デバイスログには、デバイス上のシステムとアプリで記録された情報が含まれます。これらのログは一時的に保存され、順次削除されます。
デフォルトでは、すべてのアプリはアプリで作成されたアプリログにアクセスでき、Google やデバイスのメーカーも、システム パフォーマンス、アップデート、メンテナンス、セキュリティなどの目的で必要な情報にアクセスできる場合があります。
また、アプリやサービスの中には、「すべてのデバイスログ」にアクセスできるものもあり、このより幅広いログセットを基に、デバイス メーカーやアプリ デベロッパーはデバイスやアプリの品質と信頼性を向上させています。たとえば、デバイス メーカーは、デバイスの品質と信頼性を向上できるよう、すべてのデバイスログへの継続的なアクセスを求めることがあります。
デバイスログに含まれる情報
重要: すべてのデバイスログへのアクセスは、信頼できるアプリにのみ許可してください。
デバイスログに含まれる技術情報は一般に限定されます。たとえば、デバイスにインストールされているアプリ、そのアプリを使用する状況、ユーザー ID、デバイス識別子や、アプリのアクティビティ情報などが含まれる可能性があります。
Android 13 では、アプリが、アプリのフィードバックやバグレポートなど、承認済みのユースケースに関してすべてのデバイスログにアクセスしようとすると、このより幅広いログセットへの 1 回限りのアクセスをアプリに許可するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。
メッセージが表示されたときにすべてのデバイスログへのアクセスを許可しなかった場合でも、Google やデバイス メーカー、アプリ デベロッパーは、一部のログや同様の情報にアクセスできることがあります。たとえば、デバイスの [使用状況と診断情報] の設定をオンにすると、デバイスの使用方法や動作方法について、デバイスから Google に情報が送信されます。詳しくは、使用状況と診断情報を Google と共有するをご覧ください。
詳細な技術情報
「すべてのデバイスログ」とは、システム プロセス logd で管理されているログバッファの内容全体を指します。すべてのデバイスログへのアクセスを許可しなかった場合でも、アプリは、イベントログなど、ログの一部にアクセスできることがあります。
Android デバイスでデバイスログを管理する
すべてのデバイスログへのアクセスについて、アプリのリクエストを許可または却下できます。
Android 12 以降
アプリがすべてのデバイスログへのアクセスをリクエストした場合に、アクセス リクエストを承認または拒否できます。
- すべてのデバイスログへのアクセスを承認する場合は、[1 回限りのアクセスを許可] をタップします。
- すべてのデバイスログへのアクセスを承認しない場合は、[許可しない] をタップします。