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JP2000061990A - 超薄肉部分を有するメモリーカード用ケースの射出成形方法、及び射出成形装置 - Google Patents

超薄肉部分を有するメモリーカード用ケースの射出成形方法、及び射出成形装置

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JP2000061990A
JP2000061990A JP10238628A JP23862898A JP2000061990A JP 2000061990 A JP2000061990 A JP 2000061990A JP 10238628 A JP10238628 A JP 10238628A JP 23862898 A JP23862898 A JP 23862898A JP 2000061990 A JP2000061990 A JP 2000061990A
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JP
Japan
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injection molding
case
cavity
memory card
ultra
Prior art date
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JP10238628A
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English (en)
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Inventor
Yasuhiro Matsumoto
康洋 松本
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CCI Corp
Original Assignee
CCI Corp
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Publication date
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Application granted granted Critical
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 肉厚が0.7mm以下である超薄肉部分20
2を有するメモリーカード200を構成するためのケー
ス210を確実に製造することができて、なおかつ、そ
の超薄肉部分202を全く残留応力も損傷もないものと
して成形することのできる射出成形方法及び射出成形装
置を提供すること。 【構成】 ICチップ等の超小型電子部品を外部の湿気
等から保護して搭載するための超薄肉部分を、合成樹脂
を材料として他の部分と一体成形されるメモリーカード
用ケースを射出成形するにあたって、射出成形装置によ
って形成されるキャビティの、ケースの超薄肉部分に対
応する部分に、略中央にガス抜き回路50に連通する吸
引室41を有し、三次元網目構造を有したガス抜きベン
ト40の一面を露出させて、キャビティ内に合成樹脂を
射出するに際して、ガス抜きベント40の吸引室41を
通してキャビティ内の残留エアや発生ガスを抜き取るよ
うにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形方法及び
装置に関し、特に超薄肉部分を有する樹脂成形品である
メモリーカード用ケースを射出成形するのに適した方法
及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の発達が急激になってき
ており、例えば図1に示したような音楽等のオーディオ
装置300が開発されるに至った。この図1に示したオ
ーディオ装置300は、非常に小さくて薄いメモリーカ
ード200を差し込んで使用するもので、このメモリー
カード200内に記録されているオーディオデータを読
みとり、これをイヤホーン等で聞くようにした装置であ
る。このようなオーディオ装置300において使用され
るメモリーカード200は、ICカード、スティックメ
モリーカード、あるいはスマートカード等と呼ばれてい
る一種の記録媒体であって、中に超小型のICチップ
(電子部品)を組み込んだものである。
【0003】そして、このメモリーカード200は、例
えば音楽データを2値化信号にしてICチップ内に記録
するようにしたものである。勿論、この種のメモリーカ
ード200内に記録されているデータは書き換え自在で
あり、その時に流行している曲を、またコンパクトディ
スクから読みとった曲を、約40分程度の長さで記録で
きるものである。
【0004】このようなICチップを搭載した小さなメ
モリーカード200は、データの書き換えや「やりと
り」のために、これまた小さな本体300側に抜き差し
されるものであり、非常に薄いものである。実際には、
2〜3mm程度の厚さであり、図1に示す程度の大きさ
のものである。また、このようなメモリーカード200
は、その内部にICチップを備えているものであるか
ら、湿気や汚れに対して十分な耐久性を備えていなけれ
ばならないし、手で持って装置300やデータ入力装置
に抜き差しして使用するものであるから、その取扱いを
行い易くするためのある程度の剛性を有している必要も
ある。そのために、この種のメモリーカード200は、
合成樹脂製のものとして形成することが必要であり、内
部のICチップを保護する形態としなければならないも
のである。
【0005】このようなメモリーカード200を、合成
樹脂で形成しようとすると、ICチップの収納場所の確
保と、このICチップの湿気等からの保護を十分なもの
とするための工夫が必要となることは当然である。結論
的に言えば、このメモリーカード200は、これをケー
ス化し、このケース内にICチップを搭載するようにす
るのであるが、全体を2〜3mm程度の厚さのものと
し、しかもICチップを湿気から守りながら収納場所を
確保しようとすると、当然そのケースに超薄肉部分を形
成しなければならない。
【0006】合成樹脂で超薄肉部分を有するケースを形
成するには、射出成形しかない。特に、この種のメモリ
ーカード200は、図1及び図2に示すように、本体側
に電気的に接続するための外部接続端子を有していなけ
ればならないから、この外部接続端子の部分もケース側
に予め形成しておくためには、どうしても、溶融させた
樹脂材料をキャビティ内に強制注入するという射出成形
に頼らざるを得ないのである。
【0007】溶融させた樹脂材料をキャビティ内に強制
注入することにより、キャビティと同じ形状の樹脂成形
品を形成する射出成形方法あるいは射出成形装置におい
て重要なことは、このキャビティ内に溶融した樹脂材料
が完全に充填されるようにすることである。そのため
に、樹脂成形品であるメモリーカード200を成形する
ための、この種の射出成形方法あるいは射出成形装置に
おいては、例えば特開平5−31563号公報において
示されるような「射出式金型鋳造機の金型内のガス抜き
方法及び装置」を採用することが考えられる。
【0008】この特開平5−31563号公報のガス抜
き方法及び装置は、「射出式金型鋳造機におけるこれま
での金型内のガス抜きは、上下金型の間にキャビティか
ら金型外に向けて形成された厚さ約0.2mmのガス抜
きスリット(以下スリットと言う)により自然放出的に
行われてきた。しかし、このようなスリットによる自然
放出的なガス抜き方法では、給湯管から射出スリーブ内
へ溶湯時および射出スリーブから金型キャビティ内への
溶湯射出時のように溶湯が比較的高速で移動する時は、
キャビティ内の背圧を無くすようにガスを抜くには限界
があり、そのため給湯量に変動を生じたり、得られた鋳
物中にガス欠陥が見られた。また背圧を減少し易くする
ためにスリットを多く設けると湯ふきの問題を起こすこ
とがあった。」点に着目して、「上下型開き時に散布す
る離型剤によるガスベントの目づまりを極力少なくし、
吸引による金型キャビティ内のガス抜きを支障なく行う
ことができる射出式金型鋳造機の金型内のガス抜き方法
およ装置を提供すること」を目的としてなされたもので
ある。
【0009】そして、上記公報に示されたガス抜き方法
及び装置では、金型の、可動型と固定型の間に形成され
たガス抜きスリットにガスボンベを取付けるとともに、
このガスボンベに、電磁三方弁より電磁三方弁を経て吸
引装置、および電磁三方弁を介して高圧エアラインを接
続し、型開き時には電磁三方弁を操作してエア吹き出し
状態とし、型締め開始と同時に電磁三方弁及びを操作し
て給湯時背圧がゼロとなるように一定量の1次吸引を行
ない、射出チップが給湯孔を閉じた後、さらに吸引量を
増すように2次吸引を行なう」という構成を採用するこ
とにより、「製品品質の均一性が高まり、ガス欠陥発生
が防止された鋳造品が得られる」という効果を発揮する
ものであると考えられる。
【0010】しかしながら、本発明者等の検討による
と、以上のような方法・装置では、例えば、図1〜図4
に示したような超薄肉部分202を有するメモリーカー
ド200の成形は行えないことが判明したのである。図
1〜図4に示したメモリーカード200の超薄肉部分2
02は、上述したICチップが搭載されて、このICチ
ップを外部からの湿気や汚れから保護することになる部
分であり、しかも外部から手で触れても中のICチップ
に悪影響がないようにする部分なのであるが、この超薄
肉部分202は、上述したように、0.7mm以下と、
非常に薄肉の部分とする必要がある。
【0011】また、図1〜図4に示したようなメモリー
カード200では、超薄肉部分202と同時に極薄では
ない部分も同時に形成しなければならないのが普通であ
る。何故なら、超薄肉部分202のみで必要な機能を有
するメモリーカード200とすることができないからで
あり、図1〜図4に示したようなメモリーカードであれ
ば、裏表両ケースを一体化するための部分や、外部接続
端子を露出させる部分も必要となるからである。
【0012】以上のような超薄肉部分202を有するメ
モリーカード200を、従来のガス抜き方法を採用して
射出成形しようとすると、超薄肉部分202以外の部分
のガス抜きは十分行えても、キャビティの超薄肉部分2
02となる部分のガス抜きが十分行えないことになり、
このキャビティの超薄肉部分202となる部分に樹脂材
料を注入することは殆ど不可能なのである。特に、この
ようなメモリーカード200を短時間(例えば十数秒)
内に成形することは、従来の技術では、殆ど不可能であ
ったのである。
【0013】そこで、本発明者等は、0.7mm以下の
超薄肉部分202を有するメモリーカード200を射出
成形するにあたって、超薄肉部分202にも十分樹脂材
料が行きわたるようにするにはどうしたらよいか、につ
いて種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したので
ある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の経緯
に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題
は、肉厚が0.7mm以下である超薄肉部分202を有
するメモリーカード200を構成するためのケース21
0を確実に製造することができて、なおかつ、その超薄
肉部分202を全く残留応力も損傷もないものとして成
形することのできる射出成形方法及び射出成形装置を提
供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、後述す
る実施の形態の説明中において使用する符号を付して説
明すると、「ICチップ等の超小型電子部品を外部の湿
気等から保護して搭載するための超薄肉部分202を、
合成樹脂を材料として他の部分と一体成形されるメモリ
ーカード用ケース210を射出成形するにあたって、射
出成形装置100によって形成されるキャビティ30
の、ケース210の超薄肉部分202に対応する部分
に、略中央にガス抜き回路50に連通する吸引室41を
有し、三次元網目構造を有したガス抜きベント40の一
面を露出させて、キャビティ30内に合成樹脂を射出す
るに際して、ガス抜きベント40の吸引室41を通して
キャビティ30内の残留エアや発生ガスを抜き取るよう
にしたことを特徴とする超薄肉部分202を有するメモ
リーカード用ケース210の射出成形方法」である。
【0016】すなわち、この請求項1に係るメモリーカ
ード用ケース210の射出成形方法では、一般的な射出
成形技術の大枠部分を採用しながらも、ケース210お
よびその超薄肉部分202を確実に成形することができ
るようにしたものであり、そのために、図11及び図1
2に示すような、吸引室41を有したガス抜きベント4
0を使用するようにしたのである。
【0017】このガス抜きベント40は、例えば金属の
細かな粉体を押し固めて焼成される所謂燒結金属によっ
て形成したものであって、その内部には、三次元網目構
造の通気路が形成されているものである。このため、こ
のガス抜きベント40の一面をキャビティ30内に露出
させるようにするとともに、このガス抜きベント40の
略中心に形成した一つの吸引室41にガス抜き回路50
を接続するようにすれば、キャビティ30内の空気や合
成樹脂材料が溶融する際に発生するガスの外部への排出
を、このガス抜きベント40の吸引室41を通して簡単
に行うことができるのである。勿論、キャビティ30内
に露出される、ガス抜きベント40の一面は、超薄肉部
分202の形状・大きさに応じて変更されるものである
が、可能であれば、図2及び図3に示したケース210
の全体に配置するようにしてもよい。
【0018】このようなガス抜きベント40が、キャビ
ティ30内の、ケース210に超薄肉部分202を形成
しなければならないという重要な部分に、その一面を露
出させておかれることは、その反対面に開口している吸
引室41からガス抜き回路50を通してガス抜きが行わ
れる際に、このガス抜きベント40のキャビティ30内
での露出面全体が、キャビティ30内の空気やガス抜き
を行うことになることを意味している。つまり、このガ
ス抜きベント40の表面には、空気やガスを吸引室41
内に通すための小さな「吸引孔」が多数開口しているも
のであるが、これらの吸引孔は、空気やガスよりも粘性
の高い溶融樹脂を通さないものとなっており、結果とし
て、このガス抜きベント40は、溶融樹脂の、キャビテ
ィ30内の全ての箇所への流動を可能にするのである。
【0019】従って、この請求項1の射出成形方法によ
れば、キャビティ30の超薄肉部分202に該当する部
分から、当該キャビティ30内に残留している空気、あ
るいはゲート31から送り込まれてくるガス等の気体
を、吸引室41にまとめてガス抜き回路50側に送り込
むことができるのであり、キャビティ30の超薄肉部分
202に該当する部分が非常に薄いものであっても、こ
こへの溶融樹脂の流れを確実に生じさせることができる
のである。このため、この請求項1の射出成形方法によ
れば、完全な超薄肉部分202を有するケース210を
確実に製造することができるのである。
【0020】上記課題を解決するために、請求項2に係
る発明の採った手段は、上記請求項1に係る射出成形方
法について、同様に、「キャビティ30を取り囲む溝合
わせ部60を、射出成形装置100のパーティングライ
ン面に形成して、この溝合わせ部60にて気密状態を維
持するようにすることにより、キャビティ30と外部と
を遮断するようにしたこと」である。
【0021】すなわち、この請求項2の射出成形方法で
は、上記ガス抜きベント40からのガス抜きをより一層
確実にするために、外部からの空気等のガスがキャビテ
ィ30内に流入しないようにしたものであり、そのため
に、図11及び図12に示すように、キャビティ30を
取り囲む溝合わせ部60を、射出成形装置100のパー
ティングライン面に形成したのである。
【0022】従って、この請求項2の射出成形方法によ
れば、ガス抜きベント40のガス抜きを確実にすること
ができて、完全な超薄肉部分202を有するケース21
0を確実に製造することができるのである。
【0023】また、上記課題を解決するために、請求項
3に係る発明の採った手段は、請求項1または請求項2
に係る射出成形方法について、同様に、「ガス抜き回路
50を、キャビティ30外にも連通させるようにしたこ
と」である。
【0024】すなわち、この請求項3の射出成形方法で
は、上記ガス抜きベント40からのガス抜きをより一層
確実にするために、外部からの空気等のガスがキャビテ
ィ30内に流入しないようにしたものであり、そのため
に、ガス抜き回路50を、キャビティ30外にも連通さ
せるようにしたのである。
【0025】従って、この請求項3の射出成形方法によ
れば、ガス抜きベント40のガス抜きを確実にすること
ができて、完全な超薄肉部分202を有するケース21
0を確実に製造することができるのである。
【0026】上記課題を解決するために、請求項4に係
る発明の採った手段は、請求項1〜請求項3のいずれか
に記載の射出成形方法について、「キャビティ30内へ
の樹脂注入を、当該キャビティ30直前の部分における
樹脂圧力によって制御するようにしたこと」である。
【0027】すなわち、この請求項4の射出成形方法で
は、これを実施するための射出成形装置100につい
て、図6に示すように、ゲート31からの溶融樹脂の圧
力を検知するための圧力センサー70を、各キャビティ
30の略直前に配置して、この圧力センサー70からの
信号によって樹脂の注入時期の調整を行うようにしたの
である。これにより、非常に小さな空間であるキャビテ
ィ30内への溶融樹脂の充填を効果的に行うことができ
るのであり、材料の無駄な使用を防止することができる
のである。
【0028】従って、この請求項4の射出成形方法によ
れば、使用樹脂量や、キャビティ30の超薄肉部分20
2に該当する部分への樹脂流れを良好に調整することが
できるのであり、完全な超薄肉部分202を有するケー
ス210を確実に製造することができるのである。
【0029】また、上記課題を解決するために、請求項
5に係る発明の採った手段は、請求項1〜請求項4のい
ずれかに記載の射出成形方法について、「射出成形装置
100からメモリーカード用ケース210を取り出すに
際して、メモリーカード用ケース210とそのランナー
部分220とを切り離すようにしたこと」である。
【0030】一般に、射出成形された樹脂製品は、その
成形型から取り出さなければならないが、ゲート31か
ら各キャビティ30に至るまでの間に、残留している樹
脂が硬化してランナー部分220が形成される。このラ
ンナー部分220は、ケース210という製品の外側に
くっついた言わば無駄な部分であるため、これをキャビ
ティ30からのケース210の取り出しに際して、同時
に切り離すようにしたものである。
【0031】従って、この請求項5の射出成形方法によ
れば、工程の無駄なくケース210を成形することがで
きる。勿論、この請求項5の射出成形方法は、上記請求
項1〜請求項4のいずれかに記載の射出成形方法に関連
するものであるから、完全な超薄肉部分202を有する
ケース210を確実に製造することができることは言う
までもない。
【0032】さて、上記課題を解決するために、請求項
6に係る発明の採った手段は、請求項1〜請求項5のい
ずれかに記載の射出成形方法について、「メモリーカー
ド用ケース210の、ランナー部分220の先端が位置
する箇所に、当該ランナー部分220との切り離しを確
実にするための凹部203を形成しておくようにしたこ
と」である。
【0033】ケース210の形態としては、種々なもの
が考えられるのであるが、本発明では、図2等に示すよ
うに、メモリーカード用ケース210の、ランナー部分
220の先端が位置する箇所に凹部203を形成するよ
うにしたものである。これにより、この請求項6の成形
方法では、凹部203の存在によって、ランナー部分2
20との切り離しを行うための切断刃81等の挿入が容
易となり、完全な超薄肉部分202を有するケース21
0を確実に製造することができる。
【0034】そして、上記課題を解決するために、請求
項7に係る発明の採った手段は、請求項1〜請求項6の
いずれかに記載の射出成形方法について、「射出成形装
置100の全体を真空タンク90内に収納しておいて、
その成形作業を行うようにしたこと」である。
【0035】射出成形装置100を真空タンク90内に
配置すれば、各キャビティ30内への外気の浸入が阻止
されるから、キャビティ30内のガス抜きベント40に
よるガス抜きは、当然のことながら確実になされる。従
って、この請求項7の成形方法によれば、完全な超薄肉
部分202を有するケース210を確実に製造すること
ができるのである。
【0036】以上は、射出成形方法に関連する説明であ
ったが、以下からは、上記各成形方法を具体的に行うた
めの射出成形装置100に関するものである。すなわ
ち、上記課題を解決するために、請求項8に係る発明の
採った手段は、後述する実施の形態の説明中で使用する
符号を付して説明すると、「ICチップ等の超小型電子
部品を外部の湿気等から保護して搭載するための超薄肉
部分202を、他の部分と一体的に成形される合成樹脂
を材料としたメモリーカード用ケース210を射出成形
するための射出成形装置100であって、これによって
形成されるキャビティ30の、ケース210の超薄肉部
分202に対応する部分に、三次元網目構造を有したガ
ス抜きベント40の一面を露出させるとともに、このガ
ス抜きベント40の略中央にガス抜き回路50に連通す
る吸引室41を形成し、キャビティ30内に合成樹脂を
射出するに際して、ガス抜きベント40の吸引室41を
通してキャビティ30内の残留エアや発生ガスを抜き取
り得るようにしたことを特徴とする超薄肉部分202を
有するメモリーカード用ケース210の射出成形装置1
00」である。
【0037】すなわち、この請求項8に係るメモリーカ
ード用ケース210の射出成形装置100では、前述し
た射出成形方法と同様に、一般的な射出成形装置の構造
を採用しながらも、ケース210およびその超薄肉部分
202を確実に成形することができるようにしたもので
あり、そのために、図11及び図12に示すような、吸
引室41を有したガス抜きベント40を使用するように
したのである。
【0038】このガス抜きベント40は、その一面をキ
ャビティ30内に露出させるとともに、その周囲を上型
10または下型20の基部によって包み込んで、このガ
ス抜きベント40の略中心に一つの吸引室41を形成し
たものである。そして、この吸引室41に、図7及び図
8に示したガス抜き回路50を接続するようしたもので
ある。このガス抜きベント40の表面には、空気やガス
を吸引室41内に通すための小さな「吸引孔」が多数開
口しており、これらの吸引孔は、空気やガスよりも粘性
の高い溶融樹脂を通さないものである。勿論、キャビテ
ィ30内に露出されるガス抜きベント40の面は、超薄
肉部分202の形状・大きさに応じて変更されるもので
あるが、可能であれば、図2及び図3に示したケース2
10の全体に位置するようにしてもよい。
【0039】このようなガス抜きベント40が、キャビ
ティ30内の、ケース210に超薄肉部分202を形成
しなければならないという重要な部分に、その一面を露
出させておかれることは、その反対面に開口している吸
引室41からガス抜き回路50を通してガス抜きが行わ
れる際に、このガス抜きベント40のキャビティ30内
での露出面全体が、キャビティ30内の空気やガス抜き
を行うことになることを意味している。つまり、このガ
ス抜きベント40は、溶融樹脂の、キャビティ30内の
全ての箇所への流動を可能にするものである。
【0040】従って、この請求項8の射出成形装置10
0によれば、キャビティ30の超薄肉部分202に該当
する部分から、当該キャビティ30内に残留している空
気、あるいはゲート31から送り込まれてくるガス等の
気体を、吸引室41にまとめてガス抜き回路50側に送
り込むことができるのであり、キャビティ30の超薄肉
部分202に該当する部分が非常に薄いものであって
も、ここへの溶融樹脂の流れを確実に生じさせることが
できるのである。このため、この請求項8の射出成形装
置100によれば、完全な超薄肉部分202を有するケ
ース210を確実に製造することができるのである。
【0041】請求項9に係る発明の採った手段は、上記
請求項8に係る射出成形装置100について、「射出成
形装置100のパーティングライン面にキャビティ30
を取り囲む溝合わせ部60を形成し、この溝合わせ部6
0に真空グリス等の気密維持部材61を塗布または嵌合
して、キャビティ30と外部とを遮断するようにしたこ
と」である。
【0042】すなわち、この請求項9に係る射出成形装
置100では、図11及び図12に示したように、上型
10または下型20のパーティングライン面に、キャビ
ティ30を取り囲む溝合わせ部60を形成し、この溝合
わせ部60に真空グリス等の気密維持部材61を塗布す
るか、あるいはシリコンパッキングまたはゴムパッキン
グ等の気密維持部材61を嵌合して、キャビティ30と
外部とを遮断するようにしたものである。
【0043】すなわち、この請求項9の射出成形装置1
00は、上記ガス抜きベント40からのガス抜きをより
一層確実にするために、キャビティ30を取り囲む溝合
わせ部60を、射出成形装置100のパーティングライ
ン面に形成したのである。
【0044】従って、この請求項9の射出成形装置10
0によれば、外部からの空気等のガスがキャビティ30
内に流入しないようにすることができ、ガス抜きベント
40による各キャビティ30内のガス抜きを確実にする
ことができて、完全な超薄肉部分202を有するケース
210を確実に製造することができるのである。
【0045】また、請求項10に係る発明の採った手段
は、上記請求項8または請求項9に係る射出成形装置1
00について、「ガス抜き回路50を、キャビティ30
外にも連通させたこと」である。
【0046】すなわち、この請求項10の射出成形装置
100では、上記ガス抜きベント40からのガス抜きを
より一層確実にするために、外部からの空気等のガスが
キャビティ30内に流入しないようにしたものであり、
そのために、図7等に示すように、ガス抜き回路50
を、キャビティ30外にも連通させるようにしたのであ
る。
【0047】従って、この請求項10の射出成形装置1
00によれば、ガス抜きベント40のガス抜きを確実に
することができて、完全な超薄肉部分202を有するケ
ース210を確実に製造することができるのである。
【0048】また、上記課題を解決するために、請求項
11に係る発明の採った手段は、上記請求項8〜請求項
10のいずれかに係る射出成形装置100について、
「キャビティ30の直前に樹脂圧力を検知する圧力セン
サー70を配置して、この圧力センサー70からの信号
によって、キャビティ30内への樹脂注入時期を制御す
るようにしたこと」である。
【0049】すなわち、この請求項11の射出成形装置
100では、図6に示すように、ゲート31からの溶融
樹脂の圧力を検知するための圧力センサー70を、各キ
ャビティ30の略直前に配置して、この圧力センサー7
0からの信号によって樹脂の注入時期の調整を行うよう
にしたのである。これにより、非常に小さな空間である
キャビティ30内への溶融樹脂の充填を効果的に行うこ
とができるのであり、材料の無駄な使用を防止すること
ができるのである。
【0050】従って、この請求項11の射出成形装置1
00によれば、使用樹脂量や、キャビティ30の超薄肉
部分202に該当する部分への樹脂流れを良好に調整で
きて、完全な超薄肉部分202を有するケース210を
確実に製造することができるのである。
【0051】さらに、請求項12に係る発明の採った手
段は、上記請求項8〜請求項11のいずれかに係る射出
成形装置100について、「射出成形装置100の、メ
モリーカード用ケース210とこれに連なるランナー部
分220の先端との間に、製品を押し出すロッド80と
共動する切断刃81を設け、射出成形装置100からメ
モリーカード用ケース210を取り出すに際して、切断
刃81によってメモリーカード用ケース210とそのラ
ンナー部分220とを切り離し得るようにしたこと」で
ある。
【0052】すなわち、この射出成形装置100では、
そのメモリーカード用ケース210とこれに連なるラン
ナー部分220の先端との間に、図6に示すように、キ
ャビティ30と直交する方向の切断刃81を上下動自在
に設けたものである。そしてこの切断刃81は、製品を
押し出すロッド80と共動するようにしたものであっ
て、ロッド80により射出成形装置100からメモリー
カード用ケース210を取り出すに際して、切断刃81
によってメモリーカード用ケース210とそのランナー
部分220とを切り離すようにしたものである。
【0053】従って、この請求項12の射出成形装置1
00によれば、工程の無駄なくケース210を成形する
ことができるのである。勿論、この請求項12の射出成
形装置100は、上記請求項8〜請求項11のいずれか
に記載の射出成形装置100に関連するものであるか
ら、完全な超薄肉部分202を有するケース210を確
実に製造することができることは言うまでもない。
【0054】そして、請求項13に係る発明の採った手
段は、上記請求項8〜請求項12のいずれかに係る射出
成形装置100について、「射出成形装置100は、そ
の全体が真空タンク90内に収納されること」である。
【0055】射出成形装置100を真空タンク90内に
配置すれば、各キャビティ30内への外気の浸入が阻止
されるから、キャビティ30内のガス抜きベント40に
よるガス抜きは、当然のことながら確実になされる。従
って、この請求項13の射出成形装置100によれば、
完全な超薄肉部分202を有するケース210を確実に
製造することができるのである。
【0056】
【発明の実施の形態】次に、上記のように構成した各請
求項の発明を、図面に示した実施の形態に基づいて説明
するが、実施形態として示した射出成形装置100は、
請求項1〜請求項7までの射出成形方法を具体化するも
のであるから、以下では、この射出成形装置100を中
心に説明することとする。
【0057】図1には、本発明に係る射出成形装置10
0によって射出成形されたケース210を使用して、非
常に小さく薄いものとして構成したメモリーカード20
0と、このメモリーカード200が差し込まれる音楽等
のオーディオ装置300が示してある。この図1に示し
たオーディオ装置300は、差し込まれたメモリーカー
ド200から、その中に記録されているオーディオデー
タを読みとり、これをイヤホーン等で聞くようにした装
置である。このようなオーディオ装置300において使
用されるメモリーカード200は、ICカード、スティ
ックメモリーカード、あるいはスマートカード等と呼ば
れている一種の記録媒体であって、中に超小型のICチ
ップ(電子部品)を組み込んだものである。
【0058】このメモリーカード200は、図2及び図
3に示した2種類のケース210を張り合わせて形成さ
れるものであり、その一部または全体には、図2及び図
3中に「点」で示した超薄肉部分202が形成されるも
のである。本実施形態における超薄肉部分202の具体
的厚さは、0.15mm〜0.25mmである。この超
薄肉部分202には、電子部品が搭載されるのであり、
搭載した電子部品と外部との接続は、一方のケース21
0に形成してあるくし歯部201からなされるようにな
っている。各ケース210の形態は、例えば図4に示し
たもののようにすることもあるが、以下の実施形態の説
明では、図2及び図3に示した形態のものを中心とす
る。
【0059】さて、図5及び図6には、本発明に係る射
出成形装置100の断面が示してあり、この射出成形装
置100では、上方部分約1/4が上型10であり、そ
の下方部分の下型20との境界が、水平方向のパーティ
ングラインPLとなっている。溶融樹脂が注入されるゲ
ート31は、図示上端の中央にあり、このゲート31の
垂直方向の軸心とパーティングラインPLとの交差部分
の両側に、特に図6に示したように、2つのキャビティ
30が形成してある。
【0060】この射出成形装置100全体は、図6の一
点鎖線にて示した真空タンク90内に挿入されるもので
あり、この真空タンク90内は、図示しない真空ポンプ
等によって、一定の負圧にされることになる。このよう
に、射出成形装置100を真空タンク90内に配置する
ことによって、各キャビティ30内への外気の浸入が阻
止されるから、後述するキャビティ30内のガス抜きベ
ント40によるガス抜きは、確実になされて、完全な超
薄肉部分202を有するケース210を確実に製造する
ことができることになるのである。
【0061】また、この射出成形装置100は、その大
部分の構成として、従来から一般的になっている射出成
形装置の構造を採用しているものではあるが、ケース2
10およびその超薄肉部分202を確実に成形すること
ができるようにするために、図11及び図12に示すよ
うな、吸引室41を有したガス抜きベント40を使用し
ているものである。
【0062】このガス抜きベント40は、その一面をキ
ャビティ30内に露出させるとともに、その周囲を上型
10または下型20の基部によって包み込んで、このガ
ス抜きベント40の略中心に一つの吸引室41を形成し
たものである。そして、この吸引室41に、図7及び図
8に示したガス抜き回路50を接続するようしたもので
ある。このガス抜きベント40の表面には、空気やガス
を吸引室41内に通すための小さな「吸引孔」が多数開
口しており、これらの吸引孔は、空気やガスよりも粘性
の高い溶融樹脂を通さないものである。勿論、キャビテ
ィ30内に露出されるガス抜きベント40の面は、超薄
肉部分202の形状・大きさに応じて変更されるもので
あるが、可能であれば、図2及び図3に示したケース2
10の全体に位置するようにしてもよい。
【0063】このガス抜きベント40は、例えば金属の
細かな粉体を押し固めて焼成される所謂「燒結金属」に
よって形成したものであり、その内部には、三次元網目
構造の通気路が形成されているものである。つまり、こ
のガス抜きベント40の表面には、空気やガスを吸引室
41内に通すための小さな「吸引孔」が多数開口してい
るものであるが、この吸引孔は、空気やガスよりも粘性
の高い溶融樹脂を通さないものとなっており、結果とし
て、このガス抜きベント40は、溶融樹脂の、キャビテ
ィ30内の全ての箇所への流動を可能にするものであ
る。
【0064】このガス抜きベント40は、キャビティ3
0内の、ケース210に超薄肉部分202を形成しなけ
ればならないという重要な部分に、その一面を露出させ
ておかれるものである。そして、このガス抜きベント4
0の反対面には、ガス抜き回路50に連通して開口して
いる吸引室41が、図11及び図12に示したように、
形成してある。このガス抜きベント40は、その吸引室
41からガス抜き回路50を通してガス抜きを行う際
に、そのキャビティ30内での露出面全体が、キャビテ
ィ30内の空気やガス抜きを行うのである。つまり、こ
のガス抜きベント40は、キャビティ30の超薄肉部分
202に該当する部分から、当該キャビティ30内に残
留している空気、あるいはゲート31から送り込まれて
くる溶融樹脂から生ずるガス等の気体を、吸引室41に
まとめてガス抜き回路50側に送り込むことができるの
であり、キャビティ30の超薄肉部分202に該当する
部分が非常に薄いものであっても、ここへの溶融樹脂の
流れを確実に生じさせることができるのである。
【0065】また、この射出成形装置100では、図1
1及び図12に示したように、そのパーティングライン
PL面にキャビティ30を取り囲む溝合わせ部60が形
成してあり、この溝合わせ部60に真空グリス等の気密
維持部材61を塗布するか、あるいはシリコンパッキン
グまたはゴムパッキング等の気密維持部材61を嵌合し
て、キャビティ30と外部とを遮断するようにしてあ
る。
【0066】さらに、この射出成形装置100では、図
7に示したように、ガス抜き回路50を、キャビティ3
0外にも連通させてある。これにより、この射出成形装
置100では、外部からの空気等のガスがキャビティ3
0内に流入しないようにしたものであり、ガス抜きベン
ト40からのガス抜きをより一層確実に行えるようにし
たものである。
【0067】また、この射出成形装置100では、キャ
ビティ30の直前に樹脂圧力を検知する圧力センサー7
0が配置してあり、この圧力センサー70からの信号に
よって、ゲート31からのキャビティ30内への樹脂注
入時期を制御するようにしてある。つまり、この圧力セ
ンサー70は、図示しないスプレッダー等の溶融樹脂供
給装置の駆動を制御するものであり、例えばキャビティ
30内の圧力を受けて下動するロッドの下端に圧力スイ
ッチ等を設けたものである。
【0068】すなわち、この射出成形装置100では、
図6に示すように、ゲート31からの溶融樹脂の圧力を
検知するための圧力センサー70を、各キャビティ30
の略直前に配置して、この圧力センサー70からの信号
によって樹脂の注入時期の調整を行うようにしたのであ
る。これにより、非常に小さな空間であるキャビティ3
0内への溶融樹脂の充填を効果的に行うことができるの
であり、材料の無駄な使用を防止することができるので
ある。
【0069】さらに、この射出成形装置100は、図6
に示したように、メモリーカード用ケース210とこれ
に連なるランナー部分220の先端との間に、製品を押
し出すロッド80と共動する切断刃81を設けたもので
あり、当該射出成形装置100からメモリーカード用ケ
ース210を取り出すに際して、切断刃81によってメ
モリーカード用ケース210とそのランナー部分220
とを切り離すものである。
【0070】すなわち、この射出成形装置100では、
そのメモリーカード用ケース210とこれに連なるラン
ナー部分220の先端との間に、図6に示すように、キ
ャビティ30と直交する方向の切断刃81を上下動自在
に設けたものである。そしてこの切断刃81は、製品を
押し出すロッド80と共動するようにしたものであっ
て、ロッド80により射出成形装置100からメモリー
カード用ケース210を取り出すに際して、切断刃81
によってメモリーカード用ケース210とそのランナー
部分220とを切り離すようにしたものである。
【0071】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明においては、
上記実施形態にて示した通りの構成を有するものであ
り、これにより、肉厚が0.7mm以下である超薄肉部
分202を有するメモリーカード200を構成するため
のケース210を確実に製造することができて、なおか
つ、その超薄肉部分202を全く残留応力も損傷もない
ものとして成形することのできる射出成形方法及び射出
成形装置を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法または射出成形装置によって
形成されるケースを使用して構成したメモリーカードの
使用状態を示す斜視図である。
【図2】メモリーカードを構成する一方のケースの拡大
平面図である。
【図3】メモリーカードを構成する他方のケースの拡大
平面図である。
【図4】メモリーカードを構成するケースの他の実施例
を示す拡大平面図である。
【図5】本発明に係る射出成形装置の縦断面図である。
【図6】図5に示した射出成形装置の中央からみた縦断
面図である。
【図7】同射出成形装置を構成している下型の平面図で
ある。
【図8】図7に示したキャビティ、及びその周囲を拡大
して示した平面図である。
【図9】図8に対応するキャビティの上型側の部分底面
図である。
【図10】図8及び図9中の1−1線に沿って見た部分
縦断面図である。
【図11】図10中の2−2線に沿って見たガス抜きベ
ントの拡大断面図である。
【図12】図11中の3−3線に沿って見たガス抜きベ
ントの断面図である。
【符号の説明】
100 射出成形装置 10 上型 20 下型 30 キャビティ 31 ゲート 40 ガス抜きベント 41 吸引室 50 ガス抜き回路 60 溝合わせ部 61 気密維持部材 70 圧力センサー 80 押し出しロッド 81 切断刃 90 真空タンク 200 メモリーカード 201 くし歯部 202 超薄肉部分 203 凹部 210 ケース 220 ランナー部分 300 オーディオ装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICチップ等の超小型電子部品を外部の湿
    気等から保護して搭載するための超薄肉部分を、合成樹
    脂を材料として他の部分と一体成形されるメモリーカー
    ド用ケースを射出成形するにあたって、 射出成形装置によって形成されるキャビティの、前記ケ
    ースの超薄肉部分に対応する部分に、略中央にガス抜き
    回路に連通する吸引室を有し、三次元網目構造を有した
    ガス抜きベントの一面を露出させて、 前記キャビティ内に合成樹脂を射出するに際して、前記
    ガス抜きベントの吸引室を通して前記キャビティ内の残
    留エアや発生ガスを抜き取るようにしたことを特徴とす
    る超薄肉部分を有するメモリーカード用ケースの射出成
    形方法。
  2. 【請求項2】前記キャビティを取り囲む溝合わせ部を、
    前記射出成形装置のパーティングライン面に形成して、
    この溝合わせ部にて気密状態を維持するようにすること
    により、前記キャビティと外部とを遮断するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の超薄肉部分を有する
    メモリーカード用ケースの射出成形方法。
  3. 【請求項3】前記ガス抜き回路を、前記キャビティ外に
    も連通させるようにしたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の超薄肉部分を有するメモリーカード
    用ケースの射出成形方法。
  4. 【請求項4】前記キャビティ内への樹脂注入を、当該キ
    ャビティ直前の部分における樹脂圧力によって制御する
    ようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れかに記載の超薄肉部分を有するメモリーカード用ケー
    スの射出成形方法。
  5. 【請求項5】前記射出成形装置から前記メモリーカード
    用ケースを取り出すに際して、前記メモリーカード用ケ
    ースとそのランナー部分とを切り離すようにしたことを
    特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の超薄
    肉部分を有するメモリーカード用ケースの射出成形方
    法。
  6. 【請求項6】前記メモリーカード用ケースの、前記ラン
    ナー部分の先端が位置する箇所に、当該ランナー部分と
    の切り離しを確実にするための凹部を形成しておくよう
    にしたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか
    に記載の超薄肉部分を有するメモリーカード用ケースの
    射出成形方法。
  7. 【請求項7】前記射出成形装置の全体を真空タンク内に
    収納しておいて、その成形作業を行うようにしたことを
    特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の超薄
    肉部分を有するメモリーカード用ケースの射出成形方
    法。
  8. 【請求項8】ICチップ等の超小型電子部品を外部の湿
    気等から保護して搭載するための超薄肉部分を、他の部
    分と一体的に成形される合成樹脂を材料としたメモリー
    カード用ケースを射出成形するための射出成形装置であ
    って、 これによって形成されるキャビティの、前記ケースの超
    薄肉部分に対応する部分に、三次元網目構造を有したガ
    ス抜きベントの一面を露出させるとともに、このガス抜
    きベントの略中央にガス抜き回路に連通する吸引室を形
    成し、 前記キャビティ内に合成樹脂を射出するに際して、前記
    ガス抜きベントの吸引室を通して前記キャビティ内の残
    留エアや発生ガスを抜き取り得るようにしたことを特徴
    とする超薄肉部分を有するメモリーカード用ケースの射
    出成形装置。
  9. 【請求項9】前記射出成形装置のパーティングライン面
    に前記キャビティを取り囲む溝合わせ部を形成し、この
    溝合わせ部に真空グリス等の気密維持部材を塗布または
    嵌合して、前記キャビティと外部とを遮断するようにし
    たことを特徴とする請求項8に記載の超薄肉部分を有す
    るメモリーカード用ケースの射出成形装置。
  10. 【請求項10】前記ガス抜き回路を、前記キャビティ外
    にも連通させたことを特徴とする請求項8または請求項
    9に記載の超薄肉部分を有するメモリーカード用ケース
    の射出成形装置。
  11. 【請求項11】前記キャビティの直前に樹脂圧力を検知
    する圧力センサーを配置して、この圧力センサーからの
    信号によって、前記キャビティ内への樹脂注入時期を制
    御するようにしたことを特徴とする請求項8〜請求項1
    0のいずれかに記載の超薄肉部分を有するメモリーカー
    ド用ケースの射出成形装置。
  12. 【請求項12】前記射出成形装置の、前記メモリーカー
    ド用ケースとこれに連なるランナー部分の先端との間
    に、製品を押し出すロッドと共動する切断刃を設け、前
    記射出成形装置から前記メモリーカード用ケースを取り
    出すに際して、前記切断刃によってメモリーカード用ケ
    ースとそのランナー部分とを切り離し得るようにしたこ
    とを特徴とする請求項8〜請求項11のいずれかに記載
    の超薄肉部分を有するメモリーカード用ケースの射出成
    形装置。
  13. 【請求項13】前記射出成形装置は、その全体が真空タ
    ンク内に収納されるものであることを特徴とする請求項
    8〜請求項12のいずれかに記載の超薄肉部分を有する
    メモリーカード用ケースの射出成形装置。
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