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JP2000085059A - 紫外線吸収フィルム - Google Patents

紫外線吸収フィルム

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Publication number
JP2000085059A
JP2000085059A JP10259790A JP25979098A JP2000085059A JP 2000085059 A JP2000085059 A JP 2000085059A JP 10259790 A JP10259790 A JP 10259790A JP 25979098 A JP25979098 A JP 25979098A JP 2000085059 A JP2000085059 A JP 2000085059A
Authority
JP
Japan
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ultraviolet
protective layer
layer
base film
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP10259790A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Takahashi
真一 高橋
Takeshi Takizawa
剛 滝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomoegawa Co Ltd
Original Assignee
Tomoegawa Paper Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tomoegawa Paper Co Ltd filed Critical Tomoegawa Paper Co Ltd
Priority to JP10259790A priority Critical patent/JP2000085059A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラスの室外側に貼った状態で紫外線吸収の
効果が長期にわたって保持され、かつ保護層やベースフ
ィルムの劣化が抑制される紫外線吸収フィルムを提供す
る。 【解決手段】 ベースフィルム2と、ベースフィルム2
の裏面側に積層される粘着層4と、ベースフィルム2の
表面側に表層を形成するよう積層される保護層3とを備
える。保護層3を、反応型紫外線吸収剤と紫外線硬化型
樹脂とが混合され、かつ重合開始剤が混合された共重合
体により形成する。反応型紫外線吸収剤の特性により、
当該紫外線吸収剤は保護層3の表面に析出することなく
紫外線吸収効果が保持され、保護層3およびベースフィ
ルム2の劣化も抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、建物や自
動車等に装着されている窓ガラスに、主に太陽光の紫外
線を吸収して室内への紫外線の侵入を遮断することを目
的として貼られる紫外線吸収フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の紫外線吸収フィルムは、PET
(ポリエチレンテレフタレート)等からなるベースフィ
ルムの表面に紫外線硬化型樹脂等により保護層が積層さ
れ、一方、ベースフィルムの裏面にアクリル系等の粘着
剤が塗布されて粘着層が積層された構成が一般的であ
り、通常、ガラスの室内側に粘着層を貼って用いられ
る。紫外線吸収剤は、通常、添加型が用いられ、粘着層
を形成する樹脂中に混合・分散される。フィルムをガラ
スの室内側に貼る理由としては、外側よりも損傷しにく
く耐候性が長く保持されたり、室内側からの方が貼りや
すかったりといった点が挙げられる。しかしながら、フ
ィルムをガラスの室内側に貼るとフィルムが蓄熱して室
内の温度上昇を招き、断熱効果を僅かながらでも妨げる
といった問題が生じていた。この問題は、フィルムをガ
ラスの室外側に貼ることにより対処することができるの
は自ずと明らかである。そこで本発明者は、フィルムを
ガラスの室外側に貼ることを試みたところ、長期間の経
過に伴い、保護層やベースフィルムが紫外線によって劣
化してしまうことが判明した。これは、紫外線吸収剤が
粘着層に含有されているため、保護層およびベースフィ
ルムに紫外線が直接照射することによるためであること
は容易に推測された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、保護層およびベ
ースフィルムを無機物からなるものにすれば、紫外線に
よる劣化は生じにくいものの、無機物は一般的に有色で
あり、超微粒子化することで透明性は上がるが、超微粒
子は高価であり現実的な対処方法とは言えない。そこで
本発明者は、フィルムをガラスの室外側に貼った状態で
最も表層を形成する保護層に紫外線吸収剤を含有させれ
ば、紫外線による保護層やベースフィルムの劣化が防げ
るのではないかとの予測に基づき実験を試みた。する
と、長期間の経過に伴い、保護層の表面に紫外線吸収剤
が析出して脱落し(これをブリードアウトと言う)、紫
外線吸収の効果が無くなるとともに保護層やベースフィ
ルムが劣化してしまうことが新たに判明した。したがっ
て本発明は、ガラスの室外側に貼った状態で紫外線吸収
の効果が損なわれず、かつ保護層やベースフィルムの劣
化が抑制される紫外線吸収フィルムを提供することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、保護層に含
有させる紫外線吸収剤を種々検討した結果、従来の添加
型に代えて反応型紫外線吸収剤を用いることにより上記
目的の達成が可能であることを見い出した。よって本発
明の紫外線吸収フィルムはこのような知見に基づいてな
されたものであって、ベースフィルムと、ベースフィル
ムの裏面側に積層される粘着層と、ベースフィルムの表
面側に表層を形成するよう積層される保護層とを備え、
保護層を形成する材料として、反応型紫外線吸収剤と紫
外線硬化型樹脂および重合開始剤を用い、これらが混合
されてなる共重合体によって保護層を形成し、粘着層に
よりガラスの屋外側の面に貼り付けるよう構成されてい
ることを特徴としている。
【0005】本発明の紫外線吸収フィルムは、赤外線カ
ットオフ層をベースフィルムの表面側または裏面側に積
層することにより、赤外線カットオフ効果も合わせて得
ることができるので、このような層構成を好ましい態様
としている。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した一実施
形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態の紫外線
吸収フィルム1Aが、ガラスGの室外側の面に貼られた
状態を概念的に示している。紫外線吸収フィルム1A
は、ベースフィルム2の表面に保護層3が、また、裏面
に粘着層4が積層された層構成を有し、粘着層4により
ガラスGの室外側の面に貼られる。
【0007】図2は、本発明の他の実施形態の紫外線吸
収フィルム1Bが、ガラスGの室外側の面に貼られた状
態を概念的に示している。この場合の紫外線吸収フィル
ム1Bは、ベースフィルム2の表面に赤外線カットオフ
層5および保護層3がこの順で積層され、一方、ベース
フィルム2の裏面に粘着層4が積層された層構成を有
し、粘着層4によりガラスGの室外側の面に貼られる。
【0008】いずれの紫外線吸収フィルム1A、1B
も、実用上は粘着層4を保護する上で粘着層4にフィル
ム製または紙製のセパレート材が貼られ、使用にあたっ
てはセパレート材を剥がして粘着層4をガラスGに貼る
ようにされる。
【0009】次に、上記構成よりなる本発明の赤外線カ
ットオフフィルムの各層を構成する材料について詳述す
る。1.ベースフィルム ベースフィルムとしては、公知の透明なフィルムを使用
することができる。その具体例としては、PET(ポリ
エチレンテレフタレート)、TAC(トリアセチルセル
ロース)、ポリアリレート、ポリエーテル、ポリカーボ
ネート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、セロフ
ァン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアル
コール等の各種樹脂フィルム等を好適に使用することが
できる。ベースフィルムの厚さは、50μm程度が好ま
しい。
【0010】2.保護層 保護層は、反応型紫外線吸収剤と紫外線硬化型樹脂とが
混合され、かつ重合開始剤が混合された共重合体から形
成されている。この保護層は、紫外線硬化型樹脂に反応
型紫外線吸収剤の粉末および重合開始剤を混合し、さら
にこれらを適当な溶媒に溶解させて保護層用塗料とし、
この保護層用塗料をベースフィルムの表面に塗工した
後、乾燥させ、さらに紫外線を照射することにより硬化
させて形成される。保護層用塗料をベースフィルムの表
面に塗工する方法としては、メイヤバーコーティング
法、ブレードコーティング法、グラビアコーティング
法、ディップコーティング法等が挙げられる。塗布膜の
厚さは3μm程度が好ましい。
【0011】(a)保護層に用いられる反応型紫外線吸
収剤 保護層用塗料に含有される反応型紫外線吸収剤は、光ラ
ジカル重合開始剤および/または熱ラジカル重合開始剤
により、アクリル系化合物やエポキシ系化合物等のモノ
マーあるいはオリゴマーと共重合体が作られるものが好
ましく、例えば、下記の化学式からなるものが挙げられ
る。
【化1】
【0012】(b)保護層に用いられる紫外線硬化型樹
脂 保護層を形成する樹脂としては、アクリル系化合物また
はエポキシ系化合物のうちの1種類以上を含有するモノ
マーに、重合開始剤として光ラジカル重合開始剤および
/または熱ラジカル重合開始剤を含有した紫外線硬化型
樹脂が好ましく用いられる。アクリル系化合物を含有さ
せることは、紫外線硬化型樹脂の粘度、架橋密度、耐熱
性、耐薬品性等の塗料および塗工膜の特性をコントロー
ルする上で好ましい。
【0013】エポキシ系化合物としては、テトラメチレ
ングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコ
ールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジ
グリシジルエーテル、ビスフェノールA−ジグリシジル
エーテル等のグリシジルエーテル、2−ヒドロキシ−3
−フェノキシプロピルアクリレート、ビスフェノールA
−ジエポキシ−アクリル酸付加物等のエポキシエステル
や、例えば、下記の化学式からなる脂環式エポキシ等の
モノマーおよびオリゴマーが挙げられる。
【0014】
【化2】
【0015】アクリル系化合物としては、ラウリルアク
リレート、エトキシジエチレングリコールアクリレー
ト、メトキシトリエチレングリコールアクリレート、フ
ェノキシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリル
アクリレート、イソボルニルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアク
リレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシアクリレー
ト等の単官能アクリレート、ネオペンチルグリコールジ
アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタ
エリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトー
ルジアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアク
リレート等の多官能アクリレート、トリメチロールプロ
パンアクリル酸安息香酸エステル、トリメチルプロパン
安息香酸エステル等のアクリル酸誘導体、2−エチルヘ
キシルメタクリレート、n−ステアリルメタクリレー
ト、シクロヘキシルメタクリレート、テトラヒドロフル
フリルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタアク
リレート、2−ヒドロキシブチルメタアクリレート等の
単官能メタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート、グリセリンジメタクリレート等の多官能メタクリ
レート等のメタクリル酸誘導体、グリセリンジメタクリ
レートヘキサメチレンジイソシアネート、ペンタエリス
リトールトリアクリレートヘキサメチレンジイソシアネ
ート等のウレタンアクリレート等のモノマーおよびオリ
ゴマーが挙げられる他、下記の化学式からなる化合物を
少なくとも1種類以上含有するものが用いられる。
【0016】
【化3】
【0017】光ラジカル重合開始剤としては、紫外線吸
収剤が吸収する波長(380nm)以下でラジカルを発
生する光ラジカル重合開始剤を使用しても重合が開始で
きない。そのため、光ラジカル重合開始剤のラジカル発
生波長をずらす方がよい。紫外線吸収剤と波長が重なる
光ラジカル重合開始剤の使用は好ましくなく、例えば、
下記の化学式化4〜化8に挙げられるような、紫外線吸
収剤が吸収しない波長(380nm)以上で使用できる
光ラジカル重合開始剤の使用が好ましい。
【0018】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【0019】熱ラジカル重合開始剤としては、例えば、
下記の化学式化9〜化15に挙げられるような化合物を
用いることができる。
【0020】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】 なお、これら化合物は各単体で用いてもよく、複数混合
で使用してもよい。
【0021】光ラジカル重合開始剤および/または熱ラ
ジカル重合開始剤の配合量は、主剤に対し、0.1〜1
0重量%の範囲が望ましい。この配合量の根拠は、0.
1重量%より少なくても、また10重量%より多くて
も、紫外線硬化が不十分だからである。また、保護層を
形成する樹脂の透明性は高いほどよく、「JIS C6
714」による光線透過率が80%以上、好ましくは9
0%以上確保されているとよい。
【0022】3.粘着層 粘着層を形成する粘着剤は、例えばアクリル酸エステル
またはメタクリル酸エステル等を主体にした樹脂からな
るアクリル系粘着剤が用いられ、これに必要に応じ硬化
剤として、例えば金属キレート系、イソシアネート系、
エポキシ系の架橋剤が1種あるいは2種以上混合されて
用いられる。このような粘着剤は、粘着層としての粘着
力(JIS Z0237による)が100〜2000g
/25mmの範囲になるよう配合されると実用上好まし
い。また、粘着層の厚さは、通常、乾燥後で10〜50
μm程度が好ましい。
【0023】4.赤外線カットオフ層 本発明の好ましい形態として追加される赤外線カットオ
フ層は、赤外線カットオフ剤の粉末を適当な樹脂に混合
・分散してこれを赤外線カットオフ層用塗料とし、この
塗料をベースフィルム上に塗工することにより形成され
る場合と、真空蒸着またはスパッタリング等の方法によ
り金属薄膜層として形成される場合とがある。赤外線カ
ットオフ層用塗料をベースフィルム上に塗工する方法と
しては、メイヤバーコーティング法、ブレードコーティ
ング法、グラビアコーティング法、ディップコーティン
グ法等が挙げられ、塗布膜の厚さは0.5〜10μm、
好ましくは0.5〜5μmである。また、真空蒸着また
はスパッタリング等により形成される金属薄膜層の厚さ
は5〜500Å、好ましくは50〜300Åであり、か
かる厚さより薄いと赤外線カットオフ性能が低くなり、
逆に厚い場合には鏡状の面になり可視光線の透過率が低
くなりすぎる。
【0024】(a)赤外線カットオフ層を塗布層とする
場合に用いられる赤外線カットオフ剤 赤外線カットオフ層に使用される赤外線カットオフ剤と
しての粉末は、透明性および分散性の観点から、その平
均粒径が、100nm以下のものが好適とされ、さらに
50nm以下、最も好ましくは25〜35nmが最適と
される。また、赤外線カットオフ剤としては、透明性、
色彩、赤外線カットオフ機能等の観点からITO粉末が
より好ましい。
【0025】そのITO粉末は、一般周知の製法、すな
わち、Inと少量のSnの水溶塩を含む水溶液をアルカ
リと反応させてInとSnの水酸化物を共沈させ、この
共沈物を原料として得た後、この原料を、CO、N
、H等の還元性雰囲気中で加熱焼成して酸化物に
変換させたものが用いられる。この場合のITO粉末
は、原料を還元性雰囲気中で加熱焼成しており、その成
分モル比としてはIn/Sn/Oが100/5〜10
/0.5〜10、好ましくは100/5〜10/0.5
〜2である。このように還元処理されたITO粉末は、
青色を呈している。このようなITO粉末は、最短赤外
線カットオフ波長が800nmと、きわめて赤外線カッ
トオフ機能に優れている。
【0026】(b)赤外線カットオフ層を塗布層とする
場合に用いられる樹脂 赤外線カットオフ剤の粉末が混合・分散される樹脂とし
ては、保護層に用いられる紫外線硬化型樹脂、すなわ
ち、アクリル系化合物またはエポキシ系化合物のうちの
1種類以上を含有するモノマーに、光ラジカル重合開始
剤および/または光カチオン重合開始剤を含有した紫外
線硬化型樹脂が好ましく用いられる。また、重合開始剤
としては、前記光ラジカル重合開始剤、熱ラジカル重合
開始剤の他に、例えば、下記の化学式からなる化合物等
の光カチオン重合開始剤を用いることもできる。
【化16】
【0027】赤外線カットオフ層用塗料を構成する赤外
線カットオフ剤の粉末と樹脂との配合比は、粉末/樹脂
が、重量比で90/10〜60/40、好ましくは85
/15〜65/35、さらに好ましくは80/20〜7
0/30の場合に1μm程度の薄層でも良好な赤外線カ
ットオフ性能が得られ、高い透明性を有し、かつ曇りの
少ないフィルムを得ることができる。粉末の混合比が9
0重量%超の場合には、粉末によって着色されたり曇り
の度合いが高くなったりするとともに金属光沢が増し、
赤外線カットオフ層の剥離や凝集破壊を招き、さらにベ
ースフィルムとの密着性に劣る。また、粉末の混合比が
60重量%未満の場合には、目的とする赤外線カットオ
フが達成されない。また、赤外線カットオフ層を形成す
る樹脂は、保護層と同様に透明性は高いほどよく、「J
IS C6714」による光線透過率が80%以上、好
ましくは90%以上確保されているとよい。
【0028】(c)赤外線カットオフ層用塗料に混入さ
れる顔料 本発明では、赤外線カットオフ層に、ZnO、SnO
2、TiO2等の顔料を混入することができる。すなわ
ち、これら顔料を赤外線カットオフ剤の粉末とともに樹
脂に混合させて赤外線カットオフ層を形成する。顔料は
粉末とともに赤外線カットオフ機能を果たし、その赤外
線カットオフ波長領域は1200〜2500nmであ
る。したがって、赤外線カットオフ剤の粉末と組み合わ
せることにより近赤外領域と呼ばれる800〜2500
nmの赤外線波長のカットオフ性能を低下させることな
く、樹脂への粉末の配合比を上記範囲内において低目に
設定することができる。赤外線カットオフ剤の粉末がI
TO粉末の場合、ITO粉末は高価であるため、その使
用量が低減することによりコストダウンを図ることがで
きる。さらに、これらの顔料は平均粒径が100nm以
下であることが、金属光沢の抑制や良好な電磁波透過性
を達成するためにも必要である。
【0029】5.その他の材料 (a)保護層、粘着層および赤外線カットオフ層用塗料
に添加される溶剤 保護層、粘着層および赤外線カットオフ層用塗料には、
溶剤として、ベンゼン、トルエン、アセトン、メチルエ
チルケトン、イソホロン、シクロヘキサノン等の有機溶
剤を、1種もしくは2種以上適宜に添加することができ
る。 (b)保護層および赤外線カットオフ層用塗料に添加さ
れる界面活性剤 紫外線吸収剤および赤外線カットオフ剤の粉末の分散性
を向上させる目的で、保護層および赤外線カットオフ層
用塗料に微量の界面活性剤(例えばノニオン系)を添加
することができる。
【0030】
【実施例】次に、本発明を実施例によってさらに詳細に
説明する。なお、「部」は「重量部」を意味するものと
する。 −保護層用塗料に用いる材料の種類および配合− [実施例1] ・紫外線硬化型樹脂 9.0部 (大日本インキ化学工業社製 DIC17−806:固形分100%) ・紫外線吸収剤(反応型) 1.0部 下記の化学式からなる化合物(固形分100%)
【化17】 ・光ラジカル重合開始剤 0.5部 (チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製 イルガキュア1850:固形分100%) ・溶剤:メチルエチルケトン 10.0部 :トルエン 6.0部 上記配合の材料を混合・調整して実施例1の保護層用塗
料(固形分39.6%)を作製した [実施例2]紫外線硬化型樹脂を8.0部、紫外線吸収
剤を2.0部に代えた以外は実施例1と同様にして、実
施例2の保護層用塗料(固形分39.6%)を作製し
た。
【0031】[比較例1]紫外線吸収剤を下記の化学式
で示される化合物(添加型紫外線吸収剤)に代えた以外
は実施例1と同様にして、比較例1の保護層用塗料(固
形分40.4%)を作製した。
【化18】 [比較例2]紫外線吸収剤を平均粒子径100nmのT
iOに代えた以外は実施例1と同様にして、比較例2
の保護層用塗料(固形分39.6%)を作製した。
【0032】−紫外線吸収フィルムの作製− 上記実施例1、2および比較例1、2の保護層用塗料
を、厚さ50μmのPETフィルム(ユニチカ社製 エ
ンブレットMS)の表面に乾燥後の厚さが3μmになる
よう塗布した。この後、105℃の熱風で乾燥させ、さ
らに120Wの紫外線を照射して硬化させ、保護層を形
成した。これにより実施例1、2よび比較例1、2の紫
外線吸収フィルムを作製した。
【0033】−試験− 上記実施例1、2および比較例1、2の紫外線吸収フィ
ルムについて次の試験を行い、それら試験結果を、表1
の評価表にまとめた。 紫外線透過率(紫外線吸収性) 分光光度計(島津製作所社製、UV−3100)を用
い、フィルムの紫外線透過率を測定した。透過率が、1
%未満であれば十分な紫外線吸収性を有するとして◎、
1%以上かつ2%未満であれば実用上問題のない紫外線
吸収性を有するとして○、2%以上の場合を紫外線吸収
性に劣るとして×、と評価した。 HAZE値(透明性) HAZEメーター(NIPPON DENSHOKU社
製、NDH2000)を用い、HAZE値を測定した。
HAZE値が、2未満であれば優れた透明性を有すると
して◎、2以上かつ5未満であれば実用上問題のない透
明性を有するとして○、5以上の場合を透明性に劣ると
して×、と評価した。 経時的な紫外線透過率(耐光性) オートフェードメーター(スガ試験機社製 FAL−A
U)を用い、フィルム製造後1000時間経ったときの
紫外線透過率を調べた。透過率が、10%未満であれば
実用上問題のない耐光性を有するとして○、10%以上
の場合を耐光性に劣るとして×、と評価した。
【0034】
【表1】
【0035】表1から明らかなように、本発明の紫外線
吸収フィルムである実施例1、2のフィルムは、紫外線
吸収性は勿論のこと、透明性および耐光性にも問題な
く、本発明の効果が確かめられた。一方、比較例1、2
のフィルムは、紫外線吸収性は問題ないものの、比較例
1のフィルムは耐光性に劣り、比較例2のフィルムは透
明性に劣った。比較例1のフィルムには、一般的な有機
系の紫外線吸収剤を用いており、経時的な変化でブリー
ドアウトが生じやすく保護層への適用には問題がある。
また、紫外線吸収剤としてTiOを用いた比較例2で
は、TiOは白色顔料に用いられる等、透明性に欠け
るものであり、さらにTiOは活性(ラジカル)が強
く、やはり保護層には不向きである。これらの観点か
ら、反応型紫外線吸収剤を用いた本発明の紫外線吸収フ
ィルムによれば、特に透明性および耐光性に優れる紫外
線吸収フィルムとしてきわめて有望である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の紫外線吸
収フィルムによれば、ガラスの室外側に貼られた状態に
おける最も表層の保護層に反応型紫外線吸収剤が含有さ
れているから、紫外線吸収の効果が長期にわたって保持
され、かつ保護層やベースフィルムの劣化が抑制される
といった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る紫外線吸収フィル
ムがガラスに貼られた状態の概念を示す断面図である。
【図2】 本発明の他の実施形態に係る紫外線吸収フィ
ルムがガラスに貼られた状態の概念を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1A,1B…紫外線吸収フィルム、2…ベースフィル
ム、3…保護層、4…粘着層、5…赤外線カットオフ
層、G…ガラス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AG00D AH07 AK01C AK42 AL01C AR00B AR00C AR00E AT00A BA03 BA04 BA05 BA07 BA10B BA10C BA10D CA07C CA30C GB08 GB33 JB14C JD09 JD10E JK20C JL08C JL13B 4J004 AA10 AA17 CA03 CA04 CA06 CC05 CD06 FA10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフィルムと、 このベースフィルムの裏面側に積層される粘着層と、 前記ベースフィルムの表面側に表層を形成するよう積層
    される保護層とを備え、 保護層は、反応型紫外線吸収剤と紫外線硬化型樹脂とが
    混合され、かつ重合開始剤が混合された共重合体から形
    成されており、 前記粘着層によりガラスの屋外側の面に貼り付けられる
    よう成されていることを特徴とする紫外線吸収フィル
    ム。
  2. 【請求項2】 前記ベースフィルムの表面側または裏面
    側に赤外線カットオフ層が積層されていることを特徴と
    する請求項1に記載の紫外線吸収フィルム。
JP10259790A 1998-09-14 1998-09-14 紫外線吸収フィルム Pending JP2000085059A (ja)

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