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Original file line number | Diff line number | Diff line change |
---|---|---|
@@ -0,0 +1,221 @@ | ||
--- | ||
id: animation | ||
title: アニメーション | ||
permalink: animation-ja-JP.html | ||
prev: addons-ja-JP.html | ||
next: two-way-binding-helpers-ja-JP.html | ||
--- | ||
|
||
ReactはアニメーションのためにローレベルAPIとして `ReactTransitionGroup` アドオンコンポーネントと、基本的なCSSアニメーションとトランジションを簡単に実行するために `ReactCSSTransitionGroup` を提供しています。 | ||
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## ハイレベルAPI: `ReactCSSTransitionGroup` | ||
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`ReactCSSTransitionGroup` は `ReactTransitionGroup` に基づいており、ReactコンポーネントがDOMを作成したり、削除したりする際に、CSSのトランジションとアニメーションを行う簡単な方法です。これは、素晴らしい[ng-animate](http://www.nganimate.org/)ライブラリにインスパイアされています。 | ||
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### はじめに | ||
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`ReactCSSTransitionGroup` は `ReactTransitions` のインターフェースです。アニメーションに関心がある全てのコンポーネントをラップする単純な要素です。以下が、リストのアイテムをフェードインやフェードアウトさせる例です。 | ||
|
||
```javascript{28-30} | ||
var ReactCSSTransitionGroup = React.addons.CSSTransitionGroup; | ||
var TodoList = React.createClass({ | ||
getInitialState: function() { | ||
return {items: ['hello', 'world', 'click', 'me']}; | ||
}, | ||
handleAdd: function() { | ||
var newItems = | ||
this.state.items.concat([prompt('Enter some text')]); | ||
this.setState({items: newItems}); | ||
}, | ||
handleRemove: function(i) { | ||
var newItems = this.state.items; | ||
newItems.splice(i, 1); | ||
this.setState({items: newItems}); | ||
}, | ||
render: function() { | ||
var items = this.state.items.map(function(item, i) { | ||
return ( | ||
<div key={item} i)}> | ||
{item} | ||
</div> | ||
); | ||
}.bind(this)); | ||
return ( | ||
<div> | ||
<button Item</button> | ||
<ReactCSSTransitionGroup transitionName="example"> | ||
{items} | ||
</ReactCSSTransitionGroup> | ||
</div> | ||
); | ||
} | ||
}); | ||
``` | ||
> 注意: | ||
> もし子要素を1つだけレンダリングするとしても、 `ReactCSSTransitionGroup` の全ての子要素に提供しなければなりません。これが、Reactが、子要素が作成されているか、削除されたか、あるいはそのままであるか判断する方法です。 | ||
このコンポーネントでは、 `ReactCSSTransitionGroup` に新しいアイテムが追加された次の瞬間に、 `example-enter` CSSクラスと `example-enter-active` CSSクラスを得ます。これは、 `transitionName` propに基づく習慣です。 | ||
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||
これらのクラスはCSSアニメーションやトランジションのトリガーとして使うことができます。例えば、以下のようにして、このCSSを加え、新しいリストアイテムを加えてみましょう。 | ||
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```css | ||
.example-enter { | ||
opacity: 0.01; | ||
transition: opacity .5s ease-in; | ||
} | ||
|
||
.example-enter.example-enter-active { | ||
opacity: 1; | ||
} | ||
``` | ||
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アイテムを削除しようとしたときに、 `ReactCSSTransitionGroup` がDOMの中にそれを保持していることに気づくでしょう。縮小化されていないReactのビルドとアドオンを使っているならば、Reactがアニメーションやトランジションが起こることを予期しているという警告が出るでしょう。これは、 `ReactCSSTransitionGroup` がアニメーションが終わるまでDOM要素をページに保持し続けるからです。以下のCSSを加えてみましょう。 | ||
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```css | ||
.example-leave { | ||
opacity: 1; | ||
transition: opacity .5s ease-in; | ||
} | ||
|
||
.example-leave.example-leave-active { | ||
opacity: 0.01; | ||
} | ||
``` | ||
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||
### 最初のマウントにおけるアニメーション | ||
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`ReactCSSTransitionGroup` は `transitionAppear` というオプションのプロパティを提供します。コンポーネントの最初のマウントの際に、更なるトランジションのフェーズを加えるためです。一般的には、 `transitionAppear` が `false` である最初のマウントの際にはトランジションのフェーズはありません。 `transitionAppear` プロパティを値が `true` である状態で渡す以下の例を見てみましょう。 | ||
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```javascript{3-5} | ||
render: function() { | ||
return ( | ||
<ReactCSSTransitionGroup transitionName="example" transitionAppear={true}> | ||
<h1>Fading at Initial Mount</h1> | ||
</ReactCSSTransitionGroup> | ||
); | ||
} | ||
``` | ||
|
||
最初のマウントの間、 `ReactCSSTransitionGroup` は `example-appear` CSSクラスを得て、次の瞬間に `example-appear-active` CSSクラスを加えます。 | ||
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```css | ||
.example-appear { | ||
opacity: 0.01; | ||
transition: opacity .5s ease-in; | ||
} | ||
|
||
.example-appear.example-appear-active { | ||
opacity: 1; | ||
} | ||
``` | ||
|
||
最初のマウントの際には、 `ReactCSSTransitionGroup` の全ての子要素は `appear` しますが、 `enter` はしません。一方、存在する `ReactCSSTransitionGroup` に後から加えられた子要素は全て `enter` しますが、 `appear` はしません。 | ||
|
||
> 注意: | ||
> `transitionAppear` プロパティはバージョン `0.13` で `ReactCSSTransitionGroup` に加えられました。後方互換性を維持するために、デフォルトの値は `false` に指定されています。 | ||
### アニメーショングループを動かすためには、マウントされている必要があります | ||
|
||
子要素にトランジションを適用するためには、 `ReactCSSTransitionGroup` はすでにDOMにマウントされているか、 `transitionAppear` プロパティに `true` がセットされている必要があります。以下の例は動きません。 `ReactCSSTransitionGroup` が新しいアイテムとともにマウントされており、新しいマウントがマウントされていないからです。これと上の[はじめに](#getting-started) とで違いを比較してみてください。 | ||
|
||
```javascript{12-15} | ||
render: function() { | ||
var items = this.state.items.map(function(item, i) { | ||
return ( | ||
<div key={item} i)}> | ||
<ReactCSSTransitionGroup transitionName="example"> | ||
{item} | ||
</ReactCSSTransitionGroup> | ||
</div> | ||
); | ||
}, this); | ||
return ( | ||
<div> | ||
<button Item</button> | ||
{items} | ||
</div> | ||
); | ||
} | ||
``` | ||
|
||
### 1個か0個のアイテムをアニメーションする | ||
|
||
上の例では、 `ReactCSSTransitionGroup` にアイテムのリストをレンダリングしました。しかし、 `ReactCSSTransitionGroup` の子要素は1個や0個のアイテムになり得ます。単一の要素が作成や削除のアニメーションを可能にします。同様に、現在の要素を置き換える新しい要素をアニメーションできます。例えば、以下のように、1つの画像でカルーセルを実行できます。 | ||
|
||
```javascript{10-12} | ||
var ReactCSSTransitionGroup = React.addons.CSSTransitionGroup; | ||
var ImageCarousel = React.createClass({ | ||
propTypes: { | ||
imageSrc: React.PropTypes.string.isRequired | ||
}, | ||
render: function() { | ||
return ( | ||
<div> | ||
<ReactCSSTransitionGroup transitionName="carousel"> | ||
<img src={this.props.imageSrc} key={this.props.imageSrc} /> | ||
</ReactCSSTransitionGroup> | ||
</div> | ||
); | ||
} | ||
}); | ||
``` | ||
|
||
### アニメーションを作動させないようにする | ||
|
||
もししたいならば、 `enter` や `leave` のアニメーションを無効にすることもできます。例えば、 `enter` アニメーションは行いたいが、 `leave` のアニメーションは行いたくない場合があるでしょう。しかし、 `ReactCSSTransitionGroup` はDOMのノードが削除される前にアニメーションが終わるのを待ちます。`ReactCSSTransitionGroup` がそれらのアニメーションを無効化するために、 `transitionEnter={false}` や `transitionLeave={false}` といったプロパティを追加することができます。 | ||
|
||
> 注意: | ||
> `ReactCSSTransitionGroup` を使う際には、コンポーネントがトランジションが終わったことを検知したり、アニメーション関連でさらに複雑なロジックを実行するといったことはできません。更に細かな制御を求める場合は、トランジションをカスタムするために必要なフックを提供するローレベルの `ReactTransitionGroup` APIを使用できます。 | ||
## ローレベルAPI: `ReactTransitionGroup` | ||
|
||
`ReactTransitionGroup` はアニメーションの基盤です。 `React.addons.TransitionGroup` と同じくらい簡単に使用できます。これによって(上記の例のように)、宣言的に子要素が追加されたり削除されたりするときに、それらの上で特別なライフサイクルのフックが呼ばれます。 | ||
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### `componentWillAppear(callback)` | ||
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このメソッドは `TransitionGroup` の中で最初にマウントされるコンポーネントのために `componentDidMount()` と同時に呼ばれます。これは、 `callback` が呼ばれるまで、他のアニメーションが発生するのをブロックします。これは、 `TransitionGroup` の最初のレンダリングのときにのみ呼ばれます。 | ||
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### `componentDidAppear()` | ||
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`componentWillAppear` が呼ばれて渡される `callback` 関数の後に呼ばれます。 | ||
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### `componentWillEnter(callback)` | ||
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これは、存在する `TransitionGroup` に追加されるコンポーネントのために、 `componentDidMount()` と同時に呼ばれます。これは、 `callback` が呼ばれるまで、他のアニメーションが発生するのをブロックします。これは、 `TransitionGroup` の最初のレンダリングのときには呼ばれません。 | ||
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### `componentDidEnter()` | ||
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`componentWillEnter` が呼ばれて渡される `callback` 関数の後に呼ばれます。 | ||
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### `componentWillLeave(callback)` | ||
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これは、 `ReactTransitionGroup` から子要素が削除されたときに呼ばれます。子要素が削除されても、 `ReactTransitionGroup` は `callback` が呼ばれるまでDOMの中に子要素を保持し続けます。 | ||
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### `componentDidLeave()` | ||
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これは、 `willLeave` の `callback` が呼ばれた際に呼ばれます( `componentWillUnmount` と同時です)。 | ||
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### 異なるコンポーネントをレンダリングする | ||
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デフォルトで、 `ReactTransitionGroup` は `span` としてレンダリングされます。この動きは、 `component` プロパティによって変更できます。例えば、 `<ul>` をレンダリングしたい場合は以下のようになります。 | ||
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```javascript{1} | ||
<ReactTransitionGroup component="ul"> | ||
... | ||
</ReactTransitionGroup> | ||
``` | ||
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Reactがレンダリングできる全てのDOMコンポーネントが使用できます。しかし、 `component` はDOMコンポーネントである必要はありません。あなたが求めているどんなReactのコンポーネントにもなり得ます。あなた自身が記述したものにもです! | ||
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> 注意: | ||
> v0.12以前では、DOMのコンポーネントを使用する際には、 `component` プロパティが `React.DOM.*` を参照している必要がありました。コンポーネントが単純に `React.createElement`から渡されていたからです。これは今は文字列である必要があります。複合的なコンポーネントは複合的なものを渡す必要があります。 | ||
全ての付加的な、ユーザー定義のプロパティはレンダリングされたコンポーネントのプロパティになります。例えば、以下はCSSクラスとともに `<ul>` をレンダリングする方法です。 | ||
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```javascript{1} | ||
<ReactTransitionGroup component="ul" className="animated-list"> | ||
... | ||
</ReactTransitionGroup> | ||
``` |