデータ
ベースに照らし合わせて所望の量の添加剤を供給するの
に最適な回転数を割り出してその回転数で円盤27を回
転させる。例えば、上記のような各パラメータ間の関係
として求めたデータベースをRAMやROMのような記
憶素子に記憶させておき、必要な添加剤量を供給するの
に最適な回転数を割り出し、その回転数で円盤27を回
転するように制御装置からモータ30に指令信号を発し
て添加剤供給ユニット20ひいては添加剤供給量を制御
する。
23の圧力、円盤27の回転数、及び実際に射出材料供
給管12内に吐出される添加剤の供給量との関係を実測
値から求めてデータベースを作成しておき、そのデータ
ベースに照らし合わせて所望の量の添加剤を供給するの
に最適な回転数を割り出してその回転数で円盤27を回
転させる。例えば、上記のような各パラメータ間の関係
として求めたデータベースをRAMやROMのような記
憶素子に記憶させておき、必要な添加剤量を供給するの
に最適な回転数を割り出し、その回転数で円盤27を回
転するように制御装置からモータ30に指令信号を発し
て添加剤供給ユニット20ひいては添加剤供給量を制御
する。
【0041】図4は本発明の添加剤供給ユニット20の
一例の垂直断面図である。
一例の垂直断面図である。
【0042】添加剤の粘度が低く、洩れる可能性がある
ものは図4のように円盤27部の回りを囲む必要が有
る。
ものは図4のように円盤27部の回りを囲む必要が有
る。
【0043】図5は本実施形態に係る射出成形装置1の
ブロック配線図である。
ブロック配線図である。
【0044】図5に示したように、添加剤供給ユニット
20のモータ30、吐出駆動ドライバ24、スクリュー
駆動装置8、射出用油圧シリンダ15、射出材料供給管
12内の連通を開閉する電磁バルブ31,31’及び吐
出シリンダ21へ添加剤の補充配管を開閉する電磁バル
ブ25は制御部50に接続されており、この制御部50
により統括的に制御されている。
20のモータ30、吐出駆動ドライバ24、スクリュー
駆動装置8、射出用油圧シリンダ15、射出材料供給管
12内の連通を開閉する電磁バルブ31,31’及び吐
出シリンダ21へ添加剤の補充配管を開閉する電磁バル
ブ25は制御部50に接続されており、この制御部50
により統括的に制御されている。
【0045】次に、本実施形態に係る射出成形装置1の
一連の動作を説明する。
一連の動作を説明する。
【0046】図6は本実施形態の射出成形装置1の動作
の流れを示したフローチャートである。
の流れを示したフローチャートである。
【0047】主成分ポンプに主材料としての液状シリコ
ーン樹脂A成分、B成分を投入して射出成形装置1を起
動すると、まず制御部50に連動したモニター(図示省
略)に操作画面が現れ、「添加剤の添加量を入力せよ」
との指示が現れる。この指示に従ってキイボード(図示
省略)から添加剤の必要量を入力する(ステップ1)。
すると制御部50内の演算装置(図示省略)が作動して
入力した必要量のデータから、この量の添加剤を供給す
るために円盤27の最適な回転数と回転時間とを演算し
て算出する(ステップ2)。
ーン樹脂A成分、B成分を投入して射出成形装置1を起
動すると、まず制御部50に連動したモニター(図示省
略)に操作画面が現れ、「添加剤の添加量を入力せよ」
との指示が現れる。この指示に従ってキイボード(図示
省略)から添加剤の必要量を入力する(ステップ1)。
すると制御部50内の演算装置(図示省略)が作動して
入力した必要量のデータから、この量の添加剤を供給す
るために円盤27の最適な回転数と回転時間とを演算し
て算出する(ステップ2)。
【0048】演算が終了すると、吐出駆動ドライバ24
が作動を開始して吐出シリンダ21内のピストン23を
押圧し、吐出シリンダ21の吐出口22から所定の速度
で添加剤を押圧する(ステップ3)。吐出駆動ドライバ
24の作動開始と同時にモータ30をステップ3で算出
した回転数で回転させる(ステップ4)。この吐出駆動
ドライバ24の作動とモータ30の回転により、ピスト
ン23と円盤27が作動して吐出口22が断続的に開閉
されながら添加剤が吐出される(ステップ5)。 一
方、吐出駆動ドライバ24と円盤27の作動と同期し
て、射出材料供給管12の連通を開閉する電磁バルブ3
1,31’を開放してホッパ11内の主材料たる液状樹
脂の投入を開始させる(ステップ6)。ここで吐出駆動
ドライバ24及び円盤27の作動と材料供給システム1
1からの主材料の投入とのタイミングを同期させ、主材
料が射出材料供給管12内を流れている間に添加剤を吐
出し、主材料の流れの中に向かって添加剤を吐出する
(ステップ7)。
が作動を開始して吐出シリンダ21内のピストン23を
押圧し、吐出シリンダ21の吐出口22から所定の速度
で添加剤を押圧する(ステップ3)。吐出駆動ドライバ
24の作動開始と同時にモータ30をステップ3で算出
した回転数で回転させる(ステップ4)。この吐出駆動
ドライバ24の作動とモータ30の回転により、ピスト
ン23と円盤27が作動して吐出口22が断続的に開閉
されながら添加剤が吐出される(ステップ5)。 一
方、吐出駆動ドライバ24と円盤27の作動と同期し
て、射出材料供給管12の連通を開閉する電磁バルブ3
1,31’を開放してホッパ11内の主材料たる液状樹
脂の投入を開始させる(ステップ6)。ここで吐出駆動
ドライバ24及び円盤27の作動と材料供給システム1
1からの主材料の投入とのタイミングを同期させ、主材
料が射出材料供給管12内を流れている間に添加剤を吐
出し、主材料の流れの中に向かって添加剤を吐出する
(ステップ7)。
【0049】シリンダ3内のスクリュー7についても、
吐出駆動ドライバ24と円盤27の作動と同期してモー
タ8の回転を開始させ、投入口9から投入された射出材
料の混練を開始できる状態にする(ステップ8)。な
お、ここで射出材料とは主材料に必要な添加剤等を添加
したものをいう。
吐出駆動ドライバ24と円盤27の作動と同期してモー
タ8の回転を開始させ、投入口9から投入された射出材
料の混練を開始できる状態にする(ステップ8)。な
お、ここで射出材料とは主材料に必要な添加剤等を添加
したものをいう。
【0050】射出材料の投入が終了するとスクリュー7
の回転による混合が開始される(ステップ9)。加熱塔
3内に投入された射出材料はスクリュー7の回転とジャ
ケット4による冷却によって熱の発生を防止し、混合さ
れ、スクリュー7の根元付近から先端方向に移動し、シ
リンダ3内部とスクリュー7先端との液溜め部(図示省
略)に溜められる。この混合後の射出材料が溜まるのに
つれてスクリュー7が後退する(ステップ10)。
の回転による混合が開始される(ステップ9)。加熱塔
3内に投入された射出材料はスクリュー7の回転とジャ
ケット4による冷却によって熱の発生を防止し、混合さ
れ、スクリュー7の根元付近から先端方向に移動し、シ
リンダ3内部とスクリュー7先端との液溜め部(図示省
略)に溜められる。この混合後の射出材料が溜まるのに
つれてスクリュー7が後退する(ステップ10)。
【0051】液溜め部に所定量の射出材料が溜まり、ス
クリュー7が一定の位置まで後退すると、スイッチが作
動してスクリュー7の後退が停止する(ステップ1
1)。
クリュー7が一定の位置まで後退すると、スイッチが作
動してスクリュー7の後退が停止する(ステップ1
1)。
【0052】次に、射出用油圧シリンダ15を作動させ
てスクリュー7を先端側に押圧し液溜め部に溜まった混
合後の射出材料を射出して金型内に流し込み、成形する
(ステップ12)。
てスクリュー7を先端側に押圧し液溜め部に溜まった混
合後の射出材料を射出して金型内に流し込み、成形する
(ステップ12)。
【0053】図7は、射出材料供給管12内に添加剤供
給ユニット20から添加剤が吐出される様子を模式的に
示した図である。
給ユニット20から添加剤が吐出される様子を模式的に
示した図である。
【0054】図7(a)〜(c)に示したように、本実
施形態の射出成形装置1では、射出材料供給管12内を
主材料が流れている中に添加剤を吐出する。
施形態の射出成形装置1では、射出材料供給管12内を
主材料が流れている中に添加剤を吐出する。
【0055】吐出された添加剤はそのままシリンダ3内
に投入されるので、射出材料の配合を高精度に管理する
ことができる。
に投入されるので、射出材料の配合を高精度に管理する
ことができる。
【0056】このように本実施形態の射出成形装置1で
は、添加剤を供給するのに吐出シリンダ21から添加剤
を押し出す一方で、吐出シリンダ21の吐出口22の直
前に貫通孔28,28…が穿孔された円盤27を回転さ
せて断続的に吐出口22を開閉し、この円盤の回転速度
を制御することにより添加剤の供給量を制御するので、
添加剤の供給量を高精度に制御することができる。
は、添加剤を供給するのに吐出シリンダ21から添加剤
を押し出す一方で、吐出シリンダ21の吐出口22の直
前に貫通孔28,28…が穿孔された円盤27を回転さ
せて断続的に吐出口22を開閉し、この円盤の回転速度
を制御することにより添加剤の供給量を制御するので、
添加剤の供給量を高精度に制御することができる。
【0057】なお、本発明の範囲はこの実施形態の範囲
に限定されるものではない。例えば、上記実施形態で
は、吐出駆動ドライバ24の駆動速度、ひいては吐出口
22から押し出される添加剤の圧力を一定に保ち、円盤
27の回転速度のみを制御することにより添加剤の供給
量を制御しているが、吐出駆動ドライバ24の駆動速度
をも変化可能とし、この駆動速度と円盤27の回転速度
の両方を制御することにより添加剤の供給量を制御する
ことも可能である。このように制御することにより更に
高精度に添加剤の供給量を制御したり、更に使用できる
添加剤の範囲を広げることも可能となる。
に限定されるものではない。例えば、上記実施形態で
は、吐出駆動ドライバ24の駆動速度、ひいては吐出口
22から押し出される添加剤の圧力を一定に保ち、円盤
27の回転速度のみを制御することにより添加剤の供給
量を制御しているが、吐出駆動ドライバ24の駆動速度
をも変化可能とし、この駆動速度と円盤27の回転速度
の両方を制御することにより添加剤の供給量を制御する
ことも可能である。このように制御することにより更に
高精度に添加剤の供給量を制御したり、更に使用できる
添加剤の範囲を広げることも可能となる。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1、2及び
6記載の発明によれば、吐出シリンダの吐出口の前部
で、貫通孔が穿孔された円盤を回転させることにより吐
出口を断続的に開閉させるので、前記円盤の回転数を調
節するだけで添加剤供給量を高精度に制御することがで
きる。
6記載の発明によれば、吐出シリンダの吐出口の前部
で、貫通孔が穿孔された円盤を回転させることにより吐
出口を断続的に開閉させるので、前記円盤の回転数を調
節するだけで添加剤供給量を高精度に制御することがで
きる。
【0059】請求項4記載の発明によれば、前記添加剤
供給ユニットは、前記原料ポンプと前記射出成形装置本
体との結合部に配設されているので、成形品の色換えの
際のライン洗浄が少なくてすむ。
供給ユニットは、前記原料ポンプと前記射出成形装置本
体との結合部に配設されているので、成形品の色換えの
際のライン洗浄が少なくてすむ。
【図1】本実施形態に係るLIM用射出成形装置の概略
構成を示した垂直断面図である。
構成を示した垂直断面図である。
【図2】本実施形態に係る射出材料供給管途中の添加剤
供給ユニット取付部を部分的に拡大した垂直断面図であ
る。
供給ユニット取付部を部分的に拡大した垂直断面図であ
る。
【図3】本実施形態に係る添加剤供給ユニットの概略構
成を示した斜視図である。
成を示した斜視図である。
【図4】本発明の添加剤供給ユニットの一例を示す垂直
断面図である。
断面図である。
【図5】本実施形態に係る射出成形装置のブロック配線
図である。
図である。
【図6】本実施形態の射出成形装置の動作の流れを示し
たフローチャートである。
たフローチャートである。
【図7】本実施形態の射出材料供給管内に添加剤供給ユ
ニットから添加剤が吐出される様子を模式的に示した図
である。
ニットから添加剤が吐出される様子を模式的に示した図
である。
【図8】従来の代表的な射出成形装置の概略構成を示し
た垂直断面図である。
た垂直断面図である。
3……シリンダ 4……ジャケット 5……冷水ユニット 6……冷水配管 7……スクリュー 8……スクリュー駆動装置 9……射出材料投入口 10……射出口 11……材料供給ポンプシステム 12……射出材料供給管 13……開口部 15……射出油圧シリンダ 23……ピストン 24……吐出駆動ドライバ 25……電磁バルブ 26……添加剤補充用配管 29……回転軸 22……吐出口 21……吐出シリンダ 27……円盤 28……貫通孔 30……モータ 31,31’……電磁バルブ 50……制御部 2……射出成形装置本体 11……材料供給ポンプシステム 20……添加剤供給ユニット 105……計量ポンプ 106,107……原料ポンプ
Claims (5)
- 【請求項1】 吐出口から添加剤を吐出する吐出シリン
ダと、 前記吐出口に略垂直に当接しつつ回転可能に配設された
円盤であって、 この円盤を回転させたときに前記吐出口を断続的に解放
する複数の貫通孔が穿孔された円盤と、 前記円盤を回転させるモータと、 前記吐出シリンダ及び前記モータを制御することにより
添加剤の供給量を制御する制御部と、 を具備することを特徴とするLIM用添加剤供給ユニッ
ト。 - 【請求項2】 射出材料を金型に射出する射出成形装置
本体と、 前記射出成形装置本体に射出材料を供給する原料ポンプ
と、 前記射出材料に添加剤を供給する添加剤供給ユニットで
あって、吐出口から添加剤を吐出する吐出シリンダ、前
記吐出口に略垂直に当接しつつ回転可能に配設された円
盤であってこの円盤を回転させたときに前記吐出口を断
続的に解放する複数の貫通孔が穿孔された円盤、及び、
前記円盤を回転させるモータ、を備えた添加剤供給ユニ
ットと、 前記射出成形装置本体、モータ、及び吐出シリンダを制
御する制御部と、を具備することを特徴とするLIM用
射出成形装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載のLIM用射出成形装置
であって、前記制御部は、前記射出成形装置本体に主材
料が投入されるときに前記添加剤供給ユニットから添加
剤を供給するように前記射出成形装置本体、モータ、及
び吐出シリンダを制御することを特徴とするLIM用射
出成形装置。 - 【請求項4】 請求項2又は3に記載のLIM用射出成
形装置であって、前記添加剤供給ユニットは、前記原料
ポンプと前記射出成形装置本体との結合部に配設されて
いることを特徴とするLIM用射出成形装置。 - 【請求項5】 添加剤を吐出する吐出シリンダの吐出口
の前を、円周上に複数の貫通孔が穿孔された円盤を回転
させることにより前記吐出口を開閉して前記添加剤を断
続的に供給する方法であって、 前記円盤の回転数を制御することにより添加剤供給量を
制御することを特徴とするLIM用添加剤供給方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11098890A JP2000289051A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | Lim用添加剤供給ユニット、lim用射出成形装置、及びlim用添加剤供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11098890A JP2000289051A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | Lim用添加剤供給ユニット、lim用射出成形装置、及びlim用添加剤供給方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000289051A true JP2000289051A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14231740
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11098890A Withdrawn JP2000289051A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | Lim用添加剤供給ユニット、lim用射出成形装置、及びlim用添加剤供給方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000289051A (ja) |
-
1999
- 1999-04-06 JP JP11098890A patent/JP2000289051A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060606 |