公開日: 2025 年 9 月 2 日
Chrome 140 のロールアウトが開始されました。この投稿では、このリリースにおける主な機能の一部をご紹介します。Chrome 140 のリリースノート全文をご覧ください。
このリリースのハイライトは次のとおりです。
- どの要素が ToggleEventをトリガーしたかを把握します。
- contentプロパティの代替テキストで- counter()と- counters()を使用します。
- @font-faceルールで- font-variation-settings記述子のサポートを見つけます。
ToggleEvent をトリガーした要素を把握する
ToggleEvent の source 属性には、該当する場合、ToggleEvent のトリガーとなった要素が含まれます。
たとえば、ユーザーが popovertarget 属性または commandfor 属性が設定された <button> 要素をクリックしてポップオーバーを開いた場合、ポップオーバーで発生した ToggleEvent の source 属性は、呼び出し元の <button> に設定されます。
例については、source の MDN ドキュメントをご覧ください。
content プロパティの代替テキストで counter() と counters() を使用する
この機能により、content プロパティの代替テキストで counter() と counters() を使用できるようになります。これにより、アクセシビリティを向上させるためのより有意義な情報が提供されます。
font-variation-settings ディスクリプタが @font-face ルールでサポートされるようになりました
CSS では、個々の要素の font-variation-settings プロパティを使用して、フォントの太さ、幅、傾斜などの軸を調整できます。@font-face の font-variation-settings CSS 記述子を使用すると、@font-face @ 規則で同じことができます。この記述子の値は、グローバル キーワード値を除き、font-variation-settings プロパティと同じです。
@font-face {
  font-family: "OpenTypeFont";
  src: url("open_type_font.woff2") format("woff2");
  font-variation-settings:
    "wght" 400,
    "wdth" 300;
}
関連情報
ここでは、主なハイライトの一部のみを取り上げます。Chrome 140 のその他の変更については、以下のリンクをご覧ください。
- Chrome 140 のリリースノート。
- Chrome DevTools の新機能(140)をご覧ください。
- Chrome 140 の ChromeStatus.com の更新。
- Chrome のリリース カレンダー。
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Chrome 141 がリリースされたら、Chrome の新機能についてお知らせします。