JP2000064080A - 水素発生装置 - Google Patents
水素発生装置Info
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- JP2000064080A JP2000064080A JP10236048A JP23604898A JP2000064080A JP 2000064080 A JP2000064080 A JP 2000064080A JP 10236048 A JP10236048 A JP 10236048A JP 23604898 A JP23604898 A JP 23604898A JP 2000064080 A JP2000064080 A JP 2000064080A
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- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造の容易な陽極を用い、海水等の塩水を淡
水化、純水化せずに供給して電気分解しても、塩素等の
有害な副生成物を生じない、水素発生装置を提供する。 【解決手段】 電源を有する外部回路21に、陽極1及
び陰極2が接続されている。陽極1と陰極2で挟まれた
空間には、塩水室7が形成されている。陽極1と塩水室
7の間には陽イオン交換膜3が設置され、陰極2と塩水
室7の間には陰イオン交換膜4が設置されている。陽極
1の陽イオン交換膜3と反対側には、陽極室5が形成さ
れ、陰極2の陰イオン交換膜4と反対側には、陰極室6
が形成されている。陽極1としては、固体高分子電解質
純水電気分解の陽極、例えば、白金メッキチタン繊維焼
結体に二酸化イリジウム等の触媒層を形成したものをそ
のまま用いる。
水化、純水化せずに供給して電気分解しても、塩素等の
有害な副生成物を生じない、水素発生装置を提供する。 【解決手段】 電源を有する外部回路21に、陽極1及
び陰極2が接続されている。陽極1と陰極2で挟まれた
空間には、塩水室7が形成されている。陽極1と塩水室
7の間には陽イオン交換膜3が設置され、陰極2と塩水
室7の間には陰イオン交換膜4が設置されている。陽極
1の陽イオン交換膜3と反対側には、陽極室5が形成さ
れ、陰極2の陰イオン交換膜4と反対側には、陰極室6
が形成されている。陽極1としては、固体高分子電解質
純水電気分解の陽極、例えば、白金メッキチタン繊維焼
結体に二酸化イリジウム等の触媒層を形成したものをそ
のまま用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水の電気分解によ
って水素を発生する装置に係り、特に、供給水として海
水等の塩水を用いる場合の性能に改良を施した水素発生
装置に関する。
って水素を発生する装置に係り、特に、供給水として海
水等の塩水を用いる場合の性能に改良を施した水素発生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境を考慮しつつ、エネルギ
ー資源を効率的に活用する必要性が高まっているが、そ
のためには、資源が豊富な若しくは利用しやすい地域と
そのエネルギーを消費する地域との距離が遠隔であるこ
とや、時間帯や季節によってエネルギー消費量に格差が
あることなどが問題となる。
ー資源を効率的に活用する必要性が高まっているが、そ
のためには、資源が豊富な若しくは利用しやすい地域と
そのエネルギーを消費する地域との距離が遠隔であるこ
とや、時間帯や季節によってエネルギー消費量に格差が
あることなどが問題となる。
【0003】このような問題に対処するため、資源が豊
富な地域においてエネルギーを水素に変換し、この水素
をエネルギー消費地にて電気エネルギーに変換するシス
テムが開発されている。このシステムの一例として、特
開平5−65237号公報に示すものを説明する。すな
わち、例えばアフリカの砂漠地帯等の太陽エネルギーが
豊富な地域において、太陽電池の電力を利用して、水素
発生装置によって水の電気分解を行う。そして、電気分
解によって発生した水素と、エネルギー消費地で回収し
た二酸化炭素からメタノールを合成し、合成されたメタ
ノールを用いて、再びエネルギー消費地で発電を行う。
富な地域においてエネルギーを水素に変換し、この水素
をエネルギー消費地にて電気エネルギーに変換するシス
テムが開発されている。このシステムの一例として、特
開平5−65237号公報に示すものを説明する。すな
わち、例えばアフリカの砂漠地帯等の太陽エネルギーが
豊富な地域において、太陽電池の電力を利用して、水素
発生装置によって水の電気分解を行う。そして、電気分
解によって発生した水素と、エネルギー消費地で回収し
た二酸化炭素からメタノールを合成し、合成されたメタ
ノールを用いて、再びエネルギー消費地で発電を行う。
【0004】ところで、上記のような水素発生装置は、
電気分解のために大量の供給水を必要とするが、砂漠地
帯等においては大量の真水を得ることは難しいので、海
水を用いることになる。しかし、海水は塩素イオンを含
んでいるため、電気分解すると塩素ガスが発生する。か
かる塩素ガスは、低濃度でも人体に有害であり、また、
機器の腐食の原因ともなるので、その発生を極力防ぐ必
要がある。
電気分解のために大量の供給水を必要とするが、砂漠地
帯等においては大量の真水を得ることは難しいので、海
水を用いることになる。しかし、海水は塩素イオンを含
んでいるため、電気分解すると塩素ガスが発生する。か
かる塩素ガスは、低濃度でも人体に有害であり、また、
機器の腐食の原因ともなるので、その発生を極力防ぐ必
要がある。
【0005】そこで、海水等の塩水を供給水としても、
塩素等の有害な副生成物を生じない水素発生装置が開発
されている。このような水素発生装置としては、例え
ば、「電気化学協会編、電気化学便覧第4版、277〜
279頁、1985年」に記載されているような、固体
高分子電解質純水電気分解を行う装置がある。この電気
分解装置を、図4の概念図を参照して説明する。すなわ
ち、固体高分子電解質である陽イオン交換膜3の両面
に、それぞれ酸素発生のための陽極1と水素発生のため
の陰極2とが設けられている。陽極1と陰極2は、電源
を有する外部回路21に接続されている。そして、陽極
1の陽イオン交換膜3と反対側には陽極室5が形成さ
れ、陰極2の陽イオン交換膜3と反対側には陰極室6が
形成されている。
塩素等の有害な副生成物を生じない水素発生装置が開発
されている。このような水素発生装置としては、例え
ば、「電気化学協会編、電気化学便覧第4版、277〜
279頁、1985年」に記載されているような、固体
高分子電解質純水電気分解を行う装置がある。この電気
分解装置を、図4の概念図を参照して説明する。すなわ
ち、固体高分子電解質である陽イオン交換膜3の両面
に、それぞれ酸素発生のための陽極1と水素発生のため
の陰極2とが設けられている。陽極1と陰極2は、電源
を有する外部回路21に接続されている。そして、陽極
1の陽イオン交換膜3と反対側には陽極室5が形成さ
れ、陰極2の陽イオン交換膜3と反対側には陰極室6が
形成されている。
【0006】以上のような水素発生装置においては、陽
イオン交換膜3は、水素イオン以外の陽イオンも透過す
るため、淡水化、純水化を行わないと、水素発生の電流
効率が低下したり、カルシウムイオン(Ca2+)やマグ
ネシウムイオン(Mg2+)等の2価の陽イオンが膜中に
進入して膜機能が損なわれるといった問題がある。従っ
て、海水等の塩水17は淡水化装置23、純水装置22
を通った後、陽極室5に供給される。そして、陽極1上
では水が反応して、以下の式1のようになり、陽極室5
から酸素15を得ることができる。
イオン交換膜3は、水素イオン以外の陽イオンも透過す
るため、淡水化、純水化を行わないと、水素発生の電流
効率が低下したり、カルシウムイオン(Ca2+)やマグ
ネシウムイオン(Mg2+)等の2価の陽イオンが膜中に
進入して膜機能が損なわれるといった問題がある。従っ
て、海水等の塩水17は淡水化装置23、純水装置22
を通った後、陽極室5に供給される。そして、陽極1上
では水が反応して、以下の式1のようになり、陽極室5
から酸素15を得ることができる。
【数1】
2H2 O→4H+ +4e- +O2 …式1
【0007】さらに、電子(4e- )は外部回路21を
通って陰極2に移動し、水素イオン(4H+ )は陽イオ
ン交換膜3を通って陰極2に移動する。陰極2上では、
水素イオンが電子を受け取って、以下の式2のような反
応が生じるので、陰極室6から水素16を得ることがで
きる。
通って陰極2に移動し、水素イオン(4H+ )は陽イオ
ン交換膜3を通って陰極2に移動する。陰極2上では、
水素イオンが電子を受け取って、以下の式2のような反
応が生じるので、陰極室6から水素16を得ることがで
きる。
【数2】
4H+ +4e- →2H2 …式2
かかる装置では、電気分解の前に、淡水化装置23、純
水装置22によって、塩水17から各種イオンとともに
塩素イオンが除かれるため、塩素が発生することはな
い。
水装置22によって、塩水17から各種イオンとともに
塩素イオンが除かれるため、塩素が発生することはな
い。
【0008】また、海水の直接電気分解による水素発生
装置の他の一例として、「橋本功二他、材料と環境45
巻、614〜620頁、1996年」に記載されている
ような、酸素選択発生陽極を用いた隔膜式海水電気分解
装置が知られている。この装置を、図5の概念図を用い
て以下に説明する。すなわち、陽極としては、酸素選択
発生触媒層が設けられた酸素選択発生陽極11を用い
る。そして、酸素選択発生陽極11と陰極2との間に、
陽極室5、隔膜10及び陰極室6が構成されている。隔
膜10は、酸素選択発生陽極11で発生した酸素15
と、陰極2で発生した水素16との混合を防ぐための膜
である。陽極室5は、酸素選択発生陽極11と隔膜10
に挟まれた空間に形成されている。陰極室6は、陰極2
と隔膜10に挟まれた空間に形成されている。
装置の他の一例として、「橋本功二他、材料と環境45
巻、614〜620頁、1996年」に記載されている
ような、酸素選択発生陽極を用いた隔膜式海水電気分解
装置が知られている。この装置を、図5の概念図を用い
て以下に説明する。すなわち、陽極としては、酸素選択
発生触媒層が設けられた酸素選択発生陽極11を用い
る。そして、酸素選択発生陽極11と陰極2との間に、
陽極室5、隔膜10及び陰極室6が構成されている。隔
膜10は、酸素選択発生陽極11で発生した酸素15
と、陰極2で発生した水素16との混合を防ぐための膜
である。陽極室5は、酸素選択発生陽極11と隔膜10
に挟まれた空間に形成されている。陰極室6は、陰極2
と隔膜10に挟まれた空間に形成されている。
【0009】以上のような水素発生装置においては、海
水等の塩水17は陽極室5および陰極室6に供給され
る。酸素選択発生陽極11上では、水が反応して、上記
の式1と同様の反応により、酸素15を得ることができ
る。そして、塩水17には塩素イオンが含まれているた
め、酸素選択発生陽極11上では、酸素発生反応以外
に、以下の式4の塩素発生反応が起こる。
水等の塩水17は陽極室5および陰極室6に供給され
る。酸素選択発生陽極11上では、水が反応して、上記
の式1と同様の反応により、酸素15を得ることができ
る。そして、塩水17には塩素イオンが含まれているた
め、酸素選択発生陽極11上では、酸素発生反応以外
に、以下の式4の塩素発生反応が起こる。
【数3】
2Cl- →2e- +Cl2 …式3
但し、酸素選択発生陽極11は、その触媒によって塩素
発生反応を極力抑えることができる。
発生反応を極力抑えることができる。
【0010】一方、電子(4e- )は外部回路21を通
って陰極2に移動し、以下の式6のように、陰極2上で
水と反応するので、水素16を得ることができる。
って陰極2に移動し、以下の式6のように、陰極2上で
水と反応するので、水素16を得ることができる。
【数4】
4H2 O+4e- →4OH- +2H2 …式4
陽極室5および陰極室6に供給された海水等の塩水17
は隔膜10中を通って相互に移動することは可能だが、
十分な混合は起こらないため、酸素選択発生陽極11上
で発生した水素イオンにより、陽極室5では酸19が生
じ、また、陰極2上で発生した水酸化物イオンにより、
陰極室6ではアルカリ20が生じる。
は隔膜10中を通って相互に移動することは可能だが、
十分な混合は起こらないため、酸素選択発生陽極11上
で発生した水素イオンにより、陽極室5では酸19が生
じ、また、陰極2上で発生した水酸化物イオンにより、
陰極室6ではアルカリ20が生じる。
【0011】従って、酸素15および水素16以外の副
生成物が生じないようにするためには、陽極室5の出口
から排出される液(濃塩水18、酸19)と酸素15を
分離し、陰極室6の出口から排出される液(濃塩水1
8、アルカリ20)と水素16を分離した後、前記陽極
室5の出口から排出される液と前記陰極室6の出口から
排出される液を混合して中和する必要がある。
生成物が生じないようにするためには、陽極室5の出口
から排出される液(濃塩水18、酸19)と酸素15を
分離し、陰極室6の出口から排出される液(濃塩水1
8、アルカリ20)と水素16を分離した後、前記陽極
室5の出口から排出される液と前記陰極室6の出口から
排出される液を混合して中和する必要がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の水素発生装置においては、以下のような問
題があった。すなわち、固体高分子電解質純水電気分解
により水素を得ようとする場合には、塩素は全く発生し
ないが、海水を水供給源として用いるためには、電気分
解装置の他に、淡水化装置と純水装置が必要となるの
で、システムが複雑となり、コスト高や設置スペースの
拡大を招く。
ような従来の水素発生装置においては、以下のような問
題があった。すなわち、固体高分子電解質純水電気分解
により水素を得ようとする場合には、塩素は全く発生し
ないが、海水を水供給源として用いるためには、電気分
解装置の他に、淡水化装置と純水装置が必要となるの
で、システムが複雑となり、コスト高や設置スペースの
拡大を招く。
【0013】一方、酸素選択発生陽極を用いた隔膜式海
水電気分解により水素を得ようとする場合、塩素の発生
は少量に抑えることができるので、淡水化装置と純水装
置は不要となる。但し、海水等の塩水では、特に触媒層
を設けずにカーボンや貴金属をそのまま浸して通電する
だけでも塩素が発生してしまうので、陽極室内で塩水に
接し、通電される部分は全て酸素選択発生陽極触媒層で
覆うか、塩素を発生しない他の材質で形成する必要があ
る。
水電気分解により水素を得ようとする場合、塩素の発生
は少量に抑えることができるので、淡水化装置と純水装
置は不要となる。但し、海水等の塩水では、特に触媒層
を設けずにカーボンや貴金属をそのまま浸して通電する
だけでも塩素が発生してしまうので、陽極室内で塩水に
接し、通電される部分は全て酸素選択発生陽極触媒層で
覆うか、塩素を発生しない他の材質で形成する必要があ
る。
【0014】このように酸素選択発生陽極触媒層を利用
した従来技術として、例えば、特開平9−256181
号公報において提案されているものがある。これは、チ
タン等の基体に熱分解法等で一定組成の薄い酸化物層を
形成するものであるが、一般の電気分解装置に用いられ
るような多孔質電極における塩水に接する全ての部分
に、このような酸化物層を形成することは難しい。
した従来技術として、例えば、特開平9−256181
号公報において提案されているものがある。これは、チ
タン等の基体に熱分解法等で一定組成の薄い酸化物層を
形成するものであるが、一般の電気分解装置に用いられ
るような多孔質電極における塩水に接する全ての部分
に、このような酸化物層を形成することは難しい。
【0015】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
製作の容易な陽極を用い、海水を淡水化、純水化せずに
供給して電気分解しても、塩素等の有害な副生成物を生
じることのない水素発生装置を提供することにある。
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
製作の容易な陽極を用い、海水を淡水化、純水化せずに
供給して電気分解しても、塩素等の有害な副生成物を生
じることのない水素発生装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ため、本発明は、電源に接続された陽極及び陰極を有
し、前記陽極と前記陰極とによって挟まれた空間に、電
気分解のための水を受け入れる水室が設けられた水素発
生装置において、以下のような技術的特徴を有する。
ため、本発明は、電源に接続された陽極及び陰極を有
し、前記陽極と前記陰極とによって挟まれた空間に、電
気分解のための水を受け入れる水室が設けられた水素発
生装置において、以下のような技術的特徴を有する。
【0017】すなわち、請求項1記載の発明は、前記陽
極と前記水室との間に、陽イオン交換膜が設置され、前
記陰極と前記水室との間に、陰イオン交換膜が設置され
ていることを特徴とする。以上のような請求項1記載の
発明では、海水等の塩水が水室に供給されると、陽極と
陽イオン交換膜の界面で、陽イオン交換膜中の水が反応
して酸素を得ることができる。陰極と陰イオン交換膜の
界面では、陰イオン交換膜中の水と電子が反応して水素
を得ることができる。塩水中の塩素イオンは陽イオン交
換膜中を通って陽極に達することはできないので、塩素
は発生しない。
極と前記水室との間に、陽イオン交換膜が設置され、前
記陰極と前記水室との間に、陰イオン交換膜が設置され
ていることを特徴とする。以上のような請求項1記載の
発明では、海水等の塩水が水室に供給されると、陽極と
陽イオン交換膜の界面で、陽イオン交換膜中の水が反応
して酸素を得ることができる。陰極と陰イオン交換膜の
界面では、陰イオン交換膜中の水と電子が反応して水素
を得ることができる。塩水中の塩素イオンは陽イオン交
換膜中を通って陽極に達することはできないので、塩素
は発生しない。
【0018】請求項2記載の発明は、前記陽極と前記水
室との間に、陽イオン交換膜が設置され、前記陰極と前
記水室との間に、陰イオン交換膜と陽イオン交換膜とを
中間層を介して貼り合せたバイポーラ膜が設置されてい
ることを特徴とする。以上のような請求項2記載の発明
では、海水等の塩水が水室に供給されると、陽極と陽イ
オン交換膜の界面で、陽イオン交換膜の中の水が反応し
て酸素を得ることができる。バイポーラ膜の中間層にお
いては、水が反応して水素イオンが発生し、この水素イ
オンは、バイポーラ膜の陽イオン交換膜を通って陰極と
の界面に移動し、陰イオン交換膜中の電子と反応して水
素を得ることができる。塩水中の塩素イオンは陽イオン
交換膜中を通って陽極に達することはできないので、塩
素は発生しない。
室との間に、陽イオン交換膜が設置され、前記陰極と前
記水室との間に、陰イオン交換膜と陽イオン交換膜とを
中間層を介して貼り合せたバイポーラ膜が設置されてい
ることを特徴とする。以上のような請求項2記載の発明
では、海水等の塩水が水室に供給されると、陽極と陽イ
オン交換膜の界面で、陽イオン交換膜の中の水が反応し
て酸素を得ることができる。バイポーラ膜の中間層にお
いては、水が反応して水素イオンが発生し、この水素イ
オンは、バイポーラ膜の陽イオン交換膜を通って陰極と
の界面に移動し、陰イオン交換膜中の電子と反応して水
素を得ることができる。塩水中の塩素イオンは陽イオン
交換膜中を通って陽極に達することはできないので、塩
素は発生しない。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項2記載の水
素発生装置において、前記バイポーラ膜中の陰イオン交
換膜側が、前記水室側に向いていることを特徴とする。
以上のような請求項3記載の発明では、陰イオン交換膜
が水室側に設けられているので、塩水中にカルシウムイ
オンやマグネシウムイオン等の陽イオンが含まれている
場合でも、これらの陽イオンはバイポーラ膜中の陰イオ
ン交換膜中に進入できず、膜の機能は低下しない。
素発生装置において、前記バイポーラ膜中の陰イオン交
換膜側が、前記水室側に向いていることを特徴とする。
以上のような請求項3記載の発明では、陰イオン交換膜
が水室側に設けられているので、塩水中にカルシウムイ
オンやマグネシウムイオン等の陽イオンが含まれている
場合でも、これらの陽イオンはバイポーラ膜中の陰イオ
ン交換膜中に進入できず、膜の機能は低下しない。
【0020】請求項4記載の発明は、前記陽極と前記水
室との間に、陽イオン交換膜が設置され、前記陰極と前
記水室との間に、陽イオン交換膜の片面に陰イオン交換
層が形成された水素イオン選択透過膜が設置されている
ことを特徴とする。以上のような請求項4記載の発明で
は、海水等の塩水が水室に供給されると、陽極と陽イオ
ン交換膜の界面で、陽イオン交換膜中の水が反応して、
酸素を得ることができる。水素イオンは、陽イオン交換
膜中を通って水室に移動し、さらに、水素イオン選択透
過膜中を通って陰極へ移動し、電子と反応して水素を得
ることができる。塩水中の塩素イオンは陽イオン交換膜
中を通って陽極に達することはできないので、塩素は発
生しない。
室との間に、陽イオン交換膜が設置され、前記陰極と前
記水室との間に、陽イオン交換膜の片面に陰イオン交換
層が形成された水素イオン選択透過膜が設置されている
ことを特徴とする。以上のような請求項4記載の発明で
は、海水等の塩水が水室に供給されると、陽極と陽イオ
ン交換膜の界面で、陽イオン交換膜中の水が反応して、
酸素を得ることができる。水素イオンは、陽イオン交換
膜中を通って水室に移動し、さらに、水素イオン選択透
過膜中を通って陰極へ移動し、電子と反応して水素を得
ることができる。塩水中の塩素イオンは陽イオン交換膜
中を通って陽極に達することはできないので、塩素は発
生しない。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項4記載の水
素発生装置において、前記水素イオン選択透過膜の陰イ
オン交換層側が、前記水室側に向いていることを特徴と
する。以上のような請求項5記載の発明では、陰イオン
交換層が水室側に向いているので、塩水中にカルシウム
イオンやマグネシウムイオン等の陽イオンが含まれてい
る場合でも、これらの陽イオンは水素イオン選択透過膜
の陰イオン交換層中に進入できないので膜の機能は低下
しない。
素発生装置において、前記水素イオン選択透過膜の陰イ
オン交換層側が、前記水室側に向いていることを特徴と
する。以上のような請求項5記載の発明では、陰イオン
交換層が水室側に向いているので、塩水中にカルシウム
イオンやマグネシウムイオン等の陽イオンが含まれてい
る場合でも、これらの陽イオンは水素イオン選択透過膜
の陰イオン交換層中に進入できないので膜の機能は低下
しない。
【0022】
【発明の実施の形態】(1)第1の実施の形態
(構成)
請求項1記載の発明に対応する一つの実施の形態を、図
1を参照して以下に説明する。すなわち、本実施の形態
は、電源を有する外部回路21に、陽極1及び陰極2が
接続されている。そして、陽極1と陰極2とで挟まれた
空間には、塩水室7が形成されている。陽極1と塩水室
7の間には、陽イオン交換膜3が設置され、陰極2と塩
水室7の間には、陰イオン交換膜4が設置されている。
陽極1の陽イオン交換膜3と反対側には、陽極室5が形
成され、陰極2の陰イオン交換膜4と反対側には、陰極
室6が形成されている。陽極1としては、固体高分子電
解質純水電気分解の陽極、例えば、白金メッキチタン繊
維焼結体に二酸化イリジウム等の触媒層を形成したもの
をそのまま用いることができる。
1を参照して以下に説明する。すなわち、本実施の形態
は、電源を有する外部回路21に、陽極1及び陰極2が
接続されている。そして、陽極1と陰極2とで挟まれた
空間には、塩水室7が形成されている。陽極1と塩水室
7の間には、陽イオン交換膜3が設置され、陰極2と塩
水室7の間には、陰イオン交換膜4が設置されている。
陽極1の陽イオン交換膜3と反対側には、陽極室5が形
成され、陰極2の陰イオン交換膜4と反対側には、陰極
室6が形成されている。陽極1としては、固体高分子電
解質純水電気分解の陽極、例えば、白金メッキチタン繊
維焼結体に二酸化イリジウム等の触媒層を形成したもの
をそのまま用いることができる。
【0023】(作用)以上のような本実施の形態の作用
は以下の通りである。すなわち、海水等の塩水17は塩
水室7に供給される。陽極1と陽イオン交換膜3の界面
では、陽イオン交換膜3中の水が反応して、上記の従来
技術で示した式1のようになり、陽極室5から酸素15
を得ることができる。
は以下の通りである。すなわち、海水等の塩水17は塩
水室7に供給される。陽極1と陽イオン交換膜3の界面
では、陽イオン交換膜3中の水が反応して、上記の従来
技術で示した式1のようになり、陽極室5から酸素15
を得ることができる。
【0024】水素イオン( 4H+ ) は、陽イオン交換膜
3中を通って塩水室7へ、電子( 4e- ) は、外部回路
21を通って陰極2に移動する。一方、陰極2と陰イオ
ン交換膜4の界面では、陰イオン交換膜4中の水と外部
回路21を通って移動した電子が反応して、上記の従来
技術で示した式4のようになり、陰極室6から水素16
を得ることができる。そして、水酸化物イオン(4OH
- )は、陰イオン交換膜4を通って塩水室7に移動す
る。塩水室7においては、次の式5の反応で水が生じ
る。
3中を通って塩水室7へ、電子( 4e- ) は、外部回路
21を通って陰極2に移動する。一方、陰極2と陰イオ
ン交換膜4の界面では、陰イオン交換膜4中の水と外部
回路21を通って移動した電子が反応して、上記の従来
技術で示した式4のようになり、陰極室6から水素16
を得ることができる。そして、水酸化物イオン(4OH
- )は、陰イオン交換膜4を通って塩水室7に移動す
る。塩水室7においては、次の式5の反応で水が生じ
る。
【数5】
4H+ +4OH- →4H2 O …式5
【0025】全体としては、塩水室7中の水が2モル消
費されると、陽極室5で酸素が1モル、陰極室6で水素
が2モル発生する。塩水室7の出口からは濃塩水18が
取り出される。塩水中の塩素イオンは陽イオン交換膜3
中を通って陽極1に達することはできないので、塩素は
発生しない。
費されると、陽極室5で酸素が1モル、陰極室6で水素
が2モル発生する。塩水室7の出口からは濃塩水18が
取り出される。塩水中の塩素イオンは陽イオン交換膜3
中を通って陽極1に達することはできないので、塩素は
発生しない。
【0026】また、塩水中にカルシウムイオン(C
a2+)やマグネシウムイオン(Mg2+)等の2価の陽イ
オンが含まれている場合でも、これらの陽イオンは陰イ
オン交換膜4中には進入できないので膜の機能は低下せ
ず、供給された塩水のpHも電気分解によって変化しな
いので塩水中に沈殿が生じることもない。
a2+)やマグネシウムイオン(Mg2+)等の2価の陽イ
オンが含まれている場合でも、これらの陽イオンは陰イ
オン交換膜4中には進入できないので膜の機能は低下せ
ず、供給された塩水のpHも電気分解によって変化しな
いので塩水中に沈殿が生じることもない。
【0027】(効果)以上のような本実施の形態の効果
は以下の通りである。すなわち、システムを複雑化する
淡水化装置及び純粋装置を不要とし、製造の難しい酸素
選択発生陽極を用いなくても、塩素の発生を抑えること
ができるので、安価且つ単純な構成で、安全性の確保と
機器の腐食防止が可能となる。
は以下の通りである。すなわち、システムを複雑化する
淡水化装置及び純粋装置を不要とし、製造の難しい酸素
選択発生陽極を用いなくても、塩素の発生を抑えること
ができるので、安価且つ単純な構成で、安全性の確保と
機器の腐食防止が可能となる。
【0028】また、塩水中のイオンによっても膜の機能
は低下せず、塩水中に沈殿が生じることもないので、長
期に亘って安定した性能を維持することができる。
は低下せず、塩水中に沈殿が生じることもないので、長
期に亘って安定した性能を維持することができる。
【0029】(2)第2の実施の形態
(構成)請求項2及び請求項3記載の発明に対応する一
つの実施の形態を、図2を参照して以下に説明する。す
なわち、本実施の形態は、陰極2と塩水室7との間に、
陰イオン交換膜14と陽イオン交換膜13を特殊な中間
層12を介して貼り合せたバイポーラ膜8が設置されて
いる。そして、バイポーラ膜8の陰イオン交換膜14側
が、塩水室7側に向いている。その他の構成は、上記の
第1の実施の形態と同様である。
つの実施の形態を、図2を参照して以下に説明する。す
なわち、本実施の形態は、陰極2と塩水室7との間に、
陰イオン交換膜14と陽イオン交換膜13を特殊な中間
層12を介して貼り合せたバイポーラ膜8が設置されて
いる。そして、バイポーラ膜8の陰イオン交換膜14側
が、塩水室7側に向いている。その他の構成は、上記の
第1の実施の形態と同様である。
【0030】(作用効果)以上のような本実施の形態の
作用効果は以下の通りである。すなわち、海水等の塩水
17は塩水室7に供給される。陽極1と陽イオン交換膜
3の界面では、陽イオン交換膜3の中の水が反応して、
上記の従来技術で示した式1のようになり、陽極室5か
ら酸素15を得ることができる。水素イオン(4H+ )
は陽イオン交換膜3中を通って塩水室7へ、電子(4e
- )は外部回路21を通って陰極2に移動する。一方、
バイポーラ膜8の中間層12においては、水が反応して
次の式6のようになる。
作用効果は以下の通りである。すなわち、海水等の塩水
17は塩水室7に供給される。陽極1と陽イオン交換膜
3の界面では、陽イオン交換膜3の中の水が反応して、
上記の従来技術で示した式1のようになり、陽極室5か
ら酸素15を得ることができる。水素イオン(4H+ )
は陽イオン交換膜3中を通って塩水室7へ、電子(4e
- )は外部回路21を通って陰極2に移動する。一方、
バイポーラ膜8の中間層12においては、水が反応して
次の式6のようになる。
【数6】
4H2 O→4H+ +4OH- …式6
【0031】水素イオン(4H+ )は、バイポーラ膜8
中の陽イオン交換膜13を通って陰極2との界面に移動
し、陽極1から外部回路21を通って移動してきた電子
を受けとって、上記の従来技術で示した式2のような反
応が生じるので、陰極室6から水素16を得ることがで
きる。また、水酸化物イオン(4OH- )は、バイポー
ラ膜8中の陰イオン交換膜14を通って塩水室7に移動
する。塩水室7では、上記の式5の反応で水が生じる。
中の陽イオン交換膜13を通って陰極2との界面に移動
し、陽極1から外部回路21を通って移動してきた電子
を受けとって、上記の従来技術で示した式2のような反
応が生じるので、陰極室6から水素16を得ることがで
きる。また、水酸化物イオン(4OH- )は、バイポー
ラ膜8中の陰イオン交換膜14を通って塩水室7に移動
する。塩水室7では、上記の式5の反応で水が生じる。
【0032】全体としては、塩水室7中の水が2モル消
費されると、陽極室5で酸素15が1モル、陰極室6で
水素16が2モル発生する。塩水室7の出口からは濃塩
水18が取り出される。塩水中の塩素イオンは陽イオン
交換膜3中を通って陽極1に達することはできないの
で、製造の難しい酸素選択発生陽極11を用いなくても
塩素は発生しない。従って、第1の実施の形態と同様
に、安価且つ単純な構成で、安全性の確保と機器の腐食
防止が可能となる。
費されると、陽極室5で酸素15が1モル、陰極室6で
水素16が2モル発生する。塩水室7の出口からは濃塩
水18が取り出される。塩水中の塩素イオンは陽イオン
交換膜3中を通って陽極1に達することはできないの
で、製造の難しい酸素選択発生陽極11を用いなくても
塩素は発生しない。従って、第1の実施の形態と同様
に、安価且つ単純な構成で、安全性の確保と機器の腐食
防止が可能となる。
【0033】また、塩水中にカルシウムイオン(C
a2+)やマグネシウムイオン(Mg2+)等の2価の陽イ
オンが含まれている場合でも、これらの陽イオンはバイ
ポーラ膜8中の陰イオン交換膜14中には進入できない
ので膜の機能は低下せず、供給された塩水のpHも電気
分解によって変化しないので塩水中に沈殿が生じること
もない。従って、第1の実施の形態と同様に、長期に亘
って安定した性能を維持することができる。
a2+)やマグネシウムイオン(Mg2+)等の2価の陽イ
オンが含まれている場合でも、これらの陽イオンはバイ
ポーラ膜8中の陰イオン交換膜14中には進入できない
ので膜の機能は低下せず、供給された塩水のpHも電気
分解によって変化しないので塩水中に沈殿が生じること
もない。従って、第1の実施の形態と同様に、長期に亘
って安定した性能を維持することができる。
【0034】(3)第3の実施の形態
(構成)請求項4及び請求項5記載の発明に対応する一
つの実施の形態を、図3を参照して以下に説明する。す
なわち、本実施の形態は、陰極2と塩水室7の間に、陽
イオン交換膜の片面に陰イオン交換層が形成された水素
イオン選択透過膜9が設置されている。その他の構成
は、上記の第1の実施の形態と同様である。
つの実施の形態を、図3を参照して以下に説明する。す
なわち、本実施の形態は、陰極2と塩水室7の間に、陽
イオン交換膜の片面に陰イオン交換層が形成された水素
イオン選択透過膜9が設置されている。その他の構成
は、上記の第1の実施の形態と同様である。
【0035】(作用効果)以上のような本実施の形態の
作用効果は以下の通りである。すなわち、海水等の塩水
17は、塩水室7に供給される。陽極1と陽イオン交換
膜3の界面では、陽イオン交換膜3中の水が反応して、
上記の従来技術で示した式1のようになり、陽極室5か
ら酸素15を得ることができる。
作用効果は以下の通りである。すなわち、海水等の塩水
17は、塩水室7に供給される。陽極1と陽イオン交換
膜3の界面では、陽イオン交換膜3中の水が反応して、
上記の従来技術で示した式1のようになり、陽極室5か
ら酸素15を得ることができる。
【0036】水素イオン(4H+ )は陽イオン交換膜3
中を通って塩水室7へ、電子(4e- )は外部回路21
を通って陰極2に移動する。陽イオン交換膜3中を通っ
て塩水室7に移動した水素イオンは、さらに水素イオン
選択透過膜9中を通って陰極2に移動し、陽極1から外
部回路21を通って移動してきた電子を受けとって、上
記の従来技術で示した式2のような反応が生じるので、
陰極室6から水素16を得ることができる。
中を通って塩水室7へ、電子(4e- )は外部回路21
を通って陰極2に移動する。陽イオン交換膜3中を通っ
て塩水室7に移動した水素イオンは、さらに水素イオン
選択透過膜9中を通って陰極2に移動し、陽極1から外
部回路21を通って移動してきた電子を受けとって、上
記の従来技術で示した式2のような反応が生じるので、
陰極室6から水素16を得ることができる。
【0037】全体としては、塩水室7中の水が2モル消
費されると、陽極室5で酸素15が1モル、陰極室6で
水素16が2モル発生する。塩水室7の出口からは濃塩
水18が取り出される。塩水中の塩素イオンは陽イオン
交換膜3中を通って陽極1に達することはできないの
で、製造の難しい酸素選択発生陽極11を用いなくても
塩素は発生しない。従って、第1の実施の形態と同様
に、安価且つ単純な構成で、安全性の確保と機器の腐食
防止が可能となる。
費されると、陽極室5で酸素15が1モル、陰極室6で
水素16が2モル発生する。塩水室7の出口からは濃塩
水18が取り出される。塩水中の塩素イオンは陽イオン
交換膜3中を通って陽極1に達することはできないの
で、製造の難しい酸素選択発生陽極11を用いなくても
塩素は発生しない。従って、第1の実施の形態と同様
に、安価且つ単純な構成で、安全性の確保と機器の腐食
防止が可能となる。
【0038】また、塩水中にカルシウムイオン(C
a2+)やマグネシウムイオン(Mg2+)等の2価の陽イ
オンが含まれている場合でも、これらの陽イオンは、水
素イオン選択透過膜9の陰イオン交換層中に進入できな
いので膜の機能は低下せず、供給された塩水のpHも電
気分解によって変化しないので塩水中に沈殿が生じるこ
ともない。従って、第1の実施の形態と同様に、長期に
亘って安定した性能を維持することができる。
a2+)やマグネシウムイオン(Mg2+)等の2価の陽イ
オンが含まれている場合でも、これらの陽イオンは、水
素イオン選択透過膜9の陰イオン交換層中に進入できな
いので膜の機能は低下せず、供給された塩水のpHも電
気分解によって変化しないので塩水中に沈殿が生じるこ
ともない。従って、第1の実施の形態と同様に、長期に
亘って安定した性能を維持することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製造の容易な陽極を用い、海水を淡水化、純水化せずに
供給して電気分解しても、塩素等の有害な副生成物を生
じることのない水素発生装置を提供することができる。
製造の容易な陽極を用い、海水を淡水化、純水化せずに
供給して電気分解しても、塩素等の有害な副生成物を生
じることのない水素発生装置を提供することができる。
【図1】本発明の水素発生装置の第1の実施の形態を示
す概念図である。
す概念図である。
【図2】本発明の水素発生装置の第2の実施の形態を示
す概念図である。
す概念図である。
【図3】本発明の水素発生装置の第3の実施の形態を示
す概念図である。
す概念図である。
【図4】固体高分子電解質膜純水電気分解による水素発
生装置の一例を示す概念図である。
生装置の一例を示す概念図である。
【図5】酸素選択発生陽極を用いた隔膜式海水電気分解
による水素発生装置の一例を示す概念図である。
による水素発生装置の一例を示す概念図である。
1…陽極
2…陰極
3,13…陽イオン交換膜
4,14…陰イオン交換膜
5…陽極室
6…陰極室
7…塩水室
8…バイポーラ膜
9…水素イオン選択透過膜
10…隔膜
11…酸素選択発生陽極
12…中間層
15…酸素
16…水素
17…海水等の塩水
18…濃塩水
19…酸
20…アルカリ
21…外部回路
22…純水装置
23…淡水化装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 村田 圭治
神奈川県川崎市川崎区浮島町4番1号 株
式会社東芝電力・産業システム技術開発セ
ンター内
Fターム(参考) 4K021 AA01 BA03 BB01 DA13 DB31
DB36
Claims (5)
- 【請求項1】 電源に接続された陽極及び陰極を有し、
前記陽極と前記陰極とによって挟まれた空間に、電気分
解のための水を受け入れる水室が設けられた水素発生装
置において、 前記陽極と前記水室との間に、陽イオン交換膜が設置さ
れ、 前記陰極と前記水室との間に、陰イオン交換膜が設置さ
れていることを特徴とする水素発生装置。 - 【請求項2】 電源に接続された陽極及び陰極を有し、
前記陽極と前記陰極とによって挟まれた空間に、電気分
解のための水を受け入れる水室が設けられた水素発生装
置において、 前記陽極と前記水室との間に、陽イオン交換膜が設置さ
れ、 前記陰極と前記水室との間に、陰イオン交換膜と陽イオ
ン交換膜とを中間層を介して貼り合せたバイポーラ膜が
設置されていることを特徴とする水素発生装置。 - 【請求項3】 前記バイポーラ膜中の陰イオン交換膜側
が、前記水室側に向いていることを特徴とする請求項2
記載の水素発生装置。 - 【請求項4】 電源に接続された陽極及び陰極を有し、
前記陽極と前記陰極とによって挟まれた空間に、電気分
解のための水を受け入れる水室が設けられた水素発生装
置において、 前記陽極と前記水室との間に、陽イオン交換膜が設置さ
れ、 前記陰極と前記水室との間に、陽イオン交換膜の片面に
陰イオン交換層が形成された水素イオン選択透過膜が設
置されていることを特徴とする水素発生装置。 - 【請求項5】 前記水素イオン選択透過膜の陰イオン交
換層側が、前記水室側に向いていることを特徴とする請
求項4記載の水素発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10236048A JP2000064080A (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | 水素発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10236048A JP2000064080A (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | 水素発生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000064080A true JP2000064080A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=16994988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10236048A Pending JP2000064080A (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | 水素発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000064080A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100485500B1 (ko) * | 2002-06-07 | 2005-04-29 | 박근원 | 해수 담수화 장치 |
| US7285343B2 (en) | 2003-06-20 | 2007-10-23 | Daido Metal Company Ltd. | Bonded membrane-electrode assembly having water-electrolyzing and power-generating functions, and fuel cell system provided with water electrolyzer using the same |
| US7323089B2 (en) | 2003-05-29 | 2008-01-29 | Daido Metal Company Ltd. | Bonded membrane-electrode assembly for electrolysis of water and water electrolyzer using the same |
| JP2012505961A (ja) * | 2008-10-15 | 2012-03-08 | ザ ユニバーシティー オブ クイーンズランド | 過酸化水素の製造 |
| KR101436139B1 (ko) | 2012-09-14 | 2014-09-01 | (주) 테크윈 | 차아염소산용액 생성용 염수의 전기분해장치 |
| JP2016102245A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 株式会社東芝 | 光電気化学反応装置 |
| CN113957465A (zh) * | 2021-11-16 | 2022-01-21 | 成都工业学院 | 一种电解制氢耦合降解有机物废水装置 |
| WO2023003276A1 (ko) * | 2021-07-19 | 2023-01-26 | 울산과학기술원 | 담수화 에너지 소모량 감소를 위한 이차 전지 |
| WO2023030551A1 (zh) * | 2021-09-01 | 2023-03-09 | 深圳大学 | 海水无淡化原位直接电解制氢方法、装置及系统 |
-
1998
- 1998-08-21 JP JP10236048A patent/JP2000064080A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100485500B1 (ko) * | 2002-06-07 | 2005-04-29 | 박근원 | 해수 담수화 장치 |
| US7323089B2 (en) | 2003-05-29 | 2008-01-29 | Daido Metal Company Ltd. | Bonded membrane-electrode assembly for electrolysis of water and water electrolyzer using the same |
| US7285343B2 (en) | 2003-06-20 | 2007-10-23 | Daido Metal Company Ltd. | Bonded membrane-electrode assembly having water-electrolyzing and power-generating functions, and fuel cell system provided with water electrolyzer using the same |
| JP2012505961A (ja) * | 2008-10-15 | 2012-03-08 | ザ ユニバーシティー オブ クイーンズランド | 過酸化水素の製造 |
| KR101436139B1 (ko) | 2012-09-14 | 2014-09-01 | (주) 테크윈 | 차아염소산용액 생성용 염수의 전기분해장치 |
| JP2016102245A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 株式会社東芝 | 光電気化学反応装置 |
| WO2016084387A1 (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 株式会社 東芝 | 光電気化学反応装置 |
| US10443136B2 (en) | 2014-11-28 | 2019-10-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electrochemical reaction device |
| WO2023003276A1 (ko) * | 2021-07-19 | 2023-01-26 | 울산과학기술원 | 담수화 에너지 소모량 감소를 위한 이차 전지 |
| WO2023030551A1 (zh) * | 2021-09-01 | 2023-03-09 | 深圳大学 | 海水无淡化原位直接电解制氢方法、装置及系统 |
| CN113957465A (zh) * | 2021-11-16 | 2022-01-21 | 成都工业学院 | 一种电解制氢耦合降解有机物废水装置 |
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