[go: up one dir, main page]

JP2000071090A - 真空チャンバ及びその製造方法 - Google Patents

真空チャンバ及びその製造方法

Info

Publication number
JP2000071090A
JP2000071090A JP10244196A JP24419698A JP2000071090A JP 2000071090 A JP2000071090 A JP 2000071090A JP 10244196 A JP10244196 A JP 10244196A JP 24419698 A JP24419698 A JP 24419698A JP 2000071090 A JP2000071090 A JP 2000071090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
vacuum chamber
welding
manufacturing
joining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10244196A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroto Sugano
裕人 菅野
Hiroshi Matsuura
比朗志 松浦
Hideji Okamoto
秀二 岡本
Koichi Matsumoto
公一 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP10244196A priority Critical patent/JP2000071090A/ja
Priority to KR1019990013293A priority patent/KR19990083213A/ko
Publication of JP2000071090A publication Critical patent/JP2000071090A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚さが20mmを超えるような厚肉のアルミ
ニウム又はアルミニウム合金部材を構成部材とする場合
にも、引け巣、ピンホール、ブローホール及びミクロシ
ュリンケージ等の欠陥が発生せず、製造コストが低く、
大型の製品の製造も容易である真空チャンバ及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 アルミニウム又はアルミニウム合金製の
複数個の部材1,2の接合端部に、チャンバ内面側の第
1接合端面5外面側の第2接合端面6とを段差を持たせ
て形成し、端面5同士を当接させて凹部7を形成し、端
面5同士を摩擦固相接合により接合して固相接合部8を
形成し、凹部7をMIG等の溶融接合により接合して溶
融接合部9を形成する。固相接合部8の長さは3乃至1
5mmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造設備に
おいて使用されるカセットチャンバ及びトランスファチ
ャンバ等の真空チャンバ及びその製造方法に関し、特
に、アルミニウム又はアルミニウム合金(以下、アルミ
ニウム又はアルミニウム合金を総称してアルミニウム材
という)製の押出材、圧延材、鍛造材等を構成部材とし
て使用することができる真空チャンバ及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の真空チャンバの製造方法
としては、圧延又は鍛造により製造したアルミニウム材
の厚板又は鋳造品からチャンバを直接削り出す方法、ア
ルミニウム材の板材を組み合わせて溶融溶接する方法、
アルミニウム材の板材を組み合わせてろう付けする方法
(特開平7−251058号公報)、及びろう材を接合
部に挿入してレーザ又は電子ビーム溶接する方法(特開
平9−19424号公報)等がある。また、従来の真空
チャンバ用アルミニウム材としては、JIS6000系
合金又は5000系合金が使用され、厚さが20mm以
上の板材が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の真空チャンバの製造方法には、以下に示す問題点が
ある。厚板又は鋳造品から削り出すことにより真空チャ
ンバを製造する方法においては、大型チャンバを製造す
る場合に、材料費及び切削加工費が高くつき、材料の無
駄が多く、製造コストが極めて高くなる。また、鋳造品
又は加工率(圧下率又は鍛造比)が低い厚板を使用した
場合には、鋳造時の引け巣、ブローホール等の欠陥が残
存しやすく、これらの欠陥部からガスが発生して必要な
真空度が得られなくなるため、組み立てた真空チャンバ
の検査に多大な時間を要し、歩留も低下しやすくなると
いう問題点がある。
【0004】また、アルミニウム材の板材を溶融溶接に
より溶接して真空チャンバを組み立てる方法において
は、その溶接金属部に、引け巣、ピンホール、ブローホ
ール及びミクロシュリンケージ等の溶接欠陥が生じやす
いという難点がある。このため、その溶接条件を極めて
厳格に管理する必要があり、又はこのような欠陥が生じ
た場合には、これを真空チャンバとして使用したとき
に、欠陥部からガスが発生して必要な真空度が得られな
いため、廃棄せざるを得ず、製造コストが高くなる。ま
た、この溶融溶接部の組織は鋳造組織であり、その密度
が母材に比して低いという難点がある。更に、溶接の際
に周辺部が溶接熱により高温に曝されるため、部材に歪
みが生じて寸法精度が悪化する。
【0005】一方、アルミニウム材をろう付けにより組
み立てる場合は、大型チャンバを製造しようとすると、
大型の加熱炉が必要になり、製造が困難であると共に、
製造コストを増大させてしまう。
【0006】更に、レーザ又は電子ビーム溶接により真
空チャンバを製造する方法においては、設備が大がかり
なものとなり、製造コストが増大する。
【0007】なお、本願出願人は、アルミニウム材から
なる部材を、摩擦撹拌接合することにより真空チャンバ
を製造する方法を既に提案した(特願平10−1066
00号、特願平10−106628号、特願平10−1
06635号、特願平10−106653号)。この摩
擦撹拌接合方法は、部分間の接合界面に治具を挿入し、
この治具を回転させて治具と部材との間に摩擦熱を発生
させ、この摩擦熱により部材同士を接合しようとするも
のであり、熱間の固相接合である。この摩擦撹拌接合方
法によりアルミニウム材同士を接合して真空チャンバを
製造する場合は、上述の欠陥が発生せず、また接合部の
組織は再結晶組織であり、その密度が高く、母材と同等
の密度を有している。
【0008】しかし、この摩擦撹拌接合方法では接合で
きる部材の厚さ、即ち、接合部の深さが小さく、アルミ
ニウム材の厚さは高々15mmである。従って、部材の
厚さが20mmを超えるような真空チャンバの場合に
は、この摩擦固相接合により製造することができなかっ
た。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、厚さが20mmを超えるような厚肉のアル
ミニウム又はアルミニウム合金部材を構成部材とする場
合にも、引け巣、ピンホール、ブローホール及びミクロ
シュリンケージ等の欠陥が発生せず、製造コストが低
く、大型の製品の製造も容易である真空チャンバ及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る真空チャン
バは、アルミニウム又はアルミニウム合金製の複数個の
部材を溶接により接合して組み立てられた真空チャンバ
において、前記部材は、その少なくとも一部の接合部に
て、部材の厚さ方向のチャンバ内面側の第1部分が相互
に当接され、チャンバ外面側の第2部分は相互に離隔す
るように開先が形成されたものであり、前記第1部分は
摩擦撹拌接合により接合されており、前記第2部分は溶
融接合により接合されていることを特徴とする。
【0011】この真空チャンバにおいて、前記第1部分
の部材厚さ方向の長さは、3乃至35mmであることが
好ましい。また、前記第1部分の接合部の再結晶粒度が
20μm以下であることが好ましく、前記第1部分の接
合部の密度は前記部材の密度の0.90倍以上であるこ
とが好ましい。
【0012】本発明の真空チャンバとしては、前記部材
がいずれも断面がコ字形をなし、その両先端部で接合さ
れて筒状をなすカセットチャンバと、一方の部材が円
筒、他方の部材が円板であって、前記円筒の下端内周面
と前記円板の周面との間を接合して形成されたトランス
ファチャンバとがある。
【0013】本発明に係る真空チャンバの製造方法は、
アルミニウム又はアルミニウム合金製の複数個の部材を
溶接により接合して真空チャンバを組み立てる真空チャ
ンバの製造方法において、前記部材はその接合端部にチ
ャンバ内面側で相互に接触する第1部分とチャンバ外面
側で相互に離隔する第2部分とを有するものであり、前
記第2部分側から治具を挿入して先ず前記第1部分を摩
擦撹拌接合により接合する工程と、その後、前記第2部
分を溶融溶接により接合する工程とそ有することを特徴
とする。
【0014】この真空チャンバの製造方法において、前
記第1部分の部材厚さ方向の長さは、3乃至35mmで
あることが好ましく、また、前記溶融溶接は、MIG溶
接であることが好ましい。
【0015】本発明においては、真空チャンバの内面側
の一部、例えば内面側の3乃至35mmを摩擦撹拌接合
により固相接合する。このように、接合面の一部のみを
摩擦撹拌接合するので小型の装置により接合することが
でき、しかもこの部分は引け巣、ピンホール、ブローホ
ール及びミクロシュリンケージ等の欠陥は存在しない。
従って、チャンバ内面側に欠陥が存在しないので、内部
を真空にした場合に、ガスが発生することがなく、高真
空度を迅速に且つ容易に得ることができる。そして、こ
のチャンバ内面側の部分が接合された後、チャンバ外面
側の部分をMIG溶接等の溶融溶接により溶接して肉盛
する。これにより、十分な強度が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施例につい
て添付の図面を参照して具体的に説明する。図1(a)
は本発明の第1実施例に係る真空チャンバを示す斜視
図、図1(b)はその構成部材を示す斜視図、図2
(a)乃至(d)は溶接方法を工程順に示す接合部の断
面図である。本実施例は本発明をカセットチャンバに適
用したものである。断面がコ字形の部材1,2をその先
端部を突き合わせて突合せ端部を溶接して接合部4を形
成することにより、無底筒状のカセットチャンバ3が得
られる。而して、本実施例においては、図2(a)に示
すように、部材1,2の接合端部をチャンバ内面側が突
出するように断面L字形に成形する。これにより、真空
側となるチャンバ内面側の部分(第1部分)が突出し、
その接合端面5と、チャンバ外面側の部分(第2部分)
の接合端面6との間に段差が形成されている。
【0017】そして、図2(b)に示すように、第1部
分の接合端面5同士を当接させ、接合端面6間に凹部7
を形成する。
【0018】次いで、図2(c)に示すように、凹部7
から端面5の突合せ部に治具を挿入し、端面5の突合せ
部を摩擦撹拌接合し、固相接合部8を形成する。
【0019】図3はこの摩擦撹拌接合方法を示す図であ
る。治具20は台部21の下端にピン22を同軸的に設
けたものであり、このピン22を部材1,2に接触させ
て回転させつつ台部21を移動させることにより、部材
1と部材2とが熱間固相接合され、接合部8が形成され
る。
【0020】その後、図2(d)に示すように、凹部7
をMIG等の溶融溶接法により溶接し、溶融接合部9で
凹部7を盛りつける。このようにして、部材1と部材2
とが接合され、カセットチャンバ3が完成する。
【0021】本実施例のカセットチャンバ3は接合部4
のうち、内面側の部分(第1部分))が摩擦撹拌接合に
より形成されたものであるので、この接合部には欠陥が
存在せず、真空使用時にガスが発生することはない。こ
のため、真空チャンバとして使用した場合に、真空引き
に要する時間がアルミニウム材から削りだした場合と同
等に短い。また、アルミニウム材から削り出す場合に比
して製造時間が短く製造コストも低減される。更に、接
合部4の外面側の部分(第2部分)は溶融溶接により溶
接され、溶接接合部9が肉盛されている。これにより、
継手部の強度が極めて高くなる。このように、厚い部材
1,2を使用した場合にも、極めて簡単な工程で高品質
のチャンバ3を製造することができる。
【0022】摩擦撹拌接合する第1部分の部材厚さ方向
の長さは、3乃至35mmであることが好ましい。この
第1部分の厚さが3mm未満であると、チャンバ外面側
の溶融溶接部のピンホール等の影響を受けやすくなる。
また、第1部分の厚さが35mmを超えると、摩擦撹拌
接合に使用する装置が大型化し、実用的でない。
【0023】また、摩擦撹拌接合により接合された固相
接合部8の再結晶組織は、結晶粒度が20μm以下であ
ることが好ましい。但し、この結晶粒度はチャンバ内面
から1mmの位置で測定したものである。即ち、接合部
においてチャンバ内面から1mm研削した後、その面の
結晶粒度を測定することにより、固相接合部8の再結晶
組織の結晶粒度を求めることができる。本実施例におい
ては、この結晶粒度が20μm以下であることが好まし
い。この結晶粒度が20μm以下であると、溶接金属の
欠陥の量がアルミニウム材の厚板又は鋳造品から直接削
りだした場合と同等に少なくなる。なお、結晶粒度の測
定は例えばJISH0501に規定されている切断法、
比較法又はそれらに準じる方法を使用すればよい。
【0024】更に、この摩擦撹拌接合による固相接合部
の密度と、母材との密度の比(固相接合部)/(母材)
は、0.90以上であることが好ましい。この比が0.
90以上であると、溶接金属における欠陥の量が、アル
ミニウム材の厚板又は鋳造品から直接削りだした場合と
同等に少なくなる。
【0025】更にまた、摩擦撹拌接合の後工程の肉盛の
ための溶融溶接は、MIG、TIG等種々の方法を使用
できるが、本発明においては、MIGを使用することが
好ましい。一般的に、TIG溶接は欠陥が少ない溶け込
みを得ることができるが、MIG溶接と同一の溶接時間
の場合には、入熱が大きく、軟化の度合いが大きくなる
可能性が高い。一方、MIG溶接は、TIG溶接に比し
て、溶接速度を速くすることができるので、入熱が小さ
くなると共に、電極自体が溶加材であるため、肉盛がし
やすい。
【0026】次に、図4を参照して本発明をトランスフ
ァチャンバに適用した実施例について説明する。このト
ランスファチャンバ12はチャンバの側壁を構成する円
筒状部材10と、チャンバの低壁を構成する円板状部材
11とを接合することにより製造されている。この円筒
状部材10は押出加工等により製造することができ、円
板状部材11は圧延板等を使用することができる。
【0027】図5(a)乃至(d)は、このチャンバの
製造方法を工程順に示す図である。図5(a)に示すよ
うに、円筒状部材10の下端内面には、第1部分の接合
端面13と、それより下方の第2部分の接合端面14と
が形成されている。一方、円板状部材11の周面にも、
第1部分の接合端面13と、第2部分の接合端面14と
が形成されており、接合端面13同士を突き合わせる
と、図5(b)に示すように、接合端面14間に凹部1
5が形成される。そこで、凹部15に図3に示す摩擦撹
拌接合の治具を上向きに挿入し、接合端面13同士の接
触部を摩擦撹拌接合し、固相接合部16を形成する。次
いで、図5(d)に示すように、凹部15をMIG等の
溶融溶接により肉盛し、溶融接合部17を形成する。
【0028】これにより、有底筒状のトランスファチャ
ンバ12が製造され、真空となる内面側の接合部には、
摩擦撹拌接合による固相接合部16が存在するので、溶
接欠陥が存在しないため、真空引きに時間がかかるとい
うこともない。
【0029】図6は本発明の第3実施例を示す図であ
り、図6(a)は完成されたトランスファチャンバを示
す斜視図、図6(b)はその各構成部材を示す斜視図、
図6(c)、(d)はその接合部を示す図である。本実
施例においては、トランスファチャンバの側壁を構成す
る部材30が多角形の筒状をなし、底壁を構成する部材
31は多角形の板状をなす。本実施例においても、部材
30と部材31との間に図6(c)に示すような突合せ
形状を形成することにより、内面側を摩擦撹拌接合し、
外面側をMIG等の溶融接合することができる。これに
より、図6(d)に示すように、トランスファチャンバ
の内面側に摩擦撹拌接合部32が形成され、外面側に溶
融溶接接合部33による肉盛部が形成される。
【0030】図7は多角形の筒状をなすカセットチャン
バを圧延板から製造したものを示す。このカセットチャ
ンバ40は側壁を構成する複数枚(図示例は6枚)の圧
延板41を多角形の筒状に組み立てたものであり、図7
(b)に示すように、平面視で、圧延板41はその接合
部に、第1部分の接合端面42と、第2部分の接合端面
43とが形成されており、接合端面42同士を当接させ
て接合端面43間に凹部44を形成し、この凹部44に
治具を挿入して接合端面42部分を摩擦撹拌接合する。
次いで、凹部44をMIG等の溶融溶接により接合す
る。本実施例においても、第1乃至第3実施例と同様の
効果を奏する。
【0031】
【実施例】次に、本発明の効果を実証するために行った
試験結果について説明する。 第1実施例 先ず、本発明の実施例に係る真空チャンバの真空引き特
性を模擬した摩擦撹拌接合試験片と、従来の溶融接合に
より接合した比較例の真空チャンバを模擬したMIG溶
接試験片とを用意し、その真空引き特性を比較した結果
について説明する。
【0032】図8は試験装置を示す図であり、測定室6
0内に試験片70を装入し、準備室61と共に、測定室
60内を、ターボ分子ポンプに接続された排出口65、
66を介して排気する。バルブ67は準備室61と測定
室60とを仕切るための開閉弁である。また、測定室6
0内にはオリフィス63が設けられており、この測定室
60内の真空度は電離真空計64により測定される。試
験片は、長さが45mm、幅が45mm、厚さが5mm
であり、ターボ分子ポンプの排気速度は50リットル/
秒及び300リットル/秒である。測定室60の測定開
始時の真空度は、5×10-10〜10-8torrであ
り、温度は室温(25℃)である。
【0033】図9は赤外線ランプ62による試験片70
の熱処理条件を示すグラフ図である。図中、横軸は時
間、縦軸は温度である。この図9に示すように、加熱前
に、真空室内で約2時間保持し、その後、0.5℃/秒
の速度で昇温し、180℃に1時間放置した。その結
果、図10に示すように、TIG又はMIG溶接により
接合した試験片からは時間の経過と共に、放出ガス量が
増大していき、380秒を過ぎても増大し続けるのに対
し、摩擦撹拌接合した試験片の場合は、380秒経過し
た時点で放出量は最大となり、その後低下し、しかも、
その放出量自体が経過時間380秒の時点で溶融溶接の
場合の約半分であった。
【0034】第2実施例 図1及び図2に示す実施例のカセットチャンバを製造し
た。第1部分の厚さ、即ち、第1接合端面5の厚さは1
5mm、第2接合端面6の厚さは10mmである。この
第2接合端面6により形成される凹部7の部分をMIG
溶接により肉盛接合した。部材1,2が押出材の場合
は、JIS6063の押出形材を使用した。板材の場合
は、JIS6061を使用した。放出ガス量は図8と同
様の装置により測定した。また、結晶粒度はチャンバの
内面から1mmの位置まで削りだし、この面の結晶粒度
を任意の3箇所で測定して平均値を採用した。また、密
度もチャンバ内面の表層部における密度を3箇所で測定
してその平均値を採用した。その結果を下記表1及び表
2に示す。
【0035】
【表1】
【表2】
【0036】この表1及び表2に示すように、本発明の
実施例の場合は、接合部の結晶粒度が小さく密度比が高
い。このため、放出ガス量は接合部がない板材の比較例
と同等に少なかった。また、抗張力及び伸びが溶融溶接
の場合よりも著しく高いものであった。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
部材の厚さが厚い場合でも、放出ガス量が極めて少な
く、真空度を迅速に上げることができ、しかも、接合部
の強度が極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るカセットチャンバを
示す斜視図である。
【図2】同じくその製造方法を工程順に示す図である。
【図3】同じくその摩擦撹拌接合方法を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るトランスファチャン
バを示す斜視図である。
【図5】同じくその製造方法を工程順に示す図である。
【図6】本発明の第3実施例に係るトランスファチャン
バ及びその製造工程を示す図である。
【図7】本発明の第4実施例に係るカセットチャンバ及
びその製造工程を示す図である。
【図8】放出ガスの測定装置を示す図である。
【図9】その熱処理条件を示す図である。
【図10】その測定結果を示す図である。
【符号の説明】
1,2:部材 3、40:カセットチャンバ 4:接合部 5、13、42:第1接合端面 6、14、43:第2接合端面 7、15、44:凹部 8、16、32:摩擦固相接合部 9、17、33:溶融接合部 10:円筒状部材 11:円板状部材 12:トランスファチャンバ 20:治具 22:ピン 30、31、41:部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月2日(1998.10.
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】しかし、この摩擦撹拌接合方法では接合で
きる部材の厚さ、即ち、接合部の深さが小さく、アルミ
ニウム材の厚さは高々15mmである。従って、部材の
厚さが20mmを超えるような真空チャンバの場合に
は、この摩擦撹拌接合により製造することができなかっ
た。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】本発明に係る真空チャンバの製造方法は、
アルミニウム又はアルミニウム合金製の複数個の部材を
溶接により接合して真空チャンバを組み立てる真空チャ
ンバの製造方法において、前記部材はその接合端部にチ
ャンバ内面側で相互に接触する第1部分とチャンバ外面
側で相互に離隔する第2部分とを有するものであり、前
記第2部分側から治具を挿入して先ず前記第1部分を摩
擦撹拌接合により接合する工程と、その後、前記第2部
分を溶融溶接により接合する工程と有することを特徴
とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23K 33/00 B23K 33/00 Z (72)発明者 岡本 秀二 三重県員弁郡大安町大字梅戸字東山100番 株式会社神戸製鋼所大安工場内 (72)発明者 松本 公一 神奈川県藤沢市宮前字裏河内100番1 株 式会社神戸製鋼所藤沢事業所内 Fターム(参考) 4E001 AA03 BB08 CB01 CC04 QA02 4E067 AA05 BG02 DA13 DA17 EB00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム又はアルミニウム合金製の
    複数個の部材を溶接により接合して組み立てられた真空
    チャンバにおいて、前記部材は、その少なくとも一部の
    接合部にて、部材の厚さ方向のチャンバ内面側の第1部
    分が相互に当接され、チャンバ外面側の第2部分は相互
    に離隔するように開先が形成されたものであり、前記第
    1部分は摩擦撹拌接合により接合されており、前記第2
    部分は溶融接合により接合されていることを特徴とする
    真空チャンバ。
  2. 【請求項2】 前記第1部分の部材厚さ方向の長さは3
    乃至35mmであることを特徴とする請求項1に記載の
    真空チャンバ。
  3. 【請求項3】 前記第1部分の接合部の再結晶粒度が2
    0μm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の真空チャンバ。
  4. 【請求項4】 前記第1部分の接合部の密度は前記部材
    の密度の0.90倍以上であることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれか1項に記載の真空チャンバ。
  5. 【請求項5】 前記部材はいずれも断面がコ字形をな
    し、その両先端部で接合されて筒状をなすカセットチャ
    ンバとして使用されることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれか1項に記載の真空チャンバ。
  6. 【請求項6】 一方の部材は円筒、他方の部材は円板で
    あり、前記接合部は前記円筒の下端内周面と前記円板の
    周面との間に形成されたものであり、トランスファチャ
    ンバとして使用されることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれか1項に記載の真空チャンバ。
  7. 【請求項7】 アルミニウム又はアルミニウム合金製の
    複数個の部材を溶接により接合して真空チャンバを組み
    立てる真空チャンバの製造方法において、前記部材はそ
    の接合端部にチャンバ内面側で相互に接触する第1部分
    とチャンバ外面側で相互に離隔する第2部分とを有する
    ものであり、前記第2部分側から治具を挿入して先ず前
    記第1部分を摩擦撹拌接合により接合する工程と、その
    後、前記第2部分を溶融溶接により接合する工程とそ有
    することを特徴とする真空チャンバの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1部分の部材厚さ方向の長さは、
    前記部材の厚さの3乃至15mmであることを特徴とす
    る請求項7に記載の真空チャンバの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記溶融溶接は、MIG溶接であること
    を特徴とする請求項7又は8に記載の真空チャンバの製
    造方法。
JP10244196A 1998-04-16 1998-08-28 真空チャンバ及びその製造方法 Pending JP2000071090A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10244196A JP2000071090A (ja) 1998-08-28 1998-08-28 真空チャンバ及びその製造方法
KR1019990013293A KR19990083213A (ko) 1998-04-16 1999-04-15 진공챔버부재와 그 제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10244196A JP2000071090A (ja) 1998-08-28 1998-08-28 真空チャンバ及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000071090A true JP2000071090A (ja) 2000-03-07

Family

ID=17115214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10244196A Pending JP2000071090A (ja) 1998-04-16 1998-08-28 真空チャンバ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000071090A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004506516A (ja) * 2000-07-25 2004-03-04 エーアーデーエス・ドイッチェランド・ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング レーザ支援摩擦攪拌溶接法
WO2004086474A1 (ja) * 2003-03-25 2004-10-07 Hitachi Kokusai Electric Inc. 容器、容器製造方法、基板処理装置および半導体装置の製造方法
JP2007520355A (ja) * 2004-02-07 2007-07-26 エムティーユー エアロ エンジンズ ゲーエムベーハー 複数の構成部材を結合する方法
JP2007237253A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Taiyo Nippon Sanso Corp 接合方法
JP2013059811A (ja) * 2012-11-27 2013-04-04 Nippon Light Metal Co Ltd 接合方法
KR101568542B1 (ko) 2013-12-25 2015-11-11 주식회사 포스코 용접 방법
KR102118450B1 (ko) * 2018-12-10 2020-06-04 주식회사 영광와이케이엠씨 반도체 증착공정용 프로세스 챔버의 제조방법 및 이에 의해 제조된 프로세스 챔버
CN112935519A (zh) * 2021-02-05 2021-06-11 广东省科学院中乌焊接研究所 一种大尺寸铝合金板的焊接方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004506516A (ja) * 2000-07-25 2004-03-04 エーアーデーエス・ドイッチェランド・ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング レーザ支援摩擦攪拌溶接法
WO2004086474A1 (ja) * 2003-03-25 2004-10-07 Hitachi Kokusai Electric Inc. 容器、容器製造方法、基板処理装置および半導体装置の製造方法
KR100712783B1 (ko) * 2003-03-25 2007-05-02 가부시키가이샤 히다치 고쿠사이 덴키 용기, 용기제조 방법, 기판 처리 장치 및 반도체 장치의제조 방법
JP2007520355A (ja) * 2004-02-07 2007-07-26 エムティーユー エアロ エンジンズ ゲーエムベーハー 複数の構成部材を結合する方法
JP2007237253A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Taiyo Nippon Sanso Corp 接合方法
EP2000245A4 (en) * 2006-03-09 2009-11-04 Taiyo Nippon Sanso Corp Welding method
JP2013059811A (ja) * 2012-11-27 2013-04-04 Nippon Light Metal Co Ltd 接合方法
KR101568542B1 (ko) 2013-12-25 2015-11-11 주식회사 포스코 용접 방법
KR102118450B1 (ko) * 2018-12-10 2020-06-04 주식회사 영광와이케이엠씨 반도체 증착공정용 프로세스 챔버의 제조방법 및 이에 의해 제조된 프로세스 챔버
CN112935519A (zh) * 2021-02-05 2021-06-11 广东省科学院中乌焊接研究所 一种大尺寸铝合金板的焊接方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5143590A (en) Method of manufacturing sputtering target assembly
KR20010039622A (ko) 마찰교반접합부의 보수방법
GB2310463A (en) Turbine engine rotor and blade
JP2000071090A (ja) 真空チャンバ及びその製造方法
JP4436661B2 (ja) 蒸気タービンのノズルボックスアセンブリを製造する方法
JPH1147859A (ja) アルミ合金パネルの製造方法
US20140220377A1 (en) Method of forming a bonded assembly
JPH05200565A (ja) 高温静水圧圧縮拡散接合によるチタン製ファンディスクの製造法
JPH0681142A (ja) スパッタリングターゲット及びその製造方法
JPH06155030A (ja) 接合クラッド板及びその製造方法
JPH11300481A (ja) 半導体製造装置用真空チャンバ及びその製造方法
JP2002224860A (ja) 摩擦撹拌接合による金属の突合せ接合方法
JPH05202701A (ja) 接合方法
JPS58141880A (ja) 超硬合金の接合方法
JP2002117793A (ja) 第1加工材を第2加工材に連結する方法及びこの方法により製造する回転陽極x線管
JPH01154886A (ja) Alクラッド鋼板の製造方法
JPH0362486B2 (ja)
JP2505547B2 (ja) 鋳物材の電子ビ―ム溶接方法
KR19990083213A (ko) 진공챔버부재와 그 제조방법
JPH07164165A (ja) 金属の接合方法
JPH0284287A (ja) 金属材料の溶接方法
JPS58166168A (ja) ベロ−ズ
JPS6352784A (ja) クラツド金属板の製造方法
JPH0229432B2 (ja)
JPH1015671A (ja) 異材電子ビーム溶接構造物の溶接方法