JP2000164170A - 電極および放電ランプならびに照明装置 - Google Patents
電極および放電ランプならびに照明装置Info
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- JP2000164170A JP2000164170A JP33993998A JP33993998A JP2000164170A JP 2000164170 A JP2000164170 A JP 2000164170A JP 33993998 A JP33993998 A JP 33993998A JP 33993998 A JP33993998 A JP 33993998A JP 2000164170 A JP2000164170 A JP 2000164170A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容器内に粒子状の熱電子放射体を収納した熱
陰極を備えた放電ランプにおいても、変化率の大きな調
光を行うことかできる放電用の電極およびこの電極を封
装した放電ランプならびに照明装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 前面側が開口し基端側が閉塞した容器7
と、この容器7内に収納された、10μm〜500μm
の範囲に粒径が分布するとともにこの分布内において平
均粒径値に2つ以上のピークを有する粒子状の熱電子放
射体6S,6Lとを備えている電極3およびこの電極3
を用いた放電ランプ1ならびに照明装置9である。
陰極を備えた放電ランプにおいても、変化率の大きな調
光を行うことかできる放電用の電極およびこの電極を封
装した放電ランプならびに照明装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 前面側が開口し基端側が閉塞した容器7
と、この容器7内に収納された、10μm〜500μm
の範囲に粒径が分布するとともにこの分布内において平
均粒径値に2つ以上のピークを有する粒子状の熱電子放
射体6S,6Lとを備えている電極3およびこの電極3
を用いた放電ランプ1ならびに照明装置9である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調光を行う放電ラ
ンプに用いられる電極およぴ放電ランプならびに照明装
置に関する。
ンプに用いられる電極およぴ放電ランプならびに照明装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】放電ランプ用の電極を大きく分けると熱
陰極と冷陰極とがある。このうち熱陰極としては、たと
えばタングステンからなるフィラメント線を巻回したコ
イルに、遷移金属とバリウムを含むアルカリ土類金属酸
化物とからなる易電子放射物質をを塗布したものが多用
されている。
陰極と冷陰極とがある。このうち熱陰極としては、たと
えばタングステンからなるフィラメント線を巻回したコ
イルに、遷移金属とバリウムを含むアルカリ土類金属酸
化物とからなる易電子放射物質をを塗布したものが多用
されている。
【0003】また、他の熱陰極としては、たとえばアル
ミン酸バリウムを含む易電子放射物質を多孔質タングス
テンに含浸したものが知られている。
ミン酸バリウムを含む易電子放射物質を多孔質タングス
テンに含浸したものが知られている。
【0004】一方、近年、省資源、省エネルギー化がす
すめられ蛍光ランプなど一般照明用の放電ランプをはじ
め、ファクシミリやファックスなどのOA機器や液晶テ
レビなどの映像機器に装着されるバックライト用の放電
ランプも、高効率化やバルブの細管(小形)化が図られ
るとともにその需要も増加している。
すめられ蛍光ランプなど一般照明用の放電ランプをはじ
め、ファクシミリやファックスなどのOA機器や液晶テ
レビなどの映像機器に装着されるバックライト用の放電
ランプも、高効率化やバルブの細管(小形)化が図られ
るとともにその需要も増加している。
【0005】ところが、これら上述の熱陰極の場合、前
者のコイル電極は、バルブが細径のためコイル長が短く
なり易電子放射物質を多量に保持できず、満足する寿命
が得られないとともに細線のため耐振強度的にも弱かっ
た。また、後者の多孔質タングステン電極は、高圧放電
ランプなどで大電流型のもので用いられているが製造が
難しく、また、蛍光ランプなどの低圧放電ランプで使う
小電流領域では熱陰極として安定した動作が得られない
などの問題があった。
者のコイル電極は、バルブが細径のためコイル長が短く
なり易電子放射物質を多量に保持できず、満足する寿命
が得られないとともに細線のため耐振強度的にも弱かっ
た。また、後者の多孔質タングステン電極は、高圧放電
ランプなどで大電流型のもので用いられているが製造が
難しく、また、蛍光ランプなどの低圧放電ランプで使う
小電流領域では熱陰極として安定した動作が得られない
などの問題があった。
【0006】このように上記の熱陰極では、放電ランプ
のバルブの細管化を図ることができないため、ニッケル
あるいはアルミニウム・ジルコニウム合金などの金属か
らなる冷陰極が使用されているが、この冷陰極は陰極降
下損失が多く、ランプ電流が大きくとれなかった。
のバルブの細管化を図ることができないため、ニッケル
あるいはアルミニウム・ジルコニウム合金などの金属か
らなる冷陰極が使用されているが、この冷陰極は陰極降
下損失が多く、ランプ電流が大きくとれなかった。
【0007】そこで、放電ランプの小形化を図るととも
にランプ電流を大きくとる手段として、たとえば特開平
1−65764号公報、特開平6−302297号公報
や特表平9−507956号公報などに記載の熱電極が
開発されている。これら公報記載の熱陰極は、前面側が
開口した有底円筒状の容器内に、半導体磁器の粒子から
なる熱電子放射体を備えている。
にランプ電流を大きくとる手段として、たとえば特開平
1−65764号公報、特開平6−302297号公報
や特表平9−507956号公報などに記載の熱電極が
開発されている。これら公報記載の熱陰極は、前面側が
開口した有底円筒状の容器内に、半導体磁器の粒子から
なる熱電子放射体を備えている。
【0008】そして、この公報の記載によれば熱電子放
射体を粒子状とすることで熱電子放射体の熱容量が容器
に比べて低くなり、グロー放電時に熱電子放射体が集中
的に昇温するため、この部分からの熱電子放出を容易に
してアーク放電への移行が促進されている。このような
電極は、従来のフィラメントコイルに電子放射物質を塗
布した構造の電極に比べ、電流密度を大きくとれるとと
もに電極外径を細くでき、バルブの細管化が図れる放電
ランプを提供できる利点を有する。
射体を粒子状とすることで熱電子放射体の熱容量が容器
に比べて低くなり、グロー放電時に熱電子放射体が集中
的に昇温するため、この部分からの熱電子放出を容易に
してアーク放電への移行が促進されている。このような
電極は、従来のフィラメントコイルに電子放射物質を塗
布した構造の電極に比べ、電流密度を大きくとれるとと
もに電極外径を細くでき、バルブの細管化が図れる放電
ランプを提供できる利点を有する。
【0009】しかし、この熱陰極からなる電極を用いた
放電ランプは、安定なアークスポットを形成できる電流
域が限られており、ランプ電流を定格電流よりも絞った
場合に、放電が不安定となってランプが立ち消えするた
め、明るさの変化ができる調光システムを備えた照明に
は不向きで使用できなかった。
放電ランプは、安定なアークスポットを形成できる電流
域が限られており、ランプ電流を定格電流よりも絞った
場合に、放電が不安定となってランプが立ち消えするた
め、明るさの変化ができる調光システムを備えた照明に
は不向きで使用できなかった。
【0010】また、従来のフィラメントコイルに電子放
射物質を塗布した構造の熱陰極を備えたランプは、フィ
ラメントコイルにランプ電流に応じた外部予熱を加える
ことによって、調光が可能である。
射物質を塗布した構造の熱陰極を備えたランプは、フィ
ラメントコイルにランプ電流に応じた外部予熱を加える
ことによって、調光が可能である。
【0011】そして、上記の容器内に半導体磁器の粒子
状の熱電子放射体を備えた熱陰極は、比較的粒度が揃っ
ていると均一な放電が持続でき、1個の粒子ないしは2
〜3個の小数個の粒子に同時にアークスポットが形成さ
れたときに、最も安定なアーク放電が得られることが知
られている。
状の熱電子放射体を備えた熱陰極は、比較的粒度が揃っ
ていると均一な放電が持続でき、1個の粒子ないしは2
〜3個の小数個の粒子に同時にアークスポットが形成さ
れたときに、最も安定なアーク放電が得られることが知
られている。
【0012】また、アークスポットが複数個の半導体磁
器の粒子にまたがって形成されているようなときには、
アークスポットが頻繁に移動し、長期に亘って安定なア
ーク放電が維持できなくなり、電極の寿命を早めたり、
バルブ内壁の早期黒化を招く。また、アークスポットが
半導体磁器の粒子の一部に形成されているようなとき
は、熱電子を放出するために十分な熱が得られずに、グ
ロー放電に移行しやすく、同様に電極の寿命を早めた
り、バルブ内壁に早期黒化を生じる。
器の粒子にまたがって形成されているようなときには、
アークスポットが頻繁に移動し、長期に亘って安定なア
ーク放電が維持できなくなり、電極の寿命を早めたり、
バルブ内壁の早期黒化を招く。また、アークスポットが
半導体磁器の粒子の一部に形成されているようなとき
は、熱電子を放出するために十分な熱が得られずに、グ
ロー放電に移行しやすく、同様に電極の寿命を早めた
り、バルブ内壁に早期黒化を生じる。
【0013】放電ランプにおいては、熱電子放射体を構
成する半導体磁器材料、バルブ内に封入する希ガスの種
類や圧力などが決まれば、安定なアークスポットを生じ
させるための、半導体磁器材料からなる粒子の粒径はほ
ぼ一意に決められる。
成する半導体磁器材料、バルブ内に封入する希ガスの種
類や圧力などが決まれば、安定なアークスポットを生じ
させるための、半導体磁器材料からなる粒子の粒径はほ
ぼ一意に決められる。
【0014】しかし、この条件で安定なアークスポット
を形成することはできるが、その電流範囲は限られてし
まう。たとえば直管状の外径が約4mm、全長が約30
0mmのガラスバルブの両端内部に電極間距離約260
mmで上記熱陰極を対向して配設するとともに、このガ
ラスバルブ内に放電媒体であるアルゴンガス(Ar)を
約70Torrと水銀を封入した蛍光ランプは、安定し
たアークスポットが形成できる電流範囲は20〜30m
A程度である。このため、複写機の読取り用光源など変
化率の大きな調光が行われる機器に使用されるランプと
しては不向きで使用できなかった。
を形成することはできるが、その電流範囲は限られてし
まう。たとえば直管状の外径が約4mm、全長が約30
0mmのガラスバルブの両端内部に電極間距離約260
mmで上記熱陰極を対向して配設するとともに、このガ
ラスバルブ内に放電媒体であるアルゴンガス(Ar)を
約70Torrと水銀を封入した蛍光ランプは、安定し
たアークスポットが形成できる電流範囲は20〜30m
A程度である。このため、複写機の読取り用光源など変
化率の大きな調光が行われる機器に使用されるランプと
しては不向きで使用できなかった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたもので、容器内に粒子状の熱電子放射体を
収納した熱陰極を備えた放電ランプにおいても、変化率
の大きな調光を行うことかできる放電用の電極およびこ
の電極を封装した放電ランプならびに照明装置を提供す
ることを目的とする。
鑑みなされたもので、容器内に粒子状の熱電子放射体を
収納した熱陰極を備えた放電ランプにおいても、変化率
の大きな調光を行うことかできる放電用の電極およびこ
の電極を封装した放電ランプならびに照明装置を提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
電極は、前面側が開口し基端側が閉塞した容器と、この
容器内に収納された、10μm〜500μmの範囲に粒
径が分布するとともにこの分布内において平均粒径値に
2つ以上のピークを有する粒子状の熱電子放射体とを具
備していることを特徴とする。
電極は、前面側が開口し基端側が閉塞した容器と、この
容器内に収納された、10μm〜500μmの範囲に粒
径が分布するとともにこの分布内において平均粒径値に
2つ以上のピークを有する粒子状の熱電子放射体とを具
備していることを特徴とする。
【0017】アークスポットの生起に密接に関係する熱
電子放射体の粒径とランプ電流とを考慮したもので、粒
径が異なる2つ以上の複数径に分布したピークを有する
粒子状の熱電子放射体を用いることによって、ランプ電
流に応じ安定したアークスポットを生起できる。
電子放射体の粒径とランプ電流とを考慮したもので、粒
径が異なる2つ以上の複数径に分布したピークを有する
粒子状の熱電子放射体を用いることによって、ランプ電
流に応じ安定したアークスポットを生起できる。
【0018】また、蛍光ランプなどの低圧放電ランプで
一般に使用する電流範囲、たとえば1〜1000mA程
度のランプでは熱電子放射体の粒径が、10μm未満で
あるとアークスポットが頻繁に移動するので放電が不安
定となり、また、500μmを超えると熱電子放出する
のに十分な熱が得られずグロー放電に移行しやすいの
で、10μm〜500μmの範囲がよく、好ましくは2
0μm〜300μm程度がよい。また、10μm未満や
500μmを超える粒径が正規分布の範囲内で混入して
いるのは支障なかった。なお、この粒径の測定はふるい
(篩)を用いる篩分析または他の分析法で行うことがで
きる。
一般に使用する電流範囲、たとえば1〜1000mA程
度のランプでは熱電子放射体の粒径が、10μm未満で
あるとアークスポットが頻繁に移動するので放電が不安
定となり、また、500μmを超えると熱電子放出する
のに十分な熱が得られずグロー放電に移行しやすいの
で、10μm〜500μmの範囲がよく、好ましくは2
0μm〜300μm程度がよい。また、10μm未満や
500μmを超える粒径が正規分布の範囲内で混入して
いるのは支障なかった。なお、この粒径の測定はふるい
(篩)を用いる篩分析または他の分析法で行うことがで
きる。
【0019】また、容器などからこの容器と電気的に接
続した導電体を対向する電極側に突出しておいてもよ
い。
続した導電体を対向する電極側に突出しておいてもよ
い。
【0020】本発明の請求項2記載の電極は、粒子状の
熱電子放射体が、隣接するピークの平均粒径値差が1.
5倍以上あることを特徴とする。
熱電子放射体が、隣接するピークの平均粒径値差が1.
5倍以上あることを特徴とする。
【0021】また、粒径のピークが多いほど種々の電流
に対処できるが、1種類の粒径でもカバーできる電流範
囲はある程度である。
に対処できるが、1種類の粒径でもカバーできる電流範
囲はある程度である。
【0022】したがって、隣接する粒径のピークが近接
していると、1種類の粒径の場合と有意差がなく、ピー
クは幾つあってもよいがその平均粒径値差は1.5倍以
上あった方がよい。
していると、1種類の粒径の場合と有意差がなく、ピー
クは幾つあってもよいがその平均粒径値差は1.5倍以
上あった方がよい。
【0023】本発明の請求項3記載の電極は、容器が、
通電時に導電性を有することを特徴とする。
通電時に導電性を有することを特徴とする。
【0024】電極の主体部である容器は、導電性を有す
る金属、半導体などの導電性セラミックスあるいはセラ
ミックスからなるものを用いることができるが、要する
に通電時温度が上昇したとき導電体であればよく、セラ
ミックスの場合には表面に金属体あるいは導電性の被膜
を形成しておけばよい。
る金属、半導体などの導電性セラミックスあるいはセラ
ミックスからなるものを用いることができるが、要する
に通電時温度が上昇したとき導電体であればよく、セラ
ミックスの場合には表面に金属体あるいは導電性の被膜
を形成しておけばよい。
【0025】具体的な材料としては、比較的蒸気圧の低
いNi、Ta、Ti、Zr、W、Mo、Reなどの少な
くとも一種の金属あるいはこれらの金属の炭化物、窒化
物、けい化物やほう化物あるいは上記金属にBa、S
r、CaやThなどの酸化物からなる半導体物質が加え
られたものを用いることができる。そして、半導体物質
が加えられたものは、全体を金属で形成したものより熱
容量が小さいとともに熱が逃げにくく熱電子放射体の粒
子にアークスポットが形成し易くなる。
いNi、Ta、Ti、Zr、W、Mo、Reなどの少な
くとも一種の金属あるいはこれらの金属の炭化物、窒化
物、けい化物やほう化物あるいは上記金属にBa、S
r、CaやThなどの酸化物からなる半導体物質が加え
られたものを用いることができる。そして、半導体物質
が加えられたものは、全体を金属で形成したものより熱
容量が小さいとともに熱が逃げにくく熱電子放射体の粒
子にアークスポットが形成し易くなる。
【0026】また、母結晶(BaTiO3 、BaZrO
3 など)に添加剤(Ta2 O3 )が加えられるなどして
得られた半導体セラミックスからなるものであってもよ
い。この容器は、常温では導電体としての作用はない
が、温度が高くなると電気伝導度が上がって電流をよく
通流する。そして、一旦電流を通流すると抵抗値がます
ます下がって容器は高温となり、容器内に収納された熱
電子放射体の活性化を促して放電を維持させることがで
きる。
3 など)に添加剤(Ta2 O3 )が加えられるなどして
得られた半導体セラミックスからなるものであってもよ
い。この容器は、常温では導電体としての作用はない
が、温度が高くなると電気伝導度が上がって電流をよく
通流する。そして、一旦電流を通流すると抵抗値がます
ます下がって容器は高温となり、容器内に収納された熱
電子放射体の活性化を促して放電を維持させることがで
きる。
【0027】また、容器自体が導電体でなくても、容器
内に収納された熱電子放射体と電気的な接続がなされる
よう、容器の表面に通電時に導電性を呈する金属板や金
属、金属炭化物、金属窒化物などの被膜が形成してあっ
てもよい。
内に収納された熱電子放射体と電気的な接続がなされる
よう、容器の表面に通電時に導電性を呈する金属板や金
属、金属炭化物、金属窒化物などの被膜が形成してあっ
てもよい。
【0028】そして、これら材料を用いることにより通
電時に良導体として働き、内部に収納している熱電子放
射体への通流が十部に行え、アークスポットが形成され
易く良好な電子放射が得られる。
電時に良導体として働き、内部に収納している熱電子放
射体への通流が十部に行え、アークスポットが形成され
易く良好な電子放射が得られる。
【0029】本発明の請求項4記載の電極は、容器また
は/および熱電子放射体の粒子が、アルカリ土類金属、
遷移金属および希土類金属のうちの少なくとも一つの酸
化物を主体としたものから形成されていることを特徴と
する。
は/および熱電子放射体の粒子が、アルカリ土類金属、
遷移金属および希土類金属のうちの少なくとも一つの酸
化物を主体としたものから形成されていることを特徴と
する。
【0030】容器と熱電子放射体の両者か一方の材料
が、たとえばBa、Sr、CaやTi、Ta,Zrなど
の酸化物(BaO、SrO、CaO、Ba4 Ti
2 O9 、BaTaO3 、SrTiO3 、SrZrO3 な
ど)を主体としたものやBaCeO3などの希土類金属
(Ce、Sc、Y、La、ランタノイドなど)の酸化物
を主体としたものからなる。そして、上記請求項3に記
載したと同様な作用を奏する。
が、たとえばBa、Sr、CaやTi、Ta,Zrなど
の酸化物(BaO、SrO、CaO、Ba4 Ti
2 O9 、BaTaO3 、SrTiO3 、SrZrO3 な
ど)を主体としたものやBaCeO3などの希土類金属
(Ce、Sc、Y、La、ランタノイドなど)の酸化物
を主体としたものからなる。そして、上記請求項3に記
載したと同様な作用を奏する。
【0031】また、これら材料は低い仕事関数をもつの
で、陰極降下損失が少なく、また、大気成分と反応しな
いので、製造が容易になるなどの作用を奏する。
で、陰極降下損失が少なく、また、大気成分と反応しな
いので、製造が容易になるなどの作用を奏する。
【0032】本発明の請求項5記載の電極は、容器また
は/および熱電子放射体の粒子が、その表面の少なくと
も一部に、アルカリ土類金属、遷移金属および希土類金
属のうちの少なくとも一つの炭化物または/および窒化
物からなる被膜が形成してあることを特徴とする。
は/および熱電子放射体の粒子が、その表面の少なくと
も一部に、アルカリ土類金属、遷移金属および希土類金
属のうちの少なくとも一つの炭化物または/および窒化
物からなる被膜が形成してあることを特徴とする。
【0033】容器と熱電子放射体の両者か一方の表面
に、Ti、Zr、Ta、Nb、HfやWなどの炭化物
(TiCなど)や窒化物(TiN、ZrNなど)からな
る高融点物質の被膜を形成しておくことにより、電極物
質特にエミッション(電子放射)に寄与するアルカリ土
類金属がイオンスパッタリングによって飛散や蒸発する
のを低減することができる。
に、Ti、Zr、Ta、Nb、HfやWなどの炭化物
(TiCなど)や窒化物(TiN、ZrNなど)からな
る高融点物質の被膜を形成しておくことにより、電極物
質特にエミッション(電子放射)に寄与するアルカリ土
類金属がイオンスパッタリングによって飛散や蒸発する
のを低減することができる。
【0034】本発明の請求項6記載の放電ランプは、ガ
ラスバルブと、このバルブ内に封装された放電媒体およ
び上記請求項1ないし5のいずれか一に記載の電極とを
具備していることを特徴とする。
ラスバルブと、このバルブ内に封装された放電媒体およ
び上記請求項1ないし5のいずれか一に記載の電極とを
具備していることを特徴とする。
【0035】請求項1ないし請求項5に記載の作用を有
する電極を封装した放電ランプは、上記請求項1ないし
請求項5に記載したと同様な作用を奏する。
する電極を封装した放電ランプは、上記請求項1ないし
請求項5に記載したと同様な作用を奏する。
【0036】本発明の請求項7記載の放電ランプは、ガ
ラスバルブの表面に蛍光体被膜が形成してあることを特
徴とする。
ラスバルブの表面に蛍光体被膜が形成してあることを特
徴とする。
【0037】蛍光ランプなどに適用して上記請求項6に
記載したと同様な作用を奏する。
記載したと同様な作用を奏する。
【0038】本発明の請求項8記載の照明装置は、筐体
と、この筐体に収容された上記請求項6または7に記載
の放電ランプと、この放電ランプを支持する支持部材と
を具備していることを特徴とする。
と、この筐体に収容された上記請求項6または7に記載
の放電ランプと、この放電ランプを支持する支持部材と
を具備していることを特徴とする。
【0039】請求項6および請求項7に記載の作用を有
する放電ランプを装着した照明装置は、上記請求項6お
よび請求項7に記載したと同様な作用を奏する。
する放電ランプを装着した照明装置は、上記請求項6お
よび請求項7に記載したと同様な作用を奏する。
【0040】また、この照明装置は、複写機やファクシ
ミリなどの原稿読取用、液晶表示装置、液晶テレビや装
飾装置などのバックライト用などのOA機器あるいは通
常の照明用の器具や灯具などとして広く使用できる。
ミリなどの原稿読取用、液晶表示装置、液晶テレビや装
飾装置などのバックライト用などのOA機器あるいは通
常の照明用の器具や灯具などとして広く使用できる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電極および放電ラ
ンプの一実施の形態を図1ないし図4を参照して説明す
る。
ンプの一実施の形態を図1ないし図4を参照して説明す
る。
【0042】図1は放電ランプを示す一部を切欠した断
面平面図、図2は熱陰極を示す縦断面図、図3は図2の
上面図、図4は熱電子放射体の粒度分布のグラフであ
る。
面平面図、図2は熱陰極を示す縦断面図、図3は図2の
上面図、図4は熱電子放射体の粒度分布のグラフであ
る。
【0043】図において1は放電ランプたとえば蛍光ラ
ンプで、このランプ1は、直管状の全長が約300m
m、外径がたとえば3ないし15mm、ここでは約4m
mの透光性容器となるガラスバルブ2の両端内部には電
極としての熱陰極3、3が対向して配設されるとともに
端部にこの熱陰極3、3と接続したリード線4、4がそ
れぞれ気密に封着されている。
ンプで、このランプ1は、直管状の全長が約300m
m、外径がたとえば3ないし15mm、ここでは約4m
mの透光性容器となるガラスバルブ2の両端内部には電
極としての熱陰極3、3が対向して配設されるとともに
端部にこの熱陰極3、3と接続したリード線4、4がそ
れぞれ気密に封着されている。
【0044】また、このガラスバルブ2内には放電媒体
である希ガスたとえばアルゴンガス(Ar)が約70T
orrと水銀が封入されている。なお、熱陰極3、3間
の距離は、約260mmに設定されている。さらに、ガ
ラスバルブ2の内または外壁面には、蛍光体被膜5が塗
布形成されている。
である希ガスたとえばアルゴンガス(Ar)が約70T
orrと水銀が封入されている。なお、熱陰極3、3間
の距離は、約260mmに設定されている。さらに、ガ
ラスバルブ2の内または外壁面には、蛍光体被膜5が塗
布形成されている。
【0045】また、上記各熱陰極3は、熱電子放射体6
を充填した容器7とこの容器7を保持する保持具8およ
びこの保持具8を支持するとともに電気的な接続をなす
リード線4とから構成されている。(なお、熱陰極とし
てはリード線を含まない場合もある。)上記容器7は、
タンタルTaやジルコニウムZrなどを主体とする導電
性物質からなり、円形の底面と前面側に開口部71を有
する有底円筒(カップ)状をなしているとともに外側面
に円周状に凹部72が形成してある。また、保持具8は
ニッケル製で、上記容器7を受容する円形の底面と開口
部81を有する有底円筒(カップ)状をなしていて、上
記容器7の凹部72内に保持具8の開口部81の周縁が
挿入され過締めることにより一体化して、両者は機械的
および電気的に接続され、容器7が保持具8に同軸的に
取り付けられた構成となっている。また、この保持具8
の底面のほぼ中央にはリード線4が溶接などの手段で接
続されている。
を充填した容器7とこの容器7を保持する保持具8およ
びこの保持具8を支持するとともに電気的な接続をなす
リード線4とから構成されている。(なお、熱陰極とし
てはリード線を含まない場合もある。)上記容器7は、
タンタルTaやジルコニウムZrなどを主体とする導電
性物質からなり、円形の底面と前面側に開口部71を有
する有底円筒(カップ)状をなしているとともに外側面
に円周状に凹部72が形成してある。また、保持具8は
ニッケル製で、上記容器7を受容する円形の底面と開口
部81を有する有底円筒(カップ)状をなしていて、上
記容器7の凹部72内に保持具8の開口部81の周縁が
挿入され過締めることにより一体化して、両者は機械的
および電気的に接続され、容器7が保持具8に同軸的に
取り付けられた構成となっている。また、この保持具8
の底面のほぼ中央にはリード線4が溶接などの手段で接
続されている。
【0046】また、78は容器7外表面の凹部72より
下面側および保持具8の内表面に被覆された酸化アルミ
ニウム、酸化珪素、酸化ジルコニウムや酸化タンタルな
どの金属酸化物の少なくとも1種あるいは混合物を用い
て形成された絶縁体である。そして、熱陰極3を構成す
る上記容器7内には、バリウムとタリウムの酸化物Ba
TaO3 などの半導体磁器からなる粒子状の熱電子放射
体6が複数個充填収納されている。この容器7内に収納
された熱電子放射体6は平均粒径約30μmの比較的小
径の粒子6S、…のものと平均粒径約100μmの比較
的大径の粒子6L、…のものとの2種類を混合したもの
からなり、その粒度分布は図4に示すように粒径10μ
mないし150μmの範囲にあり、粒径のピークは約3
0μmと粒径約100μmの2か所にある。この図4は
横軸に粒径μmを、縦軸に粒子個数(相対値)を対比さ
せてある。(なお、本発明は粒径が10〜500μmに
対し、図では横軸の粒径を約160μmまで記している
が、ランプ電流が大きいランプは〜500μm以上にす
る場合もある。) そして、電極としての上記構造の熱陰極3、3は、ガラ
スバルブ2内に封装され蛍光ランプ1として完成した
後、リード線4、4を電源に接続すると、導電体からな
る各保持具8、8を介して、この保持具8、8の開口部
81の周縁が挿入されることにより支持と電気的な接続
がなされている導電体からなる容器7に電流が流れる。
下面側および保持具8の内表面に被覆された酸化アルミ
ニウム、酸化珪素、酸化ジルコニウムや酸化タンタルな
どの金属酸化物の少なくとも1種あるいは混合物を用い
て形成された絶縁体である。そして、熱陰極3を構成す
る上記容器7内には、バリウムとタリウムの酸化物Ba
TaO3 などの半導体磁器からなる粒子状の熱電子放射
体6が複数個充填収納されている。この容器7内に収納
された熱電子放射体6は平均粒径約30μmの比較的小
径の粒子6S、…のものと平均粒径約100μmの比較
的大径の粒子6L、…のものとの2種類を混合したもの
からなり、その粒度分布は図4に示すように粒径10μ
mないし150μmの範囲にあり、粒径のピークは約3
0μmと粒径約100μmの2か所にある。この図4は
横軸に粒径μmを、縦軸に粒子個数(相対値)を対比さ
せてある。(なお、本発明は粒径が10〜500μmに
対し、図では横軸の粒径を約160μmまで記している
が、ランプ電流が大きいランプは〜500μm以上にす
る場合もある。) そして、電極としての上記構造の熱陰極3、3は、ガラ
スバルブ2内に封装され蛍光ランプ1として完成した
後、リード線4、4を電源に接続すると、導電体からな
る各保持具8、8を介して、この保持具8、8の開口部
81の周縁が挿入されることにより支持と電気的な接続
がなされている導電体からなる容器7に電流が流れる。
【0047】そして、対向配設してある熱陰極3、3間
に放電が生起し、この放電によりバルブ2の希ガスが電
離および励起されて紫外線を発生し、この紫外線が蛍光
体被膜8により可視光に変換され、この可視光がバルブ
2壁を透過して外部に放射される。
に放電が生起し、この放電によりバルブ2の希ガスが電
離および励起されて紫外線を発生し、この紫外線が蛍光
体被膜8により可視光に変換され、この可視光がバルブ
2壁を透過して外部に放射される。
【0048】この熱陰極3、3からの放電は、導電性の
容器7内に充填収納された熱電子放射体6のうち最表層
で開口部71内壁面に接触している粒子から起こってい
る。これは熱電子放射体6が半導体磁器(セラミック
ス)で電気抵抗が大きいために電流が流れにくく、導電
体である容器7の内壁と接触しているかあるいは近接し
ている熱電子放射体6の粒子からアークスポットを生じ
る。このアークスポットは、熱電子放射体6を形成する
粒子から電子放射性物質が飛散消耗すると、隣接する粒
子へと移っていき放電が持続される。
容器7内に充填収納された熱電子放射体6のうち最表層
で開口部71内壁面に接触している粒子から起こってい
る。これは熱電子放射体6が半導体磁器(セラミック
ス)で電気抵抗が大きいために電流が流れにくく、導電
体である容器7の内壁と接触しているかあるいは近接し
ている熱電子放射体6の粒子からアークスポットを生じ
る。このアークスポットは、熱電子放射体6を形成する
粒子から電子放射性物質が飛散消耗すると、隣接する粒
子へと移っていき放電が持続される。
【0049】また、同軸的に重合された容器7の外表面
と保持具8の内表面との間には隙間ができ、この隙間が
ホローカソードの作用をしてこの部分に放電が回り込も
うとするが、絶縁体78によりこの放電が阻止され、放
電が容器7の底面側に回り込まないため放電が安定す
る。
と保持具8の内表面との間には隙間ができ、この隙間が
ホローカソードの作用をしてこの部分に放電が回り込も
うとするが、絶縁体78によりこの放電が阻止され、放
電が容器7の底面側に回り込まないため放電が安定す
る。
【0050】その結果、熱電子放射体5の温度が適切に
上昇して点灯中にアークスポットが大きく移動すること
がなく放電に揺れのない、アークスポットが適切に形成
され安定した放電を維持できる。
上昇して点灯中にアークスポットが大きく移動すること
がなく放電に揺れのない、アークスポットが適切に形成
され安定した放電を維持できる。
【0051】また、上記蛍光ランプ1は、グロー放電か
らアーク放電への移行時間が短く陰極降下電圧を低下で
き、発光効率の向上が図れるとともにイオン衝撃による
スパッタも低減できる結果、バルブ2内壁の黒化を防止
して長寿命化が図れる。
らアーク放電への移行時間が短く陰極降下電圧を低下で
き、発光効率の向上が図れるとともにイオン衝撃による
スパッタも低減できる結果、バルブ2内壁の黒化を防止
して長寿命化が図れる。
【0052】そして、上記蛍光ランプ1は、調光回路装
置(図示しない。)を介して点灯する場合、調光を行わ
ないランプ電流が約30mA程度のときは容器7内に収
納された熱電子放射体6のうち粒径が約100μmの比
較的大径の粒子6L、…の1個か2個のものにアークス
ポットが生起し安定した放電を維持する。しかし、粒径
が約30μmの比較的小径の粒子6S、…のものは、い
くつかの粒子に跨がってアークスポットが生起するので
蓄熱構造が崩れ、他の粒子にスポットが移動し易くな
る。したがって、結果的に粒径が約100μmの比較的
大径の粒子6Lに安定なアークスポットが生起する。
置(図示しない。)を介して点灯する場合、調光を行わ
ないランプ電流が約30mA程度のときは容器7内に収
納された熱電子放射体6のうち粒径が約100μmの比
較的大径の粒子6L、…の1個か2個のものにアークス
ポットが生起し安定した放電を維持する。しかし、粒径
が約30μmの比較的小径の粒子6S、…のものは、い
くつかの粒子に跨がってアークスポットが生起するので
蓄熱構造が崩れ、他の粒子にスポットが移動し易くな
る。したがって、結果的に粒径が約100μmの比較的
大径の粒子6Lに安定なアークスポットが生起する。
【0053】また、この蛍光ランプ1を調光のため電流
を絞り約5mA程度として点灯すると、粒径が約30μ
mの比較的小径の粒子6S、…の1〜2個のものにアー
クスポットが生起し安定した放電を維持する。しかし、
粒径が約100μmの比較的大径の粒子6L、…のもの
は、熱容量が約30μmの比較的小径の粒子6S、…の
ものに比べて大きいため、電流が約5mA程度と低いと
熱電子放出するために十分な熱量が得られない。したが
って、結果的には電子放出が容易な約30μmの比較的
小径の粒子6Sの方に安定なアークスポットが生起する
ことになる。
を絞り約5mA程度として点灯すると、粒径が約30μ
mの比較的小径の粒子6S、…の1〜2個のものにアー
クスポットが生起し安定した放電を維持する。しかし、
粒径が約100μmの比較的大径の粒子6L、…のもの
は、熱容量が約30μmの比較的小径の粒子6S、…の
ものに比べて大きいため、電流が約5mA程度と低いと
熱電子放出するために十分な熱量が得られない。したが
って、結果的には電子放出が容易な約30μmの比較的
小径の粒子6Sの方に安定なアークスポットが生起する
ことになる。
【0054】また、図5ないし図6は本発明の電極であ
る熱陰極の他の実施の形態を示し、図5は熱陰極の上面
図、図6は容器内に収納された熱電子放射体の粒度分布
のグラフで、図中、図3および図4と同一部分には同一
の符号を付してその説明は省略する。
る熱陰極の他の実施の形態を示し、図5は熱陰極の上面
図、図6は容器内に収納された熱電子放射体の粒度分布
のグラフで、図中、図3および図4と同一部分には同一
の符号を付してその説明は省略する。
【0055】この熱陰極3は、容器7内に収納された熱
電子放射体6は平均粒径約30μmの比較的小径の粒子
6S、…のものと、平均粒径約70μmの中径の粒子6
M、…のものと、平均粒径約110μmの比較的大径の
粒子6L、…のものとの3種類を混合したものからな
り、その粒度分布は図6に示すように粒径10μmない
し150μmの範囲にあり、粒径のピークは約30μm
と、約70μmと、約110μmの3か所にある。
電子放射体6は平均粒径約30μmの比較的小径の粒子
6S、…のものと、平均粒径約70μmの中径の粒子6
M、…のものと、平均粒径約110μmの比較的大径の
粒子6L、…のものとの3種類を混合したものからな
り、その粒度分布は図6に示すように粒径10μmない
し150μmの範囲にあり、粒径のピークは約30μm
と、約70μmと、約110μmの3か所にある。
【0056】この熱陰極3を封装した蛍光ランプ1は、
調光回路装置(図示しない。)を介して調光点灯した場
合、調光を行わないランプ電流が約30mA程度のとき
は熱電子放射体6のうち粒径が約100μmの比較的大
径の粒子6L、…の1個のものにアークスポットが生起
し安定した放電を維持できる。
調光回路装置(図示しない。)を介して調光点灯した場
合、調光を行わないランプ電流が約30mA程度のとき
は熱電子放射体6のうち粒径が約100μmの比較的大
径の粒子6L、…の1個のものにアークスポットが生起
し安定した放電を維持できる。
【0057】また、この蛍光ランプ1の調光時電流を絞
り約15mA程度として点灯すると、粒径が約70μm
の中径の粒子6M、…の1個のものにアークスポットが
生起し安定した放電を維持する。
り約15mA程度として点灯すると、粒径が約70μm
の中径の粒子6M、…の1個のものにアークスポットが
生起し安定した放電を維持する。
【0058】さらに、この蛍光ランプ1の調光時電流を
絞り約5mA程度として点灯すると、粒径が約30μm
の比較的小径の粒子6S、…の1〜2個のものにアーク
スポットが生起し安定した放電を維持する上記実施の形
態と同様な作用効果を奏する。
絞り約5mA程度として点灯すると、粒径が約30μm
の比較的小径の粒子6S、…の1〜2個のものにアーク
スポットが生起し安定した放電を維持する上記実施の形
態と同様な作用効果を奏する。
【0059】また、図7ないし図11に本発明の電極で
ある熱陰極の他の実施の形態を示し、図中、図2および
図3と同一部分には同一の符号を付してその説明は省略
する。
ある熱陰極の他の実施の形態を示し、図中、図2および
図3と同一部分には同一の符号を付してその説明は省略
する。
【0060】図7に示す熱陰極3Aは、保持具8の側面
から開口部81側に向けて一対の延出部82、82が立
設形成されている。この延出部82、82は容器7の開
口部71の上方において熱電子放射体6に臨んで内方に
ほぼ直角に折り曲げられた突出部83を有する。
から開口部81側に向けて一対の延出部82、82が立
設形成されている。この延出部82、82は容器7の開
口部71の上方において熱電子放射体6に臨んで内方に
ほぼ直角に折り曲げられた突出部83を有する。
【0061】この熱陰極3Aは、折り曲げられた突出部
83によって、容器7に損傷を与えることなく保持させ
ることができ容器7の軸方向への移動を阻止でき、ま
た、放電時など保持具8に熱膨脹が生じても容器7を保
持して、容器7が脱落することを防止できる。
83によって、容器7に損傷を与えることなく保持させ
ることができ容器7の軸方向への移動を阻止でき、ま
た、放電時など保持具8に熱膨脹が生じても容器7を保
持して、容器7が脱落することを防止できる。
【0062】そして、この熱陰極3Aは、突出部83の
先端部が容器7の開口部71上に熱電子放射体6に臨ん
で取り付けることにより、先端部でグロー放電が生ずる
と、先端部に電界の集中が起こり、この近傍に位置する
熱電子放射体6の粒子の温度上昇を促進して、熱電子放
射体6の粒子にアークスポットを容易に形成できるた
め、短時問でアーク放電に転移し、イオンスパッタリン
グも生じにくくなり、ガラスバルブ2の内面の黒化、電
極寿命の低下を防止できる。なお、突出部83の先端部
は尖鋭なものの方が電界集中が起きやすいので、三角形
状、針状や円弧状でも角部を備えるなど鋭角部とするの
が望ましい。
先端部が容器7の開口部71上に熱電子放射体6に臨ん
で取り付けることにより、先端部でグロー放電が生ずる
と、先端部に電界の集中が起こり、この近傍に位置する
熱電子放射体6の粒子の温度上昇を促進して、熱電子放
射体6の粒子にアークスポットを容易に形成できるた
め、短時問でアーク放電に転移し、イオンスパッタリン
グも生じにくくなり、ガラスバルブ2の内面の黒化、電
極寿命の低下を防止できる。なお、突出部83の先端部
は尖鋭なものの方が電界集中が起きやすいので、三角形
状、針状や円弧状でも角部を備えるなど鋭角部とするの
が望ましい。
【0063】また、保持具8から延出する突出部83は
保持具8と一体でも、保持具8とは別体に金属など導電
性のある板体や棒状体で形成し後で一体化したものでも
よく、また、突出部83は一対の2つに限らず1つある
いは3つ以上形成されていてもよい。また、突出部83
は容器7の上面と当接せず少々離間していてもよい。
保持具8と一体でも、保持具8とは別体に金属など導電
性のある板体や棒状体で形成し後で一体化したものでも
よく、また、突出部83は一対の2つに限らず1つある
いは3つ以上形成されていてもよい。また、突出部83
は容器7の上面と当接せず少々離間していてもよい。
【0064】また、図8に示す熱陰極3Bは、上述した
板状の延出部73や棒状体77に代えて導電性を有する
金属線で縦横に編んだりあるいは金属板に多数個の透孔
を形成した網目状のメッシュ体84を、容器7の前面の
開口部71に熱電子放射体6を覆い閉塞するよう設けた
ものである。
板状の延出部73や棒状体77に代えて導電性を有する
金属線で縦横に編んだりあるいは金属板に多数個の透孔
を形成した網目状のメッシュ体84を、容器7の前面の
開口部71に熱電子放射体6を覆い閉塞するよう設けた
ものである。
【0065】このように、導電性を有するメッシュ体8
4としても、上記の実施の形態の熱陰極と同様の作用効
果を得ることができる。
4としても、上記の実施の形態の熱陰極と同様の作用効
果を得ることができる。
【0066】また、図9に示す電極としての熱陰極3C
は、容器7が底面の中心に透孔(図示しない。)が形成
され、この透孔および容器7内に充填収納された熱電子
放射体6の粒子間を貫通して開口部71のほぼ中心から
突出したタングステンW、モリブデンMo、チタンT
i、ニッケルNiやタンタルTaなどで形成した電極棒
4Aが配設されている。この電極棒4Aはリード線4の
先端部が兼ねるものでも、リード線4に別体のものを溶
接などで接続形成したものであってもよい。また、電極
棒4Aは容器7の中心を通らず偏心していてもよい。
は、容器7が底面の中心に透孔(図示しない。)が形成
され、この透孔および容器7内に充填収納された熱電子
放射体6の粒子間を貫通して開口部71のほぼ中心から
突出したタングステンW、モリブデンMo、チタンT
i、ニッケルNiやタンタルTaなどで形成した電極棒
4Aが配設されている。この電極棒4Aはリード線4の
先端部が兼ねるものでも、リード線4に別体のものを溶
接などで接続形成したものであってもよい。また、電極
棒4Aは容器7の中心を通らず偏心していてもよい。
【0067】なお、このたとえば電極棒4Aを兼ねるリ
ード線4は、容器7の透孔に溶接固定してある。また、
開口部71から突出した電極棒4Aの先端は鋭角に形成
しておいた方が、上述したと同様に放電が生起し易い。
ード線4は、容器7の透孔に溶接固定してある。また、
開口部71から突出した電極棒4Aの先端は鋭角に形成
しておいた方が、上述したと同様に放電が生起し易い。
【0068】また、図10に示す熱陰極3Dは、容器7
の中心軸に沿ってリード線4を兼ねる電極棒4Aを立設
するとともにこのリード線4に分岐部41を形成し、こ
の分岐部41から電極棒4Aとほぼ平行に複数本たとえ
ば4本の電極棒4B、…を枝別れ状に設け、いずれの先
端部も開口部71より突出したものでてある。
の中心軸に沿ってリード線4を兼ねる電極棒4Aを立設
するとともにこのリード線4に分岐部41を形成し、こ
の分岐部41から電極棒4Aとほぼ平行に複数本たとえ
ば4本の電極棒4B、…を枝別れ状に設け、いずれの先
端部も開口部71より突出したものでてある。
【0069】なお、これら電極棒4A、4B、…の配置
は、電極棒4Aを中心として等間隔に電極棒4B、…を
配置しても、不等間隔で配置してあってもよく、また、
その分岐本数も1本以上あればよい。
は、電極棒4Aを中心として等間隔に電極棒4B、…を
配置しても、不等間隔で配置してあってもよく、また、
その分岐本数も1本以上あればよい。
【0070】そして、このように電極棒4A、4B、…
を複数本設けることにより、電極棒4A、4B、…の周
辺のみならずその先端部周辺の温度上昇も活発化し、熱
電子放射体6の全域にエミッシヨン領域が形成され、グ
ローアーク転移時問を短くすることができ、イオンスパ
ッタなどが生ずる時間も短くできる。また、1本の電極
棒4Aや4B周辺の熱電子放射体5の粒子51、…を使
い果たした後も、他の電極棒4Aや4B周辺にアークス
ポットが形成されるので、長寿命になる。
を複数本設けることにより、電極棒4A、4B、…の周
辺のみならずその先端部周辺の温度上昇も活発化し、熱
電子放射体6の全域にエミッシヨン領域が形成され、グ
ローアーク転移時問を短くすることができ、イオンスパ
ッタなどが生ずる時間も短くできる。また、1本の電極
棒4Aや4B周辺の熱電子放射体5の粒子51、…を使
い果たした後も、他の電極棒4Aや4B周辺にアークス
ポットが形成されるので、長寿命になる。
【0071】また、図11に示す熱陰極3Eは、容器7
Aの形状が前述したものと異なる。すなわち、前述した
ものはいずれも同径の円筒形状をしていたが、この容器
7Aは底面側に比べ開口部71側が大径に形成されてい
る。
Aの形状が前述したものと異なる。すなわち、前述した
ものはいずれも同径の円筒形状をしていたが、この容器
7Aは底面側に比べ開口部71側が大径に形成されてい
る。
【0072】このように開口部71側を大径の喇叭状に
形成した容器7Aは、容器7Aの外周と保持具8の開口
部81とは接触状態で隙間が見掛上無くなっていて、こ
の隙間を通って両者間の空間に放電が回り込むことを防
止できる。
形成した容器7Aは、容器7Aの外周と保持具8の開口
部81とは接触状態で隙間が見掛上無くなっていて、こ
の隙間を通って両者間の空間に放電が回り込むことを防
止できる。
【0073】また、この容器7Aは、放電基点となるア
ークスポットが形成され易い前面側に多くの粒子からな
る熱電子放射体6を配置できることにより、この熱陰極
3Eを封装した放電ランプは、アーク放電が安定して点
灯時にちらつきなどの発生がなく、長寿命化できる。
ークスポットが形成され易い前面側に多くの粒子からな
る熱電子放射体6を配置できることにより、この熱陰極
3Eを封装した放電ランプは、アーク放電が安定して点
灯時にちらつきなどの発生がなく、長寿命化できる。
【0074】さらにまた、図12は本発明に係わる照明
装置9の実施の形態を示す斜視図である。図12におい
て91は筐体で、この筐体91内には反射鏡92、蛍光
ランプ1を支持するソケットなどの支持部材93、93
(1っは図示していない。)や点灯回路装置94が設け
られている。
装置9の実施の形態を示す斜視図である。図12におい
て91は筐体で、この筐体91内には反射鏡92、蛍光
ランプ1を支持するソケットなどの支持部材93、93
(1っは図示していない。)や点灯回路装置94が設け
られている。
【0075】この照明装置9は、調光回路装置を備えた
複写機の原稿読取や液晶表示装置のバックライトに用い
られて、この装置に装着された放電ランプが安定した調
光が行えるとともに高い発光特性が得られ長期間に亘り
ランプの交換が不要で保守が容易とできる。
複写機の原稿読取や液晶表示装置のバックライトに用い
られて、この装置に装着された放電ランプが安定した調
光が行えるとともに高い発光特性が得られ長期間に亘り
ランプの交換が不要で保守が容易とできる。
【0076】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。たとえば電極である熱陰極を構成する
容器は、上述した導電性を有する金属からなっていて
も、導電性を有する金属に半導体磁器物質が混入された
いわゆるセラミックスからなっていてもあるいは半導体
磁器物質からなりその表面に導電性が付与されたもので
あってもよい。要するに、通電時に電気伝導度が上がり
内部に収納している熱電子放射体への電気的な通流が十
分に行えるものであれば適用できる。
るものではない。たとえば電極である熱陰極を構成する
容器は、上述した導電性を有する金属からなっていて
も、導電性を有する金属に半導体磁器物質が混入された
いわゆるセラミックスからなっていてもあるいは半導体
磁器物質からなりその表面に導電性が付与されたもので
あってもよい。要するに、通電時に電気伝導度が上がり
内部に収納している熱電子放射体への電気的な通流が十
分に行えるものであれば適用できる。
【0077】また、上記容器を形成する具体的材料とし
ては導電性を有する、ニッケルNi、タンタルTa、チ
タンTi、ジルコニウムZr、タングステンW、モリブ
デンMo、レニウムReなどの少なくとも一種の金属あ
るいはこれらの金属の炭化物、窒化物、けい化物やほう
化物あるいは上記金属にバリウムBa、ストロンチウム
Sr、カルシウムCaやトリウムThなどの酸化物から
なる半導体物質が加えられたものであってもよい。
ては導電性を有する、ニッケルNi、タンタルTa、チ
タンTi、ジルコニウムZr、タングステンW、モリブ
デンMo、レニウムReなどの少なくとも一種の金属あ
るいはこれらの金属の炭化物、窒化物、けい化物やほう
化物あるいは上記金属にバリウムBa、ストロンチウム
Sr、カルシウムCaやトリウムThなどの酸化物から
なる半導体物質が加えられたものであってもよい。
【0078】また、容器材料は、上記のほか母結晶(B
aTiO3 、BaZrO3 など)に添加剤(Ta
2 O3 )が加えられるなどして得られたいわゆる半導体
セラミックスからなるものであって、昇温時に電気伝導
度が上がるとともに1400℃程度の耐熱的があればよ
い。また、容器自体には導電性がなくても容器の表面に
導電性を呈する金属板や金属、金属炭化物、金属窒化物
などの被膜を形成したものであってもよい。
aTiO3 、BaZrO3 など)に添加剤(Ta
2 O3 )が加えられるなどして得られたいわゆる半導体
セラミックスからなるものであって、昇温時に電気伝導
度が上がるとともに1400℃程度の耐熱的があればよ
い。また、容器自体には導電性がなくても容器の表面に
導電性を呈する金属板や金属、金属炭化物、金属窒化物
などの被膜を形成したものであってもよい。
【0079】また、保持具も、ニッケルNi、タンタル
Ta、チタンTi、ジルコニウムZr、アルミニウムA
lやタングステンWなどの金属のうちの少なくとも一種
を含む材料で形成されていればよく、また、これら物質
の窒化物あるいは酸化物のうちの少なくとも一種が含ま
れているとよい。
Ta、チタンTi、ジルコニウムZr、アルミニウムA
lやタングステンWなどの金属のうちの少なくとも一種
を含む材料で形成されていればよく、また、これら物質
の窒化物あるいは酸化物のうちの少なくとも一種が含ま
れているとよい。
【0080】また、この保持具は容器の外側面および底
面のほぼ全面を覆って保持するカバー構造に限らず、フ
レームなど支柱構造のものであってもよい。
面のほぼ全面を覆って保持するカバー構造に限らず、フ
レームなど支柱構造のものであってもよい。
【0081】また、熱電子放射体は、バリウムBa、ス
トロンチウムSr、カルシウムCaやトリウムTh、チ
タンTi、タリウムTa,ジルコニウムZrなどの酸化
物(BaO、SrO、CaO、Ba4 Ti2 O9 、Ba
TaO3 、SrTiO3 、SrZrO3 など)を主体と
したものやBaCeO3 などの希土類金属(セリウムC
e、スカンジウムSc、イットリウムY、ランタンL
a、ランタノイドなど)の酸化物を主体としたものを用
いることができる。
トロンチウムSr、カルシウムCaやトリウムTh、チ
タンTi、タリウムTa,ジルコニウムZrなどの酸化
物(BaO、SrO、CaO、Ba4 Ti2 O9 、Ba
TaO3 、SrTiO3 、SrZrO3 など)を主体と
したものやBaCeO3 などの希土類金属(セリウムC
e、スカンジウムSc、イットリウムY、ランタンL
a、ランタノイドなど)の酸化物を主体としたものを用
いることができる。
【0082】また、熱電子放射体は、上記のほか母結晶
(BaTiO3 、BaZrO3 など)に添加剤(Ta2
O3 )が加えられるなどして得られた半導体セラミック
スからなるものを用いることができる。
(BaTiO3 、BaZrO3 など)に添加剤(Ta2
O3 )が加えられるなどして得られた半導体セラミック
スからなるものを用いることができる。
【0083】また、上記容器や熱電子放射体の粒子の表
面にチタンTi、ジルコニウムZr、タンタルTa、ニ
オブNb、ハフニウムHfやタングステンWなどの炭化
物(TiC、TaCなど)や窒化物(TiN、ZrNな
ど)からなる高融点物質の被膜を形成しておくことによ
り、電極物質特にエミッション(電子放射)に寄与する
アルカリ土類金属がイオンスパッタリングによって飛散
や蒸発するのを低減することができる。
面にチタンTi、ジルコニウムZr、タンタルTa、ニ
オブNb、ハフニウムHfやタングステンWなどの炭化
物(TiC、TaCなど)や窒化物(TiN、ZrNな
ど)からなる高融点物質の被膜を形成しておくことによ
り、電極物質特にエミッション(電子放射)に寄与する
アルカリ土類金属がイオンスパッタリングによって飛散
や蒸発するのを低減することができる。
【0084】また、放電ランプは蛍光ランプに限らず、
紫外線放射ランプなど他の放電ランプにも適用が可能で
ある。また、放電ランプは希ガス発光するランプでもよ
く、放電媒体として水銀が封入されていなくてもよい。
また、ガラスバルブの形状は直管形状のものに限らず、
U字形状、W字形状や環形状などに屈曲したものあるい
は板形状のバルブを用いるランプであってもよい。
紫外線放射ランプなど他の放電ランプにも適用が可能で
ある。また、放電ランプは希ガス発光するランプでもよ
く、放電媒体として水銀が封入されていなくてもよい。
また、ガラスバルブの形状は直管形状のものに限らず、
U字形状、W字形状や環形状などに屈曲したものあるい
は板形状のバルブを用いるランプであってもよい。
【0085】さらに、照明装置は実施の形態の構成に限
らず、形状や構成などは種々の変形が可能である。ま
た、ここで表す筐体とはランプなどを収容する箱状のも
のに限らずランプや支持部材などが露出して取り付けら
れる板状などのものを包含する。また、照明装置は点灯
回路装置や反射鏡は別体として設けてもよく必須のもの
ではない。
らず、形状や構成などは種々の変形が可能である。ま
た、ここで表す筐体とはランプなどを収容する箱状のも
のに限らずランプや支持部材などが露出して取り付けら
れる板状などのものを包含する。また、照明装置は点灯
回路装置や反射鏡は別体として設けてもよく必須のもの
ではない。
【0086】
【発明の効果】請求項1の記載によれば、容器内に収納
された熱電子放射体が粒径に複数のピーク値があり、ラ
ンプ電流に応じたピークにある粒径の熱電子放射体の温
度を上昇させてアークスポットを生起させることができ
る。したがって、電流制御により調光を行う放電ランプ
に適用して、安定したアーク放電と調光を行うことがで
きるとともに電極材料としてバルブ内壁の黒化が少な
く、管璧の温度上昇の少ない電極を提供できる。
された熱電子放射体が粒径に複数のピーク値があり、ラ
ンプ電流に応じたピークにある粒径の熱電子放射体の温
度を上昇させてアークスポットを生起させることができ
る。したがって、電流制御により調光を行う放電ランプ
に適用して、安定したアーク放電と調光を行うことがで
きるとともに電極材料としてバルブ内壁の黒化が少な
く、管璧の温度上昇の少ない電極を提供できる。
【0087】請求項2の記載によれば、平均粒径のピー
ク値を限定することによって、電流値に対応した粒径の
熱電子放射体を作用させることができ、上記請求項1に
記載と同様の効果を奏する。
ク値を限定することによって、電流値に対応した粒径の
熱電子放射体を作用させることができ、上記請求項1に
記載と同様の効果を奏する。
【0088】請求項3の記載によれば、容器を導電性の
金属、半導体磁器などで形成するほか、容器の表面に金
属体や被膜などの導体を形成しておくことによってもア
ークスポットの形成を容易にできる。
金属、半導体磁器などで形成するほか、容器の表面に金
属体や被膜などの導体を形成しておくことによってもア
ークスポットの形成を容易にできる。
【0089】請求項4の記載によれば、容器または熱電
子放射体の粒子を金属や半導体などで形成したことによ
り、容器や熱電子放射体の粒子がイオンスパッタリング
によって飛散や蒸発するのを減少することができるので
バルブ内壁の黒化が少なく、長寿命な電極を提供でき
る。
子放射体の粒子を金属や半導体などで形成したことによ
り、容器や熱電子放射体の粒子がイオンスパッタリング
によって飛散や蒸発するのを減少することができるので
バルブ内壁の黒化が少なく、長寿命な電極を提供でき
る。
【0090】請求項5の記載によれば、上記請求項4に
記載の容器または熱電子放射体の粒子の表面に、さらに
耐熱性を有する被膜を形成したことにより、容器や熱電
子放射体の粒子がイオンスパッタリングによって飛散や
蒸発するのを低減することができる長寿命な電極を提供
できる。
記載の容器または熱電子放射体の粒子の表面に、さらに
耐熱性を有する被膜を形成したことにより、容器や熱電
子放射体の粒子がイオンスパッタリングによって飛散や
蒸発するのを低減することができる長寿命な電極を提供
できる。
【0091】請求項6の記載によれば、バルブの少なく
とも一端に設けられた請求項1ないし5いずれか一記載
の電極を具備しているので、請求項1ないし5記載のそ
れぞれの効果を奏する、安定したアーク放電と調光が行
える高い発光特性およびバルブ内壁の黒化が少なく、か
つ、長寿命の放電ランプを提供することができる。
とも一端に設けられた請求項1ないし5いずれか一記載
の電極を具備しているので、請求項1ないし5記載のそ
れぞれの効果を奏する、安定したアーク放電と調光が行
える高い発光特性およびバルブ内壁の黒化が少なく、か
つ、長寿命の放電ランプを提供することができる。
【0092】請求項7記載の放電ランプによれば、蛍光
ランプに適用して上記請求項6記載と同様な効果を奏す
ることができる。
ランプに適用して上記請求項6記載と同様な効果を奏す
ることができる。
【0093】請求項8記載の照明装置によれば、請求項
6および7記載の効果を奏する放電ランプを用いること
によって、調光ならびに発光特性および寿命特性を向上
することができるとともに保守作業を容易化できる。
6および7記載の効果を奏する放電ランプを用いること
によって、調光ならびに発光特性および寿命特性を向上
することができるとともに保守作業を容易化できる。
【図1】本発明の実施の形態の蛍光ランプを示す一部を
切欠した断面平面図である。
切欠した断面平面図である。
【図2】本発明の実施の形態の電極である熱陰極を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図3】図2に示す熱陰極の上面図である。
【図4】本発明の実施の形態の電極である熱陰極の容器
内に収納された熱電子放射体の粒度分布を示すグラフで
ある。
内に収納された熱電子放射体の粒度分布を示すグラフで
ある。
【図5】本発明の他の実施の形態の電極である熱陰極を
示す上面図である。
示す上面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態の電極である熱陰極の
容器内に収納された熱電子放射体の粒度分布を示すグラ
フである。
容器内に収納された熱電子放射体の粒度分布を示すグラ
フである。
【図7】本発明の他の実施の形態の電極である熱陰極を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図8】本発明の他の実施の形態の電極である熱陰極を
示す上面図である。
示す上面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態の電極である熱陰極を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図10】本発明の他の実施の形態の電極である熱陰極
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図11】本発明の他の実施の形態の電極である熱陰極
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図12】本発明の実施の形態の照明装置を示す斜視図
である。
である。
1:放電ランプ(蛍光ランプ) 2:ガラスバルブ 3、3A〜3E:熱陰極(電極) 4:リード線 4A:電極棒 6:熱電子放射体 6S:小径の粒子 6M:中径の粒子 6L:大径の粒子 7:容器 9:照明装置 91:筐体 92:支持部材
Claims (8)
- 【請求項1】 前面側が開口し基端側が閉塞した容器
と;この容器内に収納された、10μm〜500μmの
範囲に粒径が分布するとともにこの分布内において平均
粒径値に2つ以上のピークを有する粒子状の熱電子放射
体と;を具備していることを特徴とする電極。 - 【請求項2】 上記粒子状の熱電子放射体は、隣接する
ピークの平均粒径値差が1.5倍以上あることを特徴と
する請求項1に記載の電極。 - 【請求項3】 上記容器は、通電時に導電性を有するこ
とを特徴とする請求項1に記載の電極。 - 【請求項4】 上記容器または/および熱電子放射体の
粒子は、アルカリ土類金属、遷移金属および希土類金属
のうちの少なくとも一つの酸化物を主体としたものから
形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のい
ずれか一に記載の電極。 - 【請求項5】 上記容器または/および熱電子放射体の
粒子は、その表面の少なくとも一部に、アルカリ土類金
属、遷移金属および希土類金属のうちの少なくとも一つ
の炭化物または/および窒化物からなる被膜が形成して
あることを特徴とする請求項4に記載の電極。 - 【請求項6】 ガラスバルブと;このバルブ内に封装さ
れた放電媒体および上記請求項1ないし5のいずれか一
に記載の電極と;を具備していることを特徴とする放電
ランプ。 - 【請求項7】 上記ガラスバルブの表面に蛍光体被膜が
形成してあることを特徴とする請求項6に記載の放電ラ
ンプ。 - 【請求項8】 筐体と;この筐体に収容された上記請求
項6または7に記載の放電ランプと;この放電ランプを
支持する支持部材と;を具備していることを特徴とする
照明装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33993998A JP2000164170A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 電極および放電ランプならびに照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33993998A JP2000164170A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 電極および放電ランプならびに照明装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000164170A true JP2000164170A (ja) | 2000-06-16 |
Family
ID=18332198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33993998A Pending JP2000164170A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 電極および放電ランプならびに照明装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000164170A (ja) |
-
1998
- 1998-11-30 JP JP33993998A patent/JP2000164170A/ja active Pending
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