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JP2000191667A - 眼用レンズ用モノマー、眼用レンズ用ポリマーおよびそれを用いたコンタクトレンズ - Google Patents

眼用レンズ用モノマー、眼用レンズ用ポリマーおよびそれを用いたコンタクトレンズ

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Publication number
JP2000191667A
JP2000191667A JP10367936A JP36793698A JP2000191667A JP 2000191667 A JP2000191667 A JP 2000191667A JP 10367936 A JP10367936 A JP 10367936A JP 36793698 A JP36793698 A JP 36793698A JP 2000191667 A JP2000191667 A JP 2000191667A
Authority
JP
Japan
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monomer
ppm
ophthalmic lens
lens
around
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10367936A
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English (en)
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JP4144088B2 (ja
Inventor
Masataka Nakamura
正孝 中村
Koutaku Kawabe
香拓 河辺
Mitsuru Yokota
満 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP36793698A priority Critical patent/JP4144088B2/ja
Publication of JP2000191667A publication Critical patent/JP2000191667A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4144088B2 publication Critical patent/JP4144088B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
トのような親水性モノマーとの相溶性に優れ、かつそれ
を重合して得られる眼用レンズ用ポリマーが高酸素透過
性、高親水性および低弾性率であるような眼用レンズ用
モノマーを提供することを目的とする 【解決手段】 下記一般式(a)で表される眼用レンズ
用モノマー。 【化1】 [R1はHまたはメチル基を表す。R2〜R4はそれぞれ
独立にH、置換されていてもよいアルキル基および置換
されていてもよいアリール基から選ばれた置換基を表
す。aはR1がHの場合0〜3の整数を表し、R1がメチ
ル基の場合0〜1の整数を表す。kは0〜20の整数を
表す。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】眼用レンズ用モノマーおよび
眼用レンズ用ポリマーに関するものである。該眼用レン
ズ用モノマーおよび眼用レンズ用ポリマーはコンタクト
レンズ、眼内レンズ、人工角膜などの眼用レンズとして
好適に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、眼用レンズ用モノマーとしてケイ
素基を有するモノマーが知られている。
【0003】例えば、3−[トリス(トリメチルシロキ
シ)シリル]プロピルメタクリレートが眼用レンズ用モ
ノマーとして広く使用されている。しかし3−[トリス
(トリメチルシロキシ)シリル]プロピルメタクリレート
は2−ヒドロキシエチルメタクリレートのような親水性
モノマーとの相溶性に劣り、これらと共重合した場合は
透明なポリマーが得られないという欠点があった。
【0004】また、例えば、特公昭56−39450号
公報および特公昭56−40324号公報には下記式
(b1)および(b2)で表されるモノマーが記載され
ている。
【0005】
【化2】 これらのモノマーは2−ヒドロキシエチルメタクリレー
トのような親水性モノマーとの相溶性に優れ、かつそれ
を重合して得られるポリマーが高酸素透過性および高親
水性であるという特長を有する。
【0006】しかしながらこれらのモノマーを重合して
得られるポリマーは弾性率が高く、例えばソフトコンタ
クトレンズとして使用した場合、装用感が悪いという欠
点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレートのような親水性モノマーとの
相溶性に優れ、かつそれを重合して得られる眼用レンズ
用ポリマーが高酸素透過性、高親水性および低弾性率で
あるような眼用レンズ用モノマーを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、下記の構成を有する。
【0009】「(1)下記一般式(a)で表される眼用レ
ンズ用モノマー。
【0010】
【化3】 [R1はHまたはメチル基を表す。
【0011】R2〜R4はそれぞれ独立にH、置換されて
いてもよいアルキル基および置換されていてもよいアリ
ール基から選ばれた置換基を表す。
【0012】aはR1がHの場合0〜3の整数を表し、
1がメチル基の場合0〜1の整数を表す。
【0013】kは0〜20の整数を表す。] (2)上記(1)項に記載の眼用レンズ用モノマーを重合成分
として含むことを特徴とする眼用レンズ用ポリマー。
【0014】(3)上記(2)項に記載のポリマーを用いてな
るコンタクトレンズ。」
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0016】本発明の眼用レンズ用モノマーは、下記の
構成を有する。
【0017】「下記一般式(a)で表される眼用レンズ
用モノマー。
【0018】
【化4】 [R1はHまたはメチル基を表す。
【0019】R2〜R4はそれぞれ独立にH、置換されて
いてもよいアルキル基および置換されていてもよいアリ
ール基から選ばれた置換基を表す。
【0020】aはR1がHの場合0〜3の整数を表し、
1がメチル基の場合0〜1の整数を表す。
【0021】kは0〜20の整数を表す。]」 以下、式(a)における各置換基について説明する。
【0022】R1はHまたはメチル基を表す。
【0023】R2〜R4はそれぞれ独立にH、置換されて
いてもよいアルキル基および置換されていてもよいアリ
ール基から選ばれた置換基を表すが、その好適な例とし
てはH、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
ペンチル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、オク
チル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、オクタ
デシル基、シクロヘキシル基、ベンジル基、フェニル
基、ナフチル基などである。中でも好ましいのはH、メ
チル基、エチル基、フェニル基であり、最も好ましいの
はメチル基である。
【0024】aはR1がHの場合0〜3の整数を表し、
1がメチル基の場合0〜1の整数を表すが、高い酸素
透過性を与えるためには、好ましくはR1がHの場合1
〜3の整数を表し、R1がメチル基の場合1を表す。
【0025】kは0〜20の整数を表すが、高い酸素透
過性を与えるためには、好ましくは0または1であり、
最も好ましくは0である。
【0026】一般式(a)で表されるモノマーの中で
も、酸素透過性、親水性および弾性率のバランスの点で
好適なものは下記式(M1)〜(M8)で表されるモノ
マーであり、最も好適なものは式(M1)〜(M4)で
表されるモノマーである。
【0027】
【化5】 本発明の眼用レンズ用モノマーはその分子中に疎水性で
あるケイ素基、親水性である水酸基およびエーテル結合
を有するものである。このケイ素基は、得られる共重合
体の酸素透過性を向上させる作用を有するものである。
しかしながらケイ素基を有するもの、特にその分子中に
親水基を有しないものは、極端に撥水性が強く、親水性
モノマーとの共重合無くしては、眼用レンズ用ポリマー
として使用しにくいものである。しかし親水基を持たな
い疎水性モノマーは、親水性モノマーとの共重合性が悪
く、親水性モノマーの量を多くすると得られる共重合体
は不透明なものになってしまう。(酸素透過性を大きく
しようとすれば、それだけケイ素基を多くしなければな
らないが、そうすればするだけ、撥水性が強くなるの
で、一層多くの親水性モノマーを共重合させる必要があ
る。)しかしながら本発明の眼用レンズ用モノマーは、
分子構造中に親水性である水酸基およびエーテル結合を
有するので、親水性モノマーと任意の割合で相溶し、か
つ共重合性がよいので、得られる共重合体は含水時でも
無色透明なものになるのである。
【0028】本発明の眼用レンズ用ポリマーは、一般式
(a)で表される眼用レンズ用モノマーを単独で重合し
て得ることも、他のモノマーと共重合して得ることも可
能である。他のモノマーと共重合する場合の共重合モノ
マーとしては、共重合さえ可能であれば何ら制限はな
く、(メタ)アクリロイル基、スチリル基、アリル基、ビ
ニル基および他の共重合可能な炭素炭素不飽和結合を有
するモノマーを使用することができる。
【0029】以下、その例をいくつか挙げるがこれらに
限定されるものではない。(メタ)アクリル酸、イタコ
ン酸、クロトン酸、桂皮酸、ビニル安息香酸、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレートなどの
アルキル(メタ)アクリレート類、ポリアルキレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、ポリアルキレングリコ
ールモノアルキルエーテル(メタ)アクリレート、ポリ
アルキレングリコールビス(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパントリス(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールテトラキス(メタ)アクリレート、両
末端に炭素炭素不飽和結合を有するシロキサンマクロマ
ーなどの多官能(メタ)アクリレート類、トリフルオロ
エチル(メタ)アクリレート、ヘキサフルオロイソプロピ
ル(メタ)アクリレートなどのハロゲン化アルキル(メタ)
アクリレート類、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2,3−ジヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
トなどの水酸基を有するヒドロキシアルキル(メタ)アク
リレート類、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N
−ジエチルアクリルアミド、N,N−ジ−n−プロピル
アクリルアミド、N,N−ジイソプロピルアクリルアミ
ド、 N,N−ジn−ブチルアクリルアミド、N−アク
リロイルモルホリン、N−アクリロイルピペリジン、N
−アクリロイルピロリジン、N−メチル(メタ)アクリ
ルアミドなどの(メタ)アクリルアミド類、スチレン、
α−メチルスチレン、ビニルピリジンなどの芳香族ビニ
ルモノマー、マレイミド類、N−ビニルピロリドンなど
のヘテロ環ビニルモノマー、3−[トリス(トリメチル
シロキシ)シリル]プロピル(メタ)アクリレート、3
−[ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル]プロピ
ル(メタ)アクリレート、3−[(トリメチルシロキ
シ)ジメチルシリル]プロピル(メタ)アクリレート、
3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリル]プロピル
(メタ)アクリルアミド、3−[ビス(トリメチルシロ
キシ)メチルシリル]プロピル(メタ)アクリルアミ
ド、3−[(トリメチルシロキシ)ジメチルシリル]プ
ロピル(メタ)アクリルアミド、[トリス(トリメチル
シロキシ)シリル]メチル(メタ)アクリレート、[ビ
ス(トリメチルシロキシ)メチルシリル]メチル(メ
タ)アクリレート、[(トリメチルシロキシ)ジメチル
シリル]メチル(メタ)アクリレート、[トリス(トリ
メチルシロキシ)シリル]メチル(メタ)アクリルアミ
ド、[ビス(トリメチルシロキシ)メチルシリル]メチ
ル(メタ)アクリルアミド、[(トリメチルシロキシ)
ジメチルシリル]メチル(メタ)アクリルアミド、[ト
リス(トリメチルシロキシ)シリル]スチレン、[ビス
(トリメチルシロキシ)メチルシリル]スチレン、
[(トリメチルシロキシ)ジメチルシリル]スチレン、
および下記式(c1)〜(c20)の化合物などであ
る。
【0030】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】 [式(c1)〜(c20)中、R11はHまたはメチル基
を表す。R12はH、置換されていてもよいアルキル基お
よび置換されていてもよいアリール基から選ばれた置換
基を表す。R13およびR14はそれぞれ独立にH、置換さ
れていてもよいアルキル基および置換されていてもよい
アリール基から選ばれた置換基を表し、R13とR14が互
いに結合してNを含む環を形成していてもよい。] 以下に式(c1)〜(c20)中における、各置換基の
具体例を述べる。
【0031】R11はHまたはメチル基を表す。
【0032】R12はH、置換されていてもよいアルキル
基および置換されていてもよいアリール基から選ばれた
置換基を表すが、好適な具体例としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソ
ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペ
ンチル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、オクチ
ル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、オクタデ
シル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ベンジ
ル基、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、
2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピル
基、2,3−ジヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシ
ブチル基、4−ヒドロキシブチル基、2−ヒドロキシペ
ンチル基、5−ヒドロキシペンチル基、2−ヒドロキシ
ヘキシル基、6−ヒドロキシヘキシル基、3−メトキシ
−2−ヒドロキシプロピル基、3−エトキシ−2−ヒド
ロキシプロピル基、フェニル基、4−ヒドロキシフェニ
ル基、2−ヒドロキシフェニル基、4−メトキシフェニ
ル基、2−メトキシフェニル基および下記式(d1)〜
(d10)で表される置換基が挙げられる。
【0033】
【化10】 [式(d1)〜(d10)中、mは2〜20の整数を表
す。] R13およびR14はそれぞれ独立にH、置換されていても
よいアルキル基および置換されていてもよいアリール基
から選ばれた置換基を表し、R13とR14が互いに結合し
てNを含む環を形成していてもよいが、好適な具体例と
しては、前述のR12の好適な具体例と同様の置換基を挙
げることができる。また、R13とR14が互いに結合して
Nを含む環を形成している場合、下記構造(e)で示さ
れる部分の具体例としては、
【化11】 下記式(e1)〜(e7)を挙げることができる。
【0034】
【化12】 本発明の眼用レンズ用ポリマーにおいては、良好な機械
物性が得られ、消毒液や洗浄液に対する良好な耐性が得
られるという意味で、1分子中に2個以上の共重合可能
な炭素炭素不飽和結合を有するモノマーを共重合成分と
して用いることが好ましい。1分子中に2個以上の共重
合可能な炭素炭素不飽和結合を有するモノマーの共重合
比率は0.1重量%以上が好ましく、0.3重量%以上
がより好ましく、0.5重量%以上がさらに好ましい。
【0035】また、本発明の眼用レンズ用ポリマーにお
ける一般式(a)で表される眼用レンズ用モノマーの
(共)重合比率は、高酸素透過性と高親水性を両立させ
るという点からは、他のケイ素基含有モノマーを共重合
しない場合は30重量%〜100重量%、より好ましく
は50重量%〜99重量%、最も好ましくは60重量%
〜95重量%であり、他のケイ素基含有モノマーを共重
合する場合は一般式(a)で表される眼用レンズ用モノ
マーと他のケイ素基含有モノマーの合計が30重量%〜
100重量%、より好ましくは50重量%〜99重量
%、最も好ましくは60重量%〜95重量%である。
【0036】本発明の眼用レンズ用ポリマーは、紫外線
吸収剤や色素、着色剤などを含むものでもよい。また重
合性基を有する紫外線吸収剤や色素、着色剤を、共重合
した形で含有してもよい。
【0037】本発明の眼用レンズ用ポリマーを(共)重
合により得る際は、重合をしやすくするために過酸化物
やアゾ化合物に代表される熱重合開始剤や、光重合開始
剤を添加することが好ましい。熱重合を行う場合は、所
望の反応温度に対して最適な分解特性を有するものを選
択して使用する。一般的には10時間半減期温度が40
〜120℃のアゾ系開始剤および過酸化物系開始剤が好
適である。光重合開始剤としてはカルボニル化合物、過
酸化物、アゾ化合物、硫黄化合物、ハロゲン化合物、お
よび金属塩などを挙げることができる。これらの重合開
始剤は単独または混合して用いられ、およそ1重量%く
らいまでの量で使用される。
【0038】本発明の眼用レンズ用ポリマーを(共)重
合により得る際は、重合溶媒を使用することができる。
溶媒としては有機系、無機系の各種溶媒が適用可能であ
り特に制限は無い。例を挙げれば、水、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、
イソプロピルアルコール、ノルマルブチルアルコール、
イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等
のアルコール系溶剤、メチルセロソルブ、エチルセロソ
ルブ、イソプロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル
等のグリコールエーテル系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、酢酸アミル、乳酸エチル、安息香酸メチル等のエス
テル系溶剤、ノルマルヘキサン、ノルマルヘプタン、ノ
ルマルオクタン等の脂肪族炭化水素系溶剤、シクロへキ
サン、エチルシクロへキサン等の脂環族炭化水素系溶
剤、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン等のケトン系溶剤、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素系溶剤、石油系溶剤等各種のもの
であり、これらは単独あるいは混合して使用することが
できる。
【0039】本発明の眼用レンズ用ポリマーの重合方
法、成形方法としては、公知の方法を使用することがで
きる。例えば、一旦、丸棒や板状等に重合、成形しこれ
を切削加工等によって所望の形状に加工する方法、モー
ルド重合法、およびスピンキャスト重合法などである。
【0040】一例として本発明の眼用レンズ用モノマー
を含むモノマー組成物をモールド重合法により重合して
眼用レンズを得る場合について、次に説明する。
【0041】モノマー組成物を一定の形状を有する2枚
のモールドの空隙に充填する。そして光重合あるいは熱
重合を行ってモールドの形状に賦型する。モールドは、
樹脂、ガラス、セラミックス、金属等で製作されている
が、光重合の場合は光学的に透明な素材が用いられ、通
常は樹脂またはガラスが使用される。眼用レンズ用ポリ
マーを製造する場合には、多くの場合、2枚の対向する
モールドにより空隙が形成されており、その空隙にモノ
マー組成物が充填されるが、モールドの形状やモノマー
の性状によっては眼用レンズに一定の厚みを与えかつ充
填したモノマー組成物の液モレを防止する目的を有する
ガスケットを併用してもよい。空隙にモノマ組成物を充
填したモールドは、続いて紫外線のような活性光線を照
射されるか、オーブンや液槽に入れて加熱されて重合さ
れる。光重合の後に加熱重合したり、逆に加熱重合後に
光重合する両者を併用する方法もありうる。光重合の場
合は、例えば水銀ランプや捕虫灯を光源とする紫外線を
多く含む光を短時間(通常は1時間以下)照射するのが
一般的である。熱重合を行う場合には、室温付近から徐
々に昇温し、数時間ないし数十時間かけて60℃〜20
0℃の温度まで高めて行く条件が、眼用レンズの光学的
な均一性、品位を保持し、かつ再現性を高めるために好
まれる。
【0042】本発明の眼用レンズ用ポリマーは、水濡れ
性は純水に対する動的接触角(前進時、浸漬速度0.1
mm/sec)が130゜以下が好ましく、120゜以
下がより好ましく、100゜以下が最も好ましい。含水
率は3%〜50%が好ましく、5%〜50%がより好ま
しく、7%〜50%が最も好ましい。酸素透過性は、酸
素透過係数[ml(STP)cm・cm-2・sec-1
mmHg-1]60×10-11以上が好ましく、70×1
-11以上がより好ましく、80×10-11以上が最も好
ましい。引張弾性率は0.01〜30MPaが好まし
く、0.1〜7MPaがより好ましい。
【0043】本発明の眼用レンズ用ポリマーは、コンタ
クトレンズ、眼内レンズ、人工角膜などの眼用レンズと
して特に好適である。
【0044】
【実施例】以下、実施例により、本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。
【0045】〔測定方法〕本実施例における各種測定
は、以下に示す方法で行った。
【0046】(1)プロトン核磁気共鳴スペクトル 日本電子社製のEX270型を用いて測定した。溶媒に
クロロホルム−dを使用した。
【0047】(2)動的接触角 サンプルとして、5mm×10mm×0.2mm程度の
サイズのフィルム状のものを使用し、レスカ社製のWE
T−6000型を用いて、純水に対する前進時の動的接
触角を測定した。浸漬速度は0.1mm/sec、浸漬
深さは7mmとした。
【0048】(3)酸素透過係数 理化精機工業社製の製科研式フィルム酸素透過率系を用
いて35℃の水中にてフィルム状サンプルの酸素透過係
数を測定した。
【0049】(4)引張弾性率 サンプルとして、19.5mm×15mm×0.2mm
程度のサイズのフィルム状のものを使用し、オリエンテ
ック社製のテンシロンRTM−100型を用いて測定し
た。引張速度は100mm/minとし、つかみ間距離
は5mmとした。
【0050】(5)含水率 サンプルとして10mm×10mm×0.2mm程度の
サイズのフィルム状のものを使用した。サンプルを真空
乾燥器で40℃、16時間乾燥し、サンプルの重量(W
d)を測定した。その後、純水に浸漬して40℃恒温槽
に一晩以上おいて含水させた後、表面水分をキムワイプ
で拭き取って重量(Ww)を測定した。次式にて含水率
を求めた。
【0051】 含水率(%)=100×(Ww−Wd)/Ww 〔参考合成例1〕 (1)1Lのナス型フラスコにメチルアクリレート(4
8.0g)、3−アミノプロピルトリス(トリメチルシ
ロキシ)シラン(200.0g)、酢酸エチル(250
ml)を加えて室温で7日間撹拌した。反応終了後、ロ
ータリーバキュームエバポレーターを用いて溶媒を除去
した後、減圧蒸留を行ない透明な液体を得た。この液体
のプロトン核磁気共鳴スペクトルを測定し分析した結
果、0.1ppm付近(27H)、0.4ppm付近
(2H)、1.5ppm付近(3H)、2.6ppm付
近(4H)、2.9ppm付近(2H)および3.7p
pm付近(3H)にピークが検出されたことから式
(K)で表される化合物であることを確認した。
【0052】
【化13】 (2)200mlのナス型フラスコに、式(K)の化合
物(88.0g)およびグリシジルメタクリレート(2
9.9g)を加えて60℃で18時間撹拌した。反応終
了後、減圧下、60℃で5時間かけて揮発成分を除去し
た。得られた液体のプロトン核磁気共鳴スペクトルを測
定し分析した結果、0.1ppm付近(27H)、0.
4ppm付近(2H)、1.5ppm付近(2H)、
1.9ppm付近(3H)、2.3〜4.3ppm付近
(15H)、5.6ppm付近(1H)および6.1p
pm付近(1H)にピークが検出されたことから式(L
1)で表される化合物を主成分とするモノマーであるこ
とを確認した。
【0053】
【化14】 〔実施例1〕眼用レンズ用モノマーの合成−1 (1)1Lの三角フラスコに水(500g)、3−グリ
シドキシプロピルジメチルエトキシシラン(50.0
g)およびメトキシトリメチルシラン(72.0g)を
入れ,マグネチックスターラーを用いて室温で10時間
撹拌し、その後一晩放置した。反応液は有機層と水層に
分離したので分液し、水層はさらにエチルエーテルを用
いて抽出を行った。有機層とエチルエーテル抽出液を混
合し、無水硫酸ナトリウムを加えて脱水を行った後、硫
酸ナトリウムを濾過で除き、ロータリーバキュームエバ
ポレーターによって溶媒を留去した。減圧蒸留を行って
分離精製し、無色透明液体(41.8g)を得た。この
液体のプロトン核磁気共鳴スペクトルを測定し分析した
結果、0.1ppm付近(15H)、0.5ppm付近
(2H)、1.6ppm付近(2H)、2.6ppm付
近(1H)、2.8ppm付近(1H)、3.2ppm
付近(1H)、3.5ppm付近(3H)および3.7
ppm付近(1H)にピークが検出されたことから下記
式(J1)で表される化合物であることを確認した。
【0054】
【化15】 (2)冷却管、撹拌装置および滴下ロートを備えた20
0ml三ツ口フラスコに、式(J1)の化合物(20.
0g)、ハイドロキノン(0.06g)および水酸化カ
リウム(0.50g)を入れ、ここへ窒素雰囲気下、室
温で撹拌しながらメタクリル酸(13.12g)を約3
0分間かけて滴下した。滴下終了後撹拌しながら100
℃で8時間反応を行った。一晩放置した後、ヘキサン
(50ml)を加えて室温で2時間撹拌した。析出物を
ろ過で除き、ヘキサン溶液を0.5M水酸化ナトリウム
で数回洗浄後、さらに飽和食塩水で3回洗浄した。無水
硫酸マグネシウムを加えて脱水を行った後、硫酸マグネ
シウムを濾過で除き、ロータリーバキュームエバポレー
ターによって溶媒を留去した。さらに減圧下60℃で4
時間かけて揮発成分を除去し、無色透明液体(20.0
g)を得た。プロトン核磁気共鳴スペクトルを測定し分
析した結果、0.1ppm付近(15H)、0.5pp
m付近(2H)、1.6ppm付近(2H)、1.9p
pm付近(3H)、2.6ppm付近(1H)、3.3
〜4.3ppm付近(7H)、5.6ppm付近(1
H)および6.1ppm付近(1H)にピークが検出さ
れたことから式(M1)で表される眼用レンズ用モノマ
ーを主成分とする混合物であることを確認した。
【0055】
【化16】 〔実施例2〕眼用レンズ用モノマーの合成−2 (1)冷却管、撹拌装置および滴下ロートを備えた20
0ml三ツ口フラスコに、トルエン(50ml)、アリ
ルグリシジルエーテル(60.0g)、塩化白金酸・6
水和物(5mg)および2,6−ジ−tert−ブチル
−4−メチルフェノール(25mg)を入れた。ここへ
70℃において撹拌しながらトリス(トリメチルシロキ
シ)シラン(29.67g)を40分間かけて滴下し
た。滴下終了後、撹拌しながら100℃で50時間反応
を行った.反応終了後、ロータリーバキュームエバポレ
ーターを用いて溶媒を除去した後、減圧蒸留を行ない無
色透明液体(25.8g)を得た。この液体のプロトン
核磁気共鳴スペクトルを測定し分析した結果、0.1p
pm付近(27H)、0.4ppm付近(2H)、1.
6ppm付近(2H)、2.6ppm付近(1H)、
2.8ppm付近(1H)、3.2ppm付近(1
H)、3.4ppm付近(3H)および3.7ppm付
近(1H)にピークが検出されたことから下記式(J
2)
【化17】 で表される化合物であることを確認した。
【0056】(2)冷却管、撹拌装置および滴下ロート
を備えた200ml三ツ口フラスコに、式(J2)の化
合物(10.23g)、ハイドロキノン(0.03g)
および水酸化カリウム(0.19g)を入れ、ここへ窒
素雰囲気下、室温で撹拌しながらアクリル酸(3.59
g)を約30分間かけて滴下した。滴下終了後撹拌しな
がら100℃で8時間反応を行った。一晩放置した後、
ヘキサン(50ml)を加えて室温で2時間撹拌した。
析出物をろ過で除き、ヘキサン溶液を0.5M水酸化ナ
トリウムで数回洗浄後、さらに飽和食塩水で3回洗浄し
た。無水硫酸マグネシウムを加えて脱水を行った後、硫
酸マグネシウムを濾過で除き、ロータリーバキュームエ
バポレーターによって溶媒を留去した。さらに減圧下6
0℃で4時間かけて揮発成分を除去し、無色透明液体
(9.8g)を得た。プロトン核磁気共鳴スペクトルを
測定し分析した結果、0.1ppm付近(27H)、
0.5ppm付近(2H)、1.6ppm付近(2
H)、2.6ppm付近(1H)、3.3〜4.3pp
m付近(7H)、5.8ppm付近(1H)、6.1p
pm付近(1H)および6.4ppm付近(1H)にピ
ークが検出されたことから式(M2)で表される眼用レ
ンズ用モノマーを主成分とする混合物であることを確認
した。
【0057】
【化18】 〔実施例3〕眼用レンズ用モノマーの合成−3 冷却管、撹拌装置および滴下ロートを備えた300ml
三ツ口フラスコに、式(J3)の化合物(信越化学工業
製、50.0g)、
【化19】 ハイドロキノン(0.12g)および水酸化カリウム
(0.97g)を入れ、ここへ窒素雰囲気下、室温で撹
拌しながらアクリル酸(21.48g)を約30分間か
けて滴下した。滴下終了後撹拌しながら100℃で8時
間反応を行った。一晩放置した後、ヘキサン(85m
l)を加えて室温で2時間撹拌した。析出物をろ過で除
き、ヘキサン溶液を0.5M水酸化ナトリウムで数回洗
浄後、さらに飽和食塩水で3回洗浄した。無水硫酸マグ
ネシウムを加えて脱水を行った後、硫酸マグネシウムを
濾過で除き、ロータリーバキュームエバポレーターによ
って溶媒を留去した。さらに減圧下60℃で4時間かけ
て揮発成分を除去し、無色透明液体(35.0g)を得
た。プロトン核磁気共鳴スペクトルを測定し分析した結
果、0.1ppm付近(21H)、0.4ppm付近
(2H)、1.6ppm付近(2H)、2.6ppm付
近(1H)、3.3〜4.3ppm付近(7H)、5.
8ppm付近(1H)、6.1ppm付近(1H)およ
び6.4ppm付近(1H)にピークが検出されたこと
から式(M3)で表される眼用レンズ用モノマーを主成
分とする混合物であることを確認した。
【0058】
【化20】 〔実施例4〕眼用レンズ用モノマーの合成−4 冷却管、撹拌装置および滴下ロートを備えた200ml
三ツ口フラスコに、実施例1−(1)で得た式(J1)
の化合物(20.0g)、ハイドロキノン(0.06
g)および水酸化カリウム(0.50g)を入れ、ここ
へ窒素雰囲気下、室温で撹拌しながらアクリル酸(1
0.98g)を約30分間かけて滴下した。滴下終了後
撹拌しながら100℃で8時間反応を行った。一晩放置
した後、ヘキサン(85ml)を加えて室温で2時間撹
拌した。析出物をろ過で除き、ヘキサン溶液を0.5M
水酸化ナトリウムで数回洗浄後、さらに飽和食塩水で3
回洗浄した。無水硫酸マグネシウムを加えて脱水を行っ
た後、硫酸マグネシウムを濾過で除き、ロータリーバキ
ュームエバポレーターによって溶媒を留去した。さらに
減圧下60℃で4時間かけて揮発成分を除去し、無色透
明液体(17.1g)を得た。プロトン核磁気共鳴スペ
クトルを測定し分析した結果、0.1ppm付近(15
H)、0.4ppm付近(2H)、1.6ppm付近
(2H)、2.8ppm付近(1H)、3.3〜4.3
ppm付近(7H)、5.8ppm付近(1H)、6.
1ppm付近(1H)および6.4ppm付近(1H)
にピークが検出されたことから式(M4)で表される眼
用レンズ用モノマーを主成分とする混合物であることを
確認した。
【0059】
【化21】 〔実施例5〕眼用レンズ用モノマーの合成−5 冷却管、撹拌装置および滴下ロートを備えた200ml
三ツ口フラスコに、2−ヒドロキシエチルアクリレート
(2.32g)、ハイドロキノン(8mg)およびトリ
エチルアミン(0.14g)を入れ、ここへ窒素雰囲気
下、室温で撹拌しながら実施例2−(1)で得た式(J
2)の化合物(8.21g)を約30分間かけて滴下し
た。滴下終了後撹拌しながら85℃で8時間反応を行っ
た。一晩放置した後、ヘキサン(300ml)に溶解さ
せた。析出物をろ過で除き、ヘキサン溶液を0.5M水
酸化ナトリウムで数回洗浄後、さらに飽和食塩水で3回
洗浄した。無水硫酸マグネシウムを加えて脱水を行った
後、硫酸マグネシウムを濾過で除き、ロータリーバキュ
ームエバポレーターによって溶媒を留去した。さらに減
圧下60℃で4時間かけて揮発成分を除去し、透明液体
を得た。プロトン核磁気共鳴スペクトルを測定し分析し
た結果、0.1ppm付近(27H)、0.5ppm付
近(2H)、1.6ppm付近(2H)、2.6ppm
付近(1H)、3.3〜4.3ppm付近(11H)、
5.8ppm付近(1H)、6.1ppm付近(1H)
および6.4ppm付近(1H)にピークが検出された
ことから式(M6)で表される眼用レンズ用モノマーを
主成分とする混合物であることを確認した。
【0060】
【化22】 〔実施例6〕眼用レンズ用モノマーの合成−6 冷却管、撹拌装置および滴下ロートを備えた200ml
三ツ口フラスコに、2−ヒドロキシエチルアクリレート
(11.6g)、ハイドロキノン(0.04g)および
トリエチルアミン(0.70g)を入れ、ここへ窒素雰
囲気下、室温で撹拌しながら式(J3)の化合物(実施
例3参照、信越化学工業製、33.6g)を約30分間
かけて滴下した。滴下終了後撹拌しながら85℃で8時
間反応を行った。一晩放置した後、ヘキサン(300m
l)に溶解させた。析出物をろ過で除き、ヘキサン溶液
を0.5M水酸化ナトリウムで数回洗浄後、さらに飽和
食塩水で3回洗浄した。無水硫酸マグネシウムを加えて
脱水を行った後、硫酸マグネシウムを濾過で除き、ロー
タリーバキュームエバポレーターによって溶媒を留去し
た。さらに減圧下60℃で4時間かけて揮発成分を除去
し、透明液体を得た。プロトン核磁気共鳴スペクトルを
測定し分析した結果、0.1ppm付近(21H)、
0.4ppm付近(2H)、1.6ppm付近(2
H)、2.6ppm付近(1H)、3.3〜4.3pp
m付近(11H)、5.8ppm付近(1H)、6.1
ppm付近(1H)および6.4ppm付近(1H)に
ピークが検出されたことから式(M7)で表される眼用
レンズ用モノマーを主成分とする混合物であることを確
認した。
【0061】
【化23】 〔実施例7〕実施例1で得た式(M1)の眼用レンズ用
モノマーを主成分とする混合物(21.3重量部)、参
考合成例1で得た式(L1)の化合物を主成分とする混
合物(63.7重量部)、N,N−ジメチルアクリルア
ミド(7重量部)、アクリルアミド(7重量部)、アク
リル酸(1重量部)、トリエチレングリコールジメタク
リレート(1重量部)および溶媒としてジエチレングリ
コールジメチルエーテル(25重量部)を均一に混合
し、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル
(0.3重量部)を添加した後、このモノマー混合物を
アルゴン雰囲気下で脱気し、ガラス板間に注入し、密封
した。まず100℃で4時間重合させ、続いて100℃
から40℃まで3.5時間かけて降温させた後、40℃
で2時間以上保持し、眼用レンズ用ポリマーのフィルム
状サンプルを得た。
【0062】該サンプルは透明で濁りが無かった。この
サンプルフィルムを室温で1昼夜水中に浸漬した後、各
種物性を測定した。結果を表1に示した。該眼用レンズ
用ポリマーは高酸素透過性、高親水性を示し、かつ低弾
性率であった。
【0063】〔実施例8〜10〕実施例1で得た式(M
1)の眼用レンズ用モノマーを主成分とする混合物(2
1.3重量部)のかわりに、実施例2〜4で得た式(M
2)〜(M4)の眼用レンズ用モノマーを主成分とする
混合物(21.3重量部)をそれぞれ使用した以外は実
施例7と同様にして眼用レンズ用ポリマーのフィルム状
サンプルを得た。
【0064】各サンプルは透明で濁りが無かった。各サ
ンプルフィルムを室温で1昼夜水中に浸漬した後、各種
物性を測定した。結果を表1に示した。各眼用レンズ用
ポリマーは高酸素透過性、高親水性を示し、かつ低弾性
率であった。
【0065】〔比較例1〕実施例1で得た式(M1)の
眼用レンズ用モノマーを主成分とする混合物(21.3
重量部)のかわりに、下記式(b1)の化合物を主成分
とする混合物(21.3重量部)を使用した以外は実施
例7と同様にして眼用レンズ用ポリマーのフィルム状サ
ンプルを得た。
【0066】
【化24】 該サンプルは透明で濁りが無かった。該サンプルフィル
ムを室温で1昼夜水中に浸漬した後、各種物性を測定し
た。結果を表1に示した。各眼用レンズ用ポリマーは高
酸素透過性、高親水性を示したが、弾性率が高かった。
【0067】
【表1】 〔実施例11〜12〕実施例1で得た式(M1)の眼用
レンズ用モノマーを主成分とする混合物(21.3重量
部)のかわりに、実施例5〜6で得た式(M6)〜(M
7)の眼用レンズ用モノマーを主成分とする混合物(2
1.3重量部)をそれぞれ使用した以外は実施例7と同
様にして眼用レンズ用ポリマーのフィルム状サンプルを
得た。
【0068】各サンプルは透明で濁りが無かった。各サ
ンプルフィルムを室温で1昼夜水中に浸漬した後、各種
物性を測定した。結果を表2に示した。各眼用レンズ用
ポリマーは高酸素透過性、高親水性を示し、かつ低弾性
率であった。
【0069】〔比較例2〕実施例1で得た式(M1)の
眼用レンズ用モノマーを主成分とする混合物(21.3
重量部)のかわりに、下記式(b2)の化合物を主成分
とする混合物(21.3重量部)を使用した以外は実施
例7と同様にして眼用レンズ用ポリマーのフィルム状サ
ンプルを得た。
【0070】
【化25】 該サンプルは透明で濁りが無かった。該サンプルフィル
ムを室温で1昼夜水中に浸漬した後、各種物性を測定し
た。結果を表1に示した。各眼用レンズ用ポリマーは高
酸素透過性、高親水性を示したが、弾性率が高かった。
【0071】
【表2】 〔実施例13〕実施例1で得た式(M1)の眼用レンズ
用モノマーを主成分とする混合物(60重量部)、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート(40重量部)および
トリエチレングリコールジメタクリレート(1重量部)
を混合し、重合開始剤としてダロキュア1173(CI
BA社、0.5重量部)を添加した後、このモノマー混
合物をアルゴン雰囲気下で脱気し、透明樹脂(TPX)
製のコンタクトレンズ用モールドに注入した。捕虫灯を
用いて光照射(6J/cm2)して重合し眼用レンズ用
ポリマーのサンプルを得た。該サンプルは透明で濁りが
無かった。
【0072】〔実施例14〜18〕実施例1で得た式
(M1)の眼用レンズ用モノマーを主成分とする混合物
(60重量部)のかわりに実施例2〜6で得た式(M
2)、(M3)、(M4)、(M6)および(M7)の
眼用レンズ用モノマーを主成分とする混合物(60重量
部)をそれぞれ用いる他は、実施例13と同様にして眼
用レンズ用ポリマーのサンプルを得た。各サンプルはす
べて透明で濁りが無かった。
【0073】〔比較例3〕実施例1で得た式(M1)の
眼用レンズ用モノマーを主成分とする混合物(60重量
部)のかわりに3−[トリス(トリメチルシロキシ)シリ
ル]プロピルメタクリレートを用いる他は、実施例13
と同様にしてポリマーサンプルを得た。該サンプルは白
濁しており眼用レンズとして不適であった。
【0074】
【発明の効果】本発明により、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレートのような親水性モノマーとの相溶性に優
れ、かつそれを重合して得られる眼用レンズ用ポリマー
が高酸素透過性、高親水性および低弾性率であるような
眼用レンズ用モノマーを提供することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H006 BB06 4C081 AB21 AB22 AB23 BB01 BB02 BB07 CA032 CA072 CA081 CA082 CA102 CA271 CC01 CC05 DA01 DA02 DC12 EA03 EA05 4H049 VN01 VP02 VP03 VP04 VQ30 VQ78 VR21 VR23 VR40 VU12 VW02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(a)で表される眼用レンズ用
    モノマー。 【化1】 [R1はHまたはメチル基を表す。R2〜R4はそれぞれ
    独立にH、置換されていてもよいアルキル基および置換
    されていてもよいアリール基から選ばれた置換基を表
    す。aはR1がHの場合0〜3の整数を表し、R1がメチ
    ル基の場合0〜1の整数を表す。kは0〜20の整数を
    表す。]
  2. 【請求項2】一般式(a)において、R2〜R4がそれぞ
    れメチル基を表し、aがR1がHの場合1〜3の整数を
    表し、R1がメチル基の場合1を表し、kが0または1
    を表すことを特徴とする請求項1に記載の眼用レンズ用
    モノマー。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の眼用レンズ用モ
    ノマーを重合成分として含むことを特徴とする眼用レン
    ズ用ポリマー。
  4. 【請求項4】請求項3記載のポリマーを用いてなるコン
    タクトレンズ。
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